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初雪2026はいつ?東京の平年は1月3日。47都道府県の初雪日と、エルニーニョの冬に初雪が遅れるのかを公式記録で確かめた
この冬は強いエルニーニョ現象が続き、気象庁は「東・西日本で暖冬の確率60%」と予想しています。では初雪も遅くなるのでしょうか。気象庁の平年値、各地の気象台が公表している初雪の記録、そして福岡管区気象台の77冬ぶんの公式記録を使って、47都道府県の初雪の目安と今冬の見通しをまとめました。
2026年9月23日時点/気象庁の平年値(1991〜2020年)・寒候期予報(9月18日発表)にもとづく
昨冬は1月2日だった
東京より約2か月早い
のは東京と大阪だけ
福岡の初雪が年明けにずれた回数
結論:2026年の初雪は「平年並みの時期」を目安にするのが妥当
以下、47都道府県の初雪の平年日と過去2冬の実績、初雪の定義と観測方法の変化、エルニーニョとの関係、今冬の予報の順に解説します。
47都道府県の初雪の平年日と、過去2冬の実績
各都道府県の気象台(県庁所在地の気象台がない埼玉は熊谷、滋賀は彦根)の初雪の平年日です。平年日は1991〜2020年の30年間の平均で、気象庁が公表している値です。右の2列は直近2冬の実際の初雪日と、平年との差です。
| 都道府県 | 地点 | 平年の初雪 | 2024-25冬 | 2025-26冬 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 札幌 | 10/28 | 10/20 8日早い | 10/23 5日早い |
| 青森 | 青森 | 11/8 | 11/7* 1日早い | 11/11 3日遅い |
| 岩手 | 盛岡 | 11/9 | 11/7* 2日早い | 11/7* 2日早い |
| 宮城 | 仙台 | 11/17 | 11/19* 2日遅い | 11/18* 1日遅い |
| 秋田 | 秋田 | 11/15 | 11/18 3日遅い | 11/18 3日遅い |
| 山形 | 山形 | 11/16 | 11/18 2日遅い | 11/18 2日遅い |
| 福島 | 福島 | 11/19 | 11/18 1日早い | 11/19 平年並 |
| 茨城 | 水戸 | 12/19 | 12/13* 6日早い | 11/19* 30日早い |
| 栃木 | 宇都宮 | 12/16 | 12/7 9日早い | 12/4 12日早い |
| 群馬 | 前橋 | 12/9 | 12/8* 1日早い | 12/14* 5日遅い |
| 埼玉 | 熊谷 | 12/20 | 12/18 2日早い | 12/13 7日早い |
| 千葉 | 千葉 | 12/10(9年分の参考値) | 発表なし | 発表なし |
| 東京 | 東京 | 1/3 | 12/19 15日早い | 1/2 1日早い |
| 神奈川 | 横浜 | 12/15 | 12/19* 4日遅い | 1/2* 18日遅い |
| 新潟 | 新潟 | 11/23 | 11/19* 4日早い | 12/3* 10日遅い |
| 富山 | 富山 | 12/3 | 12/8* 5日遅い | 12/3* 平年並 |
| 石川 | 金沢 | 11/24 | 12/8* 14日遅い | 12/3* 9日遅い |
| 福井 | 福井 | 12/3 | 12/8* 5日遅い | 12/3* 平年並 |
| 山梨 | 甲府 | 12/11 | 12/14* 3日遅い | 12/3* 8日早い |
| 長野 | 長野 | 11/18 | 11/18* 平年並 | 11/18* 平年並 |
| 岐阜 | 岐阜 | 12/13 | 12/14* 1日遅い | 12/3* 10日早い |
| 静岡 | 静岡 | 1/6(30年中27年) | 2/5* 30日遅い | 12/3* 34日早い |
| 愛知 | 名古屋 | 12/18 | 1/4* 17日遅い | 12/3* 15日早い |
| 三重 | 津 | 12/24 | 1/9* 16日遅い | 12/4* 20日早い |
| 滋賀 | 彦根 | 12/10 | 12/18* 8日遅い | 12/3 7日早い |
| 京都 | 京都 | 12/11 | 12/19 8日遅い | 12/4 7日早い |
| 大阪 | 大阪 | 12/26 | 12/19 7日早い | 1/2 7日遅い |
| 兵庫 | 神戸 | 12/13 | 1/7* 25日遅い | 12/26* 13日遅い |
| 奈良 | 奈良 | 12/13 | 12/19* 6日遅い | 12/12* 1日早い |
| 和歌山 | 和歌山 | 12/18 | 12/28* 10日遅い | 12/4* 14日早い |
| 鳥取 | 鳥取 | 12/5 | 12/14* 9日遅い | 12/3* 2日早い |
| 島根 | 松江 | 12/7 | 12/7* 平年並 | 12/3* 4日早い |
| 岡山 | 岡山 | 12/10 | 12/17 7日遅い | 12/3 7日早い |
| 広島 | 広島 | 12/8 | 12/8* 平年並 | 12/3* 5日早い |
| 山口 | 山口 | 12/5(9年分の参考値) | 発表なし | 発表なし |
| 徳島 | 徳島 | 12/18 | 1/7* 20日遅い | 1/1* 14日遅い |
| 香川 | 高松 | 12/19 | 1/7* 19日遅い | 1/2* 14日遅い |
| 愛媛 | 松山 | 12/19 | 1/11* 23日遅い | 12/3* 16日早い |
| 高知 | 高知 | 12/21 | 12/19* 2日早い | 1/2* 12日遅い |
| 福岡 | 福岡 | 12/16 | 12/22 6日遅い | 12/25 9日遅い |
| 佐賀 | 佐賀 | 12/11 | 12/14 3日遅い | 12/26 15日遅い |
| 長崎 | 長崎 | 12/11 | 12/19* 8日遅い | 12/25* 14日遅い |
| 熊本 | 熊本 | 12/16 | 12/19* 3日遅い | 12/26* 10日遅い |
| 大分 | 大分 | 12/10 | 1/6* 27日遅い | 12/26* 16日遅い |
| 宮崎 | 宮崎 | 1/13(30年中21年) | 1/9* 4日早い | 観測なし* |
| 鹿児島 | 鹿児島 | 1/5(30年中28年) | 1/9* 4日遅い | 1/2* 3日早い |
| 沖縄 | 那覇 | 平年値なし(集計対象外) | — | — |
平年日を月ごとに数えると、10月が1地点(札幌)、11月が9地点、12月が32地点、1月が4地点(静岡1月6日・東京1月3日・宮崎1月13日・鹿児島1月5日)です。東京の初雪は、実は鹿児島とほぼ同じ時期です。都心は周りより気温が高く、雪雲が届いても雨で降ることが多いためです。
昨冬(2025〜26年)は12月上旬に中部・近畿・中国で相次いで初雪
2025〜26年の冬は、12月3日前後に強い寒気が入り、彦根・岡山(12月3日)、京都(12月4日)をはじめ、北陸・東海・近畿・中国の広い範囲で相次いで初雪となりました。京都は平年より7日、岡山も7日早い初雪です。反対に九州北部は12月25〜26日にまとめて初雪となり、福岡は平年より9日遅れました。東京は年明けの1月2日で、平年より1日早いだけでした。
43地点(平年値と実績がそろう地点)で数えると、平年より早かったのが21地点、遅かったのが18地点、平年と同じ日が4地点です。1冬の中でも地域によって10日以上前後にぶれるのが初雪で、平年日は「このあたりから降りうる」という目安と考えてください。
初雪とは?みぞれでも、積もらなくても初雪になる
気象庁は、初雪を「寒候年(前年8月から当年7月まで)に初めて降る雪(みぞれを含む)」と定めています。ポイントは3つです。
- みぞれでも初雪:雨と雪がまじって降る「みぞれ」を観測した日も初雪になります。
- 積もらなくても初雪:数分ちらついただけでも初雪です。地面が白くなった日は「積雪の初日」として別に記録されます。
- 観測地点は気象台の1か所:「東京の初雪」は東京都心(北の丸公園)の観測です。多摩地域や郊外で先に降っていても、都心で観測されなければ東京の初雪にはなりません。
なお、山の頂上が白くなる「初冠雪」は別の現象です。富士山の初冠雪は、ふもとの甲府地方気象台から山頂が白く見えた日として発表されてきました。
東京と大阪以外は「機械」が初雪を判定している
意外と知られていないのが、初雪を人の目で観測しているのは、いまや気象庁(東京)と大阪管区気象台の2か所だけという事実です。気象庁は「気象庁(東京)と大阪管区気象台では、雲、視程、大気現象等は目視で観測」し、「その他の気象官署では地上気象観測装置によって自動的に観測通報を行っています」と説明しています。
自動化された気象台では、感雨器が降水を検知したときに、そのときの気温と湿度から雨・みぞれ・雪を判別しています。自動化の時期は気象台ごとに異なり、たとえば熊谷と宇都宮は2019年2月、岡山・佐賀・彦根は2020年2月3日、そして札幌・仙台・新潟・名古屋・広島・福岡・鹿児島・高松の8か所は2024年3月26日に切り替わりました。
2024年に8都市の初雪の平年日が書き換わった
機械で判定するようになると、雪を観測する日数そのものが増えます。気象庁の資料では、札幌の年間の雪日数の平年値は124.4日から134.2日へ、仙台は65.6日から80.3日へ増えました。そこで気象庁は2024年3月26日から、自動化した8地点の平年値を計算し直した新しい値を使っています。その結果、初雪の平年日は1〜9日早まっています。
| 地点 | 旧平年値 | 新平年値(2024年3月26日から) | 差 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 11/1 | 10/28 | 4日早まった |
| 仙台 | 11/26 | 11/17 | 9日早まった |
| 新潟 | 11/26 | 11/23 | 3日早まった |
| 名古屋 | 12/22 | 12/18 | 4日早まった |
| 広島 | 12/13 | 12/8 | 5日早まった |
| 高松 | 12/24 | 12/19 | 5日早まった |
| 福岡 | 12/18 | 12/16 | 2日早まった |
| 鹿児島 | 1/6 | 1/5 | 1日早まった |
仙台は11月26日から11月17日へと9日も早まりました。古い資料や数年前の記事では旧平年値のままのことがあるので、平年差を確認するときは新しい値を使ってください。ほかの気象台の平年値も、目視時代のデータを自動観測相当に補正した値が使われています。
エルニーニョの冬は初雪が遅れる?福岡77冬の公式記録で検証
この冬はエルニーニョ現象が続いています。気象庁のエルニーニョ監視速報(9月9日)によると、8月の監視海域の海面水温は基準値より+3.4℃高く、8月としては1949年以降で最も高かった1997年(+3.0℃)を上回りました。冬にかけてエルニーニョ現象が続く見込みは100%です。エルニーニョの冬は日本が暖冬になりやすいことが知られていますが、初雪も遅れるのでしょうか。
福岡管区気象台は1940年以降の初雪日を公表しています。これを、気象庁が定めたエルニーニョ現象・ラニーニャ現象の発生期間と重ねて、1949〜50年から2025〜26年までの77冬を分類しました。
| 冬の種類 | 冬の数 | 初雪の平均日 | 初雪が年明けにずれた割合 |
|---|---|---|---|
| エルニーニョの冬 | 20冬 | 12月13日 | 0%(0回) |
| ラニーニャの冬 | 21冬 | 12月13日 | 14%(3回) |
| どちらでもない冬 | 36冬 | 12月18日 | 14%(5回) |
| 全体 | 77冬 | 12月15日 | 10%(8回) |
結果は予想と逆でした。エルニーニョの冬20回のうち、福岡の初雪が年明けまでずれ込んだ冬は1回もありません。平均日も12月13日で、全体の平均(12月15日)より少し早いくらいです。海面水温の差が特に大きかった強いエルニーニョの4冬(1972〜73年、1982〜83年、1997〜98年、2015〜16年)の初雪も、12月1日・12月12日・12月2日・12月17日でした。
東京についても、当サイトが気象庁の日別データから集計した1991〜2025年の35冬で比べると、エルニーニョの冬の初雪は平均12月31日ごろ、どちらでもない冬は1月5日ごろで、エルニーニョの冬に遅れる傾向は見られませんでした。
2026〜27年の冬の見通し:気象庁の寒候期予報
気象庁が9月18日に発表した寒候期予報(12月〜2月の予報)と、3か月予報(10月〜12月)の要点は次のとおりです。
| 項目 | 予報の内容 |
|---|---|
| 冬の気温 | 北日本は平年並か高い(各40%)、東・西日本は高い60%、沖縄・奄美は高い70% |
| 冬の降雪量 | 北日本日本海側は平年並か少ない(各40%)、東・西日本日本海側は少ない50% |
| 冬の降水量 | 東日本太平洋側と西日本・沖縄奄美は多い50% |
| 冬の天気 | 北・東・西日本の太平洋側は平年に比べ晴れの日が少ない |
| 10〜12月の気温 | 全国で高い50% |
読み取れるのは、日本海側は雪が少なめ、太平洋側は曇りや雨の日が多めという冬です。冬型の気圧配置が弱く、低気圧が日本の南を通りやすい冬の特徴です。関東の平野部の雪は、冬型ではなく日本の南岸を進む低気圧で降ることが多いため、太平洋側の降水が多い冬は、気温しだいで都心にも雪やみぞれが降るチャンスがあります。
まとめると、初雪そのものは平年並みの時期に来ると考え、「暖冬予報だから冬タイヤや雪への備えは後回しでいい」とは考えないことが大切です。10〜12月も気温は高めの予想なので、北日本の初雪は平年よりやや遅れる可能性はありますが、それも寒気が1回入れば平年並みに戻ります。
よくある質問
Q. 2026年の東京の初雪はいつ頃ですか?
A. 東京の初雪の平年日は1月3日です。直近2冬は2024年12月19日、2026年1月2日でした。今冬は暖冬予想ですが、エルニーニョの冬に初雪が遅れる傾向は記録上見られないため、12月下旬から1月上旬を目安にするのが妥当です。
Q. みぞれや、積もらない雪でも初雪になりますか?
A. なります。気象庁の定義では、初雪は寒候年(前年8月から当年7月)に初めて降る雪で、みぞれも含みます。積もる必要はなく、短時間ちらついただけでも初雪です。地面が白くなった日は「積雪の初日」として別に記録されます。
Q. 暖冬の年は初雪も遅くなりますか?
A. 必ずしも遅くなりません。福岡管区気象台の77冬の記録では、エルニーニョ現象が起きていた20冬で、初雪が年明けにずれ込んだ冬は一度もありませんでした。初雪は冬の平均気温ではなく、最初の寒気が入るかどうかで決まるためです。
Q. 初雪がいちばん早い都市と遅い都市はどこですか?
A. 都道府県を代表する地点では、札幌が10月28日で最も早く、宮崎が1月13日で最も遅い平年日です。宮崎は30年のうち21年しか初雪が観測されておらず、雪が降らない冬もあります。那覇は雪の平年値そのものが集計されていません。
Q. 初雪は誰がどうやって観測しているのですか?
A. 東京と大阪では職員が目視で観測しています。それ以外の気象台では、感雨器が降水を検知したときの気温と湿度から、雨・みぞれ・雪を機械が自動で判別しています。8つの気象台は2024年3月26日に自動化され、あわせて初雪の平年値が1〜9日早まりました。
Q. 初雪と初冠雪の違いは何ですか?
A. 初雪は気象台のある平地で雪やみぞれが降った日、初冠雪は山の頂上付近が雪で白く見えた日です。初冠雪の目視観測は2025〜26年の冬で終わり、2026〜27年の冬からは解析積雪深を使った山頂の積雪の情報に置き換わっています。
・気象庁「よくある質問集 雨・雪について(初雪とは何ですか?)」 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq1.html
・気象庁「過去の気象データ検索 平年値(霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日)」各地点 https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php
・気象庁「地上気象観測」(目視観測と自動観測の地点) https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/chijyou/surf.html
・気象庁大気海洋部「2020年平年値の更新について」令和6年2月9日 https://www.data.jma.go.jp/stats/mdrr/normal/2020/20240209/oshirase.pdf
・東京管区気象台「地方気象台における目視観測通報を自動化します」令和6年2月9日 https://www.data.jma.go.jp/tokyo/shosai/news/pdf/2024/20240209_kansoku_jidou.pdf
・福岡管区気象台「季節現象観測表(福岡)」 https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kansoku/kisetsu_kansoku_list.html
・気象庁「エルニーニョ現象及びラニーニャ現象の発生期間(季節単位)」 https://www.data.jma.go.jp/cpd/data/elnino/learning/faq/elnino_table.html
・気象庁「エルニーニョ監視速報(No.408)」令和8年9月9日 https://www.data.jma.go.jp/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html
・気象庁「季節予報(寒候期予報・3か月予報)」9月18日発表 https://www.jma.go.jp/bosai/season/
・各地方気象台の季節現象のページ(秋田・山形・福島・青森・宇都宮・熊谷・京都・彦根・岡山・佐賀)
※過去2冬の*付きの日付と、東京の35冬の比較は、気象庁の日別データ(天気概況)から当サイトが集計した値です。


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