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ワールドとTSIが経営統合はなぜ?2社の売上は10年前とほぼ同じ
「アンタイトル」「タケオキクチ」のワールドと、「ナノ・ユニバース」「パーリーゲイツ」のTSIホールディングスが、2026年10月14日に経営統合で合意しました。2027年3月1日に共同持株会社「インフィニティ・ユナイテッド」をつくり、2社はその完全子会社になります。なぜいま一緒になるのか。両社の公式資料から過去10年の売上と店舗数を並べると、2社を足した売上は10年前とほぼ同じで、店舗は2割減っていました。統合の条件と、株主・お客さんへの影響も整理します。
この記事の結論
- ワールドとTSIホールディングス(TSIHD)は、共同株式移転で持株会社「株式会社インフィニティ・ユナイテッド」を2027年3月1日に設立する予定です。両社は2027年2月25日に上場廃止となり、新会社が3月1日に東証プライムへ上場します。
- 株式の交換比率はワールド1株→新会社1株、TSIHD1株→新会社0.8株。自己株式を除いて計算すると、新会社の株主構成はワールド側が約62.6%、TSIHD側が約37.4%になります。
- 2026年2月期の売上を足すと約4,511億円。当サイトが決算資料で確かめた主要アパレル7社と比べると、ユニクロのファーストリテイリング、しまむらに次ぐ3番目の規模です。
- ただし、10年前(2016年の決算)の2社の売上合計は4,388億円で、10年で2.8%しか増えていません。店舗は4,107店から3,251店へ約2割減り、TSIHDは10年で店舗が半分になりました。
- 両社は統合の理由に「国内の店舗・ブランドの供給過剰が10年以上続いている」ことを挙げ、物流やIT、本社機能の共通化でコストを下げると説明しています。ブランドや店舗をどうするかは、まだ発表されていません。
売上と店舗数は、ワールドの統合報告書2026・データブック、TSIHDの連結業績ハイライトをもとに当サイトが集計。ワールドは2023年まで3月期決算、TSIHDは2月期決算のため、決算期が1か月ずれています。
ワールドとTSIの経営統合、何が決まった?
両社が10月14日に同じ内容で出した適時開示「共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に関するお知らせ」から、決まったことを整理します。どちらかがどちらかを買う形ではなく、持株会社を新しくつくって2社がその下に入る形です。開示では「対等の精神に基づく」経営統合としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年10月14日(水)。両社の取締役会で経営統合契約を結び、株式移転計画を共同で作成 |
| 方式 | 共同株式移転。新しく作る持株会社が、ワールドとTSIHDの株式を100%持つ |
| 新会社の名前 | 株式会社インフィニティ・ユナイテッド(INFINITY UNITED Inc.)。本店は東京都港区北青山 |
| 株式移転比率 | ワールド1株に新会社1株、TSIHD1株に新会社0.8株 |
| 新会社の株式数 | 約1億2,186万株(予定)。ワールド側が約62.6%、TSIHD側が約37.4%(当サイト計算) |
| トップ | 代表取締役会長に下地毅氏(TSIHD社長)、代表取締役社長執行役員に鈴木信輝氏(ワールド社長) |
| 統合後の形 | 新会社の下に中間持株会社として株式会社TSI・株式会社ワールド・ブランズ・株式会社ワールド・ソリューションズの3社を置く予定。ワールド・ブランズは「ワールド」への社名変更を検討 |
| 協議の始まり | 2026年6月ごろから協議 |
| 前提 | 両社の株主総会の承認と、関係当局の承認など |
比率の1対0.8はどう決まった?
ワールドは野村證券、TSIHDはみずほ証券に算定を頼みました。株価をもとにした「市場株価平均法」の結果は、野村證券・みずほ証券ともに0.77〜0.78。決まった0.8はこれより少し高く、TSIHDの株主にとっては株価の比率よりも2.6〜3.9%多く新会社の株を受け取る計算です。将来の利益見通しから出す「DCF法」では、野村證券が0.72〜1.19、みずほ証券が0.35〜1.28と幅がありました。
新会社の名前の意味
両社の説明資料では、インフィニティは「無限」の意味で、「多様な創造力と専門性を結び、可能性が無限に広がる企業体」を表すとしています。スローガンは「SHAPE A BETTER WORLD(よりよい世界をつくる。)」です。
経営統合はいつ?2027年3月までのスケジュール
開示資料にある予定は次のとおりです。今後の協議や当局の許認可の状況で変わる場合があります。
- 2026年10月14日経営統合契約を締結両社の取締役会で決議し、株式移転計画を共同で作成。
- 10月31日臨時株主総会の基準日この日の株主名簿に載っている株主が、12月の臨時株主総会で議決権を持ちます(10月16日に基準日を公告予定)。
- 12月24日両社で臨時株主総会株式移転計画を承認するかを株主が決めます。
- 2027年2月25日ワールド・TSIHDが上場廃止両社の株はこの日で東証での取引が終わります。
- 2027年3月1日インフィニティ・ユナイテッド設立・上場株式移転の効力が発生。新会社が東証プライムに新規上場(テクニカル上場)します。
発表から新会社の設立までは138日です。TSIHD自身が生まれたときは、2010年10月14日の合意から2011年6月1日の設立まで230日かかりました。偶然ですが、TSIHDはちょうど16年前の同じ10月14日に、前の経営統合を決めていたことになります。
TSIホールディングスとは?東京スタイルとサンエーの統合で誕生
TSIHDの有価証券報告書(2026年5月)の沿革によると、TSIHDは東京スタイルとサンエー・インターナショナルが共同株式移転で設立した会社です。今回のワールドとの統合と同じ「株式移転」という方式でした。
- 2010年10月14日:東京スタイルとサンエー・インターナショナルが、共同株式移転で持株会社をつくることで合意
- 2011年6月1日:TSIホールディングス設立・東証に上場
- 2014年:組織再編。9月に東京スタイルとサンエーの旧会社(資産管理会社)を吸収合併
- 2017年12月:米ストリートブランド「HUF」の運営会社を子会社化
- 2021年3月:ナノ・ユニバースなど主要子会社を合併し、事業会社「TSI」に集約
- 2025年9月:デイトナ・インターナショナルを子会社化
今回の開示では、2011年の統合の狙いを「国内市場の過当競争や海外ファストファッションの台頭という危機感から、単独では実現できなかったコストの削減、物流・ITシステムの共通化、EC投資の負担分散など」と振り返っています。15年前と同じ課題に、今度はワールドと組んで取り組む形です。
2社の売上と店舗を10年分並べると?独自集計
統合の理由を数字で確かめるため、ワールドの統合報告書2026(11カ年財務サマリー)と、TSIHDの連結業績ハイライトから、2016年以降の売上を並べました。
売上は10年でほぼ横ばい
| 決算 | ワールド | TSIHD | 2社合計 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 2,716億円 | 1,672億円 | 4,388億円 |
| 2017年 | 2,500億円 | 1,591億円 | 4,091億円 |
| 2018年 | 2,458億円 | 1,555億円 | 4,013億円 |
| 2019年 | 2,499億円 | 1,650億円 | 4,149億円 |
| 2020年 | 2,363億円 | 1,701億円 | 4,063億円 |
| 2021年 | 1,803億円 | 1,341億円 | 3,144億円 |
| 2022年 | 1,713億円 | 1,404億円 | 3,117億円 |
| 2023年 | 2,142億円 | 1,545億円 | 3,687億円 |
| 2024年 | 2,023億円 | 1,554億円 | 3,577億円 |
| 2025年 | 2,257億円 | 1,566億円 | 3,823億円 |
| 2026年 | 2,840億円 | 1,671億円 | 4,511億円 |
ワールドは2016〜2023年が3月期、2024年は決算期変更で11か月、2025年以降は2月期。TSIHDはすべて2月期。ワールドはIFRSの売上収益、TSIHDは日本基準の売上高で、基準が違う数字の単純合計です。
2社の合計は2016年が4,388億円、2026年が4,511億円。10年かけて2.8%増えただけで、途中のコロナ禍(2021〜2022年)には3,000億円台前半まで落ち込みました。TSIHDの売上の最高は2014年2月期の1,820億円で、2026年2月期はまだそれを下回っています。
ワールドの2026年2月期は2,840億円と前の期から大きく伸びていますが、データブックではこの期にM&Aで226店が加わっています。ワールドの統合報告書も、ライトオンなどの子会社化に触れています。伸びの多くは「買った分」と言えそうです。
店舗は2割減、TSIHDは半分に
| 決算 | ワールド | TSIHD | 2社合計 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 2,549店 | 1,558店 | 4,107店 |
| 2017年 | 2,490店 | 1,369店 | 3,859店 |
| 2018年 | 2,489店 | 1,229店 | 3,718店 |
| 2019年 | 2,441店 | 1,164店 | 3,605店 |
| 2020年 | 2,503店 | 1,074店 | 3,577店 |
| 2021年 | 2,194店 | 924店 | 3,118店 |
| 2022年 | 2,401店 | 846店 | 3,247店 |
| 2023年 | 2,262店 | 767店 | 3,029店 |
| 2024年 | 2,217店 | 761店 | 2,978店 |
| 2025年 | 2,295店 | 706店 | 3,001店 |
| 2026年 | 2,474店 | 777店 | 3,251店 |
ワールドは決算補足資料(データブック)の期末店舗数(2016年は2017年3月期の期首店舗数)。TSIHDは連結業績ハイライトの店舗数。
2社の店舗は4,107店から3,251店へ、856店(21%)減りました。TSIHDは1,558店から777店へ約半分になり、2014年2月期の2,048店から数えると62%減です。
ワールドは店舗数だけを見ると横ばいですが、データブックの出店・退店を10年分足すと、出店1,122店に対して退店2,424店。差し引き1,302店の減少を、ナルミヤ・インターナショナル(2022年3月期に680店)などのM&Aで加わった1,227店で埋めてきた形です。コロナ禍の2021〜2022年3月期の2年間だけで1,004店を閉めています。
百貨店からECへ、売り場も変わった
TSIHDの販路別売上を見ると、百貨店は2014年2月期の536億円(売上の29.5%)から、2026年2月期は154億円(9.2%)に縮みました。代わりにECは163億円(8.9%)から438億円(26.2%)に増えています。売り場が変わるなかで、店舗や物流、システムを2社が別々に持ち続ける負担は大きくなっています。
利益はコロナ禍で両社とも赤字に
| 決算 | ワールド 営業利益 | TSIHD 営業利益 |
|---|---|---|
| 2016年 | 36億円 | 11億円 |
| 2019年 | 148億円 | 23億円 |
| 2020年 | 124億円 | 1億円 |
| 2021年 | -216億円 | -118億円 |
| 2022年 | 22億円 | 44億円 |
| 2025年 | 167億円 | 16億円 |
| 2026年 | 157億円 | 43億円 |
2021年は両社そろって営業赤字でした。直近の2026年2月期の営業利益率は、ワールドが約5.5%、TSIHDが約2.6%。開示資料では、統合でIT・物流・本社機能を共通化し、重複する投資や管理コストを減らすとしています。
ワールドの2026年2月期の営業利益は、IFRS第18号の早期適用後の値(統合報告書)。適時開示に載っている適用前の値は160億円です。
統合後の売上は国内アパレルで何位?主要7社と比較
各社の決算短信やIR資料で、直近の通期売上を確かめました。ファーストリテイリングは2026年8月期決算短信、しまむらは財務・業績情報、アンドエスティHDは2026年2月期決算短信、オンワードHDは財務データ、パルグループHDは2027年2月期第2四半期決算説明会資料の前期実績です。
| 会社 | 決算期 | 売上 |
|---|---|---|
| ファーストリテイリング(ユニクロ・ジーユー) | 2026年8月期 | 3兆9,634億円 |
| しまむら | 2026年2月期 | 7,000億円 |
| ワールド+TSI(合算) | 2026年2月期 | 4,511億円 |
| アンドエスティHD(アダストリアの親会社) | 2026年2月期 | 3,044億円 |
| ワールド | 2026年2月期 | 2,840億円 |
| オンワードHD | 2026年2月期 | 2,368億円 |
| パルグループHD | 2026年2月期 | 2,347億円 |
| TSIホールディングス | 2026年2月期 | 1,671億円 |
グラフはファーストリテイリング(3兆9,634億円)を除き、しまむらを100%として表示。売上には海外や雑貨・飲食なども含みます。会計基準(IFRS/日本基準)や決算期は各社で異なります。
2社を足した4,511億円は、ファーストリテイリング、しまむらに次ぐ3番目。これまで3番手だったアンドエスティHD(3,044億円)を約1,467億円上回ります。一方、しまむらとは約1.55倍、世界展開するファーストリテイリングとは約9倍の差があります。
両社の2027年2月期の会社予想は、ワールドが3,000億円(10月5日の中間決算短信)、TSIHDが2,000億円(10月14日の中間決算短信)で、足すと5,000億円になります。TSIHDの予想には、2025年9月に子会社化したデイトナ・インターナショナルなどが加わっています。
比べた会社について
この比較は、当サイトが決算資料で売上を確かめた衣料品中心の上場7社(+2社合算)です。スポーツ用品、靴、総合雑貨の大手や、紳士服チェーンなどは含めていません。「国内アパレルで何位」は、どこまでをアパレル企業とみなすかで変わる点に注意してください。
ワールドとTSIの主なブランドは?
| 会社 | 主なブランド |
|---|---|
| ワールド | 「アンタイトル」「インディヴィ」「リフレクト」「タケオキクチ」「ドレステリア」「オペークドットクリップ」「シューラルー」「グローブ」「ザ・ショップ・TK」「ワンズテラス」「212キッチンストア」「イッツデモ」、子ども服の「プティマイン」(ナルミヤ・インターナショナル)、ジーンズの「ライトオン」、古着の「ラグタグ」など |
| TSIHD | 「ナノ・ユニバース」「パーリーゲイツ」「ジャックバニー!!」「マーガレット・ハウエル」「ナチュラルビューティーベーシック」「ジル バイ ジルスチュアート」「アヴィレックス」「ショット」「アルファ インダストリーズ」「アンドワンダー」「ステューシー」「HUF」「フリークス ストア」「ニューバランスゴルフ」など |
ワールドはデータブックの主要ブランド別店舗数と統合報告書、TSIHDはブランド一覧ページから抜き出し。ライセンスや国内販売代理のブランドも含みます。
ワールドのデータブックによるブランド数は、2026年8月末で65、店舗数は2,500店です。ブランド数は2021年3月期に37まで減らしたあと、M&Aで増えてきました。TSIHDのブランド一覧ページには、10月14日時点で57のブランドが載っています。
両社は、ブランドの顧客層・販路・商品・価格が「殆ど重複しない」と説明しています。ワールドは百貨店やショッピングセンター向けの婦人服・紳士服、子ども服や雑貨に強く、TSIHDはストリートやアメカジ、ゴルフに強いという組み合わせです。
店やブランドはなくなる?
10月14日時点で、ブランドの統廃合や店舗の閉鎖についての発表はありません。開示では「ブランドそれぞれの創造性を担保したうえで」生産・物流・販売の基盤を共通化するとしています。新会社の経営方針や業績見通しは「今後両社で検討し、確定次第お知らせ」するとしており、具体的な計画はこれからです。ポイントカードや会員サービスの扱いも、現時点では示されていません。
ワールド・TSIの株主はどうなる?配当と株主優待
株主にとっての主なポイントを、開示資料から整理します。
- 株は自動的に新会社の株に替わる:手続きは不要で、2027年3月1日に新会社の株が割り当てられます。ワールドの株主は同じ数、TSIHDの株主は0.8倍の数です。
- TSIHDは125株以上で新会社の1単元(100株):新会社の単元株式数は100株の予定です。TSIHD株が125株未満だと、受け取る株が100株に届かず、市場で売れない「単元未満株」になります(会社への買い取り請求や買い増し請求はできる予定)。1株に満たない端数は、会社法に従って金銭で支払われます。
- 統合前の配当:2027年2月28日までの基準日で、ワールドは1株36円まで、TSIHDは1株70円までの配当ができると合意しています。両社の2027年2月期の配当予想(期末)は、ワールド36円、TSIHD70円です。
- 株主優待:2027年2月28日までの基準日について、ワールドは100株以上を2回(6か月)以上続けて持つ株主に、TSIHDは100株以上の株主に、株主優待を実施する予定です。新会社の優待は、まだ示されていません。
- 新会社の配当方針:配当性向かDOE(株主資本配当率)の一定割合のどちらか高い方を目安にする「累進的な配当政策」をとる予定としています。
臨時株主総会の議決権
12月24日の臨時株主総会で議決権を使えるのは、10月31日時点の株主です。統合に反対する株主は、会社法の手続きに沿って、会社に株を買い取るよう請求できます。
なぜワールドとTSIは経営統合するのか?両社が挙げた3つの理由
開示資料では、両社に共通する現状認識として次の3点を挙げています。
- 国内市場の過当競争:店舗とブランドの供給過剰が10年以上続き、店舗・EC・物流・システム・在庫の重複が業界全体のコストを押し上げている。円安による調達コストの上昇、人口減少、インフレへの対応も必要。それなのに、他の業界のような合従連衡(統合・再編)がファッション業界では起きていない。
- 顧客の変化:グローバルSPA(ユニクロのように企画から販売まで自社で行う企業)や大手の寡占が進む一方、新しいビジネスモデルの新興勢力も台頭している。
- 大量生産・大量値引き・大量廃棄の限界:環境負荷が高い従来のモデルを続けるのは難しく、再生・再活用を前提にした循環型ビジネスへの転換には、1社の枠を超えた資本規模と投資余力が必要。
そのうえで、統合によるシナジー(相乗効果)として、IT・物流・本社機能の共通化、顧客情報の統合によるデジタルマーケティング、地方や海外の販路の相互補完、M&Aや人材への投資拡大を挙げています。ワールドは、ユニクロのような「第1極(グローバルSPA)」、メガリテーラー・メガサプライヤーの「第2極」とは違う、多くのブランドが集まる「第3極」をめざすとしてきました。
上で見たとおり、2社の売上は10年でほとんど増えておらず、店舗は2割減りました。各社が単独で店舗を減らしたりブランドを買ったりしてきた流れから、会社同士が一緒になって規模とコストの問題に取り組む段階に入った、と見ることができます。統合効果の金額や、店舗・ブランドの再編計画は、今後の発表が注目されます。
ワールドとTSIの経営統合の報道(X)
経営統合の合意は10月14日、各メディアが報じました。
ワールドとTSIホールディングスが、共同株式移転による経営統合に合意したと発表した。2027年3月1日を効力発生日として、新設する共同持株会社「インフィニティ・ユナイテッド」のもとに両社が完全子会社として傘下に入る。 pic.twitter.com/7vAKUfEi7U
— FASHIONSNAP (@fashionsnap) October 14, 2026
アパレルのワールドとTSIが経営統合へ 両社で持ち株会社設立https://t.co/x55fzYMO64
27年3月1日付で「インフィニティ・ユナイテッド」を発足します。少子高齢化で国内の市場が縮小するなか、経営統合でコストを抑えて生き残りを図ります。
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) October 14, 2026
ワールドとTSIの経営統合のよくある質問
Q. ワールドとTSIホールディングスの経営統合はいつですか?
A. 2027年3月1日の予定です。この日に共同持株会社「インフィニティ・ユナイテッド」が設立され、東証プライムに上場します。ワールドとTSIHDは2月25日に上場廃止になります。12月24日の両社の臨時株主総会で承認されることが前提です。
Q. 新しい会社の名前は何ですか?
A. 株式会社インフィニティ・ユナイテッド(英文名:INFINITY UNITED Inc.)です。本店は東京都港区北青山に置く予定で、ワールドとTSIHDはその完全子会社になります。
Q. 株式移転比率の1対0.8とはどういう意味ですか?
A. ワールドの株1株につき新会社の株1株、TSIHDの株1株につき新会社の株0.8株が割り当てられるという意味です。たとえばTSIHDを125株持っていれば、新会社の株を100株受け取ります。
Q. 統合後の売上規模はどれくらいですか?
A. 2026年2月期の売上を足すと約4,511億円です。当サイトが比べた主要アパレル7社の中では、ファーストリテイリング、しまむらに次ぐ3番目の規模になります。両社の2027年2月期の会社予想を足すと約5,000億円です。
Q. ナノ・ユニバースやタケオキクチなどのブランドはなくなりますか?
A. 10月14日時点で、ブランドの統廃合や店舗閉鎖の発表はありません。両社は「ブランドそれぞれの創造性を担保」したうえで、物流やITなどの基盤を共通化するとしています。具体的な計画は今後発表される見込みです。
Q. TSIホールディングスはどんな会社ですか?
A. 2011年6月に東京スタイルとサンエー・インターナショナルが経営統合して生まれたアパレル持株会社です。ナノ・ユニバース、パーリーゲイツ、アヴィレックス、マーガレット・ハウエルなどのブランドを展開しています。
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出典・参考資料
- ワールド・TSIホールディングス:共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に関するお知らせ(2026年10月14日)/TSIホールディングス プレスリリース
- ワールド:統合報告書2026(11カ年財務サマリー)、2027年2月期 第2四半期 決算補足資料(データブック)、2019年3月期〜2026年2月期の各データブック、2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信
- TSIホールディングス:連結業績ハイライト(Excel)、有価証券報告書(2026年5月20日)、2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信、ブランド一覧
- ファーストリテイリング:IRライブラリー(2026年8月期 決算短信、10月8日)
- しまむら:財務・業績情報/アンドエスティHD:2026年2月期 決算短信
- オンワードホールディングス:財務データ(連結損益計算書)/パルグループホールディングス:2027年2月期 第2四半期 決算説明会資料
10年推移・店舗の増減・株主構成・各社比較は、上記資料をもとに当サイトが集計・計算したもので、各社の公式な数値ではありません。アイキャッチ写真:神戸のワールド本社ビル(663highland/Wikimedia Commons、CC BY 2.5)。トリミング・明るさ調整・文字入れあり。


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