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こたつはいつから出す?2026年は11月9日|47都市の目安と電気代

2026 9/23
社会・くらし
2026年9月23日
こたつの中でくつろぐ猫と「こたつはいつから出す?2026年は11月9日」の文字

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くらし

こたつはいつから出す?2026年の「こたつ開き」は11月9日、47都市の出しどきと電気代を計算した

こたつを出す日の目安として昔から言われるのが「亥の月の亥の日」です。2026年はこれが11月9日(月)にあたり、しかも旧暦10月1日と重なる珍しい年です。この記事では、国立天文台の暦で日付を確かめたうえで、気象庁の日別平年値から47都道府県の県庁所在地で「暖房が必要になる日」を計算し、伝統の11月9日がどの街で気候と合っているか、1シーズンの電気代がいくらになるかをまとめました。

2026年9月23日作成(平年値は1991〜2020年)

11月9日2026年のこたつ開き
(旧暦10月最初の亥の日)
27都市11月9日までに暖房シーズンに
入っている県庁所在地
5.58円こたつ1時間の電気代
(メーカー測定の平均値)
約3,500円東京で1日4時間使ったときの
1シーズンの電気代
目次

結論:2026年は11月9日が目安。京都・名古屋・岐阜は気候とぴったり一致

こたつを出す日には、伝統と気候の2つの目安があります。伝統の目安は「亥の月(旧暦10月)の最初の亥の日」で、2026年は11月9日(月)です。気候の目安は、エアコンのカタログが暖房の開始日に使っている「日平均気温が14℃を下回る日」で、東京は11月8日です。今年はこの2つが1日しか違いません。

同じ計算を47都道府県の県庁所在地で行うと、京都・名古屋・岐阜は暖房が必要になる日がちょうど11月9日でした。11月9日の時点で暖房シーズンに入っている街は27都市、まだ入っていない街は19都市で、那覇はこたつが要るほど寒い日が平年値では1日もありません。

この記事の答え
・2026年のこたつ開きは11月9日(月)。旧暦10月1日と最初の亥の日が同じ日に重なる
・気候で見ると札幌は10月8日、東京は11月8日、鹿児島は11月29日から。北ほど1か月早い
・電気代はこたつ1時間あたり約5.6円。1日4時間なら1シーズンで札幌約5,000円、東京約3,500円、鹿児島約2,600円

こたつ開きの「亥の日」とは?2026年はなぜ11月9日なのか

亥の月の亥の日にこたつを出すと火事にならない、という言い伝え

江戸時代には、旧暦10月を「亥の月」と呼び、その最初の亥の日にこたつや火鉢を出す習わしがありました。亥(いのしし)は五行で「水」にあたるため、この日に火を使い始めると火事にならないという言い伝えによるもので、武家は最初の亥の日、町人は2番目の亥の日にこたつを出したと伝えられています。茶道で冬用の炉を開く「炉開き」も、この亥の月・亥の日に合わせて行われてきました。

2026年は旧暦10月1日そのものが亥の日

旧暦の月は新月(朔)の日に始まり、二十四節気の「小雪」を含む月が10月になります。国立天文台の暦要項によると、2026年の小雪は11月22日、その直前の朔は11月9日16時02分です。つまり11月9日が旧暦10月1日で、干支を数えるとこの日は丁亥(ひのとい)にあたります。月の初日がそのまま亥の日になるため、2026年のこたつ開きは11月9日、町人のこたつ開きにあたる2番目の亥の日は11月21日(土)です。

こたつ開きの日は年によって1か月動く

旧暦は月の満ち欠けで決まるため、新暦に直すとこたつ開きの日は毎年変わります。同じ方法で計算すると、2022年は10月25日、2025年は11月26日で、その差は1か月ありました。2026年の11月9日は、ちょうどその真ん中にあたります。

年 旧暦10月1日 こたつ開き(初亥) 二の亥
2022年 10月25日 10月25日 11月6日
2023年 11月13日 11月13日 11月25日
2024年 11月1日 11月7日 11月19日
2025年 11月20日 11月26日 12月8日
2026年 11月9日 11月9日 11月21日
2027年 10月29日 11月4日 11月16日
2028年 11月16日 11月22日 12月4日
2029年 11月6日 11月17日 11月29日
2030年 10月27日 10月31日 11月12日

気温は毎年ほぼ同じ時期に下がるのに、こたつ開きは年によって10月下旬から11月下旬まで動きます。2025年のように11月下旬になる年は、北海道・東北ではすでに1か月以上寒い日が続いています。暦の日付を守るより、次の「気温」で決めるほうが実際の暮らしには合います。

47都市の「こたつを出す日」と「しまう日」

目安は「日平均気温14℃」を下回る日

気温の目安には、エアコンのカタログが使っている暖房期間を借りました。業界団体の日本冷凍空調工業会によると、カタログに載っている電気代の目安は、東京の気象条件で11月8日から4月16日まで暖房を使う前提で計算されています。気象庁の日別平年値で東京の日平均気温を見ると、11月8日は13.9℃で、14℃を初めて下回る日とぴったり一致します。そこで、各都市で日平均気温が秋に初めて14℃を下回る日を「こたつを出す日」、春に最後に14℃を下回る日を「しまう日」としました(詳しい根拠は暖房はいつから?47都市の開始日を平年値で計算で解説しています)。

北海道・東北は10月、九州南部は11月下旬

電気代は、次の章で説明する1時間5.58円を使い、期間中に毎日4時間使った場合の目安です。表は横にスクロールできます。

都市 こたつを出す日 しまう日 期間 電気代 こたつ開き(11/9)との差
北海道・東北
札幌 10月8日 5月21日 226日 約5,040円 32日早い
青森 10月14日 5月18日 217日 約4,840円 26日早い
盛岡 10月10日 5月14日 217日 約4,840円 30日早い
仙台 10月25日 5月2日 190日 約4,240円 15日早い
秋田 10月18日 5月9日 204日 約4,550円 22日早い
山形 10月17日 5月1日 197日 約4,400円 23日早い
福島 10月24日 4月25日 184日 約4,110円 16日早い
関東
水戸 10月30日 4月24日 177日 約3,950円 10日早い
宇都宮 10月30日 4月21日 174日 約3,880円 10日早い
前橋 11月1日 4月17日 168日 約3,750円 8日早い
熊谷(埼玉) 11月4日 4月15日 163日 約3,640円 5日早い
千葉 11月13日 4月12日 151日 約3,370円 4日遅い
東京 11月8日 4月13日 157日 約3,500円 1日早い
横浜 11月13日 4月11日 150日 約3,350円 4日遅い
北陸・甲信
新潟 10月29日 4月28日 182日 約4,060円 11日早い
富山 10月31日 4月24日 176日 約3,930円 9日早い
金沢 11月5日 4月22日 169日 約3,770円 4日早い
福井 11月1日 4月20日 171日 約3,820円 8日早い
甲府 10月31日 4月14日 166日 約3,710円 9日早い
長野 10月19日 4月30日 194日 約4,330円 21日早い
東海
岐阜 11月9日 4月12日 155日 約3,460円 11月9日と同じ
静岡 11月17日 4月7日 142日 約3,170円 8日遅い
名古屋 11月9日 4月11日 154日 約3,440円 11月9日と同じ
津 11月12日 4月13日 153日 約3,410円 3日遅い
近畿
彦根(滋賀) 11月4日 4月23日 171日 約3,820円 5日早い
京都 11月9日 4月13日 156日 約3,480円 11月9日と同じ
大阪 11月15日 4月8日 145日 約3,240円 6日遅い
神戸 11月17日 4月9日 144日 約3,210円 8日遅い
奈良 11月5日 4月14日 161日 約3,590円 4日早い
和歌山 11月15日 4月8日 145日 約3,240円 6日遅い
中国・四国
鳥取 11月4日 4月19日 167日 約3,730円 5日早い
松江 11月5日 4月19日 166日 約3,710円 4日早い
岡山 11月4日 4月14日 162日 約3,620円 5日早い
広島 11月11日 4月10日 151日 約3,370円 2日遅い
山口 11月5日 4月15日 162日 約3,620円 4日早い
徳島 11月15日 4月9日 146日 約3,260円 6日遅い
高松 11月13日 4月10日 149日 約3,330円 4日遅い
松山 11月14日 4月10日 148日 約3,300円 5日遅い
高知 11月17日 4月3日 138日 約3,080円 8日遅い
九州・沖縄
福岡 11月17日 4月6日 141日 約3,150円 8日遅い
佐賀 11月13日 4月7日 146日 約3,260円 4日遅い
長崎 11月18日 4月4日 138日 約3,080円 9日遅い
熊本 11月14日 4月3日 141日 約3,150円 5日遅い
大分 11月15日 4月9日 146日 約3,260円 6日遅い
宮崎 11月19日 3月30日 132日 約2,950円 10日遅い
鹿児島 11月29日 3月25日 117日 約2,610円 20日遅い
那覇 不要 — 0日 0円 日平均が最も低い日でも16.8℃

こたつを出す日が最も早いのは札幌の10月8日、最も遅いのは鹿児島の11月29日で、52日の差があります。しまう日は札幌が5月21日、鹿児島が3月25日で、使う期間は札幌が226日、鹿児島が117日と約2倍違います。同じ首都圏でも、内陸の熊谷は11月4日、海沿いの横浜と千葉は11月13日と9日ずれるので、住んでいる場所に近い都市で見てください。

11月9日の時点で「もう寒い」27都市・「まだ早い」19都市
・すでに暖房シーズン(27都市):北海道・東北・北関東・東京・北陸・甲信・岐阜・名古屋・京都・奈良・彦根と、山陰・岡山・山口
・まだ入っていない(19都市):千葉・横浜・静岡・津・大阪・神戸・和歌山・広島・四国4都市・九州7都市
・大阪と京都は電車で30分ほどの距離ですが、こたつを出す日は6日違います(京都11月9日・大阪11月15日)

こたつの電気代は1時間5.6円。エアコンと併用しても安くなる理由

国内シェア約8割のメーカーが測った1時間180Wh

こたつ用ヒーターで国内シェア約8割を持つメトロ電気工業は、ハロゲンヒーターのこたつ(MHU-601E、80cm角の天板)を室温20℃・厚さ約5cmの綿のふとんで5時間運転し、1時間あたりの平均消費電力量を約180Whと公表しています。電気料金の目安単価31円/kWhで計算すると1時間5.58円です。こたつのヒーターは500〜600Wの表示が多いものの、中が暖まるとサーモスタットで入り切りを繰り返すため、実際の電力は表示の3分の1ほどになります。

1日4時間使うと1日約22円、1か月(30日)で約670円です。上の表の「電気代」は、この22円に各都市のこたつ期間の日数を掛けたもので、東京は157日で約3,500円、札幌は226日で約5,000円になります。

この電気代が高くなる条件
・メーカーの測定は室温20℃・人が入っていない状態です。部屋が寒いほど、また人が出入りして布団がめくれるほど、ヒーターが入っている時間が長くなります。
・薄い掛け布団だけ、敷き布団なしで床に直接置くと、熱が床に逃げてヒーターの負担が増えます。
・温度調節を「強」にしたまま使い続けると、ヒーターが切れる時間が短くなり電気代が上がります。

部屋はエアコンで18℃、足元はこたつにする

こたつは体の下半分を直接温めるので、エアコンの設定温度を下げても寒く感じにくくなります。エアコンは設定を1℃下げるだけで年間の電気代が東京で約1,640円下がる計算です(経済産業省の省エネ性能カタログの試算を31円/kWhで換算)。ただし国土交通省の調査では、朝の居間が18℃を下回る家で総コレステロールや心電図の異常が多く見られたため、部屋そのものは18℃を下回らないようにしたうえで、足元をこたつで補うのが、電気代と健康を両立させる使い方です。

こたつを新しく買うなら:部屋の広さと人数で選ぶ

一人暮らしや2人なら75cm角の正方形、3〜4人の家族なら105×75cm前後の長方形が目安です。天板を外さずにテーブルとして1年中使える「家具調」タイプは、夏場に片づける場所がない家に向いています。下は、いずれも国内メーカー山善の定番機種です。

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電気代を左右するのは布団。掛け布団と敷き布団をセットで

メーカーの測定条件が「厚さ約5cmの綿のふとん」であるように、こたつの電気代は布団の保温力で変わります。とくに見落としやすいのが敷き布団で、フローリングに直接こたつを置くと下から熱が逃げます。狭い部屋では、布団の裾が広がらない「省スペース」タイプの掛け布団を選ぶと、布団がめくれて熱が逃げるのも防げます。

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こたつを出す前に確認したい3つの事故

NITEが再現した「布団の押し込み」「洗濯物」「コードの断線」

製品評価技術基盤機構(NITE)は、電気こたつの火災を実験で再現した映像を公開しています。取り上げられているのは次の3つで、どれも毎年くり返されている使い方の事故です。

  • 事故1布団をヒーターに押し込んで発火こたつ布団を中に押し込むと、天板の裏のヒーターユニットに触れて発火することがあります。掛け布団は外側に垂らし、中に丸め込まないでください。
  • 事故2洗濯物を中で乾かして発火こたつの中に衣類を入れて乾かすと、ヒーター部に触れて火災になることがあります。NITEは「大変危険」として、こたつの中で衣類を乾かさないよう呼びかけています。
  • 事故3コードが半断線してスパーク机の脚で踏んだり、座椅子や座布団の下敷きにしたりすると、コードの内部が切れかかった状態になります。そのまま使い続けると、スパークから火災にいたることがあります。

去年のコードは出す前に点検を

しまっていたこたつを出したら、まずコードを手でたどって、折れ癖・つぶれ・被覆の傷・プラグの焦げがないかを確かめてください。1か所でも異常があれば使わずに交換します。コードはヒーターのメーカー専用品で、差し込み口の形(2ピン・3ピン)が合うものを選ぶ必要があります。うっかり寝てしまう人は、一定時間で自動的に切れるタイマー付きのコードにすると、消し忘れと電気代の両方を防げます。

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こたつで寝てはいけない理由
こたつの中で長時間眠ると、体の下半分だけが温められて汗をかき、気づかないうちに水分が失われます。また、同じ場所が長く温まると低温やけどになることがあります。眠くなったら電源を切って布団で寝るか、タイマーを使ってください。

よくある質問

Q. 2026年のこたつ開きはいつですか?

A. 2026年11月9日(月)です。旧暦10月(亥の月)の最初の亥の日で、国立天文台の暦では11月9日が旧暦10月1日にあたり、この日が丁亥(ひのとい)の日です。2番目の亥の日は11月21日(土)です。

Q. こたつは何月から出すのが普通ですか?

A. 気象庁の平年値で日平均気温が14℃を下回る日を目安にすると、北海道・東北は10月、関東・北陸・近畿の内陸は10月末〜11月上旬、関東の海沿い・近畿の沿岸・四国・九州は11月中旬〜下旬です。東京は11月8日、大阪は11月15日、札幌は10月8日です。

Q. こたつはいつしまえばいいですか?

A. 平年値で日平均気温が14℃を下回る最後の日が目安で、東京は4月13日、大阪は4月8日、札幌は5月21日です。この日を過ぎると、日平均気温は14℃以上の日が続きます。しまう前に布団を洗うか干して、よく乾かしてから収納してください。

Q. こたつの電気代は1時間いくらですか?

A. メトロ電気工業がハロゲンヒーターのこたつで測った平均は1時間約180Whで、31円/kWhで計算すると約5.58円です。1日4時間使うと1か月で約670円、東京の1シーズン(157日)で約3,500円です。部屋が寒い場合や布団が薄い場合は高くなります。

Q. こたつとエアコンはどちらが電気代が安いですか?

A. こたつは中が暖まると保温分の電力しか使わないため、部屋全体を暖めるエアコンより1時間あたりの電気代は安くなります。ただし部屋の温度が18℃を下回ると健康への影響が指摘されているため、部屋はエアコンで18℃以上に保ち、足元をこたつで補う使い方がおすすめです。

Q. 沖縄ではこたつは必要ですか?

A. 那覇の平年値では1年で最も寒い時期でも日平均気温が16.8℃までしか下がらず、14℃を下回る日はありません。こたつを出さなくても過ごせる気候です。

出典・参考
・国立天文台 暦計算室「暦要項 令和8年(2026年)」二十四節気・朔弦望 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2026/rekiyou263.html
・気象庁「過去の気象データ検索 平年値(日ごとの値)(1991〜2020年)」各気象官署の日平均気温 https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_d.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=11&day=&view=(東京11月の例)
・一般社団法人 日本冷凍空調工業会「エアコンの省エネ(期間消費電力量の算出条件)」 https://www.jraia.or.jp/product/home_aircon/e_saving_energy.html
・メトロ電気工業「メトロのこたつ」(電気代の測定条件) https://www.kotatsu.metro-co.com/
・ITmedia NEWS「『こたつ』の電気代は1時間〇円:節電テック」(2022年12月28日) https://www.itmedia.co.jp/news/article/2212/28/1221228158/2
・製品評価技術基盤機構(NITE)「こたつ 1.布団を押し込んで発火」「2 洗濯物を乾かそうとして発火」「3.電源コードの発火」 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/01190101.html
・アイキャッチ写真:Takashi Hososhima「Kotatsu Miyako」(Wikimedia Commons、CC BY-SA 2.0、文字を加工) https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kotatsu_Miyako_(10217501584).jpg
※旧暦10月1日と亥の日は、国立天文台の朔・小雪の時刻をもとに当サイトが計算しました(2026年は外部の暦とも一致)。こたつを出す日・しまう日・期間・電気代は、気象庁の日別平年値と1時間5.58円・1日4時間の前提による当サイトの集計です。

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