FX・トルコリラ
トルコリラ円はなぜ最安値?利下げ後もスワップで勝てるか8年で検証
トルコリラ円が史上最安値を更新しました。トルコ中央銀行は10月22日に政策金利を37%から36%へ1%引き下げ、その翌日には円高も重なって、FX会社のレートで3.12円台をつけています。スワップ目当てでリラを持つ人にとって気になるのは「利下げ後もスワップで為替差損を埋められるのか」です。この記事では、トルコ中銀の公式データで政策金利と物価の推移を整理し、2019年から8年分のスワップ実績で、受け取ったスワップが為替差損に勝てた年・負けた年を自分で集計しました。
この記事の結論
- トルコリラ円はトルコ中銀の参考レートで3.1714円(10月27日)と、2025年末の3.652円から13.2%安です。FX会社のレートでは10月23日に3.12円台まで下げ、史上最安値を更新しました。
- 今年の下げは、ほぼ全部がリラ自体の下落(対ドルで16.0%安)です。ただ、最安値を更新した10月21日から23日の下げ(−0.89%)は、対ドルのリラ安が0.11%にとどまり、円高が主因でした。
- トルコ中銀は1月以来9か月ぶりに1%の利下げを決めました。9月の物価上昇率は29.73%と、2021年11月以来4年10か月ぶりに30%を下回り、政策金利から物価上昇率を引いた実質金利は約6.27%のプラスです。
- SBI FXトレードのスワップ実績で計算すると、年初に1万通貨買って年末まで持った場合、スワップが為替差損を上回ったのは2019年・2024年・2025年・2026年(10月27日まで)の4回で、2020〜2023年は毎年8千〜4万円の赤字でした。分かれ目は実質金利がマイナスかプラスかでした。
- 今のスワップ(1日27円)が1年続けば年9,855円で、1年後に約2.19円まで下がっても損益はとんとんです。ただし利下げが進めばスワップは減る方向です。次の焦点は10月29日のFOMC、30日の日銀、11月3日のトルコ10月CPI、12月10日のトルコ中銀会合です。
トルコリラ円はなぜ最安値に?下げの中身を分解
外為どっとコムのアナリストレポート(10月23日)によると、トルコリラ円は利下げ翌日の23日早朝に3.12〜3.13円前後まで続落し、史上最安値を更新しました。27日のレポートでは、安値は3.120円とされています。
FX会社のレートは各社で少しずつ違うため、この記事ではトルコ中央銀行が毎営業日15時30分(トルコ時間)に公表する参考為替レートを基準にします。トルコ中銀は「1ドル=何リラ」と「100円=何リラ」を公表しているので、そこからリラ円を計算できます。
| 日付 | 1ドル(リラ) | 100円(リラ) | リラ円(円) |
|---|---|---|---|
| 2025年末 | 42.8843 | 27.3824 | 3.6520 |
| 9月1日 | 48.2325 | 30.1418 | 3.3177 |
| 10月21日(利下げ前日) | 49.5569 | 31.3475 | 3.1901 |
| 10月22日(利下げ当日) | 49.5835 | 31.5805 | 3.1665 |
| 10月23日 | 49.6094 | 31.6272 | 3.1618 |
| 10月27日(最新) | 49.7445 | 31.5315 | 3.1714 |
トルコ中銀の参考レートで見ても、10月23日の3.1618円は、2026年のすべての営業日と2007年以降の各年末値の中で最も低い水準です。FX会社の安値(3.12円台)より高いのは、1日1回の公表値で、夜間や早朝の値動きを含まないためです。
今年の下げは「リラ安」、最安値の更新は「円高」
リラ円は「ドル円」と「ドルリラ」の2つの動きで決まります。2025年末から10月27日までを比べると、1ドルあたりのリラは42.88リラから49.74リラへ16.0%増え(リラ安)、ドル円は0.7%の円安でした。つまり今年のリラ円の下げは、ほぼ全部がリラ自体の下落によるものです。
一方、最安値を更新した10月21日から23日の2日間に限ると、リラ円は-0.89%下げましたが、対ドルのリラ安は0.11%だけで、100円あたりのリラが0.89%増えた(円高)ことが下げの大半でした。外為どっとコムの27日のレポートも、米国のAI関連株への警戒から株安と米金利低下が進み、ドル円が23日に一時156.08円まで下落したことを下げの主因に挙げています。
ポイント:リラ安は「毎週少しずつ」
同じレポートは、ドルに対するリラ安のペースが週0.4%程度で、利下げの前後でほぼ変わっていないと分析しています。トルコ中銀が為替の急変を避けながら、リラをゆっくり下げている状態です。そこに円高が加わると、リラ円は一気に最安値を更新します。
トルコ中銀の1%利下げで何が決まった?
トルコ中央銀行の金融政策委員会は2026年10月22日、政策金利(1週間物レポ金利)を37%から36%へ引き下げることを決めました。あわせて、翌日物の貸出金利を40%から39%へ、借入金利を35.5%から34.5%へ下げています。利下げは1月22日(38%→37%)以来9か月ぶりで、その間の5回の会合は据え置きでした。
| 2026年の会合 | 政策金利 | ポイント |
|---|---|---|
| 1月22日 | 38%→37% | 1%の利下げ |
| 3月12日 | 37%で据え置き | 地政学的な情勢でエネルギー価格が上昇。3月1日に1週間物レポ入札を一時停止 |
| 4月22日 | 37%で据え置き | エネルギー価格が高止まり |
| 6月11日 | 37%で据え置き | 国内の需要が弱いと判断 |
| 7月23日 | 37%で据え置き | エネルギー価格が再び上昇 |
| 9月10日 | 37%で据え置き | 物価の基調は鈍化と判断(8月23日にレポ入札の再開を発表) |
| 10月22日 | 37%→36% | 9か月ぶりに1%の利下げ |
| 12月10日 | 次回 | 2026年最後の会合 |
据え置きの理由は各回の声明文の要旨。レポ入札の停止(3月1日)・再開(8月23日発表)はトルコ中銀のプレスリリース。
声明文のポイント
声明文は、月ごとの振れはあるものの物価の基調は鈍化していると判断し、需要の弱さも確認できるとしました。一方で、地政学的な緊張によるエネルギー価格の高止まりは物価の上振れリスクだとし、利下げの幅と時期は会合ごとに慎重に決める、物価の見通しが大きく悪化すれば引き締めると書いています。中期的な物価目標は5%です。
外為どっとコムの10月23日のレポートによると、市場は今後も緩やかな利下げを予想しており、政策金利は2027年3月末に33%、6月末に31%、12月末に28%へ下がる見方が中心です。利下げは事前に織り込まれていたため、トルコの金融市場への影響は大きくなかったとしています。
会合の議事要旨(Summary of the MPC Meeting)は10月30日に公表される予定です。
政策金利の推移と実質金利(2021年以降)
トルコの政策金利は、ここ5年で大きく上下しました。2021年は物価が上がる中で利下げを続け、2023年2月には8.5%まで下がりました。物価上昇率が2022年10月に85.51%まで上がったあと、2023年6月から急速に利上げし、2024年3月には50%に達しました。2024年12月からは利下げに転じています(2025年4月に一度利上げ)。
下の表は、政策金利から物価上昇率を引いた実質金利と、リラ円の年間の騰落を並べたものです。
| 年 | 年末の政策金利 | 物価上昇率(12月) | 実質金利 | リラ円の騰落 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年 | 24% | 20.3% | +3.7% | −30.1% |
| 2019年 | 12% | 11.84% | +0.2% | −12.3% |
| 2020年 | 17% | 14.6% | +2.4% | −24.0% |
| 2021年 | 14% | 36.08% | −22.1% | −37.8% |
| 2022年 | 9% | 64.27% | −55.3% | −18.3% |
| 2023年 | 42.5% | 64.77% | −22.3% | −31.9% |
| 2024年 | 47.5% | 44.38% | +3.1% | −7.7% |
| 2025年 | 38% | 30.89% | +7.1% | −17.6% |
| 2026年(10月27日まで) | 36% | 29.73%(9月) | +6.3% | −13.2% |
政策金利:トルコ中銀の1週間物レポ金利(適用日ベース、年末時点。2026年は10月23日適用の36%)。実質金利も年末時点の値で、年の途中の変化は含みません。物価上昇率:トルコ統計局の消費者物価(前年同月比、トルコ中銀の掲載表)。リラ円:トルコ中銀の参考為替レートの年末値から計算。
実質金利が大きなマイナスだった2021〜2023年は、リラ円が毎年18〜38%下落(平均-29.3%)しました。実質金利がプラスに戻った2024年以降も下落は続いていますが、幅は7.7〜17.6%(2026年は10月27日まで13.2%)と小さくなっています。リラ円が1年間で上がった年は、2008年以降の18年で2009・2012・2013・2014年の4回だけです。
9月の物価上昇率29.73%は、2021年11月(21.31%)以来4年10か月ぶりに30%を下回りました。利下げ後の実質金利は36%−29.73%=約6.27%で、1月の利下げ後(12月の30.89%に対して約6.1%)とほぼ同じ水準を保っています。
2021年以降の政策金利の変更(全29回)
| 適用日 | 政策金利 | 変化 |
|---|---|---|
| 2021年3月19日 | 19% | |
| 2021年9月24日 | 18% | −1% |
| 2021年10月22日 | 16% | −2% |
| 2021年11月19日 | 15% | −1% |
| 2021年12月17日 | 14% | −1% |
| 2022年8月19日 | 13% | −1% |
| 2022年9月23日 | 12% | −1% |
| 2022年10月21日 | 10.5% | −1.5% |
| 2022年11月25日 | 9% | −1.5% |
| 2023年2月24日 | 8.5% | −0.5% |
| 2023年6月23日 | 15% | +6.5% |
| 2023年7月21日 | 17.5% | +2.5% |
| 2023年8月25日 | 25% | +7.5% |
| 2023年9月22日 | 30% | +5% |
| 2023年10月27日 | 35% | +5% |
| 2023年11月24日 | 40% | +5% |
| 2023年12月22日 | 42.5% | +2.5% |
| 2024年1月26日 | 45% | +2.5% |
| 2024年3月22日 | 50% | +5% |
| 2024年12月27日 | 47.5% | −2.5% |
| 2025年1月24日 | 45% | −2.5% |
| 2025年3月7日 | 42.5% | −2.5% |
| 2025年4月18日 | 46% | +3.5% |
| 2025年7月25日 | 43% | −3% |
| 2025年9月12日 | 40.5% | −2.5% |
| 2025年10月24日 | 39.5% | −1% |
| 2025年12月12日 | 38% | −1.5% |
| 2026年1月23日 | 37% | −1% |
| 2026年10月23日 | 36% | −1% |
トルコ中銀「1 Week Repo」の表。日付は新しい金利の適用日(2026年の2回はいずれも決定日の翌日)。
スワップで為替差損を埋められた?8年分を集計
トルコリラの買いポジションには毎日スワップ(金利差の調整額)が付きます。SBI FXトレードの「つみたて外貨」は2019年1月からのスワップ実績を日ごとに公表しているので、これを使って「スワップを受け取っても、為替差損で負けていなかったか」を計算しました。どれも1万通貨(レバレッジ1倍相当)の買いで、手数料・税金は含みません。
1. 年初に買って年末まで持った場合
| 年 | 年初→年末のリラ円 | 為替損益 | スワップ | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年 | 20.84→18.27円 | −25,710円 | +28,058円 | +2,348円 |
| 2020年 | 18.27→13.88円 | −43,866円 | +7,444円 | −36,422円 |
| 2021年 | 13.88→8.63円 | −52,514円 | +12,839円 | −39,675円 |
| 2022年 | 8.63→7.05円 | −15,756円 | +7,430円 | −8,326円 |
| 2023年 | 7.05→4.80円 | −22,496円 | +8,364円 | −14,132円 |
| 2024年 | 4.80→4.43円 | −3,721円 | +13,420円 | +9,699円 |
| 2025年 | 4.43→3.65円 | −7,800円 | +12,510円 | +4,710円 |
| 2026年(10/27まで) | 3.65→3.17円 | −4,806円 | +8,345円 | +3,539円 |
リラ円はトルコ中銀の参考レートの年末値、スワップはSBI FXトレード「つみたて外貨」の1万通貨あたり実績の合計(年末の翌日〜その年の年末まで)。
スワップが為替差損を上回ったのは2019年・2024年・2025年・2026年(10月27日まで)の4回でした。2020〜2023年は、スワップを受け取っても毎年8,326〜39,675円の赤字です。前の章の表と重ねると、赤字の年のうち2021〜2023年は実質金利が大きなマイナスだった時期、黒字に変わった2024年以降は実質金利がプラスの時期と重なります。2020年は実質金利こそプラスでしたが、この年のスワップは年4.1%相当と少なく、24%のリラ安を埋められませんでした。
2. 買う日をずらして1年持った場合
年初に買う人ばかりではないので、2019年1月4日から2025年10月27日までの毎営業日に買い、ちょうど1年持った場合を全部計算しました(為替はYahoo Financeの日足)。全1,773通りのうち1,121通り(63%)が赤字でした。
| 買い始めた年 | 試した日数 | 赤字 | 赤字の割合 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 257通り | 235通り | 91% |
| 2020年 | 262通り | 221通り | 84% |
| 2021年 | 261通り | 257通り | 98% |
| 2022年 | 260通り | 259通り | 100% |
| 2023年 | 260通り | 149通り | 57% |
| 2024年 | 262通り | 0通り | 0% |
| 2025年(10月27日まで) | 211通り | 0通り | 0% |
2021年・2022年に買った場合はほぼ全部が赤字で、2024年以降に買った場合は1通りも赤字がありません。保有期間を延ばすと、2019年以降に買って2年持った場合は1,515通り中1,153通り(76%)、3年持った場合は1,255通り中1,057通り(84%)が赤字で、長く持てば勝てるとは限りません。2019〜2022年に買った分は、2021年や2023年の大きなリラ安を通過したためです。
3. 今日まで持ち続けた場合
2019年1月から2025年10月まで、毎月初めに買って10月27日まで持ち続けた82通りでは、46通りが今も赤字です。たとえば2019年1月に20.857円で買った1万通貨は、スワップを98,410円受け取っても、為替差損が176,985円あり、合計で78,575円の赤字です。一方、2022年12月以降に買った35通りは、すべて黒字になっています。
注意:今の黒字は「リラ安が年10〜20%」で済んでいるから
今のスワップは1万通貨あたり1日27円(SBI FXトレードのつみたて外貨、10月)です。1年続けば9,855円で、リラ円3.1714円に対して年31.1%にあたります。単純計算では、1年後にリラ円が約2.19円まで下がっても損益はとんとんです。ただし、利下げが進めば金利差が縮み、スワップは減る方向です。2021年や2023年のように1年で30%以上下げれば、スワップでは埋められません。外為どっとコムの27日のレポートも、同社のスワップ(1日24円)で計算した週168円の受け取りに対し、今のリラ安のペースによる値下がりは週約133円で、差は35円ほどしかないと試算しています。
トルコリラ円は今後どうなる?見るべき日程と条件
- 10月29日 3:00FOMCの結果発表(日本時間)10月27〜28日の会合。ドル円が動けば、リラ円も同じ方向に動きやすくなります。
- 10月30日日銀の金融政策決定会合(2日目)10月29〜30日の会合。円高が進むと、リラ円の下押し要因になります。
- 10月30日トルコ中銀の議事要旨10月22日の会合の議事要旨(Summary of the MPC Meeting)の公表予定日です。
- 11月3日 16:00トルコの10月消費者物価トルコ統計局が公表(トルコ時間10時)。昨年10月は前月比2.55%上昇だったので、これを下回れば前年比の伸びはさらに鈍ります。
- 12月10日トルコ中銀の金融政策委員会2026年最後の会合。追加利下げの有無と幅が焦点です。
日時は日本時間。FOMCはFRB、日銀会合は日本銀行、トルコ中銀の日程は同行の2026年の会合予定、CPIの公表日はトルコ統計局の9月分の発表文(「次回は11月3日」)による。
リラ円が下げやすい条件
①日銀が追加利上げに前向きな姿勢を示す、または米国株の不安が強まって円高が進む場合、②10月の物価が予想より大きく鈍化し、12月10日の会合で利下げが続く・幅が広がるとの見方が強まる場合、③地政学リスクでエネルギー価格が上がり、トルコの経常収支やリラへの不安が強まる場合です。
リラ円が持ち直しやすい条件
①FRBの追加利上げ観測などでドル円が反発する場合、②リラ安のペース(週0.4%程度)が変わらず、スワップの受け取りが続く場合です。外為どっとコムの27日のレポートは、まず3.17円を回復できるかを目安に挙げています。
どちらに動くとしても、トルコリラ円は「ドル円」と「ドルリラ」の掛け算で動くことを覚えておくと、ニュースの見方が分かりやすくなります。
トルコリラを持つときの3つの注意点
1. レバレッジを低く保つ。2021年や2023年のように1年で30%以上下げる年があります。レバレッジが高いと、スワップを受け取る前に強制決済(ロスカット)になるおそれがあります。
2. スワップは毎日変わる。スワップは決まった利息ではなく、金利差や会社の設定で変わります。今回のような利下げが続けば、受け取りは減っていきます。会社によって金額も違い、10月下旬はSBI FXトレードのつみたて外貨が1日27円、外為どっとコムが1日24円でした。
3. 「長く持てば勝てる」とは限らない。上の集計では、2019年以降に買って3年持った場合の84%が赤字でした。積立でも高い時期に買った分は損が残ることは、積立FXは失敗する?SBIつみたて外貨を10通貨・81通りで検証でも確かめています。
トルコリラ円の最安値についてよくある質問
Q. トルコリラ円はなぜ最安値を更新したのですか?
A. 今年の下げはほぼ全部がリラ自体の下落(対ドルで16.0%安)によるものです。そこへ10月22日の利下げ後、米国株安と米金利低下で円高が進み、23日に最安値を更新しました。トルコ中銀の参考レートでは、10月21日から23日の下げ-0.89%のうち、対ドルのリラ安は0.11%だけでした。
Q. トルコ中銀は政策金利をいくらにしましたか?
A. 2026年10月22日に、政策金利(1週間物レポ金利)を37%から36%へ1%引き下げました。利下げは1月以来9か月ぶりです。次の会合は12月10日です。
Q. トルコリラ円は今いくらですか?
A. トルコ中銀の参考為替レート(10月27日公表)では3.1714円です。外為どっとコムのレートでは、23日早朝に3.12〜3.13円前後まで下げたあと、安値3.120円をつけて史上最安値を更新しました。
Q. スワップで為替差損を取り戻せますか?
A. 時期によります。SBI FXトレードの実績で計算すると、年初に買って年末まで持った場合、スワップが為替差損を上回ったのは2019年と2024年以降の4回で、2020〜2023年は毎年赤字でした。2019年以降の毎営業日に買って1年持った場合は63%が赤字です。
Q. トルコの10月の消費者物価はいつ発表されますか?
A. 2026年11月3日(火)のトルコ時間10時、日本時間16時にトルコ統計局が発表します。9月は前年同月比29.73%、前月比1.84%でした。
Q. トルコリラは今後も下がりますか?
A. リラ円が1年間で上がった年は2008年以降の18年で4回だけで、下げやすい通貨であることは変わりません。ただ、下げ幅は実質金利がプラスになった2024年以降小さくなっています。円高とトルコの利下げのペース次第で、どちらにも動く可能性があります。
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出典・参考資料
- Central Bank of the Republic of Türkiye:Press Release on Interest Rates(2026-45、10月22日)/1 Week Repo(政策金利の履歴)/Monetary Policy Committee 2026(会合日程)
- 同:Press Release on Turkish Lira Liquidity Management(2026-11、3月1日)/同(2026-35、8月23日)
- 同:Indicative Exchange Rates(参考為替レート、10月27日公表分)(2007〜2025年の年末値と2026年の全営業日を取得)/Consumer Prices(TURKSTAT公表値)
- Turkish Statistical Institute(TÜİK):Consumer Price Index, September 2026(10月5日公表、次回11月3日)
- SBI FXトレード:つみたて外貨 スワップカレンダー(2019年1月〜2026年10月、2026年10月28日取得)
- Yahoo Finance:チャートAPI TRYJPY=X(日足)(2026年10月28日取得)
- Board of Governors of the Federal Reserve System:FOMC meeting calendars/日本銀行:金融政策決定会合の運営
- 外為どっとコム マネ育チャンネル:トルコリラの焦点「中銀は6会合ぶりに利下げ…リラは円高主導で最安値を更新」(10月23日)/トルコリラ/円見通し(10月27日)
リラ円はトルコ中銀の参考為替レート(外貨の買い・売りの仲値)から「100÷100円あたりのリラ」で計算しました。FX会社のレートとは数銭ずれます。保有期間別の集計はYahoo FinanceのTRYJPY=X日足(トルコ中銀の年末値との差は±1.4%以内)で、スワップはSBI FXトレード「つみたて外貨」の1万通貨あたり実績(付与日数込み)を、買った日の翌日から売った日まで足しています。スプレッド・手数料・税金は含みません。声明文は原文(英語)を筆者が要約しました。この記事は情報提供を目的としたもので、特定の通貨や取引を勧めるものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。アイキャッチ背景:Vikiçizer「TC Merkez Bankası arka cephe.JPG」(Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0)をトリミング・明るさ調整・文字入れ。
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