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中国製造業PMI、10月49.3で再び50割れ|非製造業も含む推移一覧
中国国家統計局が10月31日に発表した2026年10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.3で、前月の50.1から0.8ポイント下がり、景気の拡大・縮小の分かれ目である50を再び下回りました。非製造業の商業活動指数も49.7と50を割り込み、製造業と非製造業がそろって50割れとなっています。国家統計局が毎月公表している数字を2024年1月から1か月ずつ集め、推移と50割れの回数をまとめました。
この記事の要点
- 2026年10月の中国の製造業PMIは49.3。9月(50.1)にいったん50を上回りましたが、1か月で再び50を下回りました。
- 非製造業の商業活動指数は49.7、両方を合わせた総合PMI産出指数も49.7で、どれも50割れです。
- 2024年1月〜2026年10月の34か月で、製造業PMIが50を下回ったのは21か月。一方、非製造業は2024年に0回、2025年に1回だったのが、2026年は10か月で6回に増えています(当サイト集計)。
- 国家統計局は、10月1日からの国慶節(建国記念日)の連休前に需要が前倒しで出たことや、複雑な国際環境を下落の要因に挙げています。
- 日本から中国への輸出は9月に1兆7,300億円(前年同月比+8.6%)で、7か月連続で増えています。PMIの発表は土曜日だったため、市場の本格的な反応は11月2日(月)以降になります。
数値は中国国家統計局の発表(季節調整値)。回数の集計は当サイトによるもので、国家統計局の公式統計ではありません。
2026年10月の中国PMIの結果
中国国家統計局と中国物流購買連合会は、2026年10月31日(土)の北京時間9時30分(日本時間10時30分)に、10月の購買担当者景気指数(PMI)を発表しました。PMIは企業の購買担当者へのアンケートをもとにした指数で、50を上回ると前月より景気が拡大、下回ると縮小していることを示します。
| 指標 | 10月 | 9月 | 前月差 |
|---|---|---|---|
| 製造業PMI | 49.3 | 50.1 | ▲0.8 |
| 非製造業 商業活動指数 | 49.7 | 50.2 | ▲0.5 |
| └ 建設業 | 48.0 | 50.3 | ▲2.3 |
| └ サービス業 | 50.0 | 50.2 | ▲0.2 |
| 総合PMI産出指数 | 49.7 | 50.7 | ▲1.0 |
製造業PMIは49.3(前月比▲0.8ポイント)です。企業の規模別では、大企業が50.2と50を保った一方、中堅企業は48.4(▲1.3)、小企業は47.5(▲1.4)と、規模が小さいほど落ち込みが目立ちました。
| 製造業PMI | 10月 | 9月 | 前月差 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 49.3 | 50.1 | ▲0.8 |
| 大企業 | 50.2 | 50.6 | ▲0.4 |
| 中堅企業 | 48.4 | 49.7 | ▲1.3 |
| 小企業 | 47.5 | 48.9 | ▲1.4 |
国家統計局が挙げた下落の理由
国家統計局サービス業調査センターの霍麗慧・首席統計師は同日の解説で、製造業PMIの下落について、国慶節の連休(10月1日〜)の前に一部の需要が前倒しで出たことと、国際環境が複雑に変化していることなどの影響を受けたと説明しています。
- 業種別では、鉄道・船舶・航空宇宙設備、コンピューター・通信・電子機器は生産指数・新規受注指数とも53.0以上と好調でした。一方、繊維、非金属鉱物製品、非鉄金属の精錬・圧延加工などは、生産・新規受注とも50を下回っています。
- ハイテク製造業のPMIは51.3、設備製造業は50.6で、50を上回ったままです。消費財の業種は48.8(▲1.9)、エネルギー多消費型の業種は47.3(▲0.7)に下がりました。
- 価格の指数は、最近の非鉄金属など国際商品価格の下落を受けて低下しました。ただ、原油価格の上昇が続いているため、石油・石炭などの燃料加工や化学繊維・ゴム・プラスチック製品では、仕入れ・出荷の両方の価格指数が60.0以上の高い水準にあるとしています。
中国PMIの推移一覧(2024年1月〜2026年10月)
国家統計局が毎月発表しているPMIの見出しの数値を、2024年1月分から2026年10月分まで34か月分、各月の発表文から取り出して並べました。赤字は50を下回った月です。
| 年月 | 製造業 | 非製造業 | 総合 |
|---|---|---|---|
| 2026年10月 | 49.3 | 49.7 | 49.7 |
| 2026年9月 | 50.1 | 50.2 | 50.7 |
| 2026年8月 | 49.8 | 49.0 | 49.5 |
| 2026年7月 | 49.2 | 49.0 | 49.3 |
| 2026年6月 | 50.3 | 50.2 | 50.6 |
| 2026年5月 | 50.0 | 50.1 | 50.5 |
| 2026年4月 | 50.3 | 49.4 | 50.1 |
| 2026年3月 | 50.4 | 50.1 | 50.5 |
| 2026年2月 | 49.0 | 49.5 | 49.5 |
| 2026年1月 | 49.3 | 49.4 | 49.8 |
| 2025年12月 | 50.1 | 50.2 | 50.7 |
| 2025年11月 | 49.2 | 49.5 | 49.7 |
| 2025年10月 | 49.0 | 50.1 | 50.0 |
| 2025年9月 | 49.8 | 50.0 | 50.6 |
| 2025年8月 | 49.4 | 50.3 | 50.5 |
| 2025年7月 | 49.3 | 50.1 | 50.2 |
| 2025年6月 | 49.7 | 50.5 | 50.7 |
| 2025年5月 | 49.5 | 50.3 | 50.4 |
| 2025年4月 | 49.0 | 50.4 | 50.2 |
| 2025年3月 | 50.5 | 50.8 | 51.4 |
| 2025年2月 | 50.2 | 50.4 | 51.1 |
| 2025年1月 | 49.1 | 50.2 | 50.1 |
| 2024年12月 | 50.1 | 52.2 | 52.2 |
| 2024年11月 | 50.3 | 50.0 | 50.8 |
| 2024年10月 | 50.1 | 50.2 | 50.8 |
| 2024年9月 | 49.8 | 50.0 | 50.4 |
| 2024年8月 | 49.1 | 50.3 | 50.1 |
| 2024年7月 | 49.4 | 50.2 | 50.2 |
| 2024年6月 | 49.5 | 50.5 | 50.5 |
| 2024年5月 | 49.5 | 51.1 | 51.0 |
| 2024年4月 | 50.4 | 51.2 | 51.7 |
| 2024年3月 | 50.8 | 53.0 | 52.7 |
| 2024年2月 | 49.1 | 51.4 | 50.9 |
| 2024年1月 | 49.2 | 50.7 | 50.9 |
製造業=製造業PMI、非製造業=非製造業商業活動指数、総合=総合PMI産出指数。いずれも季節調整値。50.0ちょうどは「50割れ」に数えていません。2026年5月の製造業(50.0)、2024年9月・11月と2025年9月の非製造業(50.0)、2025年10月の総合(50.0)が該当します。

データで見る50割れの回数と連続記録
上の34か月分を年ごとに数えると、次のようになります。
| 年 | 製造業の50割れ | 非製造業の50割れ | 総合の50割れ | 製造業の平均 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年 | 7回 | 0回 | 0回 | 49.77 |
| 2025年 | 9回 | 1回 | 1回 | 49.57 |
| 2026年(10か月) | 5回 | 6回 | 5回 | 49.77 |
| 合計 | 21回 | 7回 | 6回 | ― |
製造業は「50前後の行き来」が続く
製造業PMIは34か月のうち21か月で50を下回りました。ただ、最も低い月でも49.0(2025年4月・10月、2026年2月)、最も高い月でも50.8(2024年3月)で、50を挟んだ狭い範囲を行き来しています。年平均は2024年が49.77、2025年が49.57、2026年(10月まで)が49.77です。
連続記録では、確認できた2023年10月以降で最も長いのは2025年4月〜11月の8か月連続です。2026年は1〜2月、7〜8月と2か月連続の50割れが2回あり、10月は9月の50.1から再び下回りました。
前月からの下げ幅0.8ポイントは、2024年以降では2025年4月(▲1.5)、2026年7月(▲1.1)、2025年1月(▲1.0)、2024年5月(▲0.9)に次ぐ大きさで、2025年10月・2026年1月(いずれも▲0.8)と並びます。
変わったのは非製造業
目立つのは非製造業です。非製造業の商業活動指数は、2024年は12か月すべてで50以上、2025年も50を下回ったのは11月(49.5)の1回だけでした。ところが2026年は10か月のうち6か月で50を下回っています。製造業と非製造業がそろって50を下回った月は、2025年11月、2026年1月・2月・7月・8月・10月の6回で、5回が2026年に集中しています。
過去の10月の製造業PMI
2023年10月は49.5、2024年10月は50.1、2025年10月は49.0、2026年10月は49.3でした。2024年10月を除いて10月は50を下回っており、国慶節の連休がある10月は数値がぶれやすい月です。ただし数値は季節調整済みで、連休の影響だけで説明できるとは限りません。
製造業PMIの内訳|新規受注・生産・輸出受注・価格
製造業PMIは、新規受注(ウエート30%)、生産(25%)、従業員(20%)、サプライヤーの納期(15%、逆指数)、原材料在庫(10%)の5つの指数を組み合わせて計算されます。10月の主な内訳は次のとおりです。
| 指数 | 10月 | 9月 | 差 | 中身 |
|---|---|---|---|---|
| 製造業PMI | 49.3 | 50.1 | ▲0.8 | 全体の景況感 |
| 生産 | 49.8 | 51.7 | ▲1.9 | PMIの構成項目(ウエート25%) |
| 新規受注 | 49.4 | 50.5 | ▲1.1 | 同(ウエート30%) |
| 新規輸出受注 | 48.7 | 50.0 | ▲1.3 | 海外からの注文 |
| 輸入 | 47.0 | 49.2 | ▲2.2 | 原材料・部品などの輸入 |
| 購買量 | 48.9 | 51.0 | ▲2.1 | 原材料などの購入量 |
| 主要原材料の購入価格 | 56.8 | 60.8 | ▲4.0 | 仕入れ値 |
| 出荷価格 | 51.7 | 54.0 | ▲2.3 | 売り値 |
| 受注残 | 44.1 | 46.0 | ▲1.9 | 手持ちの注文 |
| 完成品在庫 | 47.5 | 47.6 | ▲0.1 | |
| 従業員 | 48.4 | 48.4 | ±0.0 | PMIの構成項目(ウエート20%) |
| 生産・経営活動の先行き | 53.4 | 53.8 | ▲0.4 | 企業の見通し |
出典:国家統計局の10月の発表の表1・表2(季節調整値)。このほか原材料在庫は48.4(+0.2)、サプライヤーの納期は50.2(+0.1)でした。
生産(▲1.9)と新規受注(▲1.1)がそろって50を下回り、作る量も注文もそろって減った形です。海外からの注文を示す新規輸出受注は48.7で、9月の50.0から1.3ポイント下がりました。新規輸出受注は2026年4月(50.3)・6月(50.1)・8月(50.1)に50を上回りましたが、10月は再び50を割り込みました。手持ちの注文を示す受注残は44.1で、13か月の表の中では2026年2月(44.0)に次ぐ低さです。
仕入れ値の指数は高い水準から下落
主要原材料の購入価格指数は56.8で、9月の60.8から4.0ポイント下がりました。それでも50を大きく上回っており、仕入れ値の上昇自体は続いています。直近13か月では、2026年3月の63.9が最も高い値でした。
主要原材料の購入価格指数(製造業)。棒の長さは40を起点にしています。出典:国家統計局 10月の発表の表2。
非製造業PMI|建設業の新規受注は40.0
| 非製造業の指数 | 10月 | 9月 | 前月差 |
|---|---|---|---|
| 非製造業 商業活動 | 49.7 | 50.2 | ▲0.5 |
| └ 建設業 | 48.0 | 50.3 | ▲2.3 |
| └ サービス業 | 50.0 | 50.2 | ▲0.2 |
| 新規受注(非製造業) | 44.4 | 46.5 | ▲2.1 |
| └ 建設業の新規受注 | 40.0 | 45.7 | ▲5.7 |
| 投入価格 | 51.5 | 52.5 | ▲1.0 |
| 販売価格 | 49.5 | 50.3 | ▲0.8 |
| 従業員(非製造業) | 46.0 | 45.9 | +0.1 |
| 事業活動の先行き | 54.7 | 55.5 | ▲0.8 |
非製造業の商業活動指数は49.7(▲0.5)でした。内訳をみると、建設業が48.0(▲2.3)と大きく下がり、建設業の新規受注指数は40.0(▲5.7)まで落ち込んでいます。サービス業はちょうど50.0(▲0.2)です。
国家統計局の解説によると、サービス業では国慶節の連休の旅行・消費に関わる鉄道輸送、宿泊、文化・スポーツ・娯楽などの指数が上がり、水上輸送、郵便、インターネット・ソフトウエア・情報技術サービスは55.0以上と高い水準でした。一方で金融業の指数が大きく下がったことが、サービス業全体を押し下げた主な原因だとしています。統計局の発表では、資本市場サービス、保険、不動産も50を下回っています。
なお、国家統計局が10月21日に発表した7〜9月期の実質GDPは前年同期比+4.5%、1〜9月では+4.6%でした(国家統計局の発表)。業種別では建設業が7〜9月期に▲4.4%、不動産業が▲0.4%とマイナスで、PMIで建設業の弱さが目立つのと同じ傾向です。
民間のRatingDog(旧・財新)PMIの発表予定
中国のPMIには、国家統計局の「公式PMI」のほかに、民間の調査会社が出すPMIがあります。以前は「財新PMI」として知られていたもので、現在はRatingDogの名前で、S&P Globalが作成・公表しています。
| 発表 | 日時(日本時間) |
|---|---|
| 日本の製造業PMI(S&P Global) | 11月2日(月)9時30分 |
| RatingDog 中国製造業PMI | 11月2日(月)10時45分 |
| RatingDog 中国サービス業PMI | 11月4日(水)10時45分 |
S&P GlobalのPMIカレンダー(11月1日閲覧)のUTC表示(11月2日 01:45など)を日本時間に換算。
公式PMIは3,200社(製造業)・4,300社(非製造業)を対象に、業種の付加価値に応じて抽出した調査です。民間PMIとは対象や方法が違うため、同じ月でも数字や方向が食い違うことがあります。2つを並べて見ると、景気の動きをより立体的につかめます。
日本経済・円相場への波及|対中輸出は7か月連続増加
中国の景気は、日本からの輸出を通じて日本経済にも影響します。財務省の9月分の貿易統計(速報)では、日本から中国への輸出は1兆7,300億円で、前年同月比+8.6%と7か月連続で増えています。
| 月 | 対中輸出額 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 2026年9月 | 17,300億円 | +8.6% |
| 2026年8月 | 18,091億円 | +20.5% |
| 2026年7月 | 20,086億円 | +25.8% |
| 2026年6月 | 18,244億円 | +17.6% |
| 2026年5月 | 16,998億円 | +17.9% |
| 2026年4月 | 18,229億円 | +15.5% |
| 2026年3月 | 19,582億円 | +17.7% |
| 2026年2月 | 13,695億円 | ▲11.0% |
| 2026年1月 | 15,495億円 | +32.0% |
| 2025年12月 | 18,100億円 | +5.5% |
| 2025年11月 | 16,199億円 | ▲2.5% |
| 2025年10月 | 17,101億円 | +2.1% |
| 2025年9月 | 15,932億円 | +5.8% |
出典:財務省「令和8年9月分貿易統計(速報)の概要」の「貿易の推移(対中国)」。8・9月は速報値。億円未満は四捨五入。
9月の輸出全体(10兆9,723億円)に占める中国の割合は約15.8%で、米国(約17.9%)に次ぐ規模です。2025年の1年間では、対中輸出は18兆7,795億円(前年比▲0.4%)で、輸出全体の約17.0%でした(令和7年分の概要)。2026年度上半期(4〜9月)の対中輸出は10兆8,948億円で、前年同期比+17.6%です(同 上半期分)。
9月の対中輸出の中身を見ると、半導体等製造装置(+14.3%)や半導体等電子部品(+14.0%)が増えた一方、自動車は▲59.8%と大きく減りました。PMIの新規受注や新規輸出受注が50を下回る状態が続けば、中国企業の設備投資や部品の調達が鈍り、日本の対中輸出にも影響が出てくる可能性があります。ただし10月のPMIは1か月分の結果で、貿易統計に表れるかどうかは今後の数字で確かめる必要があります。
市場の反応は11月2日から
10月のPMIが発表された10月31日は土曜日で、上海・東京の株式市場は休みでした。発表前の10月30日(金)までの1か月で、上海総合指数は9月30日の3,842から3,599へ約6.3%下落しています(Yahoo Financeの終値)。人民元は10月30日時点で1元=約{CNYJPY[“2026-10-30”]:.1f}円と、9月末(約{CNYJPY[“2026-09-30”]:.1f}円)から大きくは動いていません。
中国の景気指標は、中国向けの売り上げが大きい日本企業の株価などを見るときの材料の一つになります。円相場は日米の金利差や日銀の政策の影響が大きく、PMIだけで方向が決まるものではありません。PMIを受けた実際の値動きは、週明け11月2日(月)の取引で確かめる必要があります。この記事は特定の銘柄や通貨の売買をすすめるものではありません。
中国のPMIの見方
PMIは「前月と比べて良くなったか」を聞く調査
PMIの各指数は、企業に「前月と比べて増えたか・変わらないか・減ったか」を聞き、「増えた」と答えた企業の割合に「変わらない」の半分を足した値です。全社が「変わらない」と答えると50になります。景気の水準そのものではなく、前月からの方向を示す指数なので、49台が続いても「毎月少しずつ縮んでいる」という意味になります。
- 製造業PMIは31業種・3,200社、非製造業は43業種・4,300社が調査対象です。
- 非製造業には全体を合わせた指数がないため、商業活動指数を代表値として使います。
- 総合PMI産出指数は、製造業の生産指数と非製造業の商業活動指数を、GDPに占める割合で加重平均したものです。
- 発表は通常その月の月末です。2月分は春節の連休の関係で3月にずれ込むことがあります(2026年2月分は3月4日発表)。
中国PMIのよくある質問
Q. 2026年10月の中国の製造業PMIはいくつでしたか?
A. 49.3です。国家統計局が10月31日に発表しました。9月の50.1から0.8ポイント下がり、景気の分かれ目である50を再び下回りました。非製造業の商業活動指数は49.7、総合PMI産出指数も49.7で、いずれも50を下回っています。
Q. 中国の製造業PMIはどのくらいの頻度で50を割っていますか?
A. 2024年1月〜2026年10月の34か月のうち21か月で50を下回りました(当サイト集計)。年別では2024年が7回、2025年が9回、2026年は10月までで5回です。確認できた2023年10月以降で最も長い連続記録は、2025年4月〜11月の8か月連続です。
Q. 10月に製造業PMIが下がった理由は何ですか?
A. 国家統計局の首席統計師は、10月1日からの国慶節の連休前に一部の需要が前倒しで出たことと、国際環境が複雑に変化していることなどを挙げています。生産指数が49.8、新規受注指数が49.4と、どちらも50を下回りました。
Q. 財新PMIは今もありますか?いつ発表されますか?
A. 以前「財新PMI」として知られていた民間の中国PMIは、現在RatingDogの名前でS&P Globalが公表しています。10月分の製造業PMIは11月2日(月)日本時間10時45分、サービス業PMIは11月4日(水)10時45分に発表される予定です。
Q. 中国のPMIが下がると日本にどんな影響がありますか?
A. 中国は日本にとって米国に次ぐ輸出先で、2026年9月の対中輸出は1兆7,300億円、輸出全体の約15.8%でした。中国企業の受注や生産が鈍ると、日本からの部品や製造装置の輸出に影響が出る可能性があります。ただし1か月のPMIだけで判断はできず、今後の貿易統計で確かめる必要があります。
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出典・参考資料
- 中国国家統計局:2026年10月中国采购经理指数运行情况(2026年10月31日)、霍麗慧首席統計師による解説(同日)、各月の同名の発表(2023年10月〜2026年9月分。例:2025年10月分)
- 中国国家統計局:Preliminary Accounting Results of GDP for the Third Quarter of 2026(2026年10月21日)
- 財務省:令和8年9月分貿易統計(速報)の概要、令和7年分貿易統計(速報)の概要、令和8年度上半期分貿易統計(速報)の概要
- S&P Global:PMI Calendar(2026年11月1日閲覧)
- Yahoo Finance(上海総合指数、人民元・円の終値)
PMIの推移表・50割れの回数・連続記録・前月差の順位、日本の輸出に占める割合は、上記の資料をもとに当サイトが集計・計算したものです。写真:アイキャッチ=Reb42/Wikimedia Commons(CC BY 3.0)、本文=Bruno Corpet/Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)。トリミング・文字入れ・リサイズあり。


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