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iPhone Duoの画面割れ報告、なぜ?修理18万円と保証で直る条件
Apple初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」が10月23日に発売されると、その日のうちに内側の画面(インナーディスプレイ)がヒンジに沿って割れたという報告が海外の掲示板に相次ぎました。原因はまだ分かっていません。この記事では報告の中身を整理したうえで、Apple公式の価格と修理料金から「割れたらいくらかかるのか」「保証で直るのはどんな場合か」を表にし、ほかの折りたたみスマホとも比べます。
この記事の結論
- 報告されているのは、内側の画面の中央(折り目)付近に割れが入り、片側に明るい線が出る症状です。受け取って約6時間・開閉20回未満で割れたという個人の端末もありますが、写真の多くは状況が分からず、原因は特定されていません。Appleは10月25日時点で公式の見解を出していません。
- Appleの修理料金では、内側の画面の損傷は保証対象外だと182,800円。256GBモデル(364,800円)の約50%にあたります。AppleCare+に入っていれば12,900円です。
- 製造上の問題なら購入から1年の製品保証の対象ですが、落下などの事故による損傷は対象外です。Appleで買った場合、受け取りから14日以内(10月23日受け取りなら11月6日まで)は返品・交換の期間です。
- AppleCare+は購入日から30日以内なら後から入れます(10月23日購入なら11月22日まで)。内側の画面の修理代の差(169,900円)は、年額プラン(29,800円)の約5.7年分です。

iPhone Duoの画面割れ報告とは?何が起きているのか
iPhone Duoは、本のように開くと大きな画面になる、Apple初の折りたたみiPhoneです。発売日の10月23日、海外の掲示板に「内側の画面が割れた」という写真が次々に投稿され、日本のIT系メディアも24日に相次いで報じました。報道の本文から確認できた内容を表にまとめます。
| 項目 | 内容(10月25日時点) |
|---|---|
| 製品 | iPhone Duo(Apple初の折りたたみiPhone)。開くと7.6インチ、閉じると5.4インチの画面 |
| 発売 | 2026年10月23日(金)。予約は10月16日(金)から |
| 報告された症状 | 内側の画面が、中央の折り目(ヒンジ)に沿って割れる。多くは片側に明るい線状の表示不良が出る |
| 報告の場所 | 米国の掲示板Reddit(r/iPhoneDuo)やMacRumorsのフォーラム。写真の多くは、米国より数時間早く発売された中国の店頭の展示機とされる |
| 個人の端末の例 | オーストラリアの所有者が「受け取って約6時間、開閉は20回未満」で、開く途中に割れたと投稿。Apple Storeでその場で新品に交換されたという |
| 原因 | 不明。写真の多くは撮影の状況が分からず、使い方による損傷の可能性も否定されていない |
| Appleの説明 | 10月25日時点で、原因や対応についての公式の発表は見当たらない(当サイトがAppleの日本語サイト・ニュースルームで確認した範囲) |
出典:Appleニュースリリース(9月9日)、MacRumors(10月23日)、GAZLOG(10月24日 9:21)、気になる、記になる…(10月24日 8:59)、iPhone Mania(10月24日 13:40)
「開閉20回未満で割れた」例の中身
いちばん具体的なのは、オーストラリアの所有者の投稿です。MacRumorsによると、この人は受け取ってから約6時間、開いた回数は20回に満たない状態で、友人に見せようと開いたときにヒンジのあたりに違和感があり、そのまま開くと音がして画面がヒンジに沿って割れたと書いています。画面の表面や外側のヒンジには、何かを挟んだような跡はなかったとしています。
GAZLOGによると、Redditの管理者は追加の写真とAppleの書類を確かめたうえで、割れたことと交換されたことは事実だと認めています。一方で、なぜ割れたのかまでは確認されていません。
まだ分からないこと
投稿された写真の多くは、中国の店頭の展示機を写したものとされ、どう扱われていたかは分かりません。気になる、記になる…は「ユーザーによる過失が原因である可能性も否定できません」と書いています。発売前のレビューでは、米国のジャーナリストが自作の機械で3万2,000回以上開け閉めしても画面に問題は出なかったと、GAZLOGが伝えています。どのくらいの割合の端末で起きているのかは、10月25日時点では分かっていません。
- 9月9日iPhone Duoを発表Appleが初の折りたたみiPhoneを発表。日本の価格は256GBで364,800円からです。
- 10月16日予約開始午後9時に予約注文が始まりました。
- 10月23日発売・破損の報告発売の数時間後から、内側の画面がヒンジに沿って割れた写真が掲示板に投稿されました。
- 10月24日日本のIT系メディアも報道GAZLOG、気になる、記になる…、iPhone Maniaなどが相次いで取り上げました。
- 11月6日返品・交換の期限(目安)10月23日にAppleから受け取った場合の14日目です。
- 11月22日AppleCare+加入の期限(目安)10月23日に購入した場合の30日目です。
期限の日付は、Appleの返品規定(受け取りから14日以内)とAppleCare+の規定(購入日から30日以内)をもとに当サイトが数えたものです。実際の期限は受け取り日・購入日で変わります。
iPhone Duoの価格と画面の修理代はいくら?
まずApple公式の販売価格です。容量は4種類で、いちばん安い256GBでも36万円を超えます。表の右の列は、内側の画面の修理代(保証対象外)が本体価格の何%にあたるかを当サイトで計算したものです。
| 容量 | Apple Storeの価格(税込) | 内側の画面の修理代の割合 |
|---|---|---|
| 256GB | 364,800円 | 50.1% |
| 512GB | 399,800円 | 45.7% |
| 1TB | 469,800円 | 38.9% |
| 2TB | 574,800円 | 31.8% |
出典:Apple「iPhone Duoを購入」(10月25日取得)。割合は、内側の画面の損傷の修理代182,800円を各価格で割った当サイトの計算です。
修理メニューごとの料金:AppleCare+あり・なし
Appleの画面修理のページでは、iPhone Duoの修理料金の見積額が「保証対象外」と「AppleCare」の2通りで示されています。iPhone Duoには「インナーディスプレイ」「アウターディスプレイ」「カバーレイヤー」という、ほかのiPhoneにはない項目があります。
| 修理メニュー | 保証対象外 | AppleCare+ |
|---|---|---|
| インナーディスプレイ(内側の画面)の損傷 | 182,800円 | 12,900円 |
| アウターディスプレイ(外側の画面)の損傷 | 64,800円 | 3,700円 |
| カバーレイヤーの損傷 | 8,800円 | 3,200円 |
| 背面ガラスの損傷 | 34,800円 | 3,700円 |
| アウターディスプレイと背面ガラスの損傷 | 87,800円 | ― |
| 背面カメラの損傷 | 40,800円 | ― |
| バッテリー修理 | 40,800円 | 0円 |
| その他の損傷 | 273,800円 | 12,900円 |
出典:Apple「iPhoneの画面のサービスと修理」の修理サービスの見積額(10月25日に料金表示を取得、税込)。「―」はAppleCareの表に項目がないもの。AppleCare+で盗難・紛失の保証を受ける場合も12,900円です。最終的な料金は、Appleが端末を診断・検査したうえで確定します。
内側の画面の修理代(182,800円)は、外側の画面(64,800円)の約2.8倍です。いちばん高い「その他の損傷」は273,800円で、256GBモデルの約75%にあたります。
「カバーレイヤー」とは
Appleのニュースリリースによると、内側の画面の表面は、耐擦傷コーティングと「独自のポリマー製Nano-texture仕上げのカバー層」で保護されています。修理メニューの「カバーレイヤーの損傷」(8,800円、AppleCare+なら3,200円)は、この表面の層の損傷を指すとみられます。どこまでが「カバーレイヤー」で済み、どこからが「インナーディスプレイ」になるかは、Appleの診断で決まります。
ほかの折りたたみスマホと比べて修理代は高い?
折りたたみスマホは、画面そのものが曲がる特殊な部品のため、修理代が高くなりがちです。メーカーや正規の修理店が公表している料金をもとに、内側の画面を保証なしで直したときの金額と、本体価格に対する割合を比べました。
| 機種 | 本体価格(税込) | 画面の修理代(保証なし) | 本体価格に対する割合 |
|---|---|---|---|
| iPhone Duo(256GB) | 364,800円 | 182,800円 Apple公式の修理料金 |
50.1% |
| iPhone 18 Pro Max(256GB) | 239,800円 | 64,800円 Apple公式の修理料金(画面の損傷) |
27.0% |
| iPhone 18 Pro(256GB) | 219,800円 | 57,800円 Apple公式の修理料金(画面の損傷) |
26.3% |
| Google Pixel 11 Pro Fold(256GB) | 279,900円 | 195,140円 iCrackedの料金表。内側の画面164,560円+必須のバッテリー交換30,580円 |
69.7% |
| Samsung Galaxy Z Fold8(256GB) | 269,880円 | Samsung Japanの公式サイトで機種別の金額を確認できず | ― |
出典:Apple(iPhone Duo)・Apple(画面の修理料金)、Google Store(Pixel 11 Pro Fold)、iCracked(Google正規サービスプロバイダ)のPixel修理料金、Samsung Japan(Galaxy Z Fold8)。いずれも10月25日に取得した税込価格。割合は当サイトの計算です。修理を受ける店や時期で料金が変わる場合があります。
iPhone Duoの内側の画面の修理代は、金額では182,800円とPixel 11 Pro Fold(195,140円)より少し安く、本体価格に対する割合も約50%で、Pixelの約70%を下回ります。ただし、ふつうのiPhone 18 Pro Maxの画面修理(64,800円、約27%)と比べると、金額は約2.8倍です。折りたたみの内側の画面は、それだけ高い部品だといえます。
耐久性について各社が公表していること
開け閉めに何回耐えるかという数字は、各社の日本語の製品ページでは示し方がまちまちです。
- Apple(iPhone Duo):開閉の回数は示していません。ヒンジは100以上の部品でできていて、内側の画面はガラスの層が「本のページのように」すべり合う構造、表面のカバー層はほかの素材より最大40%高い剛性だと説明しています。
- Google(Pixel 11 Pro Fold):「10年間の折りたたみテストをクリアした」と製品ページに書いています。
- Samsung(Galaxy Z Fold8):新しいヒンジ「Armor FlexHinge」を採用したと説明していますが、日本の製品ページに開閉の回数は見当たりませんでした。
出典:Appleニュースリリース、Google Store、Samsung Japan(いずれも10月25日に確認)
画面が割れたら保証で直る?無料になる条件
割れた画面が無料で直るかどうかは、「製品の不具合」なのか「事故による損傷」なのかで分かれます。Appleの規定をもとに整理します。
| ケース | AppleCare+なし | AppleCare+あり |
|---|---|---|
| 製造上の問題(初期不良など)と判断された | 購入から1年の製品保証の対象 | 対象(AppleCare+の期間中) |
| 落下など事故による損傷と判断された | 保証の対象外。内側の画面は182,800円 | サービス料12,900円(回数の制限なし) |
| Appleで買って14日以内 | 損傷のない製品なら返品・返金や交換ができる | 同じ |
出典:Apple「iPhone Duo – 情報」(製品1年限定保証の概要)、AppleCare+の説明(購入ページ)、Apple Storeの返品と返金、画面修理の料金
Appleの製品1年限定保証は、素材と加工について購入日から1年間保証するもので、通常の使用による摩耗や、事故・誤使用による損傷は保証しないと書かれています。今回の報告のように「何もしていないのに割れた」場合でも、不具合か損傷かを決めるのはAppleの診断です。報道では、オーストラリアの例はApple Storeでその場で交換されたとされていますが、すべての例が同じ扱いになるとは限りません。
AppleCare+は「30日以内」なら後からでも入れる
AppleCare+は、製品の購入日から30日以内に購入する必要があります。iPhone Duoの場合、盗難・紛失の保証もついたプランが月額2,980円または年額29,800円です。年額で払うと、月額の1年分(35,760円)より5,960円安くなります。
内側の画面を1回直すだけで、加入しない場合との差は169,900円。これは年額プランの約5.7年分にあたります。2年間加入して1回内側の画面を直した場合の合計は72,500円で、加入せずに直す182,800円の約40%です。加入するかどうかは、使い方や手持ちの保険(スマホの補償つきのカードや携帯会社の補償など)と合わせて考えてください。
iPhone Duoを買った人が今やること
Appleは10月25日時点で、今回の報告について特別な案内を出していません。そのため、ここではAppleの公式の規定の範囲でできることをまとめます。
- ① 開け閉めで違和感や音がないか確かめる:報告された例では、割れる前にヒンジのあたりの違和感があったと書かれています。気になる場合は、Appleから受け取って14日以内(10月23日受け取りなら11月6日まで)の返品・交換の期間のうちに、Apple Storeやサポートに相談するのが確実です。
- ② AppleCare+に入るかを30日以内に決める:10月23日購入なら11月22日が期限の目安です。
- ③ 画面が割れたら、そのままApple Storeか正規サービスプロバイダへ:不具合として扱われるかどうかは診断で決まります。AppleCareプランの保証対象の修理なら、サービス料はApple Storeでも正規サービスプロバイダでも同じだとAppleは説明しています。
- ④ 購入の証明を残しておく:Appleの保証の説明には、請求の際に購入を証明する書類が必要になる場合があると書かれています。
- ⑤ データのバックアップをとる:交換になった場合、端末上のデータをバックアップするのは利用者の責任だとAppleは定めています。
なお、iPhone Maniaは10月24日の記事で、Appleのオンラインストアで新しく注文した場合のお届け予定日が「2027年1月23日」だったと伝えています。品薄が続いているとみられ、交換用の在庫がどのくらいあるかも分かっていません。
出典:Apple Storeの返品と返金、AppleCare+の規定(購入ページの注記)、Apple製品1年限定保証の概要、iPhone Mania(10月24日)
iPhone Duoの画面割れのよくある質問
Q. iPhone Duoの画面はみんな割れるのですか?
A. そうとは言えません。報告は発売直後の一部の端末で、どのくらいの割合で起きているかは分かっていません。写真の多くは撮影の状況が不明で、使い方による損傷の可能性も否定されていません。発売前のレビューでは、3万2,000回以上の開け閉めで画面に問題が出なかったという例も報じられています。
Q. 画面が割れた原因は何ですか?
A. 10月25日時点で原因は分かっていません。Appleは公式の見解を出していません。割れた位置がヒンジ沿いのほぼ同じ場所だと報じられていますが、ヒンジの個体差なのか、扱い方なのかは確認されていません。
Q. 内側の画面の修理代はいくらですか?
A. Appleの修理料金の見積額では、保証対象外で182,800円、AppleCare+に入っていれば12,900円です(税込)。外側の画面は保証対象外で64,800円、AppleCare+で3,700円です。最終的な料金は診断のあとで決まります。
Q. AppleCare+は今からでも入れますか?
A. 製品の購入日から30日以内なら加入できます。iPhone Duoは月額2,980円または年額29,800円のプランで、事故による損傷の修理は回数の制限なく受けられます(1回ごとにサービス料がかかります)。
Q. 不具合なら無料で直りますか?
A. 製造上の問題とAppleが判断すれば、購入から1年の製品保証の対象です。落下などの事故による損傷は保証の対象外です。Appleで購入した場合は、受け取りから14日以内なら損傷のない製品の返品・交換もできます。
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出典・参考資料
- Apple:Apple、iPhone Duoを発表(2026年9月9日)、iPhone Duo 製品ページ、iPhone Duo 技術仕様、iPhone Duoを購入(価格・AppleCare+)
- Appleサポート:iPhoneの画面のサービスと修理(修理サービスの見積額)、iPhone Duo マニュアルとダウンロード(製品情報・1年限定保証の概要)、Apple Storeの返品と返金
- 他社:Samsung Japan Galaxy Z Fold8、Google Store Pixel 11 Pro Fold、iCracked Google Pixel修理サービス
- 報道:MacRumors(10月23日)、GAZLOG(10月24日)、気になる、記になる…(10月24日)、iPhone Mania(10月24日)
修理代の割合、AppleCare+との差額、期限の日付は、各資料をもとに当サイトが計算したものです。価格・料金は2026年10月25日に各公式サイトで確認した税込の金額で、今後変わる可能性があります。本文の写真:Ahmad Ali Karim(Wikimedia Commons、CC0)。アイキャッチの写真:SimonWaldherr(Wikimedia Commons、CC BY 4.0)をトリミング・明るさ調整し文字を追加。


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