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宅建の合格点2026は何点?各社予想32〜34点と過去13回の基準点
2026年度(令和8年度)の宅地建物取引士資格試験(宅建試験)が、10月18日(日)に全国で行われました。試験が終わると、資格学校や専門紙が解答速報と「合格点(合格ライン)の予想」を次々に公開します。この記事では、公開された予想点を出典つきで並べたうえで、試験を実施する不動産適正取引推進機構(RETIO)の公表資料から平成27年度以降の13回分の合格点と合格率を集計し、合格点がどう決まっているように見えるかを数字で確かめます。
この記事の結論
- 2026年度試験の合格点予想は、確認できた5つのうち4つが「34点前後」(住宅新報・TAC・日建学院・フォーサイト)、ユーキャンだけが「32点±1点」でした(10月18日23時時点)。
- RETIOが公表している平成27年度〜令和7年度の13回で、合格点は31点〜38点(50問中)。10月試験11回の真ん中(中央値)は35点で、去年の33点は2番目に低い点数でした。
- 合格点が7点も上下する一方で、10月試験の合格率は15.4〜18.7%の狭い範囲に収まっています。合格点と合格率の相関係数は0.19とほぼ無関係で、「点数で切る」より「上位の一定割合を合格にする」動き方に近いと見られます。
- ただし合格率は一定ではなく、平成27〜30年度の15%台から、令和6・7年度は18%台へ少しずつ上がっています。10年で申込者は+25.9%、合格者は+52.6%でした。
- 登録講習修了者(5問免除)の合格点は、12回すべてで一般の合格点からちょうど5点低い点数でした。
- 今年の申込者は307,254人(速報値)で、平成27年度以降で最も多い数です。正式な合格点は11月25日(水)9時30分にRETIOが発表します。
宅建2026の合格点予想は何点?各社の発表まとめ
宅建試験は50問・四肢択一式(マークシート)の筆記試験で、合格点(合否判定基準)は試験のあと、合格発表の日に公表されます。試験当日の夜までに、資格学校や業界紙が自己採点のデータや問題の難しさをもとに、それぞれの「予想合格点」を公開しました。
| 発表元 | 予想合格点 | 確認した掲載先 |
|---|---|---|
| 住宅新報(編集部) | 34点前後 | 10月18日付のニュース記事 |
| 資格の学校TAC | 34点±1 | 解答速報ページの「合格推定点」 |
| 日建学院 | 34点±1点 | 解答速報ページの「合格推定点」 |
| フォーサイト | 34点±1 | 解答速報・試験講評ページの「合格ライン(予想)」 |
| ユーキャン | 32点±1点 | 解答速報ページ(20時05分公開、18時時点の自動採点データから算出) |
| 資格の大原 | 未発表 | 10月24日(土)20時の「合格ライン予想会」で発表予定 |
各社・各紙の公式ページを2026年10月18日22〜23時に確認。予想はいずれも各社独自のもので、試験実施機関の発表ではありません。数字は予告なく更新されることがあります。
「34点前後」と「32点」で分かれた理由
住宅新報は、今年の試験について、基本的な知識を問う構成を保ちながら、正確な理解を試す「個数問題」「組み合わせ問題」が引き続き多く出題され、25年度に目立った難化の流れを引き継いだと伝えています。そのうえで、編集部の想定合格ラインを34点前後としています。
一方、ユーキャンは自動採点サービスに集まった得点分布から予想を出しています。同社の解説によると、正しいものの数を答える「個数問題」が10問、同社が「史上最多」とする「組合せ問題」が5問出題され、権利関係と宅建業法の平均点が去年よりかなり下がった一方、税・価格は大きく上がったといいます。差し引きで去年より1点以上のマイナスと見て、去年の合格点(33点)より1点低い32点±1点としました。
フォーサイトは全体の難しさを「やや難しい」レベルとし、日建学院は改正された区分所有法がすべての選択肢で問われたことなどを挙げています。「解きにくい試験だった」という見方は各社でおおむね共通しており、点数がどこまで下がるかの読みが分かれた形です。
予想は「幅」で受け止める
たとえばユーキャンは去年(令和7年度)、試験当日に「34点±1点」と予想し、実際の合格点は33点でした。幅の中には入っていましたが、ちょうど下の端です。予想が1〜2点ずれることは珍しくないため、1社の数字だけで合否を決めつけず、複数社の幅で見ておくのが安全です。
宅建の合格点の推移|過去13回を一覧で確認
RETIOは「試験実施概況」として、直近10年度分の申込者数・受験者数・合格者数・合格率・合格基準点を公表しています。令和7年度版と令和6年度版の資料を合わせると、平成27年度から令和7年度までの11年度・13回分(新型コロナの影響で令和2・3年度は10月と12月の2回実施)がそろいます。これを1つの表にしました。
| 年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 合格点 | 5問免除 |
|---|---|---|---|---|---|
| 平成27年度 | 194,926 | 30,028 | 15.4% | 31点 | 26点 |
| 平成28年度 | 198,463 | 30,589 | 15.4% | 35点 | 30点 |
| 平成29年度 | 209,354 | 32,644 | 15.6% | 35点 | 30点 |
| 平成30年度 | 213,993 | 33,360 | 15.6% | 37点 | 32点 |
| 令和元年度 | 220,797 | 37,481 | 17.0% | 35点 | 30点 |
| 令和2年度(10月) | 168,989 | 29,728 | 17.6% | 38点 | 33点 |
| 令和2年度(12月) | 35,261 | 4,610 | 13.1% | 36点 | 31点 |
| 令和3年度(10月) | 209,749 | 37,579 | 17.9% | 34点 | 29点 |
| 令和3年度(12月) | 24,965 | 3,892 | 15.6% | 34点 | ― |
| 令和4年度 | 226,048 | 38,525 | 17.0% | 36点 | 31点 |
| 令和5年度 | 233,276 | 40,025 | 17.2% | 36点 | 31点 |
| 令和6年度 | 241,436 | 44,992 | 18.6% | 37点 | 32点 |
| 令和7年度 | 245,462 | 45,821 | 18.7% | 33点 | 28点 |
出典:不動産適正取引推進機構「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」「同(令和6年度以前10年間)」。合格点は50問中、5問免除は登録講習修了者の45問中の基準点。令和3年度12月試験は登録講習修了者の区分なし。合格率は合格者÷受験者で、当サイトで全回の計算が公表値と一致することを確認しました。スマートフォンでは受験者の列を省略しています。
13回の合格点から分かること
- いちばん低いのは平成27年度の31点、いちばん高いのは令和2年度10月試験の38点で、差は7点ありました。
- 10月試験11回で見ると、35点と36点が3回ずつ、37点が2回で、真ん中(中央値)は35点、平均は35.2点です。
- 33点以下だったのは平成27年度(31点)と令和7年度(33点)の2回だけ。今年の予想(32〜34点)が当たれば、2年続けて低い水準になります。
- 前の年からの変化がいちばん大きかったのは±4点で、平成28年度(+4)、令和3年度(−4)、令和7年度(−4)の3回ありました。1年で4点動くこと自体は珍しくありません。
宅建の合格点はどう決まる?合格率で見る「相対評価」
RETIOは合格点の決め方そのものは公表していません。そこで、13回分の数字から「合格点」と「合格率」がどう動いてきたかを比べました。
もし「毎年○点以上なら合格」という決め方なら、問題がやさしい年は合格率が上がり、難しい年は下がるはずです。ところが実際は、合格点が31点の年も38点の年も、合格率は15〜18%台にとどまっています。10月試験11回で合格点と合格率の相関係数を計算すると0.19で、ほとんど関係がありません。
つまり、試験が難しくて全体の点数が下がった年は合格点も下がり、やさしくて点数が上がった年は合格点も上がる、という動き方です。受験者全体の中での順位で合否が決まる相対評価に近い仕組みと見るのが自然で、多くの資格学校もこの前提で「得点分布から合格点を推定」しています。
合格率は「固定」ではなく、少しずつ上がっている
よく「宅建の合格率は15〜17%」と言われますが、時期で分けると少し違う姿が見えます。
| 時期(10月試験) | 合格率 | 合格点 |
|---|---|---|
| 平成27〜30年度(4回) | 15.4〜15.6% | 31〜37点 |
| 令和元〜5年度(5回) | 17.0〜17.9% | 34〜38点 |
| 令和6・7年度(2回) | 18.6〜18.7% | 33〜37点 |
平成27〜30年度はほぼ15.5%前後でしたが、令和に入って17%台、令和6・7年度は18%台になりました。この10年で申込者は243,199人から306,099人へ+25.9%増えたのに対し、合格者は30,028人から45,821人へ+52.6%と、申込者の2倍のペースで増えています。合格率が上がった理由は公表されていませんが、「合格者を何%にするか」の目安そのものが、ゆっくり動いている可能性があります。
12月試験は別もの
令和2年度・3年度の12月試験は、コロナ禍で10月に受けられない人のために追加で行われた回で、受験率が62〜64%と低く、合格率も13.1%・15.6%と10月試験とは違う動きでした。上の分析は10月試験11回にしぼっています。
5問免除(登録講習修了者)の合格点は「一般−5点」
宅地建物取引業に従事している人だけが受けられる「登録講習」(国土交通大臣の登録を受けた機関が実施)を受講し、その修了試験に合格すると、本試験のうち5問が免除され、45問で受験します。この「5問免除」の人の合格点も、一般の人とは別に発表されます。
13回のうち登録講習修了者の区分がある12回を確認すると、12回すべてで一般の合格点からちょうど5点低い点数でした(令和7年度なら一般33点・5問免除28点)。計算の上では、免除された5問を満点とみなしたのと同じ基準です。今年も同じなら、一般の予想が34点なら5問免除は29点、32点なら27点が目安です。ただし、これは過去の結果からの見込みで、正式には合格発表で確認が必要です。
| 項目 | 一般 | 5問免除 |
|---|---|---|
| 令和8年度の申込者 | 249,092人 | 58,162人 |
| 前年からの増減 | -85人 | +1,240人 |
| 令和7年度の受験率 | 78.1% | 89.5% |
| 令和6年度の合格率 | 17.8% | 21.9% |
出典:RETIO「令和8年度 受付状況【速報値】」「令和7年度 受験状況【速報】」「令和6年度 試験結果の概要」。一般の令和6年度合格率は、全体から登録講習修了者を引いて当サイトで計算。
今年の申込者の増加(+1,155人)は、ほぼ全部が5問免除の人の増加(+1,240人)で、一般の申込者は-85人とわずかに減りました。申込者に占める5問免除の割合は18.9%です。5問免除の人は受験率も合格率も一般より高く、仕事で宅建を必要とする人の比重が少しずつ増えていることがうかがえます。
2026年の受験者数・合格者数はどうなる?申込30.7万人から試算
RETIOの速報値(8月25日付)によると、令和8年度の申込者は307,254人で、前年度より1,155人(0.4%)増えました。平成27年度以降の13回の中で最も多い数です。インターネット申込みが293,193人(95.4%)、郵送が14,061人でした。都道府県別では東京都が67,735人で全体の約2割を占め、増えた数が多いのは神奈川県(+1,172人)、大阪府(+1,087人)、東京都(+809人)でした。
実際に何人が受験したかは、10月18日23時時点ではまだ公表されていません。去年は試験翌日の10月20日付で受験状況の速報が出ています。
そこで、過去の数字を使って幅のある試算をしてみます。10月試験11回の受験率(受験者÷申込者)は79.6〜82.8%でした。
| 前提 | 受験者(試算) | 合格者(試算) |
|---|---|---|
| 去年と同じ受験率・合格率(80.2%・18.7%) | 約24.6万人 | 約4.6万人 |
| 過去11回の最小〜最大の幅 | 約24.5万〜25.4万人 | 約3.8万〜4.8万人 |
当サイトの試算。合格者の幅は「受験率の最小×合格率15.4%」〜「受験率の最大×合格率18.7%」。実際の数字はRETIOの発表を待つ必要があります。
去年と同じ割合なら、合格者は約4.6万人で、去年(45,821人)を上回り、平成27年度以降で最も多い水準になる計算です。合格点が何点になっても、合格者の割合が大きく変わらないのであれば、「何点取ったか」より「受験者の中でどの位置にいるか」が合否を左右すると考えられます。
宅建2026の合格発表はいつ?今後の日程
- 10月18日(日)本試験13時〜15時(登録講習修了者は13時10分〜15時)。当日夕方から各社が解答速報、夜に予想合格点を公開しました。
- 10月下旬各社の予想が出そろう資格の大原は10月24日(土)20時に「合格ライン予想会」を予定。ほかの学校も予想を更新することがあります。
- 11月25日(水)合格発表(9時30分)RETIOのホームページに合格者の受験番号、合否判定基準(合格点)、試験問題の正解番号が掲載されます。
- 合格発表日以降マイページで自分の得点を確認(予定)インターネットで申し込んだ人は、令和8年度試験から、マイページで自分の得点などを見られる予定です(日時は未定)。
RETIO宅建試験ページ・試験スケジュールページより。試験時間は令和8年度試験案内による。
自己採点のときの注意
難しい問題では、資格学校によって正解の番号が分かれることがあります。自己採点は2〜3社の解答速報と照らし合わせ、「◯点〜◯点」と幅で持っておくと、予想合格点との比較で慌てずにすみます。正式な正解番号は合格発表の日に公表されます。
TACの解答速報(X)
資格の学校TACの宅建士講座は10月18日夕方、全50問の解答速報を公開したと投稿しました。自己採点は各社の速報を突き合わせ、解答が割れている問題に注意しながら進めるのがおすすめです。
ˏˋ║ 宅地建物取引士 解答速報公開中║ ˎˊ˗
全問判明いたしました!!
以下リンク先にて確認いただけます!
https://t.co/5yJHdHV6M6
#宅建士 #解答速報 #宅地建物取引士— 資格の学校TAC 宅建士講座 (@TAC_takken) October 18, 2026
宅建2026の合格点についてよくある質問
Q. 宅建2026(令和8年度)の合格点は何点と予想されていますか?
A. 2026年10月18日23時時点で確認できた予想は、住宅新報が34点前後、TAC・日建学院・フォーサイトが34点±1、ユーキャンが32点±1点です。いずれも各社独自の予想で、正式な合格点は11月25日に発表されます。
Q. 宅建の合格発表はいつですか?
A. 令和8年度試験の合格発表は、2026年11月25日(水)9時30分です。不動産適正取引推進機構のホームページに、合格者の受験番号、合否判定基準、試験問題の正解番号が掲載されます。
Q. 宅建の合格点は毎年何点くらいですか?
A. 平成27年度から令和7年度までの13回では、50問中31点〜38点でした。10月試験11回の中央値は35点で、令和7年度は33点でした。
Q. 宅建は相対評価ですか?
A. 不動産適正取引推進機構は合格点の決め方を公表していません。ただ、過去13回で合格点が31〜38点と大きく動く一方、10月試験の合格率は15.4〜18.7%の範囲に収まっており、受験者の中での順位で合否が決まる相対評価に近い動き方をしています。
Q. 5問免除(登録講習修了者)の合格点は何点ですか?
A. 過去12回すべてで、一般の合格点からちょうど5点低い点数(45問中)でした。令和7年度は一般33点、登録講習修了者28点です。今年も同じ関係になるかは、合格発表で確認する必要があります。
Q. 2026年の宅建の受験者数は何人ですか?
A. 申込者は307,254人(速報値)で、平成27年度以降で最も多い数です。実際の受験者数は10月18日時点では未公表です。過去の受験率(約80〜83%)から試算すると、約24.5万〜25.4万人になります。
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出典・参考資料
- 不動産適正取引推進機構:試験実施概況(令和7年度以前10年間)(PDF)/試験実施概況(令和6年度以前10年間)(PDF)
- 不動産適正取引推進機構:令和8年度宅地建物取引士資格試験 受付状況【速報値】(PDF、令和8年8月25日)
- 不動産適正取引推進機構:宅建試験(合格発表日)/宅建試験のスケジュール
- 不動産適正取引推進機構:令和7年度 受験状況【速報】(R7.10.20)、令和6年度宅地建物取引士資格試験結果の概要(令和6年11月26日)
- 住宅新報:2026年度宅建試験、知識の「正確さ」重視へ 合格ライン34点前後
- 各社の解答速報ページ:TAC/日建学院/フォーサイト/ユーキャン/資格の大原(いずれも2026年10月18日確認)
アイキャッチ写真:lecroitg/Wikimedia Commons(CC0)。表と試算はRETIOの公表値をもとに当サイトが集計したものです。データは2026年10月18日23時時点です。


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