国際・米中間選挙2026
米中間選挙の結果は、日本時間でいつわかる?
アメリカの中間選挙は現地時間11月3日(火)が投票日です。投票所が閉まるのは州ごとに違い、日本時間では11月4日(水)の朝8時から午後3時まで、7時間かけて順番に締め切られていきます。50州の締め切り時刻を日本時間に直した早見表と、州ごとの下院の議席数から「何時に何議席分の投票が終わるか」を当サイトで集計しました。2018年と2022年に多数派が判明するまでかかった日数も振り返ります。
この記事の結論
- 米国の夏時間は11月1日で終わるため、日本との時差は14時間(東部)になります。最初に投票所が閉まるのはインディアナ州とケンタッキー州の東部で、日本時間4日の朝8時。最後はアラスカ州の西端(アリューシャン列島の一部)で午後3時です。
- 州ごとの下院の議席数で数えると、州内すべての投票所が閉まった州の議席は10時の時点で215議席。10時30分にアーカンソー州が加わって219議席となり、過半数の218議席分の投票がここで締め切られます。11時には351議席です。
- ただし「締め切り」と「結果判明」は別です。2018年は上下両院の多数派が投票日の夜(日本時間では翌日の日中)に報じられましたが、2022年は上院が4日後、下院は8日後でした。
- 今回は下院の全435議席、上院100議席のうち35議席(特別選挙2を含む)、36州の知事が改選されます。下院は共和党218・民主党214(ほか無所属1・欠員2、米下院書記官)、上院は共和党53議席(BBC)です。
- 西部の州は締め切りが遅く郵便投票も多いため、接戦の選挙区が残ると判明が日本時間の夜や翌日以降にずれこむ可能性があります。
米中間選挙の結果は日本時間いつわかる?開票は4日朝から
アメリカの中間選挙の投票日は、現地時間の11月3日(火)です。日本は文化の日にあたりますが、時差があるため、投票所が閉まり開票が始まるのは日本時間の11月4日(水)になります。
ここで気をつけたいのが夏時間です。米国立標準技術研究所(NIST)によると、2026年の夏時間は3月8日から11月1日午前2時(現地時間)まで。投票日の2日前に終わるので、投票日の時差は夏の13時間ではなく、東部で14時間、中部15時間、山岳部16時間、太平洋岸17時間、アラスカ18時間、ハワイ19時間です。
つまり、米東部時間3日の午後7時は日本時間4日の午前9時、太平洋時間3日の午後8時は日本時間4日の午後1時です。日本では、ちょうど平日の午前から午後にかけて、東の州から順に結果が出始めることになります。
「判明」は誰が決める?
アメリカの選挙では、投票所が閉まった直後に州の公式結果が出るわけではありません。当日の夜に「〇〇氏が当選確実」と伝えるのは、AP通信や各テレビ局などの報道機関の判定(コール)です。州の選挙管理当局が結果を正式に確定(認証)するのは数週間後で、たとえばカリフォルニア州は郡の認証期限が12月3日、州務長官による認証が12月11日と定められています(カリフォルニア州務長官)。
州別の投票締め切り時刻を日本時間に換算した早見表
50州の投票締め切り時刻を、選挙の日程を州ごとにまとめているThe Green Papersの一覧(2026 Poll Closing Times)をもとに日本時間に直しました。現地時間の投票時間は、Ballotpediaの一覧(State Poll Opening and Closing Times (2026))と照らし合わせ、インディアナ州(午前6時〜午後6時)、ペンシルベニア州(午前7時〜午後8時)、ノースカロライナ州(午前6時30分〜午後7時30分)、カリフォルニア州(午前7時〜午後8時)は州の選挙管理当局の案内でも確かめています。
| 日本時間(4日) | 米東部時間(3日) | 投票所を締め切る州 | 下院の累計 |
|---|---|---|---|
| 8時 | 午後6時 | インディアナ(一部9時)、ケンタッキー(一部9時)上 | 0議席 |
| 9時 | 午後7時 | フロリダ(一部10時)上知、ジョージア上知、サウスカロライナ上知、バーモント知、バージニア上 | 48議席 |
| 9時30分 | 午後7時30分 | ノースカロライナ上、オハイオ上知、ウェストバージニア上 | 79議席 |
| 10時 | 午後8時 | コネティカット知、デラウェア上、メーン上知、メリーランド知、マサチューセッツ上知、ミシガン(一部11時)上知、ニューハンプシャー上知、ニュージャージー上、ペンシルベニア知、ロードアイランド上知、テネシー上知、アラバマ上知、イリノイ上知、カンザス(一部11時)上知、ミシシッピ上、ミズーリ、オクラホマ上知、サウスダコタ(一部11時)上知、テキサス(一部11時)上知 | 215議席 |
| 10時30分 | 午後8時30分 | アーカンソー上知 | 219議席 |
| 11時 | 午後9時 | ニューヨーク知、アイオワ上知、ルイジアナ上、ミネソタ上知、ネブラスカ上知、ウィスコンシン知、アリゾナ知、コロラド上知、ニューメキシコ上知、ワイオミング上知 | 351議席 |
| 12時 | 午後10時 | ノースダコタ(一部13時)、アイダホ(一部13時)上知、モンタナ上、オレゴン(一部13時)上知、ユタ、ネバダ知 | 361議席 |
| 13時 | 午後11時 | カリフォルニア知、ワシントン | 432議席 |
| 14時 | 午前0時 | アラスカ(一部15時)上知、ハワイ知 | 434議席 |
| 15時 | 午前1時(4日) | アラスカ州の西端(アリューシャン列島の一部) | 435議席 |
「上」は上院選、「知」は知事選がある州。時間帯をまたぐ州は、州の大部分が締め切る時刻の行に入れ、残りの地域の締め切りをかっこ内に書きました(テネシー州とネブラスカ州は州内で同時に締め切り)。「下院の累計」は、州内すべての投票所が閉まった州の議席(2020年国勢調査にもとづく配分)を足し上げた当サイトの集計です。ニューハンプシャー州とノースダコタ州は自治体などにより締め切りが前後します。首都ワシントン(下院の採決権のある議席はなし)は10時。投票所が閉まる時刻に列に並んでいる人は投票できるため、実際の締め切りは少し遅れることがあります。
注目の州は何時?
BBCが「最も注目される」と伝えた知事選の4州では、ジョージア州が9時、フロリダ州が9時(西部は10時)、ミシガン州が10時(一部11時)、カリフォルニア州が13時に締め切ります。上院の行方を左右しうるとして期日前投票が注目されたテキサス州は10時(西部は11時)です。
日本時間の何時に何議席分の投票が締め切られる?
下院の435議席は、2020年の国勢調査の人口にもとづいて州に配分されています(米国勢調査局の配分表)。カリフォルニア州52、テキサス州38、フロリダ州28、ニューヨーク州26、ペンシルベニア州とイリノイ州が各17です。この議席数を上の締め切り時刻と組み合わせると、日本時間で何時までに何議席分の投票が終わるかが見えてきます。
| 日本時間(4日) | 下院(累計) | 上院選(累計/35) | 知事選(累計/36) |
|---|---|---|---|
| 8時 | 0議席 | 0州 | 0州 |
| 9時 | 48議席 | 4州 | 3州 |
| 9時30分 | 79議席 | 7州 | 4州 |
| 10時 | 215議席 | 19州 | 16州 |
| 10時30分 | 219議席 | 20州 | 17州 |
| 11時 | 351議席 | 31州 | 30州 |
| 12時 | 361議席 | 32州 | 31州 |
| 13時 | 432議席 | 34州 | 34州 |
| 14時 | 434議席 | 34州 | 35州 |
| 15時 | 435議席 | 35州 | 36州 |
州内すべての投票所が閉まった州だけを数えた当サイトの集計。上院選はフロリダ州・オハイオ州の特別選挙を含む35州(Ballotpedia)、知事選は36州(同。全米知事協会は準州3を含めて39と数えています)。
日本時間の10時には、東部の大半の州と中部の多くの州が締め切り、州全域が閉まった州の議席は215議席で、過半数まであと3議席です。10時30分にアーカンソー州(4議席)が締め切ると219議席となり、ここで過半数の218議席を超えます。11時にはニューヨーク州やアリゾナ州、時間帯をまたぐテキサス州・ミシガン州の残りの地域などが加わって351議席になります。一方、12時以降に締め切る西部・アラスカ・ハワイの州(州内の一部地域を含む)には、あわせて84議席があります。
「218議席分の投票が締め切られた」ことは、多数派が決まったことを意味しません。どちらの党も一方的に勝っている選挙区は早く判定されますが、接戦の選挙区は開票が進むまで判定されないからです。BBCによると、BBCの米国の提携先CBSニュースは、上院で10、下院で42の「注目の選挙戦」を挙げています。多数派の行方は、この接戦区の結果しだいです。
米中間選挙2026で何が改選される?下院435・上院35・知事36
| 選挙 | 改選 | いまの勢力 | 多数派の条件 |
|---|---|---|---|
| 下院 | 全435議席(任期2年) | 共和党218、民主党214、無所属1、欠員2(下院書記官) | 218議席 |
| 上院 | 100議席のうち35議席(定期33+特別選挙2) | 共和党53、民主党45、無所属2(Ballotpedia) | 51議席(50対50なら副大統領が採決に加わる) |
| 州知事 | 36州(Ballotpedia) | 改選36州は民主・共和が各18(Ballotpedia) | ― |
BBC(10月26日更新)によると、上下両院とも共和党が多数派ですが、差はわずかです。下院の共和党は過半数ぎりぎりの218議席に加え、共和党と行動をともにする無所属議員が1人います。上院は、民主党が多数派になるには51議席が必要です。上院の特別選挙2つは、マルコ・ルビオ氏(フロリダ州)とJ・D・バンス氏(オハイオ州)が2022年に当選した6年の任期のうち、残り2年を務める議員を選ぶものです(Ballotpedia)。
世論の様子として、BBCは政治データサイトSilver Bulletinの集計を引き、トランプ大統領の支持率は2期目の始まりに50%強だったのが、10月初めには約37%、不支持は61%だったと伝えています。ただし、中間選挙の結果は州や選挙区ごとの事情にも大きく左右されます。中間選挙の位置づけはアメリカ中間選挙はなぜ重要?で詳しく整理しています。
過去の中間選挙では結果判明まで何日かかった?2018年と2022年
投票所が閉まってから多数派が判明するまでの時間は、選挙ごとに大きく違います。直近2回の中間選挙を、報道で確認できた範囲で比べました。
| 年 | 投票日(現地) | 下院の多数派 | 上院の多数派 |
|---|---|---|---|
| 2018年 | 11月6日(火) | 民主党が奪還。投票日の夜に各社が予測(日本時間では7日) | 共和党が維持。投票日の夜に予測(日本時間では7日) |
| 2022年 | 11月8日(火) | 共和党が奪還。AP通信が16日(水)午後6時32分(米東部)に218議席目を判定=8日後(日本時間17日午前8時32分) | 民主党が維持。ネバダ州の判定で12日(土)に確定=4日後 |
出典:2018年はSinclair Broadcast Group(WJLA掲載、2018年11月6日公開・7日更新)、2022年下院はRoll Call(2022年11月16日)、上院はCBS News(2022年11月13日更新)。日数は投票日からの日数で当サイトが計算。
2022年はなぜ時間がかかった?
Roll Callによると、2022年に下院の多数派が決まったのは、カリフォルニア州27区で共和党候補の勝利が判定され、共和党が218議席目を得たときでした。投票所が閉まってから1週間以上たっており、同紙は「民主党が多くの専門家の予想よりも多く勝ったことで、判定が遅れた」と伝えています。
上院は、アリゾナ州に続いて現地時間12日(土)にネバダ州で民主党現職の勝利が予測され、民主党の多数派維持が決まりました(CBS News)。ジョージア州は決選投票にもつれこみ、12月に改めて投票が行われています。
西部の州は集計に時間がかかる
カリフォルニア州は、投票日の午後8時から郡が結果の報告を始め、2時間ごとに州へ集計を送ると定めています。一方で、郵便投票は投票日までの消印があり、11月10日までに届けば数えられます(カリフォルニア州務長官)。このため、接戦の選挙区では投票日から1週間ほど票が増え続けることがあります。下院の議席が最も多い州で、締め切りも日本時間の13時と遅いことが、判明が遅れやすい理由の一つです。
米中間選挙の開票スケジュール(日本時間)
- 4日 8時最初の締め切りインディアナ州・ケンタッキー州の東部時間の地域。開票速報がここから始まります。
- 4日 9時〜10時東部の大半が締め切りジョージア、フロリダ、ノースカロライナ、オハイオ、ペンシルベニア、ミシガンなど。州全域が閉まった州の議席は10時に215議席。
- 4日 10時30分218議席分が締め切りアーカンソー州が加わり219議席に。過半数の218議席を超えます。
- 4日 11時東部・中部がすべて締め切りニューヨーク、ウィスコンシン、アリゾナなどが加わり351議席に。東京市場は前場の終盤です。
- 4日 12時〜13時西部が締め切りネバダ、ユタ、モンタナ(12時)、カリフォルニア、ワシントン(13時)。
- 4日 14時〜15時最後の締め切りハワイ、アラスカ(14時)、アラスカ西端(15時)。
- 4日夜以降接戦区の判定待ち2018年は投票日の夜に判明、2022年は上院4日後・下院8日後でした。
- 11日加州の郵便投票の到着期限現地時間10日までに届いた消印有効の郵便投票が数えられます。
- 12月4日・12日加州の結果の確定郡の認証期限は現地時間3日、州務長官の認証は11日(日本時間ではそれぞれ翌日)。
- 2027年1月3日新しい議会が始まる上院議員の任期は1月3日に始まります(Ballotpedia)。
日付は日本時間。12月の認証日と1月3日は米国の日付をもとにしています。
日本の株式市場・ドル円への影響は?
締め切りが集中する日本時間4日の午前から午後は、東京の株式市場の取引時間(午前9時〜11時30分、午後0時30分〜3時30分、日本取引所グループ)とほぼ重なります。結果をにらんだ売買が日本の取引時間中に起きる可能性があるということです。
もっとも、当サイトが1974年以降の中間選挙13回のドル円を数えた米中間選挙でドル円はどう動く?では、投票日そのものの値動きは「ほぼ平常運転」で、相場を大きく動かしたのは前後のFOMCや雇用統計、物価統計のほうでした。期日前投票の動向は米中間選挙の期日前投票はなぜ急増?にまとめています。
投資の判断について
この記事は開票の時刻と制度を説明するもので、特定の売買をすすめるものではありません。結果がどちらに転んでも、判明までの時間が長引くこと自体が相場の材料になる場合があります。
米中間選挙の結果についてよくある質問
Q. 米中間選挙の結果は日本時間で何時にわかる?
A. 投票所は日本時間11月4日の朝8時から午後3時にかけて順に閉まります。州全域が閉まった州の下院の議席は10時に215議席、10時30分に219議席となり過半数の218議席を超えます。ただし多数派の判明は接戦区しだいで、2018年は投票日の夜(日本時間では翌日)、2022年は上院が4日後、下院が8日後でした。
Q. 米中間選挙の投票日はいつ?
A. 現地時間の2026年11月3日(火)です。日本時間では3日夜から4日にかけて投票が行われ、4日の朝から開票が進みます。
Q. 時差は何時間?
A. 米国の夏時間は2026年11月1日に終わるため、投票日の時差は東部14時間、中部15時間、山岳部16時間、太平洋岸17時間、アラスカ18時間、ハワイ19時間です。
Q. 最初と最後に投票が締め切られる州は?
A. 最初はインディアナ州とケンタッキー州の東部時間の地域で、日本時間4日の8時。最後はアラスカ州の西端(アリューシャン列島の一部)で15時です。ハワイ州とアラスカ州の大部分は14時に締め切ります。
Q. 何が改選される?
A. 下院の全435議席、上院100議席のうち35議席(フロリダ州・オハイオ州の特別選挙を含む)、36州の知事です。下院は218議席、上院は51議席で多数派になります。
Q. なぜ結果がすぐに出ないことがある?
A. 当日の「当選確実」はAP通信など報道機関の判定で、接戦区は開票が進むまで判定されません。カリフォルニア州のように、投票日までの消印があれば後から届く郵便投票も数える州では、票が数日間増え続けます。
あわせて読みたい
出典・参考資料
- The Green Papers「2026 Poll Closing Times for Statewide offices and Congress」(州別の締め切り時刻、10月31日に確認)
- Ballotpedia「State Poll Opening and Closing Times (2026)」「United States Senate elections, 2026」「Gubernatorial elections, 2026」
- 州の選挙管理当局:インディアナ州、ペンシルベニア州、ノースカロライナ州、カリフォルニア州(日程と期限)
- 米国勢調査局「Table 1. Apportionment Population and Number of Representatives by State: 2020 Census」
- 米下院書記官「Office of the Clerk, U.S. House of Representatives」(党派別議席、10月31日に確認)
- 米国立標準技術研究所(NIST)「Daylight Saving Time (DST)」
- 全米知事協会(NGA)「Gubernatorial Elections」
- BBC News「What are the US midterms? A simple guide」(2026年10月26日更新)
- Roll Call「Republicans secure House majority, but it will be a narrow one」(2022年11月16日)
- CBS News「Democrats retain control of Senate with victory in Nevada」(2022年11月13日更新)
- Sinclair Broadcast Group(WJLA)「Election results: Democrats take control of House, lose key Senate seats」(2018年11月6日公開・7日更新)
- 日本取引所グループ「内国株の売買制度」
- アイキャッチ:米議会議事堂の西側正面(Architect of the Capitol/Wikimedia Commons、パブリックドメイン。トリミング・文字入れ)


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