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国内のラッコはメイ1頭に|キラ死亡と最多122頭から減った32年
結論
- 三重県の鳥羽水族館は11月5日、メスのラッコキラ(18歳)が死んだと発表しました。死因は呼吸不全による心肺停止と推測され、今後、病理検査で詳しく調べます。
- これで国内で飼育されているラッコは、同じ鳥羽水族館のメイ(メス22歳)の1頭だけになりました。メイの体調に変化はありませんが、展示の再開は未定です。
- 国内のラッコは1994年に28施設122頭いましたが、1998年に米国からの輸入ができなくなり、32年で1頭まで減りました。館内には12月20日までメッセージボードがあります。
国内の頭数の推移は日本動物園水族館協会の集計(Wikipedia「ラッコ」経由)から。
キラの最期:8月の不調から11月5日まで
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2026年8月ごろ | 足腰の運動機能に不調が見られ、検査と経過観察を続ける |
| 11月1日(日) | 体重の低下も目立つとして、展示とライブ配信を止める可能性を公表(公式) |
| 11月3日(火) | 翌日からのラッコ見学の全面中止とライブ配信の停止を発表(公式) |
| 11月4日(水) | 治療とケアを優先して展示を中止 |
| 11月5日(木)午前7時ごろ | けいれんが見られ治療室へ。保温・酸素吸入・投薬を行う |
| 11月5日(木)午前10時40分 | 飼育係とメイに見守られて死ぬ |
| 11月7日(土)〜12月20日(日) | 館内に追悼のメッセージボードを設置 |
担当者は「亡くなる前日には寝転びながらもご飯を食べ、いらなくなったら首を横に振り、最後までキラらしい姿を見せてくれた」と話しています(鳥羽水族館)。飼育下のラッコの平均寿命は20歳前後で、18歳のキラは高齢でした(メ〜テレ)。
キラのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 誕生 | 2008年4月21日、アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町) |
| 鳥羽水族館へ | 2021年3月17日に入館。メイと一緒に暮らす |
| 性格 | ゆったりしたマイペースな姿で人気を集めた |
| 死亡 | 2026年11月5日、18歳。死因は呼吸不全による心肺停止と推測(病理検査で詳しく調べる予定) |
日本のラッコ、122頭から1頭までの推移
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1982年 | 伊豆・三津シーパラダイス(静岡県)で国内初の飼育 |
| 1994年 | 国内最多の28施設・122頭 |
| 1998年 | 米国が輸出を禁止し、海外から新しく迎えられなくなる |
| 2008年 | キラがアドベンチャーワールドで誕生 |
| 2021年 | キラが鳥羽水族館へ |
| 2025年1月4日 | 国内最後のオス「リロ」がマリンワールド海の中道(福岡県)で死ぬ。国内は鳥羽水族館のメス2頭だけに |
| 2026年11月5日 | キラが死に、国内はメイ1頭に |
中日新聞は「1990年代には国内で約120匹が飼育されていた」と伝えています(中日新聞)。輸入が途絶えたうえ、残ったのがメスだけになったため、国内で数を増やす方法はありません。新しいラッコを迎える計画は、11月7日の時点で発表されていません。
残されたメイと、これから
メイは22歳のメスで、飼育下の平均寿命とされる20歳前後をすでに超えています。メ〜テレによると、メイの体調に変化はありませんが、展示の再開は未定です(メ〜テレ)。鳥羽水族館の担当者は「メイのケアにも尽力し、1日でも長く元気に生きてもらえるよう頑張っていきたい」としています。
会いに行く前は、鳥羽水族館の公式サイトやXで展示の状況を確かめるのが確実です。館内のメッセージボードはIゾーン「極地の海」前の通路にあり、12月20日まで置かれます(シールがなくなりしだい受付終了)。献花や供え物は受け付けていません(公式)。
野生のラッコなら北海道で見られることも
ラッコは毛皮をとるための乱獲で、日本の周りでは20世紀のはじめにいなくなったと考えられていました。1980年代から北海道東部で再び見られるようになり、根室市のモユルリ島などで繁殖も確認されています。環境省のレッドリストでは絶滅危惧IA類です。世界の推定生息数は約12万9,000頭(2004〜2018年)です。生態はラッコの生態の記事でまとめています。
ラッコのキラとメイのよくある質問
Q. ラッコのキラはいつ死んだのですか。
A. 2026年11月5日午前10時40分に、鳥羽水族館で死にました。18歳のメスで、死因は呼吸不全による心肺停止と推測されています。
Q. 日本でラッコは何頭いますか。
A. 鳥羽水族館のメイ(メス22歳)の1頭だけです。国内では1994年に122頭が飼育されていました。
Q. メイには今会えますか。
A. 11月7日の時点で、ラッコの展示は中止されたままで、再開は未定です。訪れる前に鳥羽水族館の公式サイトやXで確かめてください。
Q. キラにメッセージを送れますか。
A. 鳥羽水族館の館内(Iゾーン「極地の海」前の通路)に、11月7日から12月20日までメッセージボードが置かれています。献花や供え物は受け付けていません。
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出典・参考資料
- 鳥羽水族館:【大切なお知らせ】ラッコの「キラ」死亡のお知らせ(2026年11月5日)
- 鳥羽水族館:ラッコ「キラ」のメッセージボードについて(2026年11月6日)
- 鳥羽水族館:ラッコ 見学中止・ライブ配信停止のお知らせ(2026年11月3日)
- 鳥羽水族館:ラッコ「キラ」の状態について(2026年11月1日)
- 中日新聞:鳥羽水族館のラッコ「キラ」天国へ 国内で飼育は22歳の「メイ」のみに
- メ〜テレ:鳥羽水族館のラッコ「キラ」死ぬ 18歳
- メ〜テレ(Yahoo!ニュース配信):ラッコの「キラ」にお別れ 来館者が追悼メッセージボードに
- Wikipedia:ラッコ(国内飼育数は日本動物園水族館協会の集計)
アイキャッチ写真のラッコは、キラやメイ本人ではありません。写真:Matt Zalewski/Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)。明るさ調整・文字入れあり。
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