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新種ミズナミジカとは|1800万年前アジア最古のシカ化石を論文で解説
岐阜県瑞浪市の約1800万年前の地層から見つかったシカの化石が、新種「ミズナミジカ」(学名 Procervulus mizunami)として発表されました。瑞浪市化石博物館などのグループによる論文は、2026年10月14日にスイスの古生物学誌で公開されています。報道は「アジア最古」「欧州起源説に一石」と伝えましたが、論文は何を根拠に、どこまで言っているのでしょうか。論文の計測表から、ヨーロッパの仲間との違いを当ブログで計算し直しました。
この記事の結論
- ミズナミジカは、瑞浪層群明世(あけよ)層の約1800万年前の地層から出た1頭分の骨格(33点)にもとづく新種です。2本に枝分かれした角をもつ初期のシカ「プロケルブルス属」の仲間で、論文が比べた同属の既知の3種に続く4種目です(論文)。
- ヨーロッパ最古のシカとされる P. praelucidus も約1800万年前で、ミズナミジカはそれと並ぶ世界最古級。二股の角をもつ初期のシカがアジアで見つかったのは初めてだと論文は書いています。
- 新種とされた決め手は角座(角の土台)の短さ。論文の表から「角座の長さ÷太さ」を計算すると、ミズナミジカは約4.4、ヨーロッパの3種は6.2〜9.3でした(当ブログ計算)。
- 前脚の中手骨は後脚の中足骨の約0.72倍しかなく、ヨーロッパの P. dichotomus(0.86)より前脚が短いつくりです。体は頭胴長80〜90cm・肩高50cmと推定されています。
- ただし論文は、シカがアジアで生まれたと結論づけてはいません。「ユーラシアに素早く広がった」可能性と「大陸で消えた系統が日本に残った」可能性の両方を挙げ、どちらかを決めるには化石が足りないとしています。

新種ミズナミジカとは?発表の要点
瑞浪市化石博物館は10月30日、2019年に市内で見つかったシカの全身骨格化石を新種と認定したと発表しました。もとになった論文はSwiss Journal of Palaeontologyにオープンアクセスで公開されていて、誰でも全文を読めます。論文と報道から、基本情報を1つの表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 和名・学名 | ミズナミジカ(Procervulus mizunami)。種小名は発見地の瑞浪市にちなむ |
| 分類 | 偶蹄目シカ科プロケルブルス亜科プロケルブルス属。いまのシカ類につながる「幹グループ」の初期のシカ |
| 年代 | 前期中新世、約1800万年前 |
| 産地 | 岐阜県瑞浪市松ケ瀬町、土岐川の右岸(瑞浪層群 明世層のトガリ部層の最上部) |
| 発見 | 2019年4月、化石発掘ボランティアが発見(中日新聞) |
| 標本 | タイプ標本 MFM 18008。1頭分の頭骨・角・歯・脚など33点。瑞浪市化石博物館が所蔵 |
| 論文 | Nishioka & Ando「Oldest known skeleton of a stem cervid…」Swiss Journal of Palaeontology 145巻(2026年10月14日公開) |
| 著者 | 西岡佑一郎氏(ふじのくに地球環境史ミュージアム・瑞浪市化石博物館)、安藤佑介氏(瑞浪市化石博物館) |
| 発表 | 2026年10月30日、瑞浪市化石博物館で記者会見(岐阜新聞) |
出典:Nishioka & Ando (2026)、中日新聞・岐阜新聞(2026年10月30日)。論文は2026年5月13日受付、2026年9月1日受理。
中日新聞によると、化石は1800万年前の地層がある土岐川沿いの野外学習地で、化石発掘ボランティアが見つけました。シカではないかと最初に考えたのは、同博物館の安藤佑介学芸員でした。論文は、哺乳類化石を研究するふじのくに地球環境史ミュージアムの西岡佑一郎氏と安藤氏の共著です。発見から命名の発表まで、およそ7年かかったことになります。
論文によると、頭骨と角、上の歯は20cm四方の砂岩のかたまりの中に、頭の上側を上に向けた状態で入っていました。CTスキャンで中を調べ、3Dモデルで元の形を復元しています。報道各社の表現は「アジア最古」(NHK)、「シカ科としては世界最古級」(中日新聞)、「プロケルブルス属の中でも世界最古級」(岐阜新聞)と少しずつ違いますが、次の章で見るとおり、いずれも論文の内容と矛盾はしません。
見つかった33点の内訳を数えてみた
報道では「Y字形の角とみられるものや頭、あご、足など全身の約30%にあたる33点」(中日新聞)とされています。論文のタイプ標本の欄には、MFM 18008-1から18008-33まで枝番つきで骨が並んでいるので、部位ごとに数えました。
| 部位 | 点数 | 内訳 |
|---|---|---|
| 頭・角・歯 | 11点 | 脳頭蓋・左の前頭付属体(角)・右の前頭付属体(角)・左の頬骨・左上顎(P3〜M3)・右上顎(P2〜M3)・左上犬歯・右上犬歯・左下p2・左下m1・右下顎(m1〜m3) |
| 前脚 | 5点 | 左肩甲骨・左上腕骨・左尺骨・左橈骨・左中手骨 |
| 後脚 | 10点 | 右大腿骨・左脛骨・右脛骨・右踵骨・左距骨・右距骨・左舟状立方骨・右舟状立方骨・左中足骨・右中足骨 |
| 指の骨 | 3点 | 基節骨・末節骨(2点) |
| 胴体 | 4点 | 第6頸椎・第13胸椎・恥骨・肋骨の破片 |
| 合計 | 33点 | すべて同じ1頭のもの |
出典:Nishioka & Ando (2026) の Holotype 欄をもとに当ブログが分類・集計。指の骨(基節骨2点・末節骨1点)は前脚か後脚かが論文に書かれていないため別に数えました。
頭・角・歯が11点(33%)、前脚・後脚・指の骨が合わせて18点(55%)です。左右両方の角、上下の歯、そして脚の骨が同じ1頭からそろっているのがこの化石の強みです。論文によると、初期のシカ(幹グループ)で角を含む骨格がつながった状態で知られていたのは、これまでドイツの P. dichotomus(約1700万年前)だけでした。
なぜ「1頭分」が大事なのか
前期中新世の日本のシカのなかまの化石は、これまでばらばらの歯ばかりで、属や種まで決められませんでした(論文)。角と歯と脚が同じ個体から出たことで、角の形で属を、歯のすり減り具合で年齢を、脚の骨で体のつくりを、それぞれ確かめられるようになりました。
なぜ「1800万年前」「アジア最古」と言えるのか
化石が出たのは、瑞浪層群の明世層(厚さ130m)のうちトガリ部層(厚さ30m)のいちばん上、冷たい海の二枚貝が密集した層のすぐ下の貝殻の層です。年代は1つの方法ではなく、いくつもの測り方を重ねて決めています。
| 方法 | 年代 | 何を測ったか |
|---|---|---|
| ウラン・鉛(U-Pb)年代 | 平均17.8±0.4百万年 | 明世層最上部の凝灰岩のジルコン。個々の値は18.8〜16.6百万年 |
| ストロンチウム同位体年代 | 18.3〜17.9百万年 | 松ケ瀬のヤマノウチ部層最下部の貝化石。旧計算では18.2〜17.5百万年 |
| フィッション・トラック年代 | 15.8±1.8百万年 | 明世層最上部。誤差が大きい |
| 珪藻化石の帯 | 前期中新世の後半 | 明世層のほぼ全体が Crucidenticula sawamurae 帯にあたる |
| 寒冷化の痕跡 | 約17.8百万年前 | 化石層の直上にある冷たい海の二枚貝の層が、世界的な寒冷化 Mi1b と関係するとされる |
出典:Nishioka & Ando (2026) Geological setting(Sasao et al. 2018、Ando et al. 2020・2022・2023 などを引用)。「百万年」は Ma の訳。
ウラン・鉛年代の平均値の幅は17.4〜18.2百万年、ストロンチウム同位体の新しい計算は17.9〜18.3百万年で、どちらも約1800万年前に重なります。論文はこれらから化石の年代を「約18 Ma」としました。
ヨーロッパ最古のシカと同じくらい古い
論文の序論によると、シカ科として広く認められている最古の化石は、ヨーロッパの P. praelucidus で、こちらも約1800万年前(ヨーロッパの哺乳類化石帯 MN3)です。つまりミズナミジカはヨーロッパ最古のシカとほぼ同じ年代にあたります。報道の「世界最古級」はこの意味で、「世界最古」と言い切れるわけではありません。
アジアについては、中国山東省の山旺(シャンワン)層などから同じ時代のシカのなかまが大量に出ていますが、論文によると、それらは枝が3本以上に分かれる角や手のひら状の角をもつ「ラゴメリクス類」ばかりで、二股の角をもつプロケルブルスの仲間は見つかっていません。モンゴルの化石も同様です。そのため、二股の角をもつ初期のシカとしては、アジアで初めての記録になります。
日本のシカのなかまの化石 年代順まとめ
論文の考察部分には、日本の前期中新世(約2300万〜1600万年前)から見つかっているシカのなかまの化石がまとめられています。年代順に並べ直すと、ミズナミジカの位置づけが見えてきます。
- 約2200万〜2100万年前瑞浪層群の最下部(論文表記 Hachiya 層)シカに似た偶蹄類の後脚の化石。ミズナミジカよりやや小さく、より原始的な仲間とみられる
- 約1900万年前島根県の地層(論文表記 Koura 層)シカの特徴をもつ下の歯の破片。ミズナミジカと同じ種なら、記録は1900万年前までさかのぼる
- 約1850万年前瑞浪層群(論文表記 Nakamura 層)シカ科の歯。上の歯の形が違い、別のタイプのシカ(ラゴメリクス類)がいた可能性
- 約1800万年前瑞浪層群・明世層(今回)ミズナミジカ。日本列島が大陸から離れ始めたころ
- 約1700万年前東北地方「Dicrocerus? tokunagai」の下あご。日本で最後の幹グループのシカの記録
- 2019年4月発見土岐川沿いの野外学習地で化石発掘ボランティアが発見
- 2026年10月14日論文公開Swiss Journal of Palaeontology に掲載
- 2026年10月30日瑞浪市化石博物館が発表新種「ミズナミジカ」と命名を公表
出典:Nishioka & Ando (2026) Discussion をもとに当ブログ作成。地層名は論文の英語表記をカタカナ等で示しました。
ヨーロッパの仲間と何が違う?角の土台が短い
シカの角は、頭の骨から突き出た「角座(ペディクル)」の上に生えます。いまのシカは毎年角が生え替わり、根元に「角輪(バー)」というリング状の盛り上がりがありますが、ミズナミジカにはそれがなく、角座から2本の枝までなめらかにつながっています。これはプロケルブルス属の特徴です。
そのうえで論文が新種の決め手にしたのが、角座が太さのわりに短いことです。論文の表2にある角座の長さ(外側で測った長さ)と、根元の前後の太さから、当ブログで「長さ÷太さ」を計算しました。
| 種 | 角座の長さ | 角座の太さ | 長さ÷太さ |
|---|---|---|---|
| ミズナミジカ(左) | 64.6mm以上 | 14.8mm | 4.4(下限) |
| ミズナミジカ(右) | 64.7mm以上 | 15.6mm | 4.1(下限) |
| P. ginsburgi | 76.8mm | 12.3mm | 6.2 |
| P. dichotomus | 122.5mm | 17.0mm | 7.2 |
| P. dichotomus(最大値) | 136.6mm | 17.0mm | 8.0 |
| P. praelucidus | 94.6mm | 12.0mm | 7.9 |
| P. praelucidus | 115.0mm | 12.4mm | 9.3 |
出典:Nishioka & Ando (2026) 表2(P. praelucidus・P. dichotomus は Rössner 1995、P. ginsburgi は Azanza 1993a の値)。長さ÷太さは当ブログ計算。ミズナミジカは角座の根元が欠けているため、長さは「これ以上」という値です。
ミズナミジカは4.1〜4.4で、ヨーロッパの3種(6.2〜9.3)を大きく下回ります。P. dichotomus と P. praelucidus の値(7.2〜9.3)の中ほどと比べると、約半分(53%)です。根元が欠けているぶん本当の長さはもう少し長いはずですが、それでも差は大きいといえます。
「若い個体だから短いだけ」ではないのか
シカの角座は成長とともに長さや形が変わるため、論文もこの点を検討しています。第3大臼歯がすでに生えていること、脚の骨の成長線がすべて閉じていることから、この個体は子どもではありません。一方で歯のすり減りは P. dichotomus のタイプ標本より軽く、年老いた個体でもないとしています。そのため、短い角座は年齢のせいではなく、この種の特徴だと判断されました。
歯はヨーロッパ最古の種より2割以上大きい
| 歯(長さ) | ミズナミジカ | P. dichotomus | P. praelucidus |
|---|---|---|---|
| 下の第1大臼歯(m1) | 11.3mm | 11.1mm | 10.0mm |
| 下の第2大臼歯(m2) | 12.9mm | 12.2mm | 10.3mm |
| 下の第3大臼歯(m3) | 18.4mm | 19.2mm | 14.8mm |
出典:Nishioka & Ando (2026) 表5。P. praelucidus はタイプ標本(SNSB-BSPG 1937 II 12018)。比率は当ブログ計算。
下の第2大臼歯で比べると、ミズナミジカは P. praelucidus より約25%長く、P. dichotomus とはほぼ同じ大きさです。論文も「全体の大きさは P. dichotomus に近く、P. praelucidus より大きい」としています。上あごの犬歯は、現生のホエジカ類(キョンの仲間)のような細長いサーベル状で、オスだったと考えられています。

前脚が短い体つき、大きさはノロジカほど
脚の骨にも特徴がありました。前脚の中手骨(てのひらにあたる骨)の長さは117.9mm、後脚の中足骨(足の甲にあたる骨)は164.5mm以上で、比は約0.72です。論文はこの値を、現生のマメジカ(トラグルス属)とシカ属の中間だとしています。
| 動物 | 前脚÷後脚 | 比べると |
|---|---|---|
| マメジカ(トラグルス属・現生) | 0.64 | |
| ミズナミジカ | 0.72 | |
| P. dichotomus(フランス・ラ・ロミュー) | 0.86 | |
| シカ属(現生) | 0.88 |
出典:Nishioka & Ando (2026) 表6と Comparisons。値は中手骨の最大長÷中足骨の最大長。マメジカとシカ属は静岡県のミュージアムの標本、P. dichotomus は Ginsburg & Bulot (1987) の平均値。
ほかの骨では、橈骨が156.5mm、大腿骨が189.5mm、脛骨が218.5mmでした。全身の骨格を組み上げた復元から、頭胴長は80〜90cm、肩の高さは50cmと推定されています。論文はこの大きさを、ヨーロッパの P. dichotomus と同じくノロジカくらいとしています。
前脚が短い「原始的な」脚のつくりと、根元に飾りのない単純な角。論文はこの2つを、ミズナミジカが古い特徴をよく残している証拠とみています。
「シカはヨーロッパ生まれ」の定説はどうなる?
これまでシカの初期の化石は、ほとんどがヨーロッパから見つかってきました。そのため「シカはヨーロッパで生まれた」という見方が広くありました。中日新聞は、今回の発見がその定説を揺るがすと伝えています。
論文が書いているのは、もう少し慎重な内容です。ミズナミジカの存在から言えるのは、約1800万年前までに、二股の角をもつ最初期のシカが東アジアまで広がっていたということ。そのうえで、考えられる筋書きを2つ挙げています。
筋書き1:ユーラシアに一気に広がった
ゾウのなかまのゴンフォテリウムは、約2000万〜1900万年前にアフリカから東アジアまで広がりました。初期のシカも同じころ移動したなら、プロケルブルスの仲間は、化石から分かっているよりも広くアジアにいたのかもしれません。
筋書き2:大陸で消えた系統が日本に残った
日本列島のもとになった陸地は、約1800万年前に大陸から離れ始めたとされます。大陸の仲間が姿を消したあとも、ミズナミジカの系統だけが日本で生き残った、という見方です。日本には、ヤマネのように大陸と離れた分布をもつ動物が今もいます。
論文の結論は「まだ決められない」
論文は、今ある化石ではこの2つを見分けられず、確かめるにはヨーロッパの MN3 前半にあたる時代のシカの化石がもっと必要だとしています。報道の「欧州起源説に一石」は、ヨーロッパだけを見ていては初期のシカの歴史が分からない、という意味でとらえるのが正確だと考えられます。
また、島根県の約1900万年前の歯の化石がミズナミジカと同じ種だと分かれば、アジアのシカの記録はさらに古くなる可能性があります。今後の研究が注目されます。
ミズナミジカの化石はどこで見られる?
タイプ標本は瑞浪市化石博物館(瑞浪市明世町)に収蔵されています。岐阜新聞は、10月30日の会見の写真で、ミズナミジカの全身復元骨格のレプリカを紹介しています。
ただし、2026年11月1日時点で、博物館の公式サイトに展示の予定は載っていません。実物や復元骨格を見に行く場合は、博物館の発表を確認してから出かけるのが確実です。
なお、化石が見つかった土岐川沿いの野外学習地について、博物館の公式サイトには化石採集体験の利用案内(利用前に必ず読むよう求めるページ)が載っています。
ミズナミジカのよくある質問
Q. ミズナミジカとは何ですか?
A. 岐阜県瑞浪市の約1800万年前の地層から見つかった、シカの新種の化石です。学名は Procervulus mizunami で、2本に枝分かれした角をもつ初期のシカ「プロケルブルス属」の仲間です。2026年10月14日に論文が公開され、10月30日に瑞浪市化石博物館が発表しました。
Q. 本当に世界最古のシカなのですか?
A. ヨーロッパ最古のシカとされる P. praelucidus も約1800万年前で、ミズナミジカはそれと同じくらいの年代です。そのため「世界最古級」で、二股の角をもつ初期のシカとしてはアジアで最も古い記録です。
Q. いまのニホンジカの祖先ですか?
A. 論文はそうは書いていません。ミズナミジカは、いまのシカ類につながる系統の根元近くにいた「幹グループ」の初期のシカで、いまの種の直接の祖先かどうかは示されていません。
Q. どれくらいの大きさでしたか?
A. 全身骨格の復元から、頭胴長80〜90cm、肩の高さ50cmと推定されています。ノロジカくらいの大きさです。
Q. なぜ新種と分かったのですか?
A. 角の土台である角座が、太さのわりに短いことが決め手です。ヨーロッパの同じ属の3種のどれとも違い、歯や骨から若い個体でもないと確かめられたため、新種とされました。
Q. 化石はどこで見られますか?
A. タイプ標本は瑞浪市化石博物館に収蔵されています。2026年11月1日時点では展示の予定は公式サイトに出ていないため、博物館の発表を確認してください。
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出典・参考資料
- 論文:Nishioka Y, Ando Y (2026) Oldest known skeleton of a stem cervid (Artiodactyla, Cervidae) from the Lower Miocene of Japan and implications for the initial dispersal of stem cervids. Swiss Journal of Palaeontology 145: 1011–1039(掲載ページ/Zenodo)
- 論文:Nishioka Y, Tomida Y (2022) Taxonomic Revision of Lower Miocene Pecorans (Mammalia, Artiodactyla) from Japan, with a New Fossil Record of Stem Cervidae. Paleontological Research
- 瑞浪市:瑞浪市化石博物館
- 報道:中日新聞「シカ欧州起源の定説、岐阜・瑞浪で発見の化石が揺るがす 1800万年前の『ミズナミジカ』新種認定」(2026年10月30日)
- 報道:岐阜新聞「瑞浪市で発掘されたシカの化石、新種に認定 アジア最古、欧州の起源説に一石投じる」(2026年10月30日)
- 報道:NHK「岐阜でアジア最古のシカの化石 新種『ミズナミジカ』と命名」(2026年10月30日)
数値は2026年11月1日時点で公表されていたものです。33点の内訳、角座の長さ÷太さ、歯の比率、年代順のまとめは、論文の本文と表をもとに当ブログが集計・計算しました。図版:Nishioka & Ando (2026) Fig. 4・Fig. 11(CC BY 4.0、トリミング・合成)。アイキャッチも同論文 Fig. 11 の3D復元模型と生体復元画(Kohei Futaka氏)を合成し、文字を入れたものです。
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