くらし|灯油・冬の光熱費
灯油の値段2026|18リットルいくら?都道府県別と冬の灯油代
灯油の全国平均価格は、2026年9月28日の調査で18リットル2,538円(店頭)・2,721円(配達)。1年前より311円(14%)高く、2026年1〜9月の平均は2004年以降で最も高い水準です。資源エネルギー庁の週次データで47都道府県の価格と過去の推移を集計し、家計調査から「この冬の灯油代」の目安も計算しました。
この記事の結論
- 灯油18リットルの全国平均は店頭2,538円・配達2,721円(2026年9月28日調査、1リットルあたり店頭約141.0円)。1年前の2,227円より311円高くなっています。
- 都道府県別(店頭)では徳島が2,417円で最も安く、沖縄が2,940円で最も高い。配達は青森・秋田など雪国が安く、東京は3,039円と2番目に高い水準です。
- 灯油には今、ガソリンと同じ1リットルあたり50.7円の補助が出ています。18リットルに直すと約913円分で、補助がなければ単純計算でその分だけ高くなります。
- 家計調査で灯油を最も買う青森市(年約817リットル)は、今の配達価格だと年約118,900円。2023〜25年の平均支出より約27,000円多くなる計算です。
灯油の値段は今いくら?18リットル2,538円(2026年9月28日)
資源エネルギー庁は毎週月曜日に全国のガソリンスタンドの価格を調べ、水曜日に公表しています。灯油は18リットル(ポリタンク1缶)あたりの価格で、店頭で買う場合と、家まで配達してもらう場合の2種類があります。
配達は店頭より183円高く、その差が配達料にあたります。1リットルあたりでは店頭が約141.0円です。
2026年は、2月の平均が2,191円だったのに対し、3月16日に2,774円まで急上昇しました。中東情勢の悪化で原油価格が上がった時期で、灯油への補助がまだ1リットル5円だったためです。3月19日に補助が拡充されてから値上がりは止まり、4月以降はおおむね2,500円前後で推移しています。
灯油の値段を都道府県別に比較|安いのは徳島、高いのは沖縄
2026年9月28日調査の47都道府県の灯油価格(18リットル)を、店頭価格の安い順に並べました。
| 順位 | 都道府県 | 店頭 | 配達 |
|---|---|---|---|
| 1 | 徳島 | 2,417円 | 2,612円 |
| 2 | 福岡 | 2,465円 | 2,686円 |
| 3 | 山梨 | 2,473円 | 2,676円 |
| 4 | 宮城 | 2,476円 | 2,668円 |
| 5 | 埼玉 | 2,476円 | 2,704円 |
| 6 | 岩手 | 2,479円 | 2,651円 |
| 7 | 茨城 | 2,480円 | 2,662円 |
| 8 | 山形 | 2,483円 | 2,703円 |
| 9 | 岐阜 | 2,489円 | 2,699円 |
| 10 | 石川 | 2,493円 | 2,703円 |
| 11 | 香川 | 2,498円 | 2,715円 |
| 12 | 三重 | 2,499円 | 2,681円 |
| 13 | 熊本 | 2,500円 | 2,636円 |
| 14 | 秋田 | 2,503円 | 2,633円 |
| 15 | 奈良 | 2,503円 | 2,676円 |
| 16 | 和歌山 | 2,508円 | 2,686円 |
| 17 | 大阪 | 2,509円 | 2,671円 |
| 18 | 岡山 | 2,512円 | 2,734円 |
| 19 | 長野 | 2,512円 | 2,759円 |
| 20 | 愛知 | 2,513円 | 2,732円 |
| 21 | 山口 | 2,517円 | 2,715円 |
| 22 | 千葉 | 2,522円 | 2,698円 |
| 23 | 青森 | 2,525円 | 2,620円 |
| 24 | 群馬 | 2,525円 | 2,703円 |
| 25 | 兵庫 | 2,534円 | 2,800円 |
| 26 | 広島 | 2,536円 | 2,691円 |
| 27 | 滋賀 | 2,537円 | 2,706円 |
| 28 | 福島 | 2,538円 | 2,714円 |
| 29 | 佐賀 | 2,541円 | 2,679円 |
| 30 | 神奈川 | 2,546円 | 2,769円 |
| 31 | 栃木 | 2,552円 | 2,695円 |
| 32 | 富山 | 2,557円 | 2,692円 |
| 33 | 京都 | 2,561円 | 2,676円 |
| 34 | 高知 | 2,561円 | 2,683円 |
| 35 | 大分 | 2,561円 | 2,718円 |
| 36 | 愛媛 | 2,572円 | 2,774円 |
| 37 | 宮崎 | 2,574円 | 2,753円 |
| 38 | 東京 | 2,577円 | 3,039円 |
| 39 | 新潟 | 2,598円 | 2,864円 |
| 40 | 福井 | 2,616円 | 2,821円 |
| 41 | 北海道 | 2,620円 | 2,667円 |
| 42 | 鳥取 | 2,621円 | 2,789円 |
| 43 | 静岡 | 2,622円 | 2,818円 |
| 44 | 長崎 | 2,631円 | 2,836円 |
| 45 | 島根 | 2,635円 | 2,797円 |
| 46 | 鹿児島 | 2,675円 | 2,836円 |
| 47 | 沖縄 | 2,940円 | 3,119円 |
資源エネルギー庁「石油製品価格調査」週次ファイル(2026年9月30日公表)。北海道と沖縄は「北海道局」「沖縄局」の値。順位は店頭価格の安い順で、筆者が並べ替え。
- 店頭の最安・徳島と最高・沖縄の差は523円。沖縄を除くと、最安と最高(鹿児島)の差は258円です。
- 配達は雪国が安い傾向があります。配達の安い順は徳島(2,612円)、青森(2,620円)、秋田(2,633円)。灯油を大量に使う地域では配達の競争が働いていると考えられます。
- 反対に東京の配達は3,039円で、沖縄に次いで2番目に高い水準です。
灯油価格の推移|2026年は2004年以降で最も高い
同じ週次データから、店頭価格(全国平均)の年平均を計算しました。消費税込みの価格がそろう2004年4月以降で比べています。
| 年 | 店頭の年平均(18L) | 1リットルあたり |
|---|---|---|
| 2016年 | 1,155円 | 64.2円 |
| 2018年 | 1,655円 | 91.9円 |
| 2020年 | 1,489円 | 82.7円 |
| 2022年 | 2,023円 | 112.4円 |
| 2024年 | 2,109円 | 117.2円 |
| 2025年 | 2,236円 | 124.2円 |
| 2026年(1〜9月) | 2,447円 | 135.9円 |
資源エネルギー庁「石油製品価格調査」の週次データから筆者が計算。2004年3月以前は消費税抜きの価格のため比較から除外。
2026年1〜9月の平均2,447円は、2005年以降の年平均で最も高い水準です。10年前の2016年(1,155円)と比べると約2.1倍になりました。週ごとの最高値も2026年3月16日の2,774円です。
灯油に補助金はある?1リットル50.7円の支援が続く
国の「燃料油価格」の支援は、ガソリン・軽油だけでなく灯油・重油も対象です。公式サイトによると、2026年10月1日以降の支給単価は灯油・重油とも1リットルあたり50.7円で、ガソリン・軽油と同額です。
- 2026年3月18日まで:灯油・重油は1リットル5円の定額引下げでした。
- 2026年3月19日から:中東情勢を受けた「緊急的激変緩和措置」で、灯油・重油もガソリンと同額の補助に切り替わりました(2026年3月11日の説明資料)。
補助金は元売り会社に支給され、卸価格を通じて店頭価格を下げる仕組みです。支給単価50.7円を18リットルに直すと約913円。補助がなければ、単純計算で今の価格より1缶あたり900円前後高くなる計算です(実際の店頭価格への反映は店ごとに異なります)。
補助がいつまで続くかは未定
2026年10月4日時点で、公式サイトには11月以降の支給単価や終了時期は示されていません。灯油を多く使う冬場に補助がどうなるかは、今後の発表を確認する必要があります。
この冬の灯油代はいくら?家計調査で都市別に試算
総務省の家計調査(二人以上の世帯、2023〜2025年の平均)には、都市別の灯油の年間購入量と支出額があります。購入量に今の配達価格(その都市がある道県の値)を掛けて、同じ量を今の価格で買った場合の金額を計算しました。
| 都市 | 年間の購入量 | 2023〜25年の平均支出 | 今の配達価格なら |
|---|---|---|---|
| 青森市 | 817L | 92,401円 | 118,900円 |
| 札幌市 | 615L | 71,654円 | 91,100円 |
| 秋田市 | 568L | 63,003円 | 83,100円 |
| 盛岡市 | 443L | 49,532円 | 65,300円 |
| 山形市 | 354L | 39,024円 | 53,200円 |
| 長野市 | 291L | 33,570円 | 44,600円 |
| 福島市 | 278L | 31,644円 | 41,900円 |
| 富山市 | 246L | 28,558円 | 36,800円 |
総務省「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2023年〜2025年平均)」と資源エネルギー庁の2026年9月28日調査の配達価格から筆者が計算。購入量は年間の値で、冬に集中して買われる。
灯油を最も多く買う青森市は年約817リットル(18リットル缶で約45缶)。今の価格で同じ量を買うと年約118,900円になり、2023〜25年の平均支出より約27,000円多くなります。全国平均(年133リットル・15,094円)でも、今の店頭価格なら約18,800円です。
灯油代を抑えるコツ
- 店頭で買う:全国平均では配達より店頭のほうが1缶約180円安い。ポリタンクを持ち込めるなら店頭が有利です。
- まとめ買いしすぎない:灯油は高温や直射日光で劣化します。ひと冬で使い切る量を目安に、冷暗所で保管しましょう。
- 設定温度を1℃下げる:暖房の使い方を見直すと、灯油の使用量そのものを減らせます。
灯油の値段2026のよくある質問
Q. 灯油18リットルの値段は今いくらですか?
A. 資源エネルギー庁の2026年9月28日調査では、全国平均で店頭2,538円、配達2,721円です。1リットルあたりでは店頭が約141.0円です。
Q. 灯油が一番安い都道府県はどこですか?
A. 店頭価格では徳島県(2,417円)が最も安く、福岡県(2,465円)が続きます。最も高いのは沖縄県(2,940円)です。
Q. 灯油は去年より高いですか?
A. はい。2025年9月29日の店頭価格2,227円と比べて311円(約14%)高くなっています。2026年1〜9月の平均は2004年以降で最も高い水準です。
Q. 灯油に補助金は出ていますか?
A. 出ています。2026年10月1日以降、灯油には1リットルあたり50.7円の補助が元売り会社に支給され、店頭価格を抑えています。3月18日までは1リットル5円でしたが、3月19日からガソリンと同額に拡充されました。
Q. 灯油の補助金はいつまで続きますか?
A. 2026年10月4日時点で、11月以降の支給単価や終了時期は公式サイトで示されていません。冬に向けた方針の発表を確認する必要があります。
Q. 灯油の店頭と配達はどちらが安いですか?
A. 店頭のほうが安く、全国平均で18リットルあたり183円の差があります。ただし青森・秋田など雪国では配達価格も比較的安く、店頭との差が小さい地域もあります。
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出典・参考資料
- 資源エネルギー庁:石油製品価格調査 調査の結果(週次ファイル 2026年9月30日公表分)
- 燃料油価格定額引下げ措置 公式サイト:トップページ(2026年10月1日以降の支給単価)/全国平均価格のグラフ(PDF)
- 総務省統計局:家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2023年〜2025年平均)
都道府県の順位、年平均、補助の18リットル換算、都市別の灯油代の試算は、公表データをもとに筆者が計算したものです。アイキャッチ背景:tab2_dawa「Winter red (416172313).jpg」(Wikimedia Commons、CC BY 2.0)をトリミング・明るさ調整・文字入れ。


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