阪神が10月3日に優勝決定
広島に敗れたが、巨人も敗れてマジック1消滅
2026年10月2日の試合が終わった時点で、セ・リーグは首位・阪神が77勝59敗2分、2位・巨人が76勝63敗3分。ゲーム差は2.5、阪神の優勝マジックは1です。1日の甲子園での直接対決は延長12回2-2の引き分けでマジック2、2日は試合のない阪神に代わって巨人が神宮でヤクルトに1-5で敗れ、マジックが1つ減りました。10月3日(土)14時からのマツダ・広島戦に勝てば優勝です。この記事ではマジックの計算式、優勝が決まる条件、巨人が逆転する条件を、NPB公式の順位表と日程から計算します。
この記事でわかること
- 10月2日終了時点で阪神の優勝マジックは1。1日の巨人戦は延長12回2-2の引き分け、2日は巨人がヤクルトに1-5で敗れた
- マジックは「巨人の残り試合 −(阪神の勝利数 − 巨人の勝利数)+1」で計算でき、いまは1 −(77 − 76)+1 = 1
- 阪神が10月3日(土)のマツダ・広島戦(14時)に勝てば優勝。勝てなくても、同じ日の夜に巨人が東京ドームでDeNAに負ければ優勝が決まる
- 巨人の逆転は3日のDeNA戦に勝ち、阪神が残り5試合に1つも勝てない場合に限られる
- 9月29日に中止となった阪神−ヤクルトは10月8日(木)の甲子園に組み込まれ、これが阪神の最終戦
- パ・リーグはソフトバンクが9月17日に優勝。セ・リーグのCS進出は阪神・巨人・DeNAの3球団で確定している
【10月8日 更新】全日程終了——最終成績は79勝62敗2分、2位巨人に2.5ゲーム差
阪神は10月8日(木)、甲子園でのレギュラーシーズン最終戦(9月29日の中止分)でヤクルトに0-4で敗れ、全143試合を終えました。最終成績は79勝62敗2分(勝率.560)で、2位・巨人(76勝64敗3分、.543)との差は2.5ゲーム。3位はDeNA(71勝69敗3分、.507)で7.5ゲーム差でした。巨人との対戦成績は16勝8敗1分と大きく勝ち越しており、この直接対決の貯金8がそのまま優勝の差になった形です。
優勝決定後の4試合は、4日の横浜・DeNA戦に1-2、6日・7日の甲子園・広島戦にいずれも2-1で連勝、8日のヤクルト戦に0-4で、2勝2敗でした(10月3日の優勝決定日を含めると最後の5試合は2勝3敗)。
| 日付 | 相手(球場) | スコア | 勝敗 |
|---|---|---|---|
| 10/3(土) | 広島(マツダ) | 4-6 | ● 優勝決定 |
| 10/4(日) | DeNA(横浜) | 1-2 | ● |
| 10/6(火) | 広島(甲子園) | 2-1 | ○ |
| 10/7(水) | 広島(甲子園) | 2-1 | ○ |
| 10/8(木) | ヤクルト(甲子園) | 0-4 | ● 最終戦 |
クライマックスシリーズは、ファーストステージが10月10日(土)〜12日(月・祝)に東京ドームで巨人−DeNA(2勝先取、予備日13日)。勝ち上がった球団と阪神が戦うファイナルステージは10月14日(水)から甲子園で行われ、リーグ優勝の阪神には1勝のアドバンテージがあります。日本シリーズは10月24日(土)にセ・リーグ球団の本拠地で開幕します(NPB公式日程)。
【10月3日 更新】優勝決定——広島に敗れた日、巨人の負けでマジック1が消えた
阪神は10月3日(土)、マツダスタジアムのデーゲームで広島に4-6で敗れました(2回に先制を許し、3回に坂本誠志郎選手のソロと佐藤輝明選手の39号3ランで4-1と逆転したものの、その裏に末包昇大選手の3ランで追いつかれ、8回に2点を失いました)。それでも、ナイターで2位・巨人が東京ドームでDeNAに2-5で敗れ、試合終了の21時29分に阪神のセ・リーグ優勝が決まりました。2年連続、2リーグ制以降8度目の優勝で、球団史上初のリーグ連覇です。
この記事で示した「阪神が負け・引き分けでも、巨人がDeNAに負ければ巨人の試合終了時に優勝」のパターンでの決着でした。巨人は76勝64敗3分(勝率.543)で全日程を終え、阪神が残り4試合に全敗しても届きません。2リーグ制以降の阪神の優勝8回で、負けた日に優勝が決まったのは今回が初めてです。
【追記・2026年10月3日】優勝セールは10月4日(日)から始まります。阪神梅田本店は10日まで、神戸阪急やイズミヤ・阪急オアシス・関西スーパーは6日までです。店舗ごとの期間を日付に直した一覧は阪神優勝セール2026はいつから?10月4日開始の店舗と期間一覧にまとめました。
【10月2日 更新】マジック1——3日の広島戦に勝てば優勝
10月2日終了時点で、阪神の優勝マジックは1です。1日の甲子園での今季最後の直接対決は、巨人が4回と8回に1点ずつ、阪神が6回に大山悠輔選手の20号ソロ、9回に1点を返して追いつき、延長12回、5時間5分の熱戦の末に2-2の引き分け。引き分けでは阪神の勝ちにも巨人の負けにもならないため、マジックは3から1つだけ減って2になり、9月30日時点で示した「2日に試合のない日の優勝」はなくなりました。阪神は14安打を放ちながら勝ち越せませんでした。
2日は阪神に試合がなく、巨人が神宮でヤクルトと対戦。2回にリチャード選手の3号ソロで先制しましたが、ヤクルトに3回に追いつかれ、8回に4点を奪われて1-5で敗れました。巨人の負けでマジックは1に減っています。
| 項目 | 9/30時点 | 10/2時点 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 阪神のマジック | M3 | M1 | −2 |
| 阪神 勝-敗-分 | 77-59-1 | 77-59-2 | 1分(1日の巨人戦) |
| 巨人 勝-敗-分 | 76-62-2 | 76-63-3 | 1敗1分 |
| ゲーム差 | 2.0 | 2.5 | +0.5 |
| 残り試合 | 阪6・巨3 | 阪5・巨1 | 直接対決は終了 |
巨人の残りは3日の東京ドーム・DeNA戦の1試合だけです。これに勝っても77勝63敗3分(勝率.550)で全日程を終えます。阪神が残り5試合で1勝すれば最低でも78勝63敗2分(勝率.553)となり、巨人を上回ります。だから「あと1勝」——マジック1です。式にすると1 −(77 − 76)+ 1 = 1。
10月3日に優勝が決まる2つのパターン
| 阪神(マツダ・14時) | 巨人(東京D・18時) | 結果 |
|---|---|---|
| ○ 広島に勝ち | 結果に関係なし | 阪神の試合終了時に優勝 |
| ● 負け/△ 引き分け | ● DeNAに負け | 巨人の試合終了時に優勝(巨人は最終76勝64敗3分・勝率.543で、阪神が残りに全敗しても届かない) |
| ● 負け/△ 引き分け | ○ 勝ち/△ 引き分け | マジック1のまま、4日(横浜・DeNA戦)以降へ |
阪神が勝てば、デーゲームのマツダスタジアムで決まります。3日に決まらなかった場合も、阪神の残りは4日(横浜・DeNA戦)、6日・7日(甲子園・広島戦)、8日(甲子園・ヤクルト戦)の4試合あり、どこかで1勝すれば優勝です。
巨人が逆転するには
巨人が逆転するには、3日のDeNA戦に勝って勝率.550で終えたうえで、阪神が残り5試合に1つも勝てないことが必要です。阪神が5試合に全敗すると77勝64敗2分(勝率.546)で巨人が上回ります。4敗1分の場合は77勝63敗3分で、勝率が.550で並びます。巨人の自力優勝は8月29日に消えたままです。
9月29日の中止分は10月8日に
9月29日に天候不良で中止となった甲子園の阪神−ヤクルトは、NPBの日程で10月8日(木)18時の甲子園・ヤクルト戦として組み込まれています。これが阪神のレギュラーシーズン最終戦で、CSファーストステージは10日から始まります。
【9月30日 更新】マジック3——29日の中止で最短は10月2日に
9月30日終了時点で、阪神の優勝マジックは3です。巨人は27日にヤクルトに11-0、29日に広島に3-1と連勝しましたが、巨人の勝ちではマジックは減りも増えもしません。阪神は29日の甲子園・ヤクルト戦が天候不良で中止となって4のまま足踏みし、30日は髙橋遥人投手が16勝目、佐藤輝明選手が38号2ランを放ってヤクルトに5-0で完封勝ち。マジックを1つ減らしました。
| 項目 | 9/26時点 | 9/30時点 | 変化 | |
|---|---|---|---|---|
| 阪神のマジック | M4 | M3 | −1 | |
| 阪神 勝-敗-分 | 76-59-1 | 77-59-1 | 1勝(29日は中止) | |
| 巨人 勝-敗-分 | 74-62-2 | 76-62-2 | 2勝 | |
| ゲーム差 | 2.5 | 2.0 | −0.5 | |
| 残り試合 | 阪7・巨5 | 阪6・巨3 | 直接対決は残り1 | |
巨人が残り3試合に全勝すると79勝62敗2分(勝率.5603)。阪神がこれを上回るには80勝62敗1分(勝率.5634)が必要で、いまの77勝からあと3勝——これがマジック3です。式にすると3 −(77 − 76)+ 1 = 3。巨人は10月3日の東京ドーム・DeNA戦で全日程を終えるので、巨人が1つ負けるごとに阪神に必要な勝ち数も1つずつ減ります。
最短の優勝決定日は10月2日
29日の中止で、9月30日の甲子園で決まる最速ケースはなくなりました。「阪神が勝ち、巨人が負け続ける」ケースを日程に当てはめ直すと次のとおりです。
| 日付 | 阪神 | 巨人 | マジック |
|---|---|---|---|
| 10/1(木) | ○ 巨人(甲子園) | ● 阪神(甲子園) | 1 |
| 10/2(金) | 試合なし | ● ヤクルト(神宮) | 0=優勝 |
1日の直接対決は「阪神の勝ち+巨人の負け」でマジックが一気に2つ減りますが、3から2つ減っても1が残るため、1日の巨人戦で胴上げとはなりません。最速は、巨人が2日の神宮・ヤクルト戦に負けた瞬間に決まる「試合のない日の優勝」です。
阪神が1日に勝った場合はマジック1。2日に巨人が勝っても、3日(土)14時からのマツダ・広島戦に阪神が勝つか、同じ日の夜に巨人がDeNAに負ければ決まります。巨人が1日に勝った場合はマジック3のまま、ゲーム差は1.0に縮みます。この場合は巨人が2日・3日に連敗し、阪神が3日の広島戦に勝つと、3日に決まります。巨人が勝ち続けると、阪神の優勝決定は4日(横浜・DeNA戦)以降、最終盤の6〜7日(甲子園・広島戦)や、29日の中止分の振替試合にまでもつれます。
巨人が逆転するには
巨人の残り3試合の成績ごとに、阪神が残り6試合で最低何勝すれば上回れるかを計算し直しました(引き分けは考えていない目安です)。
| 巨人の残り3試合 | 巨人の最終成績 | 勝率 | 阪神に必要な残り成績 |
|---|---|---|---|
| 3勝0敗 | 79勝62敗 | .560 | 3勝3敗以上 |
| 2勝1敗 | 78勝63敗 | .553 | 2勝4敗以上 |
| 1勝2敗 | 77勝64敗 | .546 | 1勝5敗以上 |
| 0勝3敗 | 76勝65敗 | .539 | 全敗でも優勝 |
巨人が逆転するには、1日の甲子園での直接対決を含む残り3試合に全勝し、なおかつ阪神が残り6試合を2勝4敗以下で終える必要があります。巨人が全勝する場合、1日の試合は阪神の負けになるので、阪神は残る5試合で3勝すれば逃げ切れます。
今後の主な日程
- 10/1(木)甲子園で今季最後の直接対決(18時)阪神が勝てばマジック1。巨人が勝てばマジック3のまま、ゲーム差は1.0に。
- 10/2(金)巨人−ヤクルト(神宮・18時)阪神は試合なし。阪神が1日に勝っていれば、巨人が負けた時点で優勝が決まる(最短)。
- 10/3(土)阪神はマツダで広島戦(14時)、巨人は東京ドームでDeNA戦(18時)巨人はこの試合で全日程を終える。
- 10/4〜7阪神の残り試合4日に横浜でDeNA戦、6日・7日は甲子園で広島2連戦。
- 未定9月29日中止分の阪神−ヤクルト振替日は9月30日深夜時点でNPBから発表されていません。阪神とヤクルトがそろって試合のない日は10月5日以降です。
3位のDeNA(69勝69敗3分)は残り2試合に全敗しても、4位以下のヤクルト・広島が残りに全勝した勝率を上回るため、セ・リーグのCS進出は阪神・巨人・DeNAの3球団で確定しました。ファーストステージは10月10日から2位球団の本拠地、ファイナルステージは14日から優勝球団の本拠地で行われます。
【9月27日 更新】マジック4——最短は9月30日、3連勝なら10月1日の巨人戦で決まる
9月26日終了時点で、阪神の優勝マジックは4です。7連敗でゲーム差0.5まで詰め寄られた9月16日から一転、9月17日以降の9試合を7勝2敗で乗り切り、マジックは14から10も減りました。同じ期間の巨人は4勝3敗で、ゲーム差は0.5から2.5に広がっています。26日は横浜で才木浩人投手が3年連続の2桁勝利となる10勝目を挙げ、DeNAに8-3で勝ちました。
| 項目 | 9/16時点 | 9/26時点 | 変化 | |
|---|---|---|---|---|
| 阪神のマジック | M14 | M4 | −10 | |
| 阪神 勝-敗-分 | 69-57-1 | 76-59-1 | 7勝2敗 | |
| 巨人 勝-敗-分 | 70-59-2 | 74-62-2 | 4勝3敗 | |
| ゲーム差 | 0.5 | 2.5 | +2.0 | |
| 残り試合 | 阪16・巨12 | 阪7・巨5 | 直接対決は残り1 | |
巨人が残り5試合に全勝すると79勝62敗2分(勝率.5603)。阪神がこれを上回るには80勝62敗1分(勝率.5634)が必要で、いまの76勝からあと4勝——これがマジック4です。式にすると5 −(76 − 74)+ 1 = 4。巨人が1つ負けるたびに、阪神に必要な勝ち数も1つずつ減っていきます。
残り日程で見る最短の優勝決定日
阪神の残りは7試合、巨人は5試合です。今季最後の直接対決は10月1日(木)の甲子園。「阪神が全勝し、巨人が全敗する」最速ケースを日程に当てはめると次のようになります。
| 日付 | 阪神 | 巨人 | マジック |
|---|---|---|---|
| 9/27(日) | 試合なし | ● ヤクルト(東京D) | 3 |
| 9/29(火) | ○ ヤクルト(甲子園) | ● 広島(東京D) | 1 |
| 9/30(水) | ○ ヤクルト(甲子園) | 試合なし | 0=優勝 |
最速なら9月30日(水)の甲子園・ヤクルト戦で決まります。ただし、巨人が27日のヤクルト戦と29日の広島戦に連敗することが前提です。
巨人が勝ち続けても、阪神が29日・30日のヤクルト2連戦に勝てばマジックは2。10月1日の甲子園・巨人戦に勝てば「阪神の勝ち+巨人の負け」で一気に2つ減り、2位の巨人を直接倒して優勝が決まります。3連勝できなかった場合は、10月3日(マツダ・広島戦)、4日(横浜・DeNA戦)、6〜7日(甲子園・広島戦)へ持ち越し。阪神の試合がない日に巨人が負けて決まる「試合のない日の優勝」もありえます。
巨人が逆転するには
最終順位は勝率で決まります。巨人の残り5試合の成績ごとに、阪神が残り7試合で最低何勝すれば上回れるかを計算しました(引き分けは考えていない目安です)。
| 巨人の残り5試合 | 巨人の最終成績 | 勝率 | 阪神に必要な残り成績 |
|---|---|---|---|
| 5勝0敗 | 79勝62敗 | .560 | 4勝3敗以上 |
| 4勝1敗 | 78勝63敗 | .553 | 3勝4敗以上 |
| 3勝2敗 | 77勝64敗 | .546 | 2勝5敗以上 |
| 2勝3敗 | 76勝65敗 | .539 | 1勝6敗以上 |
| 1勝4敗以下 | 75勝66敗以下 | .532以下 | 全敗でも優勝 |
巨人が逆転するには、10月1日の直接対決を含む残り5試合に全勝し、なおかつ阪神が残り7試合を3勝4敗以下で終える必要があります。巨人の自力優勝は8月29日に消えたままです。
今後の主な日程
- 9/27(日)巨人−ヤクルト(東京ドーム・18時)阪神は試合なし。巨人が負ければ、阪神は戦わずにマジック3。
- 9/29〜30阪神は甲子園でヤクルト2連戦巨人は29日に東京ドームで広島戦。巨人が27日・29日に連敗すれば、30日が最速の優勝決定日。
- 10/1(木)甲子園で今季最後の直接対決阪神が勝てばマジックが2つ減る。阪神が29日から3連勝なら、この試合で優勝が決まる。
- 10/3(土)阪神はマツダで広島戦、巨人は東京ドームでDeNA戦巨人は10月2日の神宮・ヤクルト戦とこの試合で全日程を終える。
- 10/4〜7阪神の残り3試合4日に横浜でDeNA戦、6日・7日は甲子園で広島2連戦(振替分を含む)が阪神の最終戦。
パ・リーグはソフトバンクが9月17日に優勝しました。京セラドームでオリックスに7-1で勝ち、同じ日に2位・西武がエスコンフィールドで日本ハムに2-4で敗れて、マジック2が一気に0に。9月16日の更新で示した「最短9月17日」のシナリオどおりで、3年連続22度目のリーグ優勝です。
【9月17日 更新】マジックは14へ——阪神は1勝もせずに2つ減った
9月16日終了時点で、阪神の優勝マジックは16から14に減りました。ただし、この間に阪神は1勝もしていません。中日に2連敗して7連敗まで伸びた一方、巨人もDeNAに2連敗したため、減った2つはすべて「巨人の負け」によるものです。マジックは自分が勝たなくても減る、という性質がそのまま出た3日間でした。
巨人の自力優勝は8月29日にすでに消えており、この3日間でも状況は変わっていません。数字で確かめると、巨人が残り12試合を全勝しても82勝59敗2分(勝率.5816)。いっぽう阪神は、残る直接対決1試合を落として他の15試合に全勝すれば84勝58敗1分(勝率.5915)で上回ります。つまり巨人は「自分が勝つだけ」では1位になれず、阪神が負けるのを待つしかない——0.5ゲーム差でも阪神のマジックが消えないのと、まったく同じ理屈です。
もう一つの動きが、9月15日のヤクルトの優勝完全消滅です。9日に中日、13日に広島が消えており、セ・リーグで優勝の可能性が残るのは阪神・巨人・DeNAの3球団だけになりました。
| 項目 | 9/13時点 | 9/16時点 | 変化 | |
|---|---|---|---|---|
| 阪神のマジック | M16 | M14 | −2 | |
| 阪神 勝-敗-分 | 69-55-1 | 69-57-1 | 2敗(7連敗中) | |
| 巨人 勝-敗-分 | 70-57-2 | 70-59-2 | 2敗 | |
| ゲーム差 | 0.5 | 0.5 | 変わらず | |
| 残り試合 | 阪18・巨14 | 阪16・巨12 | 差は4のまま | |
| 巨人の自力優勝 | 8/29に消滅 | 消滅のまま | — | |
日程から最短の優勝決定日を計算し直すと、9月25日(金)の横浜・DeNA戦になります。阪神が9月17日から全勝し、同時に巨人が負け続けた場合の計算です(9/17に1つ減って13、9/18〜20で6つ、9/21で1つ、9/22〜23で4つ、9/24は巨人の試合だけで1つ、ここまでで13。残る0.5が9/25の勝利で埋まります)。前回の記事で示した9月23日より2日うしろへずれた形です。
パ・リーグのソフトバンクは9月16日終了時点でマジック2。9月17日にソフトバンクが京セラドームでオリックスに勝ち、同じ日に2位・西武が日本ハムに敗れると、その時点で優勝が決まります。記事公開時点のM5から一気に進みました。
9月13日時点の順位表と残り試合
まず現在地を確認します。NPB公式の勝敗表(9月13日終了時点)では、阪神が首位、巨人が0.5ゲーム差の2位です。注目してほしいのは「試合」の列。阪神は125試合、巨人は129試合を消化しており、巨人のほうが4試合多く消化しています。
| チーム | 試合 | 勝-敗-分 | 勝率 | 差/残り |
|---|---|---|---|---|
| 阪神 | 125 | 69-55-1 | .556 | — / 残18 |
| 巨人 | 129 | 70-57-2 | .551 | 0.5 / 残14 |
| DeNA | 128 | 62-63-3 | .496 | 7.5 / 残15 |
| ヤクルト | 127 | 56-69-2 | .448 | 13.5 / 残16 |
| 中日 | 131 | 55-74-2 | .426 | 16.5 / 残12 |
| 広島 | 124 | 50-70-4 | .417 | 17.0 / 残19 |
阪神と巨人の今季の直接対決は阪神の16勝8敗で、25回戦のうち24試合が終わっています。残る直接対決は10月1日(木)の甲子園での1試合だけです。
(9/13時点)0.5巨人とのゲーム差87 vs 84全勝した場合の最終勝利数
阪神/巨人1残る直接対決
(10/1 甲子園)
マジックナンバーの計算式——9月13日の「16」で確かめる
優勝マジックとは「2位以下のチームが残り試合に全勝しても、これだけ勝てば優勝が決まる」という勝利数です。対象チーム(いまは巨人)との関係だけで決まり、計算式は次のとおりです。
9月13日時点の数字を当てはめると、14 −(69 − 70)+ 1 = 16。巨人の残り14試合と、阪神の勝ち数69・巨人の勝ち数70から機械的に出てきます(引き分けは勝率計算上ゼロ扱いなので省いています)。巨人が全勝したときの最終勝利数84から阪神の勝ち数69を引いて1を足す、と考えても同じ16になります。
※9月27日訂正:初出時、式の「対象チームの勝利数」を「対象チームの敗戦数」と誤って記載していました。マジックの数値(16・14・4)はいずれも正しい計算にもとづいています。
この式からわかるのは、マジックが減るのは「阪神が勝つ」か「巨人が負ける」のどちらかのときだということ。逆に阪神が負けてもマジック自体は減りませんが、阪神の残り試合が1つ減るので、「残り試合よりマジックが大きい」状態になった瞬間に消滅します。
9月13日は阪神が中日に0-1で敗れましたが、巨人もDeNAに0-5で敗れたため、マジックは17から16へ1つ減りました。5連敗中でもマジックが減るのはこの仕組みによるものです。
【阪神】藤川球児監督、まさかの5連敗「バットが振れていなかった」47イニング連続で適時打なし 巨人が敗れ優勝マジックは16に
▼記事を読む▼https://t.co/fC4CpFOkaj
— スポーツ報知 野球担当 (@hochi_yakyu) September 13, 2026
0.5ゲーム差なのにマジックが消えない理由
ゲーム差だけを見ると「巨人が1つ勝てば首位が入れ替わる」状況です。それでもマジックが点灯し続けるのは、ゲーム差ではなく「残り試合を全部勝ったときの最終勝利数」で比べるからです。
| 阪神が残り18試合に全勝 | 巨人が残り14試合に全勝 |
|---|---|
| 69 + 18 = 87勝55敗1分(勝率.613) | 70 + 14 = 84勝57敗2分(勝率.596) |
巨人がここから1度も負けなくても84勝が上限で、阪神の上限87勝には3勝分届きません。この「届かない」状態がある限り、阪神のマジックは消えないのです。逆に巨人側から見ると、自分たちが全勝しても阪神の結果次第で優勝できない=自力優勝がない状態で、巨人の自力優勝は8月29日に消滅しています。
消滅の条件は「マジック > 阪神の残り試合数」になること。いまはマジック16に対して残り18試合なので、阪神が巨人戦以外であと3敗し、その間に巨人が1つも負けないと、残り15試合に対してマジック16となって消えます(引き分けも残り試合を1つ減らすので、消滅を近づけます)。消えたあと巨人が負けたり阪神が勝ったりして条件を満たせば、再び点灯します。
巨人が「残り14試合で何勝」なら阪神は何勝必要か(9月13日時点)
最終順位は勝率で決まります。巨人が残り14試合で挙げる勝利数ごとに、阪神が残り18試合で最低何勝すれば上回れるかを計算したのが次の表です(直接対決1試合の影響は考慮していない目安です)。
| 巨人の残り14試合 | 巨人の最終成績 | 阪神に必要な残り成績 |
|---|---|---|
| 14勝0敗 | 84勝57敗(.596) | 16勝2敗以上 |
| 12勝2敗 | 82勝59敗(.582) | 14勝4敗以上 |
| 10勝4敗 | 80勝61敗(.567) | 12勝6敗以上 |
| 9勝5敗 | 79勝62敗(.560) | 11勝7敗以上 |
| 7勝7敗 | 77勝64敗(.546) | 9勝9敗以上 |
| 5勝9敗 | 75勝66敗(.532) | 7勝11敗以上 |
ざっくり言えば「阪神は巨人より2つ多く勝てばよい」関係です。巨人が残りを9勝5敗(勝率.643)で走った場合でも、阪神は11勝7敗(同.611)で優勝できます。試合数が4つ多い分だけ、阪神には余裕があります。
9月13日時点の最短計算——当初の最短は9月23日だった
NPB公式の日程表をもとに、「阪神が全勝し、巨人が全敗する」という最速ケースでマジックがどう減るかを追ったのが次の表です。両チームが同じ日に試合をすればマジックは1日で2つ減ります。
| 日付 | 阪神 | 巨人 | マジック |
|---|---|---|---|
| 9/14(月) | ○ 中日(甲子園) | ● DeNA(横浜) | 14 |
| 9/15(火) | ○ 中日(甲子園) | ● DeNA(横浜) | 12 |
| 9/17(木) | ○ 広島(甲子園) | 試合なし | 11 |
| 9/18(金) | ○ 広島(甲子園) | ● 中日(東京D) | 9 |
| 9/19(土) | ○ 広島(甲子園) | ● 中日(東京D) | 7 |
| 9/20(日) | ○ DeNA(甲子園) | ● ヤクルト(東京D) | 5 |
| 9/21(月・祝) | ○ DeNA(甲子園) | 試合なし | 4 |
| 9/22(火) | ○ ヤクルト(神宮) | ● 広島(マツダ) | 2 |
| 9/23(水・祝) | ○ ヤクルト(神宮) | ● 広島(マツダ) | 0=優勝 |
最速なら9月23日(水・祝)、秋分の日の神宮球場で決まる計算です。ただしこれは巨人が9連敗する前提で、現実的ではありません。
巨人が直接対決以外を全部勝ったとしても、阪神が9月14日から9月30日までの14試合に全勝すればマジックは2。10月1日(木)の甲子園・巨人戦に勝てば「阪神の勝ち+巨人の負け」で一気に2減って0になり、その場で優勝が決まります。つまり阪神が自力で決めるなら、最も遅くて10月1日の直接対決です。
過去10年の優勝決定日——セは8回が「9月中」
「いつ決まるか」の相場観を持つために、過去10年の両リーグの優勝決定日を並べました。セ・リーグは10年のうち8回が9月中、10月にずれ込んだのはコロナ禍で日程が後ろ倒しになった2020年と2021年だけです。
| 年 | セ・リーグ | 決定日 | パ・リーグ | 決定日 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | 阪神 | 9月7日 | ソフトバンク | 9月27日 |
| 2024 | 巨人 | 9月28日 | ソフトバンク | 9月22日 |
| 2023 | 阪神 | 9月14日 | オリックス | 9月20日 |
| 2022 | ヤクルト | 9月25日 | オリックス | 9月30日 |
| 2021 | ヤクルト | 10月26日 | オリックス | 10月27日 |
| 2020 | 巨人 | 10月30日 | ソフトバンク | 10月27日 |
| 2019 | 巨人 | 9月21日 | 西武 | 9月24日 |
| 2018 | 広島 | 9月26日 | 西武 | 9月30日 |
| 2017 | 広島 | 9月18日 | ソフトバンク | 9月16日 |
| 2016 | 広島 | 9月10日 | 日本ハム | 9月28日 |
昨季の阪神は9月7日に決めて、1990年の巨人(9月8日)を抜く両リーグ史上最速でした。今季は同じ阪神でも一時0.5差まで詰め寄られる接戦になり、9月27日時点の最短は9月30日。9月中に決まるか、10月にもつれるかの境目にいます。10月1日以降にずれ込めば、コロナ禍で日程がずれた2020・2021年を除くと、2015年のヤクルト(10月2日)以来の10月決着になります。
パ・リーグはソフトバンクが9月17日に優勝——計算どおりの最短日
【9月27日追記】ソフトバンクは9月17日、京セラドームでオリックスに7-1で勝ち、2位・西武が日本ハムに敗れたため、下で計算した最短日の9月17日に3年連続22度目の優勝を決めました。以下は9月16日時点の解説です。
パ・リーグは首位ソフトバンクが81勝45敗3分(勝率.643)で、2位西武に8.5ゲーム差。9月13日時点で優勝マジックは5でしたが、9月16日終了時点でマジック2まで減りました(83勝45敗3分、西武に10.0ゲーム差)。西武の残り12試合と、ソフトバンクの勝ち81・西武の勝ち73から「12 −(81 − 73)+1 = 5」と計算できます。
日程を追うと、9月15日にソフトバンクが京セラドームでオリックスに勝ち、西武が楽天に敗れればマジック3。16日にソフトバンクが勝てば2。17日にソフトバンクが勝ち、西武がエスコンフィールドで日本ハムに敗れれば0——最短で9月17日(木)に決まります。ソフトバンクが自力だけで決めるなら、5勝目を挙げる9月20日(土)の楽天戦(楽天モバイルパーク)が最短です。
よくある質問
Q. 阪神の優勝マジックはいくつですか?
A. 2026年9月30日の試合終了時点で3です(9月26日時点は4、9月16日時点は14、9月13日時点は16)。対象チームは2位の巨人で、「巨人の残り試合3 −(阪神の勝利77 − 巨人の勝利76)+1」で計算されます。
Q. ゲーム差0.5なのにマジックが消えないのはなぜですか?
A. マジックはゲーム差ではなく、残り試合に全勝した場合の最終成績で判定されるからです。9月13日時点では巨人の消化試合が4つ多く、全勝しても84勝止まりで、阪神の最大87勝に届きませんでした。その後ゲーム差は2.0(9月30日時点)に広がっています。
Q. 阪神のマジックが消滅する条件は?
A. マジックが阪神の残り試合数を上回ると消滅します。9月30日時点ではマジック3・残り6試合なので、巨人が負けない間に阪神が4つ負ける(引き分けも残り試合を1つ減らします)と消えます。
Q. 阪神の最短の優勝決定日はいつですか?
A. 9月30日時点のマジック3から計算すると、阪神が10月1日の甲子園・巨人戦に勝ってマジック1とし、巨人が2日の神宮・ヤクルト戦に負ける最速ケースで10月2日(金)です。阪神は試合のない日の優勝になります。巨人が2日に勝った場合は、3日のマツダ・広島戦に阪神が勝てば決まります。9月29日の阪神−ヤクルト戦は天候不良で中止になり、振替日は未発表です。
Q. 巨人が逆転優勝する条件は?
A. 最終的な勝率で阪神を上回ることです。巨人が残り3試合に全勝すると79勝62敗(.560)ですが、この場合でも阪神は残り6試合を3勝3敗で終えれば上回ります。巨人の逆転には10月1日の直接対決を含む全勝に加えて阪神の2勝4敗以下が必要で、巨人の自力優勝は8月29日に消滅しています。
Q. パ・リーグの優勝はいつ決まりますか?
A. 9月17日(木)に決まりました。ソフトバンクが京セラドームでオリックスに7-1で勝ち、2位・西武が日本ハムに敗れてマジック2が0になりました。3年連続22度目のリーグ優勝です。


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