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11月中旬は10年に1度の高温へ|9地方の早期天候情報と都市別の予想
結論
- 気象庁は11月5日、関東甲信から沖縄までの9地方に「高温に関する早期天候情報」を出しました。11月中旬の5日間平均気温が「かなり高い」となる確率が30%以上です。
- 「かなり高い」は、その時期としては10年に1度程度しか起きない高温のことです。沖縄と奄美は12日ごろから、ほかの地方は14日ごろからが対象です。
- その前の1週間は、平年並か低い日が多い見込みです。北海道・東北は高温の対象外で、札幌は7〜10日の最高気温が3〜5℃と、平年より6〜7℃低い予想です。
9地方は気象庁の地方区分で、関東甲信・北陸・東海・近畿・中国・四国・九州北部・九州南部と奄美・沖縄です。
高温の早期天候情報が出た地方と期間
| 地方 | 対象の期間 | 「かなりの高温」の目安 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 関東甲信地方 | 11月14日ごろから約5日間 | +2.2℃以上 | 気象庁 |
| 北陸地方 | 11月14日ごろから約5日間 | +2.5℃以上 | 新潟地方気象台 |
| 東海地方 | 11月14日ごろから約5日間 | +2.4℃以上 | 名古屋地方気象台 |
| 近畿地方 | 11月14日ごろから約5日間 | +2.7℃以上 | 大阪管区気象台 |
| 中国地方 | 11月14日ごろから約5日間 | +2.6℃以上 | 広島地方気象台 |
| 四国地方 | 11月14日ごろから約5日間 | +2.8℃以上 | 高松地方気象台 |
| 九州北部地方(山口県を含む) | 11月14日ごろから約5日間 | +3.1℃以上 | 福岡管区気象台 |
| 九州南部・奄美地方 | 11月12日ごろから約5日間 | +2.9℃以上 | 鹿児島地方気象台 |
| 沖縄地方 | 11月12日ごろから約5日間 | +1.7℃以上 | 沖縄気象台 |
「目安」は、5日間の平均気温が平年をどれだけ上回ると「かなりの高温」になるかを示す値です。たとえば九州北部では、平年より3.1℃以上高い5日間になる確率が30%以上と見込まれています(気象庁 早期天候情報)。
各地の気象台はそろって、向こう1週間程度は平年並か低い日が多く、そのあと暖かい空気に覆われやすくなるとしています。注意の呼びかけは「農作物の管理等に注意してください」です。
都市別の予想|来週前半は寒く、14日ごろは平年より高く
| 都市 | 8〜10日の最高気温(予想の最低値) | 14日ごろの最高気温(5日平均) | 14日ごろの階級 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 3℃(平年10.6℃) | 9℃(平年8.9℃) | 平年並 |
| 仙台 | 10℃(平年15.5℃) | 16℃(平年14.3℃) | 高い |
| 東京 | 15℃(平年17.9℃) | 19℃(平年17℃) | かなり高い |
| 新潟 | 11℃(平年15.8℃) | 16℃(平年14.5℃) | 高い |
| 名古屋 | 17℃(平年18.7℃) | 19℃(平年17.5℃) | 高い |
| 大阪 | 16℃(平年19.3℃) | 20℃(平年18.1℃) | 高い |
| 広島 | 16℃(平年19.2℃) | 20℃(平年18℃) | かなり高い |
| 高松 | 16℃(平年18.9℃) | 19℃(平年17.7℃) | 高い |
| 福岡 | 17℃(平年19.7℃) | 20℃(平年18.4℃) | 高い |
| 鹿児島 | 20℃(平年22℃) | 23℃(平年20.9℃) | 高い |
| 那覇 | 25℃(平年25.9℃) | 27℃(平年25.2℃) | かなり高い |
気象庁「2週間気温予報」(11月6日5時更新)から当サイトがまとめました。14日ごろは12〜16日の5日間平均の予報で、2週目の予報は11月5日14時30分に出たものです。平年値は8〜10日が9日、14日ごろは14日の値です。
東京は9日と10日の最高気温が15℃と平年を約3℃下回ったあと、14日ごろには19℃と平年を2℃上回る予想です。1週間で4℃前後の差があり、寒暖差に体が慣れにくい時期になりそうです。
北日本は逆に寒い
北海道と東北には今回、高温の情報は出ていません。札幌は7〜10日の最高気温が3〜5℃の予想で、4日続けて「かなり低い」の階級です。中国放送(RCC)は、上空1,500m付近で北日本に−6℃以下の寒気が流れ込む一方、11日ごろからは西日本と東日本に6℃以上の暖かい空気が入る見込みだと解説しています(RCC中国放送)。
早期天候情報とは|「10年に1度」の意味
早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、日本海側の大雪の可能性が高まったときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。原則として月曜日(祝日などの場合は火曜日)と木曜日の14時30分ごろ、地方ごとに出ます(気象庁の解説)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の期間 | 発表日の6日先から14日先までの5日間 |
| 発表の条件 | 5日間平均気温が「かなり高い」「かなり低い」となる確率が30%以上 |
| 「かなり高い」とは | 長い目で見て10%程度しか出ない高さ=10年に1度程度 |
| 確率30%の意味 | ふだん(10%)の3倍以上、出やすくなっている |
「真夏のような暑さ」ではありません
11月中旬の平年の最高気温は東京で17℃前後です。「かなりの高温」でも19〜20℃程度で、熱中症を心配する暑さではありません。ポイントは、寒い1週間のあとに急に暖かくなる寒暖差です。
11月の高温で気をつけたいこと
- 服装と寝具:来週前半は冬物、後半は薄手が合う日も。重ね着で調整できるようにしておくと楽です。
- 暖房:寒い日は早めに暖房を入れ、暖かくなったら切る。部屋と外の温度差が大きくなりすぎないようにします。
- 農作物:気象庁が名指しで注意しているのはここです。野菜の生育が早まったり、病害虫が出やすくなったりすることがあります。
- 紅葉:暖かい日が続くと、色づきが進みにくくなることがあります。見頃の目安は紅葉2026の見頃の記事にまとめています。
予報は日々変わります
早期天候情報は、6日以上先の確率の情報です。次の発表は原則として11月9日(月)と12日(木)の14時30分ごろです。最新の2週間気温予報もあわせて確認してください。
11月の高温のよくある質問
Q. 早期天候情報が出たのはどこですか。
A. 11月5日の発表では、関東甲信・北陸・東海・近畿・中国・四国・九州北部(山口県を含む)・九州南部と奄美・沖縄の9地方です。北海道と東北は対象外です。
Q. いつから暖かくなりますか。
A. 沖縄と奄美は12日ごろから、そのほかの地方は14日ごろからの約5日間が「かなりの高温」の対象です。その前の1週間は平年並か低い日が多い見込みです。
Q. どれくらい暖かくなりますか。
A. 2週間気温予報では、14日ごろ(12〜16日の平均)の最高気温は東京19℃、大阪20℃、福岡20℃で、平年より2℃前後高い予想です。
Q. 「10年に1度の高温」は危険な暑さですか。
A. いいえ。その時期としては珍しい高さという意味で、11月中旬なら20℃前後です。気をつけたいのは、寒い日から急に暖かくなる寒暖差です。
あわせて読みたい
出典・参考資料
- 気象庁:早期天候情報(2026年11月5日14時30分発表)
- 気象庁:2週間気温予報(2026年11月6日5時更新)
- 気象庁:「2週間気温予報」と「早期天候情報」について
- RCC中国放送(Yahoo!ニュース配信):全国的に11月12日頃から「10年に一度程度」の著しい高温に
アイキャッチ写真は明治神宮外苑のイチョウ並木(色づく前の時期)です。写真:Kakidai/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)。明るさ調整・文字入れあり。


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