社会・くらし|マイナンバーカード
Androidのマイナンバーカード対応機種は?属性証明は4機種に1つ
デジタル庁が提供開始日としていた2026年10月20日、スマホのGoogle ウォレットに入れて使う「Androidのマイナンバーカード」がスタートの日を迎えました。前日の19日には対応スマートフォンの一覧が公表されています。ただし、窓口での本人確認・年齢確認に使う新機能「属性証明機能」が使えるのは、一覧のうち★印がついた機種だけです。この記事では、デジタル庁の一覧を当サイトで1行ずつ集計し、どのメーカーのどの機種なら★がつくのかを整理しました。
この記事の結論
- 「Androidのマイナンバーカード」は、これまでの「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」を刷新したもので、新たに属性証明機能(対面での本人確認・年齢確認・住民確認)が加わります。
- デジタル庁の対応機種一覧(10月19日時点)は通信会社ごとに597件。このうち属性証明にも対応する★印は201件(33.7%)です。
- 型番や通信会社の違いをまとめて機種名で数え直すと246機種中57機種(23.2%)。属性証明に使えるのは、およそ4機種に1つです。
- ★はGoogle Pixel 6以降・Galaxy S24以降・Xperia 1 VI以降など、比較的新しい上位機種に集中しています。Galaxy Aシリーズや京セラ、ZTE、ASUSの機種には★がありません。
- ★がない機種でも、マイナポータルへのログインやコンビニでの証明書取得など、従来の電子証明書機能は使えます。
Androidのマイナンバーカードとは?10月20日に何が変わったのか
デジタル庁は2026年10月2日のお知らせで、「Androidのマイナンバーカード」の提供開始日を10月20日と発表しました。Android端末のGoogle ウォレットに入れて使うマイナンバーカードで、2023年5月から続く「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」を機能拡充・刷新する形です。
Android端末ではこれまでも、電子証明書機能によってマイナポータルでの情報確認や各種オンライン申請、住民票の写しなどのコンビニ交付が利用できました。今回はそこに「属性証明機能」が加わります。デジタル庁のお知らせでは、10月20日のリリース以降、官民の対面サービスで本人確認、年齢確認、住民確認などを受けられるようになると説明しています。
読み取る側(お店や窓口)は、デジタル庁が無償で提供する「マイナンバーカード対面確認アプリ」を使って対応できるとされています。
電子証明書機能と属性証明機能の違い
| 項目 | 電子証明書機能 | 属性証明機能 |
|---|---|---|
| 主な使いみち | マイナポータルへのログイン、オンライン申請、コンビニでの証明書取得、e-Tax、マイナ保険証(対応する医療機関・薬局) | 店舗や窓口など対面での本人確認・年齢確認・住民確認 |
| 使える機種 | 対応機種一覧に載っている機種 | 一覧のうち★がついた機種だけ |
| Androidでの提供 | 2023年5月から | 2026年10月20日から(提供開始日) |
デジタル庁「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」サイトと10月2日のお知らせ、対応機種一覧の注記をもとに当サイトで整理。
10月20日朝の時点で確認できたこと
当サイトが10月20日9時ごろに確認した時点では、デジタル庁のサービスページの題名はまだ「10月20日刷新予定」の表記で、マイナンバーカード対面確認アプリの公式ページも、読み取れる対象として「iPhoneのマイナンバーカード」までの記載でした。実際に設定する前に、マイナアプリやデジタル庁サイトの最新の案内を確認してください。
Androidのマイナンバーカード対応機種を集計|★は597件中201件
デジタル庁の対応機種一覧(マイナアプリ よくある質問、2026年10月19日時点)は、ドコモ・au・ソフトバンク・その他の4つの区分に分かれ、機種名と型番が1行ずつ並んでいます。数えると597件で、そのうち機種名の後ろに「(★)」がついたものが201件でした。
ただし、同じ機種が通信会社ごと・型番ごとに何度も載っています。たとえばGoogle Pixelは、ドコモ・au・ソフトバンク・その他の4区分すべてに並び、その他の区分では楽天モバイル版も別の行です。そこで当サイトでは、型番と通信会社の注記を外して機種名で数え直しました。すると246機種のうち★は57機種(23.2%)になります。
メーカー別の★の割合
| メーカー | 機種数 | ★機種 | ★の割合 |
|---|---|---|---|
| サムスン | 42 | 14 | 33% |
| シャープ | 35 | 4 | 11% |
| 27 | 24 | 89% | |
| モトローラ | 25 | 3 | 12% |
| ソニー | 22 | 4 | 18% |
| ZTE | 20 | 0 | 0% |
| シャオミ | 18 | 5 | 28% |
| FCNT | 15 | 1 | 7% |
| 京セラ | 14 | 0 | 0% |
| OPPO | 11 | 2 | 18% |
| ASUS | 10 | 0 | 0% |
| Nothing | 5 | 0 | 0% |
| その他 | 2 | 0 | 0% |
デジタル庁「Androidのマイナンバーカードに対応しているスマートフォンを教えてください。」(2026年10月19日時点、10月20日取得)を当サイトで集計。機種名から型番・通信会社の注記を除いて名寄せ。シャープにはLEITZ PHONE、京セラにはAndroid One(Y!mobile)、ZTEにはnubia・Libero・REDMAGICを含めています。「その他」はHTC・楽天モバイルの機種です。OPPO Reno15 Aは★のない表記の行が1件ありますが、★機種として数えました。
★の割合がとびぬけて高いのがGoogle Pixel(27機種中24機種)です。一覧の行数で見ても、★201件のうち95件、約47%がPixelで占められています。一覧全体の★率(33.7%)が機種ベース(23.2%)より高く見えるのは、★のPixelが複数の区分に重ねて載っているためです。
通信会社の区分別
| 区分 | 掲載件数 | ★ | ★の割合 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | 112 | 42 | 38% |
| au | 113 | 47 | 42% |
| ソフトバンク | 96 | 43 | 45% |
| その他(SIMフリー・格安SIMなど) | 276 | 69 | 25% |
同じ一覧の区分ごとの行数。一覧の注記によると、記載の機種は、書かれている通信会社以外の回線やWi-Fiでもデータ通信が正常にできれば利用できます。
属性証明(★)が使える機種・使えない機種の境目
メーカーごとに、★がつく機種と、一覧には載っているのに★がつかない近い世代の機種を並べました。★が幅広い世代についているのはGoogle Pixelだけで、ほかのメーカーは各シリーズの比較的新しい上位モデルに★が集まっています。
| メーカー | ★がつく機種 | ★がつかない近い世代 |
|---|---|---|
| Pixel 6/6 Pro/6a以降のすべて(Pixel 7〜11シリーズ、Pixel Fold・9 Pro Fold・10 Pro Fold・11 Pro Fold) | Pixel 4a (5G)、Pixel 5、Pixel 5a (5G) | |
| サムスン | Galaxy S24・S24 Ultra以降のSシリーズ(S25・S26各モデル)、Z Flip6・Z Fold6以降 | Galaxy S23・S23 Ultra、S23 FE・S24 FE、Z Flip5・Z Fold5、Aシリーズ(一覧の11機種すべて) |
| ソニー | Xperia 1 VI、1 VII、1 VIII、10 VIII | Xperia 1 V、5 V、10 VI、10 VII |
| シャープ | AQUOS R9 pro、R10、R11、sense10 | AQUOS R9、sense9、wish5、wish6 |
| FCNT | arrows Alpha2 | arrows Alpha、arrows We3、らくらくスマートフォン |
| シャオミ | Xiaomi 14T・14T Pro、15T Pro、17T Pro、REDMI Note 15 Pro 5G | Xiaomi 13T・13T Pro、REDMI 15 5G |
| OPPO | Find X9、Reno15 A(Y!mobile版A601OPの行は★なし) | Reno13 A、A5 5G |
| モトローラ | razr 60 ultra、razr fold、edge 60 | razr 60、razr 60s、edge 60 pro |
| 京セラ・ZTE・ASUS・Nothing | なし | TORQUE、DIGNO、nubia、Libero、Zenfone、ROG Phone、Nothing Phoneなど |
デジタル庁の対応機種一覧(2026年10月19日時点)の表記をもとに当サイトで整理。発売時期はメーカーや通信会社によって異なります。
デジタル庁は10月2日のお知らせで、Androidのマイナンバーカードは一定の基準を満たすセキュリティチップを搭載した端末で利用できると説明していました。一覧を見ると、同じシリーズでも上位モデルだけに★がつく例が目立ちます。Galaxyは同じ年のモデルでもS24には★があり、S24 FEにはありません。Xperiaも10 VIIIで初めて10シリーズに★がつきました。
同じ機種名でも型番まで確認を
OPPO Reno15 Aは、au(UQ)版とSIMフリー版に★がある一方、Y!mobile版(A601OP)の行には★がついていません。また一覧の注記では、対象は日本市場向けに販売された端末で、名前が載っていても海外で販売された端末は使えない可能性があるとしています。機種名だけで判断せず、型番まで一覧と照らし合わせてください。
自分のスマホで使える?確認と追加の手順
- 機種名と型番を調べる:スマホの「設定」→「デバイス情報」(機種により名称は異なります)で確認できます。
- デジタル庁の対応機種一覧と照らし合わせる:型番まで一致するか、機種名の後ろに「(★)」があるかを見ます。
- OSとセキュリティパッチを更新する:一覧の注記では、Android 12以上で最新のセキュリティパッチを適用した状態での利用を求めています。
- 必要なものをそろえる:実物のマイナンバーカード、券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)、署名用パスワード(英数字6〜16文字)。
- 最新のマイナアプリから追加する:画面の指示に従ってカードを読み取り、スマホに追加します。
暗証番号とパスワードを両方忘れた場合は、住民票のある市区町村の窓口で初期化(再設定)が必要です。
知っておきたい注意点
デジタル庁のQ&Aでは、スマートフォンのマイナンバーカードはマイナ免許証としては使えないとしています。また、実物のカードしか受け付けない場面に備えて、実物のカードも持ち歩くよう案内しています。スマホを手放す・機種変更するときは、先にスマホからマイナンバーカードを削除します。実物のカードや電子証明書を更新したときは、スマホ側も設定し直す必要があります。
先行したiPhone版はどれだけ使われた?数字で見るスマホのマイナンバーカード
iPhoneでは2025年6月24日から「iPhoneのマイナンバーカード」が提供されています。対象はiPhone XS以降で、iOS 18.5以上を搭載した端末です。デジタル庁が2025年11月の検討会に出した資料には、月ごとの件数が載っています。
| 月 | 保有件数(月末) | 発行件数(月間) |
|---|---|---|
| 2025年6月 | 653,950件 | 663,152件 |
| 2025年7月 | 1,441,065件 | 820,410件 |
| 2025年8月 | 1,985,366件 | 586,303件 |
| 2025年9月 | 2,514,050件 | 635,136件 |
デジタル庁「マイナンバーカードの機能のスマートフォン搭載に関する検討会(第7回)資料2」(2025年11月7日)。保有件数は有効なカード代替電磁的記録を持つ人の数。2025年6月は24日から月末までの数字です。
開始から約3か月の9月末で保有件数は約251万件でした。その後、Impress Watch(2026年1月23日)によると、松本デジタル大臣の会見で1月21日時点の有効保有枚数が500万枚を超えたと発表されています。同じ記事では、国内のスマートフォンの普及率をAndroidが約52%、iPhoneが約48%と紹介しています。
土台となる実物のカードは、総務省の集計で2026年9月末時点の保有枚数が104,729,857枚、人口に対する保有枚数率は84.5%です。Android版で属性証明が使える人は、カードを持っていて、かつ★の機種を使っている人に限られます。どこまで利用が広がるかは、★機種への買い替えの進み方と、読み取りに対応するお店や窓口の増え方に左右されそうです。
スマホのマイナンバーカードの歩み
- 2023年5月Androidスマホ用電子証明書搭載サービス開始マイナポータルへのログインやオンライン申請などがAndroidだけでできるように。
- 2025年6月24日iPhoneのマイナンバーカード開始Apple ウォレットに追加して利用。
- 2025年8月5日対面確認アプリがiPhone版に対応お店や窓口がiPhoneのマイナンバーカードを読み取れるように。
- 2025年9月19日Googleが「2026年秋頃」の提供予定を発表Google ウォレットに追加し、身分証明書として提示できるようにすると説明。
- 2026年10月2日デジタル庁が提供開始日を10月20日と発表属性証明機能の搭載と、セキュリティチップの基準を満たす端末が対象であることを告知。
- 2026年10月19日対応機種一覧を公表597件を掲載、うち★(属性証明対応)は201件。
- 2026年10月20日Androidのマイナンバーカード 提供開始日対面での本人確認・年齢確認・住民確認に使える属性証明機能が加わる。
Androidのマイナンバーカードのよくある質問
Q. Androidのマイナンバーカードはいつから使えますか?
A. デジタル庁は提供開始日を2026年10月20日と発表しています。これまでの「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」を刷新し、Google ウォレットに入れて使う形になります。
Q. 自分のスマホが対応しているか、どう調べればよいですか?
A. デジタル庁がマイナアプリの「よくある質問」で公表している対応機種一覧(2026年10月19日時点)で、機種名と型番を確認してください。機種名の後ろに「(★)」があれば属性証明機能にも対応しています。
Q. ★がない機種では何ができませんか?
A. 店舗や窓口など対面での本人確認・年齢確認・住民確認に使う属性証明機能が使えません。マイナポータルへのログインやオンライン申請、コンビニでの証明書取得などに使う電子証明書機能は利用できます。
Q. 対応機種はどのくらいありますか?
A. 一覧の掲載は597件で、★は201件です。型番や通信会社の違いをまとめて当サイトで数え直すと、246機種中57機種に★がついています。
Q. 使うために必要なものは何ですか?
A. 実物のマイナンバーカード、券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)、署名用パスワード(英数字6〜16文字)、そして対応するスマホです。一覧の注記では、Android 12以上で最新のセキュリティパッチを適用した状態での利用を求めています。
Q. 実物のマイナンバーカードは持ち歩かなくてよいですか?
A. デジタル庁は、実物のカードにしか対応していない場面に備えて、実物のマイナンバーカードも持つよう案内しています。また、スマホのマイナンバーカードはマイナ免許証としては使えません。
あわせて読みたい
出典・参考資料
- デジタル庁(マイナアプリ よくある質問):Androidのマイナンバーカードに対応しているスマートフォンを教えてください。(2026年10月19日時点、当サイト集計)
- デジタル庁:2026年10月20日から「Androidのマイナンバーカード」を開始予定です(2026年10月2日)/Androidスマホ用電子証明書搭載サービス
- デジタル庁:スマートフォンのマイナンバーカード/マイナンバーカード対面確認アプリ
- デジタル庁:「iPhoneのマイナンバーカード」の運用状況について(検討会第7回 資料2)(2025年11月7日)
- 総務省:マイナンバーカード交付状況について(令和8年9月末時点)
- Google Japan Blog:来年秋頃をめどに、身分証明書としてお使いいただける Android のマイナンバーカードの提供開始を予定(2025年9月19日)
- Impress Watch:iPhoneのマイナンバーカード、500万枚超え(2026年1月23日)
アイキャッチ写真:Océanos y dados「Smartphone Use」(Wikimedia Commons、CC0)を当サイトでトリミング・明るさ調整し、文字を加えて使用。写真の端末はイメージで、対応機種とは関係ありません。本記事は2026年10月20日時点の公表情報にもとづいています。対応機種や使える場所は今後変わる場合があります。


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