FX・スワップ
DMM FXのスワップはいくら?1日の受取額と付与日数を2か月分集計
DMM FXが公開しているスワップカレンダーを、2026年8月3日から9月25日まで全10通貨ペア分集計しました。米ドル/円を1Lot買っていると、受け取れるスワップは1日平均120円、年間に直すと約4.4万円です。集計すると、買いと売りの差がどのペアも毎日きっちり3円であること、付与日数は曜日ではなく祝日で決まり9月17日(木)には6日分がまとめて付いたことなど、カレンダーを眺めるだけでは気づきにくい点が見えてきました。
この記事の結論
- 2026年8月3日〜9月25日の1Lotあたりの買いスワップは、1日平均で米ドル/円119.8円・ポンド/円158.0円・豪ドル/円97.1円。取引額に対する年利は米ドル/円2.75%、メキシコペソ/円5.34%でした。
- 売りで払うスワップは、どの通貨ペアも買いで受け取る額より1Lotあたり1日ちょうど3円多い。ミニ通貨ペアは1,000通貨で1円の差なので、1万通貨に直すと10円と差が3倍以上に広がります。
- 付与日数は「持ち越した日数」ではなく受渡日のずれで決まります。9月17日(木)はシルバーウィーク分を含めて6日分、9月3日(木)は4日分が付き、その前後に「0日分」の日がありました。
- 米ドル/円の買いスワップは、8月3日の1日152円から9月25日には117円へと、2か月で約2割減りました。スワップは毎日変わる金利差の調整額で、約束された金額ではありません。
- 米ドル/円が1%(約1.6円)逆に動くと、約133日分のスワップが消えます。スワップ狙いでも、入金を厚くして為替の値動きに耐えられるようにしておくことが前提です。
DMM FXのスワップは1日いくら?10通貨ペアの実績
DMM FXのスワップカレンダーに載っている日ごとの付与額を、付与日数で割って1日あたりに直しました。金額はすべて1Lot(1万通貨)あたり、円換算です。年利は、2026年9月25日のレートで計算した1Lotの取引額に対する割合です。
| 通貨ペア | 買い(1日) | 売り(1日) | 買いの年間換算 | 取引額に対する年利 | 1%の逆行で消える日数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 米ドル/円 | +119.8円 | -122.8円 | +43,741円 | +2.75% | 133日 |
| ポンド/円 | +158.0円 | -161.0円 | +57,683円 | +2.75% | 133日 |
| 豪ドル/円 | +97.1円 | -100.1円 | +35,425円 | +3.18% | 115日 |
| ユーロ/円 | +72.7円 | -75.7円 | +26,547円 | +1.47% | 248日 |
| NZドル/円 | +40.4円 | -43.4円 | +14,737円 | +1.64% | 223日 |
| カナダドル/円 | +37.5円 | -40.5円 | +13,688円 | +1.22% | 299日 |
| トルコリラ/円 | +23.8円 | -26.8円 | +8,669円 | +27.14% | 13日 |
| メキシコペソ/円 | +13.1円 | -16.1円 | +4,771円 | +5.34% | 68日 |
| 南アランド/円 | +12.1円 | -15.1円 | +4,406円 | +4.57% | 80日 |
| スイスフラン/円 | -31.7円 | +28.7円 | -11,556円 | -0.60% | ― |
1Lotあたりの金額が大きいのはポンド/円と米ドル/円ですが、これは1Lotの取引額が大きいからでもあります。取引額に対する年利で見ると、トルコリラ/円・メキシコペソ/円・南アランド/円の高金利通貨が上位です。スイスフラン/円は買うと逆に支払いになります。
一番右の列は、その通貨ペアが1%逆に動いたときの損失が、何日分のスワップにあたるかです。米ドル/円は1%の逆行で約133日分、トルコリラ/円は年利こそ高いものの、1%動くだけで約13日分が消えます。高金利通貨は、通貨そのものが下がりやすいことと合わせて考える必要があります。
※集計期間は2026年8月3日〜9月25日の付与分(56日分)。スワップは毎日変わるため、今後の金額を保証するものではありません。
買いと売りの差は、どのペアも毎日3円
集計して気づいたのは、売りで払うスワップが、買いで受け取るスワップより常に3円多いことです。米ドル/円なら買い119.8円に対して売り-122.8円。10通貨ペアのすべてで、期間中の毎日、1日分あたりの差がちょうど3円でした(付与日数が3日分の日は9円)。
1,000通貨単位のミニ通貨ペアは、差が1,000通貨あたり1円です。1万通貨に直すと10円で、通常の通貨ペアの3倍以上になります。米ドル/円ミニを10Lot(1万通貨)買った場合の受け取りは1日116円で、通常の米ドル/円1Lotの119.8円より少し少なくなります。少額で始められる代わりに、スワップの条件は通常の通貨ペアより不利です。ミニ通貨ペアは取引応援ポイントの対象外でもあります。
付与日数は曜日ではなく「祝日」で決まる
DMM FXのスワップは、ポジションを持ち越した翌営業日に付与されます。原則として土日の分は木曜にまとめて付く(3日分)のですが、実際のカレンダーはそれほど単純ではありません。米ドル/円で、付与日数が1日分以外だった日を抜き出しました。
| 付与日 | 付与日数 | 買いスワップ(1Lot) | 理由 |
|---|---|---|---|
| 8月6日(木) | 3日分 | 429円 | 通常の木曜。土日の2日分が加わる |
| 8月7日(金) | 2日分 | 266円 | 8月11日(山の日)の影響とみられる |
| 8月11日(火) | 0日分 | 0円 | 山の日。付与なし |
| 9月3日(木) | 4日分 | 480円 | 米国の祝日(9月7日のレイバーデー)の影響とみられる |
| 9月4日(金) | 0日分 | 0円 | 前日に4日分付与済みで、この日は0 |
| 9月16日(水) | 1日分 | 110円 | 通常の1日分 |
| 9月17日(木) | 6日分 | 660円 | シルバーウィーク(9月21〜23日)の分まで前倒しで6日分 |
| 9月21〜23日 | 0日分 | 0円 | 敬老の日・国民の休日・秋分の日。3日とも付与なし |
| 9月24日(木) | 3日分 | 345円 | 通常の木曜に戻る |
DMM FXのFAQによると、付与日数はポジションを持ち越したときの受渡日の繰り延べ日数で決まります。日本やアメリカの祝日で銀行が休むと受渡日がずれ、ある日に数日分がまとめて付き、別の日は「0日分」になります。9月17日(木)の6日分は、翌週のシルバーウィーク3日分の前倒しです。
9月16日(水)に買って17日(木)に決済すれば、1晩で6日分のスワップ660円を受け取れる計算です。ただし取引にはスプレッドがかかり、米ドル/円なら1晩の値動きが7銭(約700円)逆に動くだけでスワップは消えます。付与日数が多い日を狙う取引は、値動きのリスクに見合いません。
日本の祝日そのものの値動きは祝日にFXは動く?日本の祝日136日のドル円を10年分数えたで集計しています。
スワップだけ受け取る「スワップ振替」
DMM FXでは、ポジションを決済しなくても、取引ツールのポジション照会から「スワップ振替」をすると、たまったスワップだけを受け取れます。振り替えたスワップは預託証拠金残高に入り、プラスのスワップなら出金可能額も増えます。
注意したいのは、振り替えても証拠金維持率は上がらないことです。維持率や純資産額には、スワップが付与された時点ですでに反映されているためです。維持率を上げたいなら入金が必要です。
また、スワップは受け取った時点で税金の対象になります。決済で受け取ったスワップも、スワップ振替で受け取ったスワップも、年間損益報告書の「実現損益」に含まれます。報告書の読み方はDMM FXの確定申告は?年間損益報告書の出し方と書き写す欄で解説しています。
スワップ狙いで持つなら、いくら入金するか
米ドル/円1Lotの買いを必要証拠金ちょうど(約6.4万円)で持つと、年43,741円のスワップは入金額に対して約69%になります。数字だけ見ると魅力的ですが、この入金では終値が少し下がるだけで追証が出ます。
過去10年のドル円で追証が0日だった1Lotあたり15万円の入金なら、年43,741円は入金額の約29%です。それでも、米ドル/円が1円下がれば1万円の損失で、約83日分のスワップが消えます。スワップは「為替の値動きに耐えられる入金をしたうえでの上乗せ」と考えるのが安全です。入金額別の追証の出やすさはDMM FXの追証とロスカットで集計しています。
よくある質問
Q. DMM FXのスワップポイントは1日いくらですか?
A. 2026年8月3日〜9月25日の実績では、1Lot(1万通貨)あたりの買いスワップは1日平均で米ドル/円119.8円、ポンド/円158.0円、豪ドル/円97.1円、メキシコペソ/円13.1円でした。金額は金利情勢で毎日変わります。
Q. スワップポイントはいつ付与されますか?
A. ポジションを持ち越した翌営業日に付与されます。営業日の切り替えは夏時間が6時00分、冬時間が7時00分です。土日の分は原則として木曜にまとめて付きますが、祝日によって付与日数が変わり、0日分の日や4日分・6日分の日もあります。
Q. スワップが付かない日があるのはなぜですか?
A. スワップの付与日数は、ポジションを持ち越したときの受渡日の繰り延べ日数で決まるためです。日本や海外の祝日で受渡日がずれると、ある日に数日分がまとめて付き、別の日は0日分になります。2026年は9月21日〜23日のシルバーウィークが0日分で、その分は9月17日に前倒しで付きました。
Q. 売りのスワップは買いと同じ金額ですか?
A. 同じではありません。2026年8月〜9月の集計では、どの通貨ペアでも売りで支払うスワップは買いで受け取るスワップより1Lotあたり1日3円多くなっていました。ミニ通貨ペアは1,000通貨あたり1円の差です。
Q. ポジションを決済せずにスワップだけ受け取れますか?
A. 受け取れます。取引ツールのポジション照会から「スワップ振替」を行うと、ポジションを持ったままスワップだけを預託証拠金残高に移せます。プラスのスワップなら出金可能額も増えますが、証拠金維持率は変わりません。
Q. スワップポイントに税金はかかりますか?
A. かかります。決済やスワップ振替で受け取ったスワップは、売買の損益と合わせて先物取引に係る雑所得等として20.315%の申告分離課税の対象です。年末時点で受け取っていないスワップはその年の課税対象になりません。
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出典・参考資料
- DMM FX公式:DMM FXのスワップポイント(スワップカレンダー)/サービス概要
- DMM FX よくあるご質問:スワップポイントはいつ付与されますか?/スワップポイントの付与がなかった/いつもよりスワップの付与が多かった/スワップだけ受け取れますか?/スワップ振替の反映先
- 為替レート:Yahoo Finance(2026年9月25日の各通貨ペアの値、年利換算に使用)
本記事はDMM FXの公開情報(2026年9月25日時点)にもとづく集計です。スワップポイントは各国の金利情勢などで毎日変わり、将来の金額を保証するものではありません。年利は2026年9月25日のレートで計算した取引額に対する割合で、為替の値動きによる損益は含みません。高金利通貨は値下がりのリスクが大きい点にご注意ください。
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