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MMX打ち上げは何時?H3ロケット10号機の中継と過去9機の結果
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、火星の衛星フォボスから砂を持ち帰る探査機「MMX」を、10月20日(火)午前4時41分03秒にH3ロケット10号機で種子島宇宙センターから打ち上げる予定です。成功すれば、火星圏から試料を持ち帰る世界初の計画が動き出します。打ち上げの時刻とライブ中継、MMXが何を調べるのか、そしてH3ロケットのこれまで9機の結果と、世界のサンプルリターンとの比較を、公式発表をもとにまとめました。
この記事の結論
- MMXを載せたH3ロケット10号機の打ち上げは、2026年10月20日(火)4時41分03秒の予定です(10月19日時点)。天候などで延びた場合の予備期間は10月21日〜11月9日で、予備日の打ち上げ時刻は日ごとに決まります。
- ライブ中継はJAXAのYouTube(JAXA Channel)とニコニコ生放送で、20日午前3時45分ごろから始まる予定です(打ち上げ約55分前〜75分後ごろ)。MMXの分離は打ち上げから約1時間11分後、5時52分ごろの計画です。
- MMXは火星の衛星フォボスに2回着陸して10g以上の砂を採取し、2031年度に地球へ持ち帰る計画です。火星圏からのサンプルリターンは世界で初めてです。
- H3ロケットはこれまで9機を打ち上げて7機が成功(成功率約77.8%)。2025年12月の8号機失敗のあと、6号機・9号機と2機続けて成功しています。今回はブースター4本とロングフェアリングを組み合わせた初の「H3-24L」形態です。
打ち上げ日時はJAXAの10月18日のプレスリリース、H3の成否はJAXAのH3ロケット関連プレスリリースの各号機の打上げ結果から当サイトが集計。
MMXの打ち上げはいつ何時?10月20日午前4時41分の予定
JAXAは10月18日のプレスリリースで、H3ロケット10号機によるMMXの打ち上げ時刻を次のとおり決めたと発表しました。8月20日の最初の発表と同じ日時です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 打ち上げ日 | 2026年10月20日(火) |
| 打ち上げ時刻 | 4時41分03秒(日本時間) |
| 予備期間 | 2026年10月21日(水)〜11月9日(月)。予備日の打ち上げ時刻は日ごとに設定 |
| 場所 | 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場(鹿児島県南種子町) |
| ロケット | H3ロケット10号機(H3-24L形態:LE-9エンジン2基、固体ロケットブースタ4本、ロングフェアリング) |
| 搭載物 | 火星衛星探査機MMX(打ち上げ時の質量4,480kg) |
| MMXの分離 | 打ち上げ約1時間11分12秒後(5時52分ごろ)に火星へ向かう軌道で分離 |
出典:JAXAプレスリリース(2026年10月18日)、ロケット打上げ計画書[改訂版](PDF)。時刻は10月19日時点の予定です。
予備期間は11月7日まで→11月9日までに延長
8月20日の発表では予備期間を「10月21日〜11月7日」としていましたが、10月18日の発表と改訂版の計画書では「10月21日〜11月9日」に2日延びています。20日に打ち上げられなかった場合でも、11月9日までの20日間に打ち上げる機会があるということです。火星へ向かう探査機は、地球と火星の位置関係によって打ち上げられる時期が限られるため、天候などで延期が重なった場合の余裕を広げたとみられます(延長の理由はJAXAの発表には書かれていません)。
なぜ午前4時41分?打ち上げ時刻が秒単位で決まる理由
火星へ向かう探査機は、目標の軌道に乗せるために打ち上げの瞬間が細かく決まっています。計画書には「MMXは火星遷移軌道投入ミッションのため、打上げ日により第2段エンジン第1回燃焼停止後の飛行計画が異なる」と書かれており、打ち上げ日が変わると飛行の手順そのものが変わることがわかります。予備日の打ち上げ時刻が「日ごとに設定」とされているのも、このためです。
打ち上げからMMX分離までの流れ
計画書の飛行計画(10月20日に打ち上げた場合)を、時刻に直すと次のようになります。
- 4時41分03秒リフトオフ種子島宇宙センターの大型ロケット第2射点から打ち上げ。東の方角(方位角90度)へ向けて太平洋上を飛行します。
- 約1分56秒後固体ロケットブースタ(4本)を分離2本ずつ、約1分56秒後と1分58秒後に分離します。
- 約3分17秒後衛星フェアリングを分離MMXを覆っていたロングフェアリング(長さ約16.4m)を開いて捨てます。
- 約4分59秒後第1段と第2段を分離約5分12秒後から第2段エンジンの1回目の燃焼(約10分40秒後まで)。
- 約1時間4分後第2段エンジン2回目の燃焼いったん慣性飛行したあと、約1時間3分57秒後に再着火し、約1時間10分21秒後に停止します。8号機ではこの2回目の燃焼が正常に立ち上がりませんでした。
- 5時52分ごろMMXを分離(約1時間11分12秒後)火星へ向かう「火星遷移軌道」でMMXを切り離します。高度は約592km、速度は秒速約11.2kmの計画です。
時刻は計画書の「打上げ後経過時間」を4時41分03秒に足して当サイトが計算。打ち上げ日が変わると第2段1回目の燃焼停止より後の時刻は変わります。
MMX打ち上げのライブ配信はどこで見られる?
JAXAは特設サイトで、打ち上げのライブ中継の予定を公表しています(10月18日現在)。
- 番組開始:2026年10月20日 午前3時45分ごろ
- 放送時間:打ち上げ55分前ごろ〜打ち上げ75分後ごろ
- インターネット配信:YouTube LIVE(JAXA Channel)、ニコニコ生放送
- パブリックビューイング:相模原市立博物館プラネタリウム(神奈川県)、鹿児島県庁18階展望ロビー(鹿児島県)が実施予定
放送は打ち上げ75分後ごろまでなので、約71分後のMMX分離も中継の時間内に入る計算です。JAXAは、打ち上げ準備の状況によって放送の延期・時刻変更・休止があること、ネット配信には少し遅れがあることを注意点として挙げています。
夜明け前の打ち上げ、空で見える可能性も
4時41分は日の出前です。特設サイトでは「夜空のパブリックビューイング」として、打ち上げを全国で観測できる可能性があると呼びかけています。ただし見え方は天気や場所によって大きく変わるため、確実に見たい人はライブ中継を併用するのがおすすめです。H3ロケットで夜明け前の打ち上げは、8月11日の9号機(4時23分)に続いて2回目です。
MMXとは?火星の衛星フォボスから何を持ち帰るのか
MMX(Martian Moons eXploration、火星衛星探査計画)は、火星の2つの衛星のうち内側を回るフォボスを主な探査先とし、地形や組成を調べたうえで、表面の砂や岩石を地球に持ち帰る計画です。MMX公式サイトは「火星の月・フォボスから『10gの砂』を持ち帰る」と紹介しています。フォボスは直径23km、外側のダイモスは直径12kmの小さな天体です。

何を調べる?火星の衛星の「生まれ」と水の行方
フォボスとダイモスがどうやってできたのかは、まだわかっていません。MMXのプレスキットによると、小惑星が火星につかまった「捕獲小惑星説」と、火星に大きな天体がぶつかって生まれた「巨大衝突説」があり、MMXはどちらなのかを明らかにすることを目標の一つにしています。計画書によると、MMXは持ち帰った砂に含まれる水を含む鉱物・水・有機物を分析し、火星の衛星と、地球のような惑星で生命が生まれて住める環境ができた起源を探ります。太陽系の初めのころに水や有機物がどう運ばれたのかを知る手がかりにもなるとしています。
もう一つの目的は技術です。火星の重力圏まで行って帰ってくる往復の技術、衛星に着陸して滞在する技術、高度な採取の技術を手に入れることを掲げています。MMXのプレスキットでは、火星の衛星への往復は「小惑星への往還より数段難しく、大型のロケット、探査機を必要とする」と説明しています。
どうやって採る?2回の着陸で「深さ2cm以上」から10g以上
MMXは往路・探査・復路の3つのモジュールを重ねた構成で、打ち上げ時の質量は4,480kg。採取には、マニピュレータ(ロボットアーム)とコアラー(筒状の採取器)を使う装置で、深さ2cm以上から10g以上の砂を採る計画です。NASAが提供する空気圧式の採取装置(ニューマティック採取機構)も載せています。
観測機器は全部で13。望遠カメラ「TENGOO」、広角分光カメラ「OROCHI」、フランスが提供する近赤外分光装置、NASAが提供するガンマ線・中性子線分光計、フランス・ドイツが提供するローバ「IDEFIX」などです。NHKとJAXAが共同開発したスーパーハイビジョンカメラも搭載しています。
MMXの行程:2026年度出発、2031年度に帰還
- 2026年度打ち上げH3ロケット10号機で種子島から打ち上げ。約1年かけて火星圏へ向かいます。
- 2027年度火星圏に到着火星を回る軌道に入ります。ミッション前半で最大の山場です。
- 2027〜2030年フォボスの観測と着陸フォボスとともに火星を回る「擬周回軌道」から詳しく観測。最初にローバ(独仏が提供)を降ろし、そのあと探査機が2回着陸して10g以上の砂を採取します。もう一つの衛星ダイモスも観測します。
- 2030年度火星圏を出発メインエンジンを噴射して火星圏を離れ、約1年かけて地球へ。
- 2031年度地球に帰還砂の入ったカプセルを切り離して大気圏に突入させ、オーストラリアで回収する予定です。
出典:MMX公式サイト、MMXプレスキット(PDF)。行程は年度表記と年表記が資料によって混在しているため、そのまま記載しています。
H3ロケットの打ち上げ結果は?9機中7機成功、2回の失敗
H3ロケットは、H-IIAの後継として開発された日本の新しい基幹ロケットです。JAXAが公表している各号機の打上げ結果を1機ずつ確認し、表にまとめました。これまで9機を打ち上げ、7機が成功、2機が失敗しています(成功率約77.8%)。なお、号機番号と打ち上げの順番は一致しておらず、6号機(30形態の試験機)は8号機より後の2026年6月に打ち上げられています。
| 号機 | 打ち上げ日 | 形態 | 搭載物 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 試験機1号機 | 2023年3月7日 | H3-22S | 先進光学衛星「だいち3号」 | 失敗 |
| 試験機2号機 | 2024年2月17日 | H3-22S | 性能確認用ペイロード(VEP-4)、小型副衛星2機 | 成功 |
| 3号機 | 2024年7月1日 | H3-22S | 先進レーダ衛星「だいち4号」 | 成功 |
| 4号機 | 2024年11月4日 | H3-22S | Xバンド防衛通信衛星「きらめき3号」 | 成功 |
| 5号機 | 2025年2月2日 | H3-22S | 準天頂衛星「みちびき6号機」 | 成功 |
| 7号機 | 2025年10月26日 | H3-24W | 新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1) | 成功 |
| 8号機 | 2025年12月22日 | H3-22S | 準天頂衛星「みちびき5号機」 | 失敗 |
| 6号機 | 2026年6月12日 | H3-30S | 性能確認用ペイロード(VEP-5)、小型副衛星6基 | 成功 |
| 9号機 | 2026年8月11日 | H3-22S | 準天頂衛星「みちびき7号機」 | 成功 |
| 10号機 | 2026年10月20日(予定) | H3-24L | 火星衛星探査機MMX | — |
JAXAのH3ロケット関連プレスリリースの各号機の打上げ結果・打上げ失敗の発表、H3ロケット10号機プレスキット(PDF)の機体形態から当サイトが作成。形態の数字は「LE-9エンジンの基数」と「固体ロケットブースタの本数」、末尾の英字はフェアリングの種類(S=ショート、L=ロング、W=ワイド)。
2回の失敗はどちらも第2段で起きた
試験機1号機(2023年3月)は、第2段エンジンが着火せず、JAXAが指令破壊信号を送って打ち上げ失敗となりました。8号機(2025年12月)は、第2段エンジンの2回目の燃焼が正常に立ち上がらず早期に停止し、「みちびき5号機」を予定の軌道に投入できませんでした。プレスキットによると、その後の調査で、衛星フェアリングを分離したときに衛星を載せる構造の一部が壊れ、第2段の液体水素タンクを加圧する配管も傷ついた可能性が高いとされています。
対策を施した6号機(2026年6月12日)と9号機(8月11日)は、いずれも計画どおり飛行しました。今回の10号機は失敗後3機目で、第2段エンジンを2回燃焼させて探査機を分離するという、8号機でつまずいた手順を再び通る打ち上げでもあります。
形態別:今回の「24L」は初めて、「24」形態は2回目
これまでの9機の内訳は、H3-22Sが7機、H3-24W(7号機、HTV-X1)が1機、H3-30S(6号機)が1機です。今回のH3-24Lは、ブースター4本の「24」形態としては7号機に続く2回目ですが、ロングフェアリングは初めて使います。プレスキットは10号機を「H3ロケット初の惑星探査ミッションの打ち上げ」と位置づけています。マイナビニュース(10月18日)は、MMXの飛行経路は空力加熱が大きいためフェアリングに追加の断熱処置を施したこと、打ち上げ能力を最大限引き出すため第1段エンジンの推力を絞る運転(スロットリング)をしないことを報じています。
予定どおりに上がる?最初の発表からの遅れを集計
各号機について、JAXAが最初に発表した打ち上げ予定日と、実際に打ち上げた日の差を数えました。
緑=2日以内、赤=9号機(191日。8号機失敗の影響で延期。棒は30日で打ち切り)。最初の発表は各号機の「打上げ」プレスリリース、実際の日付は「打上げ結果」のプレスリリースによる。
9機のうち4機(試験機2号機・3号機・5号機・6号機)は最初の予定から2日以内に打ち上げられ、遅れの中央値は5日でした。一方で、4号機と8号機は15日、試験機1号機は23日遅れています。8号機は設備の不具合で打ち上げを一度中止しており、9号機は8号機の失敗の原因究明と後続機への影響評価のために延期され、半年以上遅れました。MMXの10月20日は、8月20日の最初の発表から変わっていません。
参考:H-IIAの成功率は約98.0%
プレスキットによると、先代のH-IIAは2025年6月29日の最終号機までに50機を打ち上げ、6号機を除いてすべて成功しました(成功率約98.0%)。H3は機数がまだ少なく、1機の結果で成功率が大きく動く段階です。
世界のサンプルリターンと比べると?持ち帰った量と往復の年数
これまで地球の外から試料を持ち帰った主な無人探査を、各機関の公式発表で比べました。MMXの目標は10g以上です。
| 探査機 | 行き先 | 打ち上げ | 地球帰還 | 往復 | 持ち帰った量 |
|---|---|---|---|---|---|
| はやぶさ | 小惑星イトカワ | 2003年5月 | 2010年6月 | 約7.1年 | 微粒子 約1,500個 |
| はやぶさ2 | 小惑星リュウグウ | 2014年12月 | 2020年12月 | 約6.0年 | 約5.4g(目標0.1g) |
| オシリス・レックス(米国) | 小惑星ベンヌ | 2016年9月 | 2023年9月 | 約7.0年 | 121.6g(目標60g以上) |
| 嫦娥5号(中国) | 月(表側) | 2020年11月 | 2020年12月 | 23日 | 約1,731g |
| 嫦娥6号(中国) | 月(裏側) | 2024年5月 | 2024年6月 | 53日 | 1,935.3g |
| MMX(日本) | 火星の衛星フォボス | 2026年10月(予定) | 2031年度(予定) | 約5年(計画) | 10g以上(目標) |
出典:はやぶさ=JAXA(2010年11月16日)・ISAS、はやぶさ2=ISAS(2020年12月18日)・ISAS、オシリス・レックス=NASA(2024年2月15日)・NASA、嫦娥5号=中国国家航天局(2020年12月19日)、嫦娥6号=中国国家航天局(2024年6月28日)。往復の期間は打ち上げ日から帰還日までを当サイトが計算。はやぶさの微粒子は大半が10ミクロン以下で、重さは公表されていません。嫦娥5号の約1,731gは「初歩的な測定」の値です。
量では月が桁違い、遠さではMMXが最も遠い
持ち帰った量だけを見ると、月から持ち帰った嫦娥5号・6号が約1.7〜1.9kgと桁違いです。月は近く、往復は23日と53日で終わっています。これに対して小惑星へ行ったはやぶさ2とオシリス・レックスは往復6〜7年で、量は5.4gと121.6gでした。MMXの目標10gは、嫦娥6号の約194分の1、はやぶさ2の実績の約1.9倍にあたります。
MMXが挑むのは、量ではなく場所の難しさです。火星圏から試料を持ち帰った探査機は、これまでありません。MMXのプレスキットは、火星の衛星は「火星の深い重力の井戸の中」にあり、小惑星より往復が難しいと説明しています。
目標と実績:はやぶさ2は54倍、オシリス・レックスは約2倍
目標に対する実績も比べてみます。はやぶさ2は設計時の目標0.1gに対して5.4gと約54倍、オシリス・レックスは目標60g以上に対して121.6gと約2.0倍でした。MMXの「10g以上」は、はやぶさ2の目標の100倍にあたる量を最初から目標に掲げていることになります。
JAXA公式の告知(X)
JAXAの公式アカウントは10月13日、MMXを載せたH3ロケット10号機を10月20日午前4時41分に打ち上げる予定で、全国の広い範囲でロケットを観測できる可能性がある珍しい機会だと案内しました。10月18日には打ち上げライブ中継の案内も投稿しています。打ち上げは延期や中止になる場合があるので、最新情報は特設サイトで確認してください。
🚀いよいよ来週打上げ🚀
MMXを載せたH3ロケット10号機が10月20日の午前4時41分に打上げ予定です!
今回の打上げは、全国の広域でロケットが観測できる可能性がある珍しい機会です!※打上げは延期や中止になる場合があります。最新の情報は特設サイトをご確認ください。https://t.co/7JCLfXY3Ll
— JAXA(宇宙航空研究開発機構) (@JAXA_jp) October 13, 2026
火星衛星探査機(MMX)×H3ロケット10号機、10月20日リフトオフ!
打上げライブ中継は、下記のリンクからご覧いただけます🔽https://t.co/LFKnSFe4ZK
🎥Activity Report mini🎥#MMX #H3F10 #JAXA pic.twitter.com/BHzy2CBbMR— JAXA(宇宙航空研究開発機構) (@JAXA_jp) October 18, 2026
MMXとH3ロケット打ち上げのよくある質問
Q. MMXの打ち上げはいつ何時ですか?
A. 2026年10月20日(火)午前4時41分03秒(日本時間)の予定です(10月19日時点)。H3ロケット10号機で、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げます。
Q. MMXの打ち上げが延期されたらどうなりますか?
A. 予備期間の10月21日(水)〜11月9日(月)の間に打ち上げます。予備期間はもともと11月7日まででしたが、10月18日の発表で11月9日までに延びました。予備日の打ち上げ時刻は日ごとに決まるため、JAXAの発表を確認してください。
Q. MMX打ち上げのライブ配信はありますか?
A. あります。JAXAのYouTube(JAXA Channel)とニコニコ生放送で、10月20日午前3時45分ごろから、打ち上げ75分後ごろまで中継する予定です。相模原市立博物館と鹿児島県庁でもパブリックビューイングが予定されています。
Q. MMXは何を持ち帰るのですか?
A. 火星の衛星フォボスの表面の砂です。2回の着陸で、深さ2cm以上から10g以上を採取する計画です。砂に含まれる水を含む鉱物や有機物を調べ、火星の衛星の起源や、水・有機物がどのように運ばれたのかを探ります。
Q. MMXが地球に帰ってくるのはいつですか?
A. 2031年度の予定です。2027年度に火星圏に着き、フォボスを観測・着陸したあと、2030年度に火星圏を離れ、カプセルを地球に届けます。カプセルはオーストラリアで回収する予定です。
Q. H3ロケットの成功率はどのくらいですか?
A. これまで9機を打ち上げて7機が成功、成功率は約77.8%です。失敗は2023年3月の試験機1号機と2025年12月の8号機で、どちらも第2段の不具合でした。8号機の失敗後は、6号機と9号機が続けて成功しています。
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出典・参考資料
- JAXA:H3ロケット10号機による火星衛星探査機(MMX)の打上げ時刻(2026年10月18日)、同 打上げ(2026年8月20日)、2026年度ロケット打上げ計画書 MMX/H3[改訂版](PDF)
- JAXA:MMX×H3ロケット10号機特設サイト、打上げライブ中継、H3ロケット10号機プレスキット(PDF)、火星衛星探査計画(MMX)プレスキット(PDF)
- JAXA:火星衛星探査計画(MMX)公式サイト、H3ロケット関連プレスリリース一覧(各号機の打上げ・打上げ結果)、H3ロケット8号機の打上げ失敗及び対策本部の設置、H3ロケット9号機の打上げ結果
- JAXA・ISAS:はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について(2010年)、リュウグウサンプルは約5.4グラム(2020年)、小惑星探査機「はやぶさ」、小惑星探査機「はやぶさ2」
- NASA:NASA Announces OSIRIS-REx Bulk Sample Mass、OSIRIS-REx
- 中国国家航天局:嫦娥五号任务月球样品交接仪式、嫦娥六号带回1935.3克月球样品
- マイナビニュース「火星衛星探査機『MMX』10月20日4時41分打上げ“最強型”H3ロケットで宇宙へ」(10月18日)
H3ロケットの成功率・遅れの日数、サンプルリターンの往復期間や比率は、上記の公式発表をもとに当サイトが計算したものです。写真:アイキャッチ=H3ロケット試験機2号機の打ち上げ(2024年2月17日)、nvs-live.com/Wikimedia Commons(CC BY 4.0)、本文=NASA/JPL-Caltech/University of Arizona/Wikimedia Commons(パブリックドメイン)。アイキャッチはトリミング・文字入れ・明るさ調整あり。


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