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NYダウ1833ドル安、全30銘柄が下落|AI規制の懸念と日経平均
結論
- 11月5日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均の終値は前日比1,833ドル06セント安の5万1,523ドル06セントでした。30銘柄すべてが下がる全面安で、下げ幅は2025年4月以来の大きさです。
- 米中間選挙で民主党が大勝し、AIデータセンターの建設規制が強まるとの警戒から半導体株が急落しました。ナスダックの下げ幅は1,421ポイントと過去最大、半導体指数(SOX)は12%超下げました。
- 東京市場は6日、日経平均が前日比3,643円13銭安の5万7,434円77銭で取引を終えました(株探)。下げ幅は史上3番目で、5日続落です。
前日比。11月5日の終値。
11月5日の米国株の終値
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| NYダウ(30種) | 51,523.06 | -1,833.06 | -3.44% |
| ナスダック総合 | 24,315.00 | -1,421.51 | -5.52% |
| S&P500 | 7,353.73 | -334.89 | -4.36% |
| フィラデルフィア半導体(SOX) | 9,011.14 | -1,257.51 | -12.25% |
| VIX(恐怖指数) | 28.18 | +11.57 | +69.66% |
Yahoo Financeの日足から当サイトが計算し、読売新聞・ロイターの数字と照合しました。
ナスダックは10月6日の最高値から10%超下がり、「調整局面」入りしました。下落率は、トランプ大統領が関税措置を発表した2025年4月以来の大きさです。S&P500の構成企業の時価総額は3兆ドル減りました。米取引所の出来高は269億株と、直近20営業日の平均177億株を大きく上回っています(ロイター)。
なぜ急落した?3つの理由
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| ① AIデータセンターの規制 | 3日の中間選挙で民主党が上下両院で過半数を確保。電気代の高騰や水不足を背景に、大規模データセンターの規制強化を訴える候補が多く当選し、住民投票でもデータセンター新設の一時停止が相次いで可決された(毎日新聞) |
| ② 前日の急騰の反動 | 4日はダウが1,569ドル高と急伸していた。その上げ幅を1日で帳消しにした(時事通信) |
| ③ 個別の悪材料 | クアルコムが決算でスマホ向け半導体の売上高が予想を下回り9.5%急落(ロイター) |
市場の受け止め
ロイターによると、シムコープのメリッサ・ブラウン氏は「開発を完全に止められる可能性は低い」としつつ、AIの成長シナリオはインフラの急速な整備に大きく依存してきたため、少しでも減速すれば懸念材料になると指摘しました。
下げを主導したAI・半導体株
| 銘柄 | 終値 | 前日比 | 分類 |
|---|---|---|---|
| エヌビディア | 181.60ドル | -9.3% | 半導体(AIデータセンター向け) |
| ブロードコム | 291.53ドル | -10.4% | 半導体(AIデータセンター向け) |
| クアルコム | — | −9.5% | スマホ向け半導体の売上高が予想を下回った(決算) |
| IREN/アプライド・デジタル | — | −14%超 | データセンター運営 |
| コアウィーブ | — | 約−10% | AI向けクラウド |
| GEベルノバ | — | −7.5% | AI関連の電力設備 |
| メタ | — | −4% | 大型ハイテク |
| アマゾン/アルファベット | — | −2.2% | 大型ハイテク |
エヌビディアとブロードコムはYahoo Financeの日足から計算。ほかはロイターの報道から。
急落したのは「AIインフラ」に関わる企業です。半導体だけでなく、データセンターを運営する会社や、電力設備の会社まで売られました。一方で、急落の後もS&P500は年初来で7.4%、ナスダックは4.6%のプラスを保っています(ロイター)。
3日間の乱高下|日米の株価の流れ
6日の日経平均は3,643円安で終わる|下げ幅は史上3番目
6日の東京市場で、日経平均は取引開始から売りが先行し、9時過ぎに5月20日以来、約半年ぶりに6万円を割り込みました。安値は5万6,745円81銭で、下げ幅は一時4,300円を超えました。5万7,000円割れでは買いが入って下げ渋ったものの、反発は限られ、終値は前日比3,643円13銭安(−5.96%)の5万7,434円77銭。下げ幅は史上3番目で、5日続落です(株探)。
| 項目 | 6日の値 |
|---|---|
| 始値 | 60,374.35円 |
| 高値 | 60,374.35円 |
| 安値 | 56,745.81円 |
| 終値 | 57,434.77円(−3,643.13円、−5.96%) |
| 売買代金 | 12兆4,808億円(東証プライム概算) |
東証プライムで値上がりしたのは全体の1%程度でした。キオクシアホールディングス、アドバンテスト、東京エレクトロンが大幅安、ソフトバンクグループが急落し、トヨタ自動車や任天堂、日立製作所にも売りが広がりました(株探)。同じ日には、ロシアの一時管理の対象になったJTもストップ安で終えています。
円相場は円高方向で、17時時点で1ドル=157円94〜96銭でした(株探)。夜には米10月雇用統計(日本時間22時30分)の発表があり、結果次第でもう一段の波乱もありえます。
このあと見るポイント
| いつ | 何を見るか |
|---|---|
| 11月6日 22時30分 | 米国の10月の雇用統計(米労働統計局の日程)。景気の強さと利下げの見方を左右する |
| 11月9日 8時50分 | 財務省の為替介入の日次データの公表 |
| 12月 | 日銀と米連邦準備理事会(FRB)の金融政策会合 |
ドル円への影響は、選挙のたびの値動きを数えた米中間選挙でドル円はどう動く?で整理しています。
相場の見通しや売買を勧める内容ではありません。投資の判断はご自身でお願いします。
NYダウ急落のよくある質問
Q. 11月5日のNYダウの終値はいくらですか。
A. 5万1,523ドル06セントで、前日比1,833ドル06セント(3.44%)安でした。30銘柄すべてが下落しました。
Q. なぜNYダウは1833ドルも下がったのですか。
A. 中間選挙で民主党が大勝し、AIデータセンターの建設規制が強まるとの懸念から、半導体などAI関連株が急落したためです。前日に1,569ドル上げた反動もありました。
Q. ナスダックの下げは過去最大ですか。
A. 下げ幅(1,421.51ポイント)は過去最大です(読売新聞)。下落率(5.52%)は2025年4月以来の大きさです(ロイター)。
Q. 日本株にはどう影響しますか。
A. シカゴの日経平均先物は5日の東京の終値を約3,800円下回って終わりました。6日の東京市場では、日経平均が前日比3,643円13銭安の5万7,434円77銭で取引を終えました。下げ幅は史上3番目で、一時は4,300円を超えて下げました。
あわせて読みたい
出典・参考資料
- 読売新聞(Yahoo!ニュース配信):NYダウ終値、1833ドル安の5万1523ドル…全30銘柄が下落
- ロイター(Yahoo!ニュース配信):米国株式市場=ナスダック19カ月ぶり大幅安、調整入り確認
- 時事通信(Yahoo!ニュース配信):〔米株式〕ダウ急反落、1833ドル安
- 毎日新聞(Yahoo!ニュース配信):NYダウ急落、一時1800ドル超安 AI先行き懸念で売り拡大
- 時事通信(Yahoo!ニュース配信):〔東京株式〕大幅続落=米AI規制強化を警戒(5日)
- U.S. Bureau of Labor Statistics:Schedule of Releases for the Employment Situation
- 株探:【↓】日経平均 大引け|5日続落、半導体関連中心に値を崩し6万円割れ(11月6日 16:36)
アイキャッチ写真は米ニューヨーク証券取引所です。写真:Arild Vågen/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)。明るさ調整・文字入れあり。


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