ノーベル賞2026の発表はいつ?
全6賞の日程と日本時間
2026年のノーベル賞は10月5日(月)から12日(月)にかけて発表されます。トップバッターは例年どおり生理学・医学賞で、日本時間5日18時30分ごろ。2025年は坂口志文氏(生理学・医学賞)と北川進氏(化学賞)が同年ダブル受賞を果たしており、2年連続の日本人受賞となるかが焦点です。受賞ペースを自前で集計すると、21世紀の日本は20世紀の約9倍のスピードで受賞していました。
この記事でわかること
- 2026年の発表は10月5日〜12日。日本時間ではいずれも夕方18時台〜20時にあたる
- 順番は生理学・医学→物理学→化学→文学→平和→経済学で毎年固定
- 平和賞だけノルウェー(オスロ)で発表される。ほかの5賞はスウェーデン
- 日本出身の受賞者は2025年までに31人(うち4人は受賞時に外国籍)
- 当ブログの集計では、自然科学3賞の日本出身受賞者は20世紀の51年で5人、21世紀の26年で22人
ノーベル賞2026の発表日程(日本時間つき)
ノーベル財団が公表した2026年の発表スケジュールは次のとおりです。現地時間はいずれもCEST(中央ヨーロッパ夏時間)で、日本との時差は7時間。日本からは夕食どきにライブ中継を見られる時間帯です。
| 賞 | 発表日 | 現地時間 | 日本時間 |
|---|---|---|---|
| 生理学・医学賞 | 10月5日(月) | 11:30〜 | 18:30〜 |
| 物理学賞 | 10月6日(火) | 11:45〜 | 18:45〜 |
| 化学賞 | 10月7日(水) | 11:45〜 | 18:45〜 |
| 文学賞 | 10月8日(木) | 13:00〜 | 20:00〜 |
| 平和賞 | 10月9日(金) | 11:00 | 18:00 |
| 経済学賞 | 10月12日(月) | 11:45〜 | 18:45〜 |
※平和賞以外は「最も早い場合」の時刻として公表されています。選考に時間がかかると後ろにずれることがあります。平和賞のみ時刻が固定です。
2026年は10月9日(金)の平和賞のあと、土日を置いて12日(月)に経済学賞が来ます。発表が6営業日にまたがる形で、10月5日の週が「ノーベル賞ウィーク」になります。授賞式は毎年12月10日、アルフレッド・ノーベルの命日です。
なぜ平和賞だけノルウェーなのか
ノーベル賞6部門のうち、平和賞だけはノルウェーのオスロで発表・授与されます。ほかの5賞はスウェーデンのストックホルムです。
これはノーベルの遺言そのものに書かれた指定で、物理学賞・化学賞はスウェーデン王立科学アカデミー、生理学・医学賞はカロリンスカ研究所、文学賞はスウェーデン・アカデミー、そして平和賞はノルウェー国会が選ぶ5人の委員会が選考すると定められています。当時、スウェーデンとノルウェーは同君連合の関係にあり、ノーベルがなぜノルウェーを指名したのかは遺言に理由が書かれておらず、いまも確定的な説明はありません。
経済学賞は「ノーベルの遺言にない賞」
経済学賞の正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」です。1968年にスウェーデン国立銀行の創立300周年を記念して設けられ、翌1969年から授与が始まりました。ノーベルの遺産を原資とする5賞とは成り立ちが異なるため、発表も1日おいて最後になります。日本人の受賞者はまだいません。
| 賞 | 選考機関 | 発表地 |
|---|---|---|
| 生理学・医学賞 | カロリンスカ研究所 | ストックホルム |
| 物理学賞・化学賞 | スウェーデン王立科学アカデミー | ストックホルム |
| 文学賞 | スウェーデン・アカデミー | ストックホルム |
| 平和賞 | ノルウェー・ノーベル委員会 | オスロ |
| 経済学賞 | スウェーデン王立科学アカデミー | ストックホルム |
日本の受賞ペースは21世紀に9倍近くへ
2025年は坂口志文氏が生理学・医学賞(免疫応答を抑制する仕組みの発見)、北川進氏が化学賞(金属有機構造体=MOFの開発)を受賞し、2015年以来10年ぶりの同年ダブル受賞となりました。日本出身の受賞者はこれで31人です(うち4人は受賞時に外国籍でした)。
受賞のペースがどう変わったのかを、自然科学3賞(物理学・化学・生理学医学)に絞って数えました。
51年間
26年間
※当ブログの集計。日本出身者(受賞時に外国籍だった人を含む)を対象に、自然科学3賞のみを数えました。
20世紀は51年間でわずか5人(湯川秀樹・朝永振一郎・江崎玲於奈・福井謙一・利根川進)。それが21世紀に入ると26年間で22人に跳ね上がりました。年あたりに直すと0.098人から0.85人へ、約8.6倍のペースです。
ただし「連続受賞」は3回しかない
とはいえ毎年もらえるわけではありません。自然科学3賞で日本出身者が2年以上続けて受賞した期間は、2000〜2002年・2014〜2016年・2018〜2019年の3回だけです。2021年の真鍋淑郎氏のあとは2022年から2024年まで3年続けて自然科学3賞の受賞がなく、2025年の2人は4年ぶりでした。
ノーベル賞は、成果が定着し評価が固まってから授与されるのが通例です。坂口氏の制御性T細胞の発見は1995年、北川氏のMOFの論文は1997年ごろで、いずれも受賞まで約30年かかっています。つまり近年の受賞ラッシュが示しているのは1980〜90年代の日本の研究力で、現在の研究環境の評価とは切り離して考える必要があります。
よくある質問
Q. ノーベル賞2026の発表はいつですか?
A. 2026年10月5日(月)から12日(月)です。生理学・医学賞が10月5日、物理学賞が6日、化学賞が7日、文学賞が8日、平和賞が9日、経済学賞が12日の予定です。
Q. 日本時間では何時に発表されますか?
A. 現地の中央ヨーロッパ夏時間と日本の時差は7時間なので、生理学・医学賞が18時30分ごろ、物理学賞・化学賞・経済学賞が18時45分ごろ、文学賞が20時ごろ、平和賞が18時ちょうどです。平和賞以外は「最も早い場合」の時刻で、選考が長引くと後ろにずれます。
Q. どこで中継を見られますか?
A. ノーベル財団の公式サイトと公式SNSでライブ配信されます。日本のニュース番組でも速報が流れますが、受賞理由の詳しい説明は公式の記者会見でなされるため、研究内容まで知りたい場合は公式配信のほうが早いです。
Q. 2025年の日本人受賞者は誰ですか?
A. 生理学・医学賞に大阪大学の坂口志文氏、化学賞に京都大学の北川進氏が選ばれました。坂口氏は免疫応答を抑制する仕組み(制御性T細胞)の発見、北川氏は気体を自在に出し入れできる金属有機構造体(MOF)の開発が評価されました。同じ年に2人が受賞したのは2015年以来10年ぶりです。
Q. 日本人のノーベル賞受賞者は何人ですか?
A. 2025年までで日本出身の受賞者は31人です。このうち南部陽一郎氏、中村修二氏、真鍋淑郎氏、カズオ・イシグロ氏の4人は受賞時に外国籍でした。ほかに2024年には団体として日本原水爆被害者団体協議会が平和賞を受賞しています。
Q. なぜ経済学賞だけ扱いが違うのですか?
A. 経済学賞はノーベルの遺言にない賞だからです。正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」で、1968年にスウェーデン国立銀行の創立300周年を機に設立され、1969年から授与されています。原資も選考の経緯も他の5賞とは別です。


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