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日本シリーズ第1戦はソフトバンク延長先勝|敵地で初戦を取ると日本一7割
プロ野球のSMBC日本シリーズ2026が開幕しました。セ・リーグ3位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がった横浜DeNAベイスターズと、パ・リーグを制した福岡ソフトバンクホークスの対戦は、2024年以来2年ぶりです。10月24日に横浜スタジアムで行われた第1戦は、1対1で延長に入り、ソフトバンクが11回に2点を勝ち越して3対1で勝ち、先に1勝しました。NPB(日本野球機構)が公開している1950年からの全76回の試合結果を集計し、第1戦の勝ち方ごとに「日本一になれた割合」を確かめました。
この記事の結論
- 第1戦はソフトバンクが延長11回、3対1で勝利。勝ち投手はオスナ、負け投手は岩田将貴、セーブは杉山一樹です(NPB公式記録)。
- 第1戦に勝ったチームの日本一は73回中45回(61.6%)。そのうち敵地(先攻)で第1戦に勝ったケースに限ると34回中24回(70.6%)でした(当サイト集計)。
- 第1戦の結果だけで決まるわけではありません。2024年はDeNAが第1・2戦を落としてから4連勝で日本一になり、2021〜2025年の5回では第1戦の勝者の日本一は1回だけでした。
- 日本シリーズの出場は、ソフトバンク(南海・ダイエー時代を含む)が23回目、DeNA(大洋・横浜時代を含む)が5回目。日本一はソフトバンク側が12回、DeNA側が3回です。
日本シリーズ2026第1戦の結果は?スコアと勝敗投手
第1戦は10月24日(土)に横浜スタジアムで行われ、18:36に始まり22:48に終わりました(試合時間4時間12分、入場者33,388人)。ソフトバンクが3対1で勝ちました。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 11 | 0 |
| DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0 |
出典:NPB「SMBC日本シリーズ2026 第1戦」試合結果。安=安打、失=失策。先攻がソフトバンク、後攻がDeNAです。
- 勝ち投手:オスナ(1勝0敗)
- 負け投手:岩田将貴
- セーブ:杉山一樹
- 本塁打:DeNA・牧秀悟(8回ソロ、投手・松本裕樹)
試合の流れ:7回に先制、8回に牧の同点弾、延長11回に勝ち越し
先発の2人が好投し、6回まで0対0が続きました。ソフトバンクの上沢直之投手は7回を97球、6安打無失点、4奪三振。DeNAの石田裕太郎投手も6回2/3を102球、7安打1失点、5奪三振と試合を作りました(NPBのボックススコア)。
- 7回表(ソ 1-0):牧原大成選手のセンター前ヒット、山本祐大選手のレフト線二塁打で無死二・三塁とし、庄子雄大選手のセカンドゴロの間に先制。
- 8回裏(1-1):2死から牧秀悟選手が、2番手の松本裕樹投手からセンターへソロ本塁打を打ち、同点に追いつきました。
- 9〜10回裏:DeNAは9回に三森大貴選手が二盗・三盗で2死三塁、10回も2死二・三塁と好機を作りましたが、あと1本が出ませんでした。
- 11回表(ソ 3-1):柳田悠岐選手のライト線二塁打と死球で1死一・二塁とし、庄子選手がレフトオーバーの適時二塁打で勝ち越し。代打・柳町達選手の犠牲フライで3点目を加えました。
- 11回裏:杉山一樹投手が2死から四球を出しましたが、代打の宮﨑敏郎選手をセンターフライに打ち取り試合終了。
先発投手は、NPBが前日に発表したとおりDeNAが石田裕太郎投手、ソフトバンクが上沢直之投手でした(NPBデイリーリポート・開幕前日)。日本シリーズでは、パ・リーグ代表の本拠地の試合だけ指名打者(DH)制を使うため、横浜スタジアムの第1戦は投手も打席に立ちました(NPB開催要項)。

第1戦に勝つと日本一になれる?勝ち方別に76回を集計【独自】
NPBの「日本シリーズ 各年度試合結果」から、1950〜2025年の全76回・全試合のスコアを取り出し、第1戦の勝者と日本一のチームを照らし合わせました。第1戦が引き分けだった1975年(阪急)・1986年(西武)・2018年(ソフトバンク)の3回は除き、73回で計算しています(カッコ内はその年の日本一)。
| 第1戦の勝ち方 | 回数 | 日本一 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 全体(引き分けを除く73回) | 73回 | 45回 | 61.6% |
| 先攻(敵地)で第1戦に勝った | 34回 | 24回 | 70.6% |
| 後攻(本拠地)で第1戦に勝った | 39回 | 21回 | 53.8% |
| 1点差で勝った | 23回 | 12回 | 52.2% |
| 2〜3点差で勝った | 24回 | 16回 | 66.7% |
| 4点差以上で勝った | 26回 | 17回 | 65.4% |
| 完封で勝った | 15回 | 11回 | 73.3% |
| 延長戦で勝った | 9回 | 4回 | 44.4% |
当サイトがNPB「日本シリーズ 各年度試合結果(1950〜2025年)」の全試合から集計。先攻・後攻はNPBの記録の表記順によります(後攻は通常その試合の主催球団)。
全体では61.6%で、第1戦の勝者がおよそ5回に3回は日本一になっています。目を引くのは、敵地で第1戦を取ったチームのほうが日本一になりやすい点です。先攻(敵地)で勝った34回は70.6%、後攻(本拠地)で勝った39回は53.8%で、17ポイントほどの差がありました。理由ははっきりしませんが、回数は30〜40回ずつと多くはないため、偶然の差である可能性も残ります。
点差では、1点差の接戦で勝った場合は52.2%とほぼ五分で、2点差以上で勝った場合(6割台)より低くなりました。完封勝ちした15回では73.3%です。
今年のソフトバンクに当てはめると
ソフトバンクは敵地・横浜で第1戦に勝ったので、過去の34回では70.6%が日本一になった側に入ります。一方で、延長戦で第1戦に勝った過去9回では日本一は4回(44.4%)にとどまります。点差で見ると2点差の勝ちで、「2〜3点差」の24回では66.7%でした。条件の切り取り方で数字は変わるので、どれも目安の一つです。
年代別に見ると、最近は第1戦の勝者が勝てていない
| 年代 | 回数 | 日本一 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1950年代 | 10回 | 7回 | 70.0% |
| 1960年代 | 10回 | 6回 | 60.0% |
| 1970年代 | 9回 | 5回 | 55.6% |
| 1980年代 | 9回 | 5回 | 55.6% |
| 1990年代 | 10回 | 8回 | 80.0% |
| 2000年代 | 10回 | 7回 | 70.0% |
| 2010年代 | 9回 | 5回 | 55.6% |
| 2020年代(〜2025年) | 6回 | 2回 | 33.3% |
当サイト集計。第1戦が引き分けの年(1975・1986・2018年)は各年代の回数から除いています。
2020年代は6回中2回(33.3%)で、2021〜2025年の5回に限ると第1戦の勝者の日本一は2023年の阪神だけです。2024年のDeNAと2025年のソフトバンクは、どちらも第1戦を落としてから日本一になりました。第1戦の勝敗は目安にはなりますが、決定的とまでは言えません。
関連記事との違い
決着までの試合数や「2連勝・3連勝したときの日本一の確率」は、日程記事(日本シリーズ2026の放送予定と日程)で集計しています。この記事では第1戦の「勝ち方」と年代による違いに絞りました。
DeNAとソフトバンクの日本シリーズ通算成績は?出場・日本一・第1戦
前身球団(DeNAは大洋・横浜、ソフトバンクは南海・福岡ダイエー)を含めて、NPBの各年度試合結果から数えました。
| 項目 | DeNA(大洋・横浜) | ソフトバンク(南海・ダイエー) |
|---|---|---|
| 出場 | 4回(今回5回目) | 22回(今回23回目) |
| 日本一 | 3回 | 12回 |
| シリーズの試合の勝敗 | 14勝8敗 | 66勝56敗 |
| 第1戦の成績 | 2勝2敗 | 13勝8敗1分 |
| 最後の日本一 | 2024年 | 2025年 |
当サイトがNPB「日本シリーズ 各年度試合結果」から集計(2025年まで)。シリーズの試合の勝敗に引き分けは含みません。
DeNA側の日本一は1960年(大洋)・1998年(横浜)・2024年(DeNA)の3回で、出場4回のうち3回で日本一になっています。ソフトバンク側は南海時代の1959年・1964年、ダイエー時代の1999年・2003年、ソフトバンクになってからの8回(2011・2014・2015・2017〜2020・2025年)で計12回です。NPBの開幕前日のリポートも「DeNAが2年ぶり4度目」「ソフトバンクが2年連続13度目」の日本一をかけた戦いと紹介しています。
ソフトバンク側が第1戦に勝った13回では日本一が8回、第1戦を落とした8回でも2011年・2014年・2025年の3回は日本一になっています。
過去2回の対戦(2017年・2024年)
| 年 | 結果 | 流れ |
|---|---|---|
| 2017年 | ソフトバンクが4勝2敗 | 第1戦はソフトバンクが10対1で勝利。ソフトバンクが3連勝のあと、DeNAが2連勝し、第6戦をソフトバンクが取って日本一 |
| 2024年 | DeNAが4勝2敗 | 第1戦はソフトバンクが横浜で5対3で勝利。ソフトバンクが2連勝のあと、DeNAが4連勝して日本一 |
出典:NPB「日本シリーズ 各年度試合結果」(2024年ほか)。
2回とも、DeNAはセ・リーグ3位からCSを勝ち上がっての出場でした。今回も3位からの出場で、両球団の対戦は3回目です。
2026年の成績とCSの勝ち上がり|両チームともポストシーズン無敗
| 項目 | DeNA | ソフトバンク |
|---|---|---|
| 公式戦 | 71勝69敗3分(.507) | 91勝49敗3分(.650) |
| リーグ順位 | セ3位(首位阪神と7.5差) | パ1位(2位西武に11.5差) |
| CSファースト | 巨人に2勝0敗 | 出場なし(リーグ優勝) |
| CSファイナル | 阪神に4勝0敗(阪神の1勝のアドバンテージを含め4勝1敗) | 日本ハムに3勝0敗(2勝のアドバンテージを含め5勝0敗) |
| CSの試合 | 6勝0敗 | 3勝0敗 |
出典:NPB「2026年度 セントラル・リーグ・パシフィック・リーグ チーム勝敗表」、NPBの各試合結果(CSファイナル セ第4戦・パ第3戦ほか)。
DeNAはCSの6試合をすべて勝ち、失点は6試合で7。ファイナルステージでは阪神を相手に第1〜3戦を2対0、1対0、4対0と3試合続けて完封しました。ソフトバンクはファーストステージで西武に2勝1敗で勝ち上がった日本ハムを、6対4、6対2、6対2の3連勝で退けています。公式戦の勝率では.650と.507で大きな差がありますが、短期決戦の勢いはDeNAにもあります。
パ・リーグは新ルールで「2勝のアドバンテージ」
2026年からCSファイナルステージのルールが変わり、リーグ1位とファーストステージ勝者のゲーム差が10以上、またはファーストステージ勝者の勝率が5割未満のときは、7試合制で1位に2勝のアドバンテージが与えられます(通常は6試合制で1勝)。パ・リーグはソフトバンクと日本ハムの差が13.0ゲームで条件に当てはまり、ソフトバンクは2勝を持った状態から3連勝しました。セ・リーグは阪神とDeNAの差が7.5ゲーム、DeNAの勝率も5割以上で、通常の1勝でした(NPB「2026年 セ・パ クライマックスシリーズについてのお知らせ」)。
第2戦はいつ?日本シリーズ2026の日程と中継
4勝先取の7回戦制です。第7戦までは延長12回で打ち切って引き分けとし、引き分けで第7戦までに決まらない場合は第8戦以降を行います(NPB開催要項)。
| 試合 | 日時・球場 | テレビ/ネット |
|---|---|---|
| 第1戦 | 10月24日(土)18:30 横浜スタジアム |
TBS/U-NEXT/TVer |
| 第2戦 | 10月25日(日)18:00 横浜スタジアム |
TBS/NHK-BS/U-NEXT/TVer |
| 第3戦 | 10月27日(火)18:00 みずほPayPayドーム福岡 |
TBS/NHK-BS/U-NEXT/TVer |
| 第4戦 | 10月28日(水)18:00 みずほPayPayドーム福岡 |
日本テレビ/Hulu/TVer |
| 第5戦 | 10月29日(木)18:00 みずほPayPayドーム福岡 |
テレビ朝日/ABEMA/TVer |
| 第6戦 | 10月31日(土)18:30 横浜スタジアム |
TBS/U-NEXT/TVer |
| 第7戦 | 11月1日(日)18:00 横浜スタジアム |
TBS/U-NEXT/TVer |
出典:NPB「SMBC日本シリーズ2026 開催要項」。第5戦以降はどちらかが4勝した時点で行われません。雨天中止の場合は同じ球場で順延します。
第2戦の予告先発は、この記事の時点(10月24日23時ごろ)ではNPBの予告先発ページにまだ掲載されていません。全試合で予告先発制を採用しているため、発表されしだいNPB公式サイトで確認できます。
日本シリーズ2026第1戦のよくある質問
Q. 日本シリーズ2026の対戦カードは?
A. セ・リーグ3位からCSを勝ち上がった横浜DeNAベイスターズと、パ・リーグ優勝の福岡ソフトバンクホークスです。両球団の対戦は2017年・2024年に続いて3回目です。
Q. 第1戦の結果は?
A. ソフトバンクが3対1で勝ちました。勝ち投手はオスナ、負け投手は岩田将貴です(NPB公式記録)。
Q. 第1戦に勝ったチームが日本一になる確率は?
A. 当サイトがNPBの記録で1950〜2025年を集計したところ、第1戦が引き分けの3回を除く73回中45回(61.6%)でした。敵地(先攻)で第1戦に勝った場合は70.6%、本拠地(後攻)で勝った場合は53.8%です。
Q. 第1戦を落としても日本一になれる?
A. なれます。2024年はDeNAが第1・2戦を落としてから4連勝し、2025年はソフトバンクが第1戦を落としてから4連勝で日本一になりました。第1戦の敗者の日本一は73回中28回あります。
Q. 第2戦はいつ?
A. 10月25日(日)18時から横浜スタジアムで行われます。テレビはTBSとNHK-BS、ネットはU-NEXTとTVerが中継・配信します(NPB開催要項)。
Q. DeNAとソフトバンクの日本一の回数は?
A. 前身球団を含めて、DeNA(大洋・横浜)が3回(1960・1998・2024年)、ソフトバンク(南海・ダイエー)が12回です。
あわせて読みたい
出典・参考資料
- NPB:SMBC日本シリーズ2026、開催要項、第1戦 試合結果、デイリーリポート(開幕前日)
- NPB:日本シリーズ 各年度試合結果(1950〜2025年の各年度ページ)
- NPB:2026年 セ・パ クライマックスシリーズについてのお知らせ(2026年8月24日)
- NPB:2026年度 セ・リーグ/パ・リーグ チーム勝敗表、2026年クライマックスシリーズ各試合の結果
第1戦の勝ち方別の日本一の割合、両球団の通算成績などは、NPBの公開データをもとに当サイトが集計・計算したものです。内容は2026年10月24日時点の情報です。アイキャッチの写真:横浜1978(横浜スタジアム、2020年)、本文の写真:Chme82(いずれもWikimedia Commons、CC BY-SA 4.0)。アイキャッチはトリミング・明るさ調整し文字を加えています。


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