経済・IPO
アンソロピックが上場申請、目論見書(S-1)を公開
対話AI「Claude(クロード)」を開発する米アンソロピック(Anthropic)が、2026年10月26日(米国時間)に米証券取引委員会(SEC)へ新規株式公開(IPO)の届出書「Form S-1」を提出し、内容が公開されました。ナスダックにティッカー「ANT」で上場を申請しています。2026年1〜6月の売上高は163億ドル(前年同期の約14倍)、純損失は807億ドル。S-1の財務諸表を読み込み、赤字の中身と計算資源(コンピューティング)の巨額契約を表に整理しました。
この記事の結論
- 2026年1〜6月の売上高は163億ドルで、前年同期(12億ドル)の約14倍。4〜6月期だけで116億ドルありました。
- 純損失807億ドルのうち約90%(724億ドル)は、転換社債などの評価額の変動による会計上の損失です。会社の評価額が上がるほど損失が膨らむ仕組みで、現金が出ていったわけではありません。
- 本業の損益を示す営業損失は6.9億ドルまで縮小し、4〜6月期は営業黒字9.7億ドル。営業キャッシュフローも39億ドルのプラスでした。
- 一方で、グーグル・アマゾン・スペースX系などと結んだ計算資源の契約は、S-1に金額が書かれた7件の単純合計で約6,370億ドル(約100.65兆円)にのぼります。
- 株数・公開価格・上場日はまだ空欄です。S-1は日本を含む6つの国・地域での公募も予定していると書いていますが、日本での販売方法の詳細は示されていません。
円換算はFRB H.10の2026年10月16日のニューヨーク正午レート(1ドル=158.00円)。1十億ドル=10億ドル。
アンソロピックの上場申請で何が明らかになった?
アンソロピックは、対話AI「Claude」を開発する米国の企業です。S-1によると2021年に設立され、本社はサンフランシスコにあります。SECの提出書類一覧(EDGAR)では、S-1の受理日時は2026年10月26日9時0分(米東部時間、日本時間同日22時0分)です。
上場を申請したのはナスダック・グローバル・セレクト・マーケットで、銘柄コード(ティッカー)は「ANT」。引受証券会社の筆頭はゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーで、みずほ、MUFG(三菱UFJ)を含む計22社が表紙に並んでいます。ただし、売り出す株数や公開価格の範囲、調達額はすべて空欄で、10月26日時点では上場日も決まっていません。
CNBCによると、アンソロピックは6月に非公開でSECに届け出ており、今回、審査を経た書類が一般に公開されました。5月には企業評価額9,650億ドルで650億ドルを調達していました。
- 2021年1月設立デラウェア州の「パブリック・ベネフィット・コーポレーション(PBC)」として設立(S-1)。
- 2023年長期利益信託(LTBT)を導入取締役の過半数を選ぶ権限を持つ信託を設けました(S-1)。
- 2025年9月著作権訴訟で和解合意著作権侵害の集団訴訟(Bartz)を15億ドルで和解。2026年7月に地裁が承認(S-1)。
- 2026年5月650億ドルを調達CNBCによると、企業評価額9,650億ドルで650億ドルを調達しました。
- 2026年6月非公開でSECに届け出CNBCによると、6月に非公開で届け出て、SECの審査を受けていました。
- 2026年10月26日S-1を公開SECの受理は米東部時間9時0分(日本時間22時0分)。ナスダックに「ANT」で上場申請。
- 今後仮条件・上場日の決定株数と公開価格の範囲は空欄。S-1の訂正版で示されるとみられます。
売上は前年の14倍、赤字807億ドルの中身は?
S-1に載った損益計算書(監査済みの年次と、未監査の上期)を並べると、次のとおりです。単位は百万ドルで、マイナスは損失です。
| 項目(百万ドル) | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 25年1〜6月 | 26年1〜6月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 41 | 386 | 4,585 | 1,163 | 16,286 |
| 計算資源・インフラ費 | 433 | 2,522 | 7,326 | 2,334 | 8,945 |
| 人件費 | 95 | 454 | 1,839 | 538 | 3,152 |
| 営業損益 | -551 | -2,980 | -8,060 | -2,135 | -693 |
| 転換社債などの評価損益 | -1,045 | -5,434 | -34,308 | -10,942 | -72,388 |
| 純損益 | -1,531 | -8,309 | -41,965 | -12,969 | -80,748 |
出典:アンソロピック Form S-1「Summary Consolidated Financial and Other Data」。費用の合計・各段の損益が一致することを当サイトで検算済み。
売上高は2023年の4,100万ドルから、2024年に3.9億ドル、2025年に46億ドル(前年の約12倍)と増え、2026年1〜6月は半年で163億ドルに達しました。前年同期の12億ドルと比べると約14倍です。S-1は4〜6月期について「売上は前年同期比1,368%増、計算資源・インフラ費は300%増」と書いており、売上の伸びが費用の伸びを大きく上回っています。
純損失の9割は「会社の価値が上がったこと」による会計上の損失
見出しの数字だけ見ると、売上163億ドルに対して純損失807億ドルと、売上の約5倍の赤字です。しかし内訳を見ると、最も大きいのは「転換社債・デリバティブ負債・SAFEの公正価値の変動」724億ドルです。
アンソロピックは、将来に株式へ転換される約束の社債などで資金を集めてきました。会社の評価額が上がると、こうした約束の「価値」も上がり、その上昇分が会社の負債の増加=損失として計上されます。S-1自身も、この損失は主に「企業評価額の上昇による転換社債の公正価値の増加」によるものだと説明しています。現金が出ていく損失ではありません。
このほか、「その他の費用」88億ドルも、出資者との社債購入契約(NPA)に関する資産・負債の公正価値の計上によるものです。当サイトでこの2項目を除いて計算すると、1〜6月の損益は約4.0億ドルの黒字になります(営業損失6.9億ドル+受取利息11億ドル−法人税21百万ドル)。
「評価損だから問題ない」とは言い切れません
評価損は現金の流出を伴いませんが、転換社債は上場時などに株式に転換される予定で、既存株主の持ち分が薄まる(希薄化する)ことにつながります。6月末の累積赤字は1,329億ドルで、そのうち1,132億ドルが転換社債などの評価変動によるものです(S-1)。また、S-1は「今後も利益を上げられない、または維持できない可能性がある」とリスクに明記しています。
四半期で見ると2026年4〜6月期に営業黒字
S-1には、2025年1〜3月期から2026年4〜6月期までの6四半期の損益も載っています(未監査、単位は百万ドル)。
| 四半期 | 売上高 | 営業損益 | 評価損益 | 純損益 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年1〜3月 | 376 | -935 | -5,701 | -6,592 |
| 4〜6月 | 787 | -1,200 | -5,241 | -6,377 |
| 7〜9月 | 1,382 | -3,089 | -9,165 | -12,138 |
| 10〜12月 | 2,040 | -2,836 | -14,201 | -16,858 |
| 2026年1〜3月 | 4,731 | -1,667 | -12,791 | -14,439 |
| 4〜6月 | 11,555 | 974 | -59,597 | -66,309 |
出典:S-1「Quarterly Consolidated Statements of Operations」。評価損益=転換社債・デリバティブ負債・SAFEの公正価値の変動。2025年1〜3月期+4〜6月期が上期、4四半期の合計が通期と一致することを確認済み。
売上は6四半期連続で増え、2026年4〜6月期は116億ドルと、1年前(7.9億ドル)の約14.7倍でした。営業損益は2025年7〜9月期の31億ドルの赤字(著作権訴訟の和解金15億ドルを含む)が底で、2026年4〜6月期に9.7億ドルの営業黒字に転じています。開示された6四半期で営業黒字はこの1回だけです。
一方、同じ四半期の評価損は596億ドルと過去最大で、純損失も663億ドルに膨らみました。本業が黒字化した四半期に純損失が最大になったのは、評価額の上昇が会計上の損失を押し上げたためです。なお、2026年7〜9月期の売上高はS-1の本文でも空欄(「$ 」)のままで、今後の訂正版で示されるとみられます。
誰が払っている?大口顧客は2年で約60倍に
アンソロピックの売上は、使ったモデルと量(トークン数)に応じて払う「従量課金」が中心です。S-1によると、従量課金は2026年1〜6月の売上の80%(131億ドル)、個人・企業向けのサブスクリプションが20%(32億ドル)でした。
| 時点 | 過去12か月で10万ドル以上払った顧客 | その顧客の売上に占める割合 |
|---|---|---|
| 2023年末 | 約20社 | 90% |
| 2024年末 | 約200社 | 57% |
| 2025年末 | 約1,500社 | 76% |
| 2026年9月末 | 11,900社超 | (空欄) |
出典:S-1「Key Factors Affecting Our Performance」。割合は各年の通年売上に対する比率。2026年9月末の割合はS-1でも空欄。
- 年100万ドル以上の顧客は1,900社超、年1,000万ドル以上は約250社(2026年9月末)
- 上位5社で売上の約25%、1社で10%を超える顧客はなし(2026年1〜9月)
- 年10万ドル未満の顧客は約4,000万
- 既存顧客の支出の伸びを示す「売上継続率(NRR)」は約900%(2026年9月末)
- 従業員は約5,300人で、1人あたり売上(過去12か月)は140万ドルから660万ドル超に
大口顧客の数は2024年末の約200社から2026年9月末の11,900社超へ、2年足らずで約60倍になりました。S-1はまた、2026年9月に同社のコードベースへの書き込みの9割超をClaudeが書いたとしています。
最大のリスクは計算資源の巨額契約?7社で約6,370億ドル
AIの開発と提供には、大量の半導体(GPU・TPUなど)とデータセンターが必要です。S-1の「契約上の義務」の項には、主な計算資源の契約が金額つきで書かれています。
| 相手 | 内容 | 金額 | 期間・条件 |
|---|---|---|---|
| Broadcom(ブロードコム) | TPU搭載機器の5年リース | 約1,612億ドル | 2026年から順次稼働、2027年から追加 |
| Google(グーグル) | クラウド利用(使わなくても支払う最低額) | 少なくとも約1,145億ドル | 2026年4月〜2033年7月。別に追加TPUで1,250億〜1,500億ドルを見込む(表外) |
| SpaceXAI(スペースXの子会社) | NVIDIA製GPUの計算資源 | 最大1,205億ドル | 〜2029年。全量稼働後は月約31億ドル。当初期間後は90日前通知で解約可 |
| Amazon(アマゾン) | クラウド利用(最低額) | 少なくとも1,100億ドル | 2026年5月〜2036年4月 |
| Microsoft(マイクロソフト) | クラウド利用(最低額) | 少なくとも449億ドル | 2026年11月〜2033年5月 |
| Nscale(エヌスケール) | NVIDIA製GPUの計算資源 | 最大約446億ドル | 〜2033年。引き渡し分だけ支払い |
| Lambda(ラムダ) | NVIDIA製GPUの計算資源 | 約413億ドル | 〜2034年。引き渡し分だけ支払い |
出典:S-1「Contractual Obligations」。AMDとは2027年に初回分を調達する契約で、固定額はないものの総額200億ドル超を見込む(表外)。金額の性格(最低額・上限・概算)は契約ごとに異なります。
7件を単純に足すと約6,370億ドル(約100.65兆円)です。性格の違う契約を足した目安ですが、6月末の現金・短期投資1,317億ドルの約4.8倍、2026年1〜6月の売上の約39倍にあたります。グーグル向けの追加TPU(1,250億〜1,500億ドルの見込み)やAMDの分は含んでいません。
グーグルとアマゾンの契約は「実際に使わなくても最低額を払う」形で、不足分は差額を支払う決まりです。S-1は、計算資源は通常12〜18か月前に契約し、稼働した時点で費用になるため、今後、大量の計算資源が稼働する時期には営業利益率が下がる可能性があると説明しています。
スペースXとのつながり
表のSpaceXAIは、6月に上場したスペースXの子会社(旧xAI)です。S-1によると、全量が稼働する2026年12月以降は月約31億ドルを支払う見込みです。スペースXのAI部門の売上については、7〜9月期決算の記事で整理しています。
一般株主の議決権は?独特の統治構造とリスク要因
アンソロピックは、株主の利益だけでなく公益の実現も法的に求められる「パブリック・ベネフィット・コーポレーション(PBC)」です。定款に定めた公益目的は「人類の長期的な利益のための、高度なAIの責任ある開発と維持」です。
株式は5種類、創業者が議決権の50.1%
- クラスA株:今回売り出される株。1株1議決権
- クラスN株:主に戦略的な提携先が持つ株。議決権なし
- クラスT株:長期利益信託(LTBT)が持つ1株。取締役の過半数(クラスT取締役)を選ぶ権限。経済的な権利はなし
- クラスF株:ダリオ・アモデイCEOら共同創業者7人の会社が持つ1株。議決権の50.1%を持つ。経済的な権利はなし
- クラスE株:従業員向け。限られた事項にだけ議決権
LTBTは、AIの安全性や国家安全保障などに詳しい、会社と金銭的な利害関係のない5人の受託者で構成されます。この仕組みにより、アンソロピックはナスダックの規則上の「支配株主のいる会社(controlled company)」にあたり、一部のガバナンス要件の免除を受けられます。S-1はこの構造が買収提案などを起こりにくくし、株主がプレミアム付きで株を売る機会を奪う可能性があるとも書いています。
S-1の「リスク要因」の主な項目
| リスク | S-1の主な記載 |
|---|---|
| 計算資源の確保 | 十分な計算資源を確保できなければ、競争力のあるモデルを作れない。半導体の生産が台湾・TSMCに集中していることもリスクに挙げています。 |
| 競争 | 計算資源を頼るクラウド大手は取引先で、一部とは出資関係もあります。アマゾン・グーグル・マイクロソフトは自社でもAIモデルを開発・提供しており、競合相手でもあります。 |
| AIの悪用・想定外の動作 | 悪意ある利用者による被害や、AIが誰も指示していない有害な行動をとる可能性。 |
| 訴訟・規制 | 著作権訴訟(集団訴訟のBartzは15億ドルで和解済み。音楽出版社やRedditの訴訟は係争中)や、各国の規制。 |
| 顧客の集中 | 上位5社で売上の約25%。多くは長期契約ではなく、いつでも支出を減らせます。 |
| 成長の持続性 | 急成長は市場の初期の特徴かもしれず、売上の伸び率は今後下がる見込みだと明記。 |
| 統治構造 | 創業者7人の会社が議決権の50.1%を持ち、信託(LTBT)が取締役の過半数を選ぶため、一般株主の影響力は限られます。 |
S-1「Risk Factors Summary」「Risk Factors」から当サイトで要約。全項目ではありません。
過去の大型IPOと比べると?スペースXは857億ドル
アンソロピックのIPOは、規模の点でも注目されています。比較のため、過去の大型IPOの調達額を、目論見書と報道で確認できた範囲で並べました。
| 企業(上場時期) | 市場 | 基本の調達額 | 追加売り出し込み | メモ |
|---|---|---|---|---|
| スペースX(2026年6月) | ナスダック | 750億ドル | 857億ドル | 1株135ドル。CNBCは「過去最大のIPO」 |
| サウジアラムコ(2019年12月) | サウジ証券取引所 | — | 294億ドル | AP通信。追加売り出し(グリーンシュー)後の総額 |
| アリババ(2014年9月) | ニューヨーク証券取引所 | 218億ドル | 最大250億ドル | 1ADS 68ドル。追加分を全量行使した場合(当サイト計算) |
| アンソロピック(申請中) | ナスダック | 未定 | 未定 | S-1では株数・価格とも空欄 |
出典:スペースX 目論見書(424B4)、アリババ 目論見書(424B4)、サウジアラムコはAP通信(Fox Business掲載、2020年1月13日)、スペースXの総額はCNBCも同じ数字を報道。アリババは既存株主の売り出しを含む。
スペースXの目論見書では、1株135ドルで約5.6億株を売り出し、基本の調達額は約750億ドル、追加売り出し(オーバーアロットメント)を全量行使すると約857億ドルです。CNBCは、スペースXのIPOが「過去最大」で、最終的に857億ドルを調達したと伝えています。
アンソロピックの調達額は、株数と価格が決まるまで分かりません。CNBCによると、5月の資金調達時の企業評価額は9,650億ドルでした。上場時の評価額や調達額がスペースXを上回るかどうかは、10月26日時点では確定していません。
日本の個人投資家はアンソロピック株を買える?
S-1の「米国外の投資家へ」の項には、今回の公募にオーストラリア、カナダ、EEAの一部の国、日本、スイス、英国での公募が含まれると書かれています。ただし、これらの国の取引所に上場する予定はないとしています。日本でどの証券会社が、どれだけの株数を扱うのかは、10月26日時点のS-1には書かれていません。
一般論として、米国株のIPOで公開価格での配分を受けられるのは、引受証券会社などを通じた一部の投資家に限られます。多くの個人投資家にとっては、上場後にナスダックの市場で、米国株を取り扱う国内の証券会社を通じて買うのが現実的な方法になります。
米国株として買うときに知っておきたいこと
- 為替の影響:株価はドル建てです。円で見た損益は為替レートでも変わります
- 取引時間:ナスダックの通常取引は米東部時間9時30分〜16時。日本時間では夏時間中が22時30分〜翌5時、冬時間(2026年は11月1日から)は23時30分〜翌6時です
- 配当:S-1によると、同社はこれまで配当を出したことがなく、当面出す予定もありません
- 議決権:売り出されるクラスA株は1株1票ですが、上で見たとおり、議決権の過半は創業者側にあります
- 取り扱い:新規上場銘柄をいつから扱うか、NISAの成長投資枠の対象にするかは証券会社によって異なるため、各社の案内を確認してください
投資判断はご自身で
この記事は、S-1の内容と公表されている事実を整理したもので、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。上場直後の株価は大きく動くことがあります。S-1自身も、投資には高いリスクがあり、投資額の一部またはすべてを失う可能性があると書いています。
アンソロピックの上場についてよくある質問
Q. アンソロピックはいつ上場する?
A. 10月26日時点で上場日は決まっていません。S-1では株数と公開価格の範囲も空欄で、今後の訂正版で仮条件などが示され、SECの手続きを経て上場日が決まる流れです。
Q. ティッカー(銘柄コード)は?
A. ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットに「ANT」で上場を申請しています(S-1)。
Q. 赤字807億ドルなのに上場できるの?
A. できます。米国では赤字のまま上場する企業は珍しくありません。また、純損失の約9割の724億ドルは、会社の評価額が上がったことで転換社債などの価値が増えた「会計上の損失」で、現金の流出ではありません。2026年4〜6月期は営業黒字でした。
Q. アンソロピックの売上はどれくらい?
A. 2026年1〜6月で163億ドル(約2.57兆円)、2025年通期は46億ドルでした。売上の8割は利用量に応じた従量課金です。
Q. 日本から買える?
A. S-1には日本での公募も含むと書かれていますが、取り扱う証券会社などの詳細は未公表です。一般には、上場後に米国株を扱う国内の証券会社を通じて市場で購入する形になります。売買の判断はご自身で行ってください。
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出典・参考資料
- アンソロピック「Form S-1 Registration Statement」(SEC EDGAR、2026年10月26日提出)、提出書類一覧
- スペースX「Prospectus(Form 424B4)」(2026年6月)
- アリババ「Prospectus(Form 424B4)」(2014年9月22日)
- 米連邦準備制度理事会「Foreign Exchange Rates – H.10」(2026年10月19日公表)
- CNBC「Anthropic IPO live updates」(2026年10月26日)
- AP通信「Aramco’s greenshoe option pushes IPO to record $29.4B」(Fox Business、2020年1月13日)
- アイキャッチ写真:ナスダック・マーケットサイト/Luca Marfè at Italia all’ONU(CC BY 2.0、トリミング・明るさ調整し文字を追加)


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