ニュース|地震・防災
関東東方沖M6.1で最大震度3|周辺のM6以上は1973年以降8回
結論
- 11月6日19時39分ごろ、関東東方沖を震源とするマグニチュード6.1の地震があり、宮城・福島・茨城の3県で最大震度3を観測しました。震源の深さは約10kmです。
- 気象庁は19時53分に、千葉県九十九里・外房に津波予報(若干の海面変動)を出しましたが、津波被害の心配はありませんでした。
- USGSの地震カタログで、震源の周辺(北緯34〜36度・東経141.3〜143.5度)を数えると、M6以上は1973年以降で8回。今回は2016年以来、約10年ぶりです。
市区町村の数は、tenki.jpに載った気象庁の震度一覧を当サイトで数えたものです。
地震の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生時刻 | 2026年11月6日(金)19時39分ごろ |
| 震源地 | 関東東方沖(北緯35.0度、東経142.2度) |
| 深さ・規模 | 約10km、マグニチュード6.1 |
| 最大震度 | 震度3(宮城県・福島県・茨城県) |
| 津波 | 19時53分に津波予報(若干の海面変動)。対象は千葉県九十九里・外房で、被害の心配なし |
| 揺れた地域の人口 | 震度1以上の地域で約5,021万人(千葉日報の集計) |
震度1以上の揺れは、北海道から静岡県までの18都道県に広がりました。東京23区では千代田区・江東区・大田区・世田谷区・中野区・練馬区・江戸川区などで震度2でした(tenki.jp)。
震度3を観測した26市町村
| 県 | 市町村 |
|---|---|
| 宮城県(6) | 宮城美里町、名取市、角田市、岩沼市、蔵王町、石巻市 |
| 福島県(16) | 福島市、郡山市、白河市、須賀川市、二本松市、本宮市、国見町、川俣町、大玉村、天栄村、泉崎村、玉川村、いわき市、大熊町、双葉町、浪江町 |
| 茨城県(4) | 日立市、ひたちなか市、大洗町、東海村 |
| 震度 | 市区町村の数 | 都道府県 |
|---|---|---|
| 震度3 | 26 | 3県 |
| 震度2 | 226 | 14都県(千葉42・福島31・神奈川35など) |
| 震度1 | 274 | 18都道県(埼玉51・東京36など) |
気象庁の発表をtenki.jpの一覧で数えました。福井新聞によると、気象庁は第2報で神奈川県の震度を修正しています(福井新聞)。
M6.1なのに震度3だった理由
理由のひとつは震源が陸から遠いことです。震源(北緯35.0度・東経142.2度)から千葉県銚子市までは約150km、東京都心までは約230kmあります(当サイトで緯度経度から計算)。同じM6級でも、震源が陸の近くなら震度5弱以上になることがあります。
今回は震源から近い千葉県よりも、遠い宮城・福島で震度3が出ています。地盤の固さや揺れの伝わり方の違いによるとみられますが、気象庁はこの地震について個別の説明を出していません。
10月の千葉県北東部の地震とは別の場所
10月に震度5弱を観測した千葉県北東部の地震(M5.5)は、陸の真下で起きた地震でした。今回の震源はそこから東へ100km以上離れた海の上です。くわしくは千葉県北東部で震度5弱の記事にまとめています。
周辺の海域で起きたM6以上の地震(1973年以降)
| 日時(日本時間) | 規模 | 深さ | メモ |
|---|---|---|---|
| 1984年9月19日 02:02 | M6.8 | 約48km | — |
| 1995年1月10日 03:00 | M6.0 | 約33km | — |
| 2004年5月30日 05:56 | M6.5 | 約16km | — |
| 2005年1月19日 15:11 | M6.6 | 約28km | — |
| 2011年3月12日 00:13 | M6.3 | 約21km | 東日本大震災の翌日 |
| 2011年3月13日 10:26 | M6.1 | 約8km | 東日本大震災の2日後 |
| 2016年9月23日 09:14 | M6.2 | 約10km | — |
| 2026年11月6日 19:39 | M6.1 | 約29km | 今回の地震 |
USGS(米地質調査所)の地震カタログを、北緯34〜36度・東経141.3〜143.5度、M6以上の条件で当サイトが検索しました(USGS Earthquake Search)。規模と深さはUSGSの値で、気象庁の発表とは少し違います。今回の地震もUSGSではM6.1・深さ約29kmです。
8回のうち2回は2011年3月の東日本大震災の直後に起きた地震です。それを除くと数年〜10年に1回のペースで、今回は2016年9月以来の発生でした。房総沖から関東の東の海は、太平洋プレートとフィリピン海プレートが沈み込む場所で、M6級の地震は珍しくありません。
いまのうちに確かめたい備え
関東東方沖の地震のよくある質問
Q. 11月6日の夜の地震の震源はどこですか。
A. 関東東方沖(北緯35.0度、東経142.2度)で、深さは約10kmです。発生は19時39分ごろ、マグニチュードは6.1でした。
Q. いちばん強い揺れはどこでしたか。
A. 宮城県・福島県・茨城県の26市町村で震度3でした。東京23区や横浜市などは震度2〜1でした。
Q. 津波の心配はありましたか。
A. 気象庁は千葉県九十九里・外房に津波予報(若干の海面変動)を出しましたが、津波被害の心配はないと発表しました。
Q. この海域でM6以上の地震はよく起きますか。
A. USGSのカタログでは、周辺の海域で1973年以降に8回起きています。東日本大震災の直後の2回を除くと、数年〜10年に1回ほどのペースです。
あわせて読みたい
出典・参考資料
- tenki.jp:地震情報 2026年11月06日19時39分頃発生(気象庁発表)
- ウェザーニュース:関東東方沖でM6.1の地震 関東・東北で震度3 津波被害の心配なし
- 福井新聞:マグニチュード6.1、宮城や茨城で震度3の地震 各市町村の震度一覧
- 千葉日報:関東・東北・中部・北海道で地震 M6.1
- USGS:Earthquake Catalog(当サイトで検索・集計)
- 気象庁:地震情報
アイキャッチ写真は千葉県銚子市の犬吠埼灯台で、地震の被害を写したものではありません。写真:At by At/Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)。明るさ調整・文字入れあり。


コメント