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エボラ出血熱はなぜ止まらない?コンゴで死者4800人超・看護師襲撃
コンゴ民主共和国(DRC)で5月に始まったエボラ出血熱の流行が止まりません。10月24日(現地時間)には、北東部チョポ州で対応にあたっていた看護師が住民に襲われて死亡しました。隣国ウガンダは不要不急の往来を禁止。なぜ広がり続けるのか。WHOとコンゴ保健当局の公式データを集計し、過去の大流行と比べます。
この記事の結論
- コンゴ国立公衆衛生研究所(INSP)の日報では、10月24日時点で確定症例9,964人・死者4,841人(致死率48.6%)。8州・66保健区域に広がり、WHOは「コンゴで記録された中で最大のエボラ流行」としています。
- 原因はブンディブギョウイルス。エボラの仲間のうち、承認されたワクチンや治療薬があるのは別の「エボラウイルス(ザイール株)」だけで、今回の株には承認済みのものがありません。10月23日にワクチン候補の臨床試験が始まったばかりです。
- WHOの報告を当ブログで並べると、確定症例の増え方は7月後半の1日約99人をピークに、10月も1日65〜70人前後で高止まりしています。直近2週間の死者の約64%は治療施設ではなく地域社会で亡くなっており、発見の遅れが続いています。
- 確定症例は2018〜20年の北キブ州の流行(3,470人)の約2.9倍。一方、2014〜16年の西アフリカ(2万8,600人超)の約35%です。
- 日本では検疫所がコンゴ滞在者に最長21日間の健康監視を行っています。WHOの評価では世界全体へのリスクは「低い」とされ、エボラは空気感染しません(外務省)。

何が起きた?エボラ対応中の看護師が襲われ死亡
まず、報道で確認できたことを整理します。現地はコンゴ民主共和国の北東部、チョポ州のバフワセンデ(Bafwasende)です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生日 | 2026年10月24日(土)=現地時間(ラジオ・オカピ、アルジャジーラ) |
| 場所 | チョポ州バフワセンデ準州の中心部、ディギディ地区(ラジオ・オカピ) |
| 被害 | 看護師1人が死亡。WHOによると、もう1人の保健医療従事者が重傷(アルジャジーラ)。ラジオ・オカピは、看護師の知人とされる教員1人が重傷を負い、警察に救出されたと伝えています |
| 襲撃の背景 | 若者らが「水源を汚染してエボラを広めている」と2人を非難した(ラジオ・オカピ、BBC)。地元の保健・行政当局はこの主張を「うわさ」として否定 |
| WHOの反応 | テドロス事務局長がXで非難し、「医療は常に守られなければならない」と発信。アフリカ地域事務局長も「医療は標的ではない」と投稿(アルジャジーラ) |
| 捜査 | 警察が実行犯と扇動した人物の特定を進めている(ラジオ・オカピ) |
負傷者の立場は報道によって異なります(WHOの発信を伝えた報道は「保健医療従事者」、ラジオ・オカピは「教員」)。亡くなった看護師の氏名は記載しません。
対応にあたる人への攻撃は今回が初めてではない
アルジャジーラによると、流行が始まった5月には、住民が保健センターのテント2張りに火を付ける事件が1週間に2件起きました。9月27日(日)には、北キブ州ブテンボで、ラジオ番組で政府のエボラ対策を擁護した地元政治家が自宅で暴行を受け、その後死亡しています(アルジャジーラ)。同局は、政府への根深い不信から「エボラはでっち上げだ」と考える住民もいると伝えています。
エボラ対策の基本は、患者を早く見つけて隔離し、接触した人を21日間追いかけることです。対応チームが地域に入れなくなると、この仕組みそのものが止まってしまいます。
ウガンダは不要不急の往来を禁止
BBCによると、隣国ウガンダの保健省は10月25日(日)、コンゴとの不要不急の往来を禁止すると発表しました。コンゴからの入国は援助関係者・トラック運転手・治安要員など必要不可欠な人に限り、厳しい健康チェックを行います。コンゴから帰国するウガンダ国民は自己負担で21日間の隔離、すべての入国者に連絡先の提出も求めます。
背景には、ウガンダを経由した2人が、ケニアとナイジェリアでそれぞれ陽性と確認されたことがあります。ウガンダ自体は国内での新たな感染は確認されていないとしています。
今回のエボラ流行の基本データ|ブンディブギョ株とは
今回の流行の基本的な事実を、WHOの「Disease Outbreak News」(疾病流行情報)などで確認しました。
| 項目 | 内容(出典:WHO) |
|---|---|
| ウイルス | ブンディブギョウイルス(エボラの仲間の一つ)。自然宿主はオオコウモリ類と考えられています |
| 最初の兆候 | 4月24日に発症した保健医療従事者が、現在わかっている最初の疑い例。WHOは5月5日、イトゥリ州モンブワル保健区域での「原因不明の致死率の高い病気」の通報を受けました |
| 流行宣言 | 5月15日、コンゴ保健省が国内17回目のエボラ流行を宣言(同日ウガンダでも輸入例を確認) |
| 国際的な緊急事態 | 5月17日、WHO事務局長が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と判断(WHO発表) |
| ワクチン・治療薬 | 承認されたものはなし。10月23日、ワクチン候補の第2/3相臨床試験「TUMAINI」がイトゥリ州ブニアで始まりました |
| 潜伏期間 | 2〜21日。症状が出るまでは人にうつしません |
| 過去の同じ株の流行 | 2007年ウガンダ、2012年コンゴ。致死率はそれぞれ30%、50% |
なぜ「ワクチンがない」のか
WHOのファクトシートによると、大きな流行を起こすエボラの仲間は、エボラウイルス・スーダンウイルス・ブンディブギョウイルスの3種類です。承認済みのワクチン(Ervebo など)と治療薬があるのはエボラウイルスだけで、2018〜20年の北キブ州の流行ではこのワクチンが使われました。今回のブンディブギョウイルスには使える承認薬がなく、早期の支持療法(点滴や全身管理)が命を救う中心になっています。
「エボラ出血熱」と「ブンディブギョウイルス病」
WHOは今回の病気を「ブンディブギョウイルス病(BVD)」と呼び、エボラ病の一種と位置づけています。日本の検疫所や外務省は「エボラ出血熱」と表記しています。この記事でも、わかりやすさのため「エボラ出血熱」と書いています。
なぜ止まらない?5か月の推移をWHOの報告で集計
WHOが6月以降に出した12本の疾病流行情報から、コンゴの確定症例と死者の累計を取り出し、報告の間隔で割って「1日あたり何人増えたか」を計算しました。
| 時点 | 確定症例(累計) | 死者(累計) | 致死率 | 1日あたりの増加 |
|---|---|---|---|---|
| 6月6日 | 515人 | 91人 | 17.7% | — |
| 6月10日 | 676人 | 136人 | 20.1% | 40.2人 |
| 6月17日 | 896人 | 232人 | 25.9% | 31.4人 |
| 7月1日 | 1,460人 | 452人 | 31.0% | 40.3人 |
| 7月15日 | 2,124人 | 828人 | 39.0% | 47.4人 |
| 7月30日 | 3,605人 | 1,587人 | 44.0% | 98.7人 |
| 8月12日 | 4,665人 | 2,184人 | 46.8% | 81.5人 |
| 8月26日 | 5,794人 | 2,786人 | 48.1% | 80.6人 |
| 9月7日 | 6,757人 | 3,267人 | 48.3% | 80.2人 |
| 9月23日 | 7,890人 | 3,799人 | 48.1% | 70.8人 |
| 10月6日 | 8,728人 | 4,205人 | 48.2% | 64.5人 |
| 10月20日 | 9,704人 | 4,687人 | 48.3% | 69.7人 |
| 10月24日(INSP) | 9,964人 | 4,841人 | 48.6% | 65人 |
出典:WHO Disease Outbreak News(DON606〜DON622)の各時点の累計、10月24日はINSP日報 N°163。致死率と1日あたりの増加は当ブログが計算(コンゴ国内の確定症例のみ、ウガンダなど国外分は含まず)。10月24日の行の増加は、WHOの10月20日の数字とINSPの24日の数字の差を4日で割ったもの。
表から読み取れるのは3つです。1つ目は、ピークは越えても高止まりしていること。1日あたりの増加は7月後半に約98.7人まで上がり、8月〜9月上旬は80人前後、10月も65〜70人前後が続いています。宣言から10月24日までの162日間を平均すると、1日あたり約62人です。
2つ目は、致死率が6月の17.7%から48%台へ上がったこと。病気が悪くなるまで時間がかかるため、流行の初期は死者が後から追いつく形で増えます。WHOが報告する48%前後は、過去のブンディブギョ株の流行(30〜50%)の上限に近い水準です。
3つ目は、地域社会での死亡が多いことです。WHOによると、10月6日から20日までに報告された死者482人のうち307人(約63.7%)が治療施設の外で亡くなっていました。患者が見つかる前に亡くなり、その間に家族や葬儀を通じて感染が広がっている可能性を示しています。
接触者の追跡も目標に届いていない
INSPの10月24日の日報では、追跡中の接触者3万7,552人のうち、その日に確認できたのは3万2,697人(87.1%)で、目標の95%を下回りました。北キブ州は82.4%と最も低くなっています。WHOは8月9日時点で、保健医療従事者の感染が少なくとも155人(うち45人死亡)にのぼると報告しています。
どこで広がっている?州別の確定症例(10月24日)
INSPの日報(SitRep N°163)の州別の表を日本語にしました。10月24日の1日だけで、確定症例が88人、死者が38人増えています。
| 州 | 確定症例 | 死者 | 致死率 | 症例が出た保健区域 |
|---|---|---|---|---|
| イトゥリ州 | 7,179人 | 3,355人 | 46.7% | 28/36 |
| 北キブ州 | 2,251人 | 1,262人 | 56.1% | 17/34 |
| オー=ウエレ州 | 436人 | 190人 | 43.6% | 7/13 |
| チョポ州 | 77人 | 27人 | 35.1% | 7/23 |
| バ=ウエレ州 | 13人 | 4人 | 30.8% | 4/11 |
| 南キブ州 | 3人 | 1人 | 33.3% | 1/34 |
| 北ウバンギ州 | 3人 | 1人 | 33.3% | 1/11 |
| 南ウバンギ州 | 2人 | 1人 | 50.0% | 1/16 |
| 合計 | 9,964人 | 4,841人 | 48.6% | 66/178 |
出典:INSP SitRep N°163(2026年10月24日分、25日公表)。致死率は当ブログが計算(小数第2位を四捨五入)。「症例が出た保健区域」は、その州の保健区域数のうち確定症例が出た区域の数。
震源地は最初に流行が確認されたイトゥリ州で、全体の72.0%を占めます。北キブ州は致死率が56.1%と全国平均より高く、10月24日の新規症例の4割余りを占めました。今回看護師が襲われたチョポ州は確定症例77人と比較的少ないものの、INSPの表ではバフワセンデ保健区域で18人の確定症例(死者3人)が出ています。
数字の違いに注意
報道でよく見る「死者4,800人超・感染者約1万人」(BBC)は、このINSPの確定症例ベースの数字とほぼ一致します。一方、ラジオ・オカピは地元の保健関係者の話として、バフワセンデの症例を19人(うち死者9人)と伝えており、集計の範囲や時点で数字が異なることがあります。この記事では公式の確定症例を使っています。
過去の大流行と比べると|北キブの2.9倍、西アフリカの35%
WHOが公表している過去の大流行の数字と、今回の数字を並べました。
| 流行 | 症例 | 死者 | 致死率 | ウイルス |
|---|---|---|---|---|
| 2014〜16年 西アフリカ(ギニア・シエラレオネ・リベリアなど) | 2万8,600人超 | 11,325人 | 39.6% | エボラウイルス |
| 2018〜20年 コンゴ北キブ州など | 3,470人 | 2,287人 | 65.9% | エボラウイルス(ワクチンあり) |
| 2007年 ウガンダ | — | — | 約30% | ブンディブギョ |
| 2012年 コンゴ | — | — | 約50% | ブンディブギョ |
| 2026年 コンゴ(10月24日時点・継続中) | 9,964人 | 4,841人 | 48.6% | ブンディブギョ |
出典:WHO(西アフリカ)、WHO(北キブ州の終息発表、2020年6月25日)、WHO DON622(2007年・2012年の致死率)、INSP(2026年)。致死率は当ブログの計算。過去の流行の数字は疑い例などを含む場合があり、今回は確定症例のみのため、厳密には同じ物差しではありません。
今回の確定症例は、これまで「史上2番目の規模」とされてきた北キブ州の流行の約2.9倍、死者は約2.1倍です。WHOは、ウイルスの種類にかかわらずコンゴで記録された中で最大のエボラ流行だとしています。西アフリカの大流行と比べると症例数はまだ約35%ですが、流行はまだ続いています。
北キブ州のときとの違いはワクチン
2018〜20年の流行も紛争地帯で起き、今回と同じように対応チームへの襲撃が相次ぎました。大きく違うのは、当時はエボラウイルス用のワクチンと治療薬が使えたことです。今回は感染を予防する手段が、隔離・接触者の追跡・安全な埋葬などに限られます。対応チームが地域に入れなくなる襲撃は、その数少ない手段を直接止めてしまいます。
どの国で症例が出た?ケニア・ナイジェリアにも
WHOによると、5月15日の流行宣言以降、症例が報告された国は5か国です。
| 国 | 症例(WHOなど) | 状況 |
|---|---|---|
| コンゴ民主共和国 | 確定9,964人・死者4,841人(10月24日) | 8州66保健区域。流行が続いている |
| ウガンダ | 確定20人・死者2人 | 7月28日に国内感染の途絶を発表、8月27日にWHO・アフリカCDCが終息を歓迎(WHO AFRO) |
| フランス | 確定1人 | コンゴでの支援から戻った医師。7月4日に回復・退院(WHO) |
| ケニア | 確定9人・死者1人(10月20日、WHO) | コンゴからウガンダ経由で入国した男性と、その家族4人・医療従事者4人。BBCは週末に親族の女性が亡くなり死者2人目と報道 |
| ナイジェリア | 確定1人(10月20日確認) | ウガンダから入国した患者。BBCによると10月26日(月)にスイスへ移送 |
このほか、コンゴで感染が分かった米国籍の2人がドイツで治療を受けています(WHOはコンゴの症例として計上)。
WHOは10月23日の報告で、ケニアでは接触者の枠を超えた感染の証拠はないとしています。ナイジェリアの患者は入国4日後の10月7日に発症し、感染源を調べています。WHOは国境を越える監視の強化を各国に求める一方、流行国への渡航や貿易の制限はすすめない立場を続けています。ウガンダの今回の措置は、このWHOの助言より踏み込んだものです。
日本への影響は?検疫と外務省の注意喚起
コンゴ滞在者は最長21日間の健康監視
厚生労働省検疫所(FORTH)は、コンゴ民主共和国に滞在していた人に、入国時に検疫官へ申し出るよう求めています。流行地域に滞在歴がある人は、症状がなくても入国後最長21日間、朝夕2回の体温や症状の報告(健康監視)の対象です。患者やコウモリなどとの接触があり発熱などの症状がある場合は隔離(入院)、症状がなくても感染予防策なしで接触した場合などは最大21日間の停留(入院)が行われます。
検疫所の流行地域は10月23日に北ウバンギ州が追加されました。ウガンダは8月28日に流行国としての対応が終わっています。10月23日時点の検疫所の案内では、流行国として扱われているのはコンゴ民主共和国です。
外務省は感染症危険情報レベル1
外務省の海外安全ホームページによると、外務省はWHOのPHEIC判断を受けて5月17日、コンゴ民主共和国とウガンダに感染症危険情報「レベル1:十分注意してください」を出しました。これとは別に、流行の中心のイトゥリ州には以前から治安を理由とする危険情報のレベル4(退避してください。渡航は止めてください。)が出ています。
日本で暮らす人のリスクは
WHOは8月14日の評価で、コンゴ国内のリスクを「非常に高い」、陸の国境を接する国を「高い」とする一方、アフリカのそれ以外の地域と世界全体のリスクは「低い」としています(現在、評価を見直し中)。外務省の案内のとおり、エボラは感染した人や動物の血液・体液に直接触れてうつる病気で、空気感染はしません。流行地域へ行く予定がない人が、日常生活で特別な対策をとる必要は現時点ではないと考えられます。
エボラ流行2026の主な出来事
- 4月24日最初の疑い例が発症イトゥリ州の保健医療従事者(WHO)
- 5月15日コンゴが流行を宣言国内17回目。ウガンダでも輸入例
- 5月17日WHOがPHEICを判断外務省が感染症危険情報レベル1を発出
- 7月28日ウガンダが国内感染の途絶を発表8月27日にWHO・アフリカCDCが終息を歓迎
- 10月5〜6日ケニアで初の症例コンゴからウガンダ経由で入国した男性(WHO)
- 10月20日ナイジェリアで初の症例5か国目(WHO)
- 10月23日ワクチン候補の臨床試験開始イトゥリ州ブニアでTUMAINI試験(WHO)
- 10月24日チョポ州で看護師が襲われ死亡現地時間・土曜日(ラジオ・オカピ、アルジャジーラ)
- 10月25日ウガンダが不要不急の往来を禁止帰国者は自己負担で21日間隔離(BBC)
日付は現地時間。いずれも2026年。
エボラ流行についてのよくある質問
Q. コンゴのエボラ流行はいつから続いていますか?
A. 2026年5月15日にコンゴ民主共和国の保健省が流行を宣言しました。WHOによると、最初の疑い例は4月24日に発症した保健医療従事者です。5月17日にWHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と判断しています。
Q. 感染者と死者は何人ですか?
A. コンゴ国立公衆衛生研究所(INSP)の日報では、10月24日時点で確定症例9,964人、死者4,841人(致死率48.6%)です。8州・66保健区域に広がっています。
Q. なぜエボラの流行が止まらないのですか?
A. 今回のブンディブギョウイルスには承認されたワクチンや治療薬がありません。加えて、紛争や住民の不信で対応チームが地域に入りにくく、WHOによると直近2週間の死者の約6割が治療施設の外で亡くなっています。接触者の追跡率も目標の95%に届いていません。
Q. 看護師が襲われた事件はどこで起きましたか?
A. 10月24日(現地時間)、コンゴ北東部チョポ州のバフワセンデです。若者らが「水源を汚染してエボラを広めている」と非難して襲ったと報じられ、地元当局はこの主張をうわさとして否定しています。WHOのテドロス事務局長が非難しました。
Q. ウガンダはどんな措置をとりましたか?
A. BBCによると、10月25日にコンゴとの不要不急の往来を禁止し、コンゴから帰国するウガンダ国民に自己負担で21日間の隔離を求めると発表しました。入国は援助関係者・トラック運転手・治安要員など必要不可欠な人に限られます。
Q. 日本に入ってくる心配はありますか?
A. WHOは世界全体のリスクを「低い」と評価しています。日本の検疫所は、コンゴに滞在していた人に入国時の申告を求め、流行地域の滞在者には最長21日間の健康監視を行っています。エボラは空気感染せず、患者の血液や体液に直接触れることでうつります。
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出典・参考資料
- WHO:Disease Outbreak News 2026-DON622(10月23日)(ほか DON602〜DON621)/PHEIC判断(5月17日)/Ebola disease ファクトシート
- WHO:Ebola outbreak 2014-2016 – West Africa/10th Ebola outbreak in the DRC declared over(2020年6月25日)/WHO AFRO:Uganda ends Ebola outbreak(2026年8月27日)
- コンゴ国立公衆衛生研究所(INSP):SitRep N°163/MVE-BDBV/24/10/2026
- 厚生労働省検疫所:エボラ出血熱に係る検疫について(10月23日)/コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱に係る注意喚起
- 外務省 海外安全ホームページ:広域情報 エボラ出血熱に関する注意喚起/感染症危険情報(レベル1)の発出
- 報道:BBC(10月26日、同日12時57分GMT更新版)、Al Jazeera(10月26日)、Radio Okapi(10月25日)、Al Jazeera(10月1日)
数値は2026年10月26日時点(日本時間)で公表されていたものです。推移表の1日あたりの増加、州別・過去の流行の致死率、比較の倍率は、上記の公開データをもとに当ブログが計算しました。地図:欧州委員会 ERCC/JRC「ECDM 20261006 DRC Ebola outbreak」(© European Union, 2026、縮小)。アイキャッチ:MONUSCO/Mamadou Alain Coulibaly「MONUSCO facilitates delivery of medical logistics in Ebola hit Beni」(2018年、Wikimedia Commons、CC BY-SA 2.0、明るさ調整・文字入れ)。


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