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広瀬章人が王座獲得、なぜ8年ぶり?タイトル3期は全部8年おき
将棋の第74期王座戦五番勝負第5局が2026年10月27日、山梨県甲府市の常磐ホテルで指され、挑戦者の広瀬章人九段(39)が伊藤匠王座(24)に121手で勝ち、3勝2敗で王座を初めて獲得しました。広瀬九段のタイトルは2018年度の竜王以来で通算3期目。王座戦中継サイトの棋譜ファイルと、日本将棋連盟が公開している各タイトル戦の歴代記録を集計し、「8年ぶり」の中身と前例を確かめました。
この記事の結論
- 第74期王座戦は広瀬章人九段が3勝2敗で伊藤匠王座から奪取しました。第5局は振り駒で広瀬九段の先手となり、相掛かりから121手で決着。終局は20時46分で、双方とも持ち時間5時間を使い切っていました(王座戦中継サイトの棋譜)。
- 「8年ぶり」は前回の獲得=2018年度の第31期竜王(2018年12月21日に奪取)からの数え方です。日付で数えると7年10か月で、スポニチアネックスは竜王を失った2019年から数えて「7年ぶり」と伝えています。
- 広瀬九段のタイトルは王位(2010年度)→竜王(2018年度)→王座(2026年度)と、ちょうど8年度おき。連盟の歴代記録(現行8タイトル)を集計すると、獲得の間が8年度以上あいた例は広瀬九段を含めて5回しかなく、1人で2回あるのは広瀬九段だけです。
- 伊藤匠前王座は初めての失冠で、叡王の一冠に後退。タイトルは藤井聡太六冠・伊藤叡王・広瀬王座の3人で分け合う形になりました。

王座戦第5局の結果は?広瀬九段が121手で勝利
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対局 | 第74期王座戦五番勝負 第5局(主催:日本経済新聞社・日本将棋連盟) |
| 日時・会場 | 2026年10月27日(火)9時開始・20:46終局/山梨県甲府市「常磐ホテル」 |
| 先手・後手 | 先手:広瀬章人九段(振り駒)/後手:伊藤匠王座 |
| 戦型・手数 | 相掛かり・121手で先手の広瀬九段の勝ち |
| 持ち時間 | 各5時間(チェスクロック)。消費時間は双方とも5時間 |
| シリーズ | 広瀬九段の3勝2敗。広瀬九段は王座初獲得、タイトル通算3期目 |
| 立会・解説 | 立会:青野照市九段/新聞解説:松尾歩八段 |
王座戦中継サイト 第5局の棋譜(棋譜ファイルの開始・終了日時、消費時間、戦型)と日本将棋連盟「王座戦」による。
2勝2敗で迎えた最終局は、振り駒の結果、挑戦者の広瀬九段が先手になりました。朝日新聞によると、戦型は今シリーズ4度目の「相懸かり」。ABEMA TIMESは、比較的早い段階で角銀交換が行われ、午前中から駒が激しくぶつかる展開だったと伝えています。
棋譜ファイルの消費時間は、先手・後手とも300分(5時間)。夕食休憩前の56手目の時点では広瀬九段が185分、伊藤王座が243分を使っていました。終局は20時46分でした。
局後、広瀬九段は「近年はあまりタイトルを争うような立ち位置ではなかった。実力的にはちょっとまだ至らないところもあるが、一つ結果を残せてよかった」と語りました。伊藤王座は「シリーズを通してあまり内容のよくない将棋も多かったかなと思うのでやむを得ない。もう少し力を付けていかなければいけない」と振り返っています(いずれも毎日新聞)。
王座戦五番勝負の全5局:手数・先後・戦型の記録
王座戦中継サイトで公開されている5局の棋譜ファイル(KIF形式)から、先手・後手、戦型、手数、勝敗を集計しました。
| 局 | 日付・会場 | 先手 | 戦型・手数 | 勝者 |
|---|---|---|---|---|
| 第1局 | 9月2日 元湯陣屋 |
広瀬九段 | 相掛かり・99手 | 広瀬九段 |
| 第2局 | 9月15日 名古屋マリオットアソシアホテル |
伊藤王座 | 角換わりその他・115手 | 伊藤王座 |
| 第3局 | 10月2日 ニセコ温泉郷 いこいの湯宿 いろは |
広瀬九段 | 相掛かり・100手 | 伊藤王座 |
| 第4局 | 10月14日 ホテルオークラ神戸 |
伊藤王座 | 相掛かり・94手 | 広瀬九段 |
| 第5局 | 10月27日 常磐ホテル |
広瀬九段 | 相掛かり・121手 | 広瀬九段 |
王座戦中継サイトの棋譜ファイル(2026年10月28日取得)から当サイトで集計。手数は投了の手を含まない。第2〜4局の手数は連盟の第2局・第3局・第4局のお知らせとも一致。戦型は棋譜ファイルの表記(第2局は「角換わりその他」)。
相掛かりが4局、先手番が3勝2敗
5局のうち4局が相掛かりで、残る第2局は角換わり系でした。先手番の勝ちは第1・2・5局の3局、後手番の勝ちは第3・4局の2局です。広瀬九段は先手番3局で2勝1敗、後手番2局で1勝1敗でした。5局の合計手数は529手、最長は最終局の121手、最短は第4局の94手です。
流れを見ると、広瀬九段が第1局(99手)を先勝したあと、伊藤王座が第2局(115手)・第3局(100手)を連勝して防衛に王手。広瀬九段は後がない第4局を後手番の94手で制してタイに戻し、最終局を勝ちきりました。
対戦成績は番勝負前に伊藤5勝・広瀬4勝
日本将棋連盟の第1局のお知らせによると、番勝負が始まる前の両者の対戦成績は伊藤王座の5勝4敗でした。この五番勝負は広瀬九段の3勝2敗なので、9月以降のほかの棋戦での対戦を除いて単純に足すと7勝7敗の五分になります。
なぜ「8年ぶり」?「7年ぶり」との違いと8年おきの3期
広瀬九段の前回のタイトル獲得は、2018年度の第31期竜王戦です。連盟の第31期竜王戦のページによると、七番勝負では羽生善治竜王(当時)に2勝3敗と先に追い込まれてから、第6・7局を連勝して4勝3敗で奪取しました。最終第7局は2018年12月20・21日、山口県下関市の春帆楼でした。
- 竜王を獲得した2018年12月21日から今回まで:7年10か月。年・年度で数えると8年になるため、朝日新聞・日刊スポーツ・ABEMA TIMESなどは「8年ぶり」と表現しています。
- 竜王を失った第32期竜王戦(豊島将之名人に1勝4敗、最終局は2019年12月6・7日)から数えると6年10か月。スポニチアネックスは「19年に竜王を失って以来、7年ぶり」と書いています。
どちらも誤りではなく、起点を「最後に獲得した時」とするか「タイトルを持たなくなった時」とするかの違いです。当記事では、多くの報道や時事通信の「2018年度の竜王獲得以来」に合わせて「8年ぶり」と表記しています。
王位→竜王→王座、すべて8年度おき
連盟の棋士データベースでは、広瀬九段のタイトルは王位1期(第51期・2010年度)と竜王1期(第31期・2018年度)。今回の王座(第74期・2026年度)を加えると、獲得の年度は2010→2018→2026と、きれいに8年度ずつあいています。日付で見ると、王位獲得(2010年9月2日)から竜王獲得までが8年3か月、竜王獲得から王座獲得までが7年10か月です。
| 年度 | タイトル戦 | 相手 | 広瀬九段の成績 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2010年度 | 第51期王位戦 | 深浦康市 | 4勝2敗 | 獲得 |
| 2011年度 | 第52期王位戦 | 羽生善治 | 3勝4敗 | 敗退 |
| 2015年度 | 第56期王位戦 | 羽生善治 | 1勝4敗 | 敗退 |
| 2018年度 | 第31期竜王戦 | 羽生善治 | 4勝3敗 | 獲得 |
| 2018年度 | 第44期棋王戦 | 渡辺明 | 1勝3敗 | 敗退 |
| 2019年度 | 第32期竜王戦 | 豊島将之 | 1勝4敗 | 敗退 |
| 2019年度 | 第69期王将戦 | 渡辺明 | 3勝4敗 | 敗退 |
| 2022年度 | 第35期竜王戦 | 藤井聡太 | 2勝4敗 | 敗退 |
| 2026年度 | 第74期王座戦 | 伊藤匠 | 3勝2敗 | 獲得 |
日本将棋連盟 棋士データベース「広瀬章人」と、各タイトル戦の「過去の結果」(竜王戦ほか)から当サイトで作成。年度は連盟の表記(例:第44期棋王戦・第69期王将戦は翌年の1〜3月に実施)。第74期は2026年10月27日の結果を加えたもの。
タイトル戦への登場は今回で9回目、獲得は3回目です。毎日新聞は、広瀬九段が挑戦者決定戦で藤井名人を破り、2022年の竜王戦以来のタイトル戦登場を果たしたと伝えています。2010年度の初タイトル(王位)について、朝日新聞は早稲田大学に在学中で、史上初の現役大学生タイトルホルダーとして話題を集めたと紹介しています。
初タイトルも今回の第1局も「陣屋」
連盟の第51期王位戦のページによると、広瀬九段が初タイトルを決めた第6局(2010年9月1・2日)の会場は、神奈川県秦野市の「陣屋」でした。今期の王座戦で先勝した第1局の会場も、同じ秦野市の「元湯陣屋」です。また、第32期竜王戦で広瀬竜王(当時)が挙げた唯一の白星、第4局(2019年11月21・22日)の会場は、今回の最終局と同じ甲府市の常磐ホテルでした。
8年以上あいてタイトルを取った棋士は?連盟の歴代記録で集計
「8年ぶりのタイトル」はどのくらい珍しいのでしょうか。日本将棋連盟の竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖・叡王の各ページにある「過去の結果」から、タイトル戦として行われた期の獲得者(防衛を含む)を全員分抜き出し、同じ棋士の獲得と次の獲得の間が何年度あいたかを計算しました。7年度以上あいた例は次の7回です。
| 棋士 | 前の獲得 | 次の獲得 | あいた年度 |
|---|---|---|---|
| 二上達也 | 1966年度(前期) 棋聖(第8期) | 1980年度(後期) 棋聖(第37期) | 14年度 |
| 郷田真隆 | 2001年度 棋聖(第72期) | 2011年度 棋王(第37期) | 10年度 |
| 内藤國雄 | 1973年度(後期) 棋聖(第23期) | 1982年度 王位(第23期) | 9年度 |
| 広瀬章人 | 2010年度 王位(第51期) | 2018年度 竜王(第31期) | 8年度 |
| 広瀬章人 | 2018年度 竜王(第31期) | 2026年度 王座(第74期) | 8年度 |
| 木村義雄 | 1942年度 名人(第3期) | 1949年度 名人(第8期) | 7年度 |
| 屋敷伸之 | 1990年度(後期) 棋聖(第57期) | 1997年度 棋聖(第68期) | 7年度 |
日本将棋連盟の各タイトル戦ページ「過去の結果」(2026年10月28日取得)から当サイトで集計。王座戦は第31期(1983年度)以降、棋王戦は第1期以降、叡王戦は第3期以降のタイトル戦のみ。年度は連盟の表記で、棋聖戦は前期・後期の年2回制の時期を含む。第74期王座戦の結果を加えた。
8年度以上あいた例は5回で、うち2回が広瀬九段です。同じ棋士が8年度以上の間隔を2回続けて乗り越えてタイトルを取った例は、この集計では広瀬九段のほかにありません。
前の獲得が竜王戦の始まった1988年度以降の例に限ると、8年度以上の間隔は郷田真隆九段(2001年度の棋聖から2011年度の棋王まで10年度)と広瀬九段の2人だけです。二上達也九段・内藤國雄九段の例はそれより前の時代で、当時あった十段戦・九段戦などの廃止されたタイトルは連盟の現在の棋戦ページに載っていないため、この集計には入っていません。
集計の注意点
連盟の「年」の表記は年度で、実際の対局月とは最大1年近くずれることがあります(例:郷田九段の第37期棋王は2011年度で、番勝負は翌年の春)。間隔は年度の差で数えた目安です。また、朝日新聞は「39歳9カ月でのタイトル獲得は、2020年以降では最年長記録」と伝えていますが、当サイトでは棋士の生年月日を全員分は集計していないため、年齢の記録は同紙の報道として紹介します。
王座戦の歴代:初登場での奪取は8人目、王座経験者は12人に
王座戦は日本経済新聞社が主催し、タイトル戦になったのは第31期(1983年度)からです。連盟の王座戦のページの歴代記録(第31〜73期)に今期を加えて数えると、王座を獲得した棋士は広瀬九段で12人目。獲得期数は羽生善治24期、中原誠6期、永瀬拓矢4期、藤井聡太2期が上位です。
広瀬九段は今期が王座戦の番勝負に初めての登場でした(連盟の第1局のお知らせでも「王座初挑戦」)。番勝負に初めて出て、そのまま王座を奪った棋士を歴代記録から数えると、次の8人になります。
| 期 | 年度 | 奪取した棋士 | 成績・相手 |
|---|---|---|---|
| 第35期 | 1987年度 | 塚田泰明 | 3勝2敗(相手:中原誠) |
| 第39期 | 1991年度 | 福崎文吾 | 3勝2敗(相手:谷川浩司) |
| 第40期 | 1992年度 | 羽生善治 | 3勝0敗(相手:福崎文吾) |
| 第66期 | 2018年度 | 斎藤慎太郎 | 3勝2敗(相手:中村太地) |
| 第67期 | 2019年度 | 永瀬拓矢 | 3勝0敗(相手:斎藤慎太郎) |
| 第71期 | 2023年度 | 藤井聡太 | 3勝1敗(相手:永瀬拓矢) |
| 第73期 | 2025年度 | 伊藤匠 | 3勝2敗(相手:藤井聡太) |
| 第74期 | 2026年度 | 広瀬章人 | 3勝2敗(相手:伊藤匠) |
日本将棋連盟「王座戦」の過去の結果(第31期以降)から当サイトで集計。各期の勝者・相手のどちらにも名前が出ていない棋士が勝者となった期を「初登場で奪取」とした。第31期(タイトル戦1期目)は数えていない。
前期の伊藤匠王座も、初登場で藤井聡太王座(当時)から奪った1人です。2期続けて「初登場の挑戦者が奪取」となったのは、第66期の斎藤慎太郎・第67期の永瀬拓矢以来になります。
伊藤匠の王座は1期、叡王の一冠に後退
伊藤匠前王座(連盟の棋士データベースによると2002年10月10日生まれの24歳)は、前期の第73期で藤井聡太王座(当時)を3勝2敗で破って王座を獲得し、今期が初めての防衛戦でした。読売新聞などによると、敗れたことで叡王の一冠に後退しました。
| 年度 | タイトル戦 | 相手 | 伊藤の成績 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 第9期叡王戦 | 藤井聡太 | 3勝2敗 | 獲得 |
| 2023年度 | 第36期竜王戦 | 藤井聡太 | 0勝4敗 | 敗退 |
| 2023年度 | 第49期棋王戦 | 藤井聡太 | 0勝3敗(持将棋1) | 敗退 |
| 2024年度 | 第10期叡王戦 | 斎藤慎太郎 | 3勝2敗 | 獲得 |
| 2025年度 | 第11期叡王戦 | 斎藤慎太郎 | 3勝2敗 | 獲得 |
| 2025年度 | 第73期王座戦 | 藤井聡太 | 3勝2敗 | 獲得 |
| 2026年度 | 第67期王位戦 | 藤井聡太 | 2勝4敗 | 敗退 |
| 2026年度 | 第74期王座戦 | 広瀬章人 | 2勝3敗 | 敗退 |
日本将棋連盟の各タイトル戦「過去の結果」と棋士データベースから当サイトで作成。年度は連盟の表記(第9期叡王戦は2023年度だが番勝負は2024年春)。
表のとおり、伊藤叡王がこれまで獲得した4回(叡王3期・王座1期)は、すべて最終第5局までもつれた3勝2敗でした。スポニチアネックスは「自身のタイトル戦4シリーズ全てでフルセット勝ち」と書き、日刊スポーツは「ミスター・フルセット」と呼んでいました。今回は同じフルセットで初めて敗れ、自身初の失冠となりました。
タイトル保持者は3人に:藤井六冠・伊藤叡王・広瀬王座
今回の結果で、8つのタイトルは次の3人が持つ形になりました。
- 藤井聡太:竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将の六冠
- 伊藤匠:叡王
- 広瀬章人:王座
朝日新聞は、タイトルホルダーが3人になるのは2023年5月以来、3年5か月ぶりだと伝えています。読売新聞は、これまで藤井六冠と伊藤二冠の2人が8つのタイトルを分け合っていたところに、竜王の経験がある広瀬九段が分け入ったと書いています。
なお、竜王戦は第39期七番勝負(藤井竜王に服部慎一郎七段が挑戦)が進行中で、連盟の竜王戦のページでは藤井竜王が2連勝しています。第3局は11月3・4日に京都市の仁和寺で指される予定です。
「8大タイトル」と王座戦の位置づけ
王座戦は持ち時間各5時間の五番勝負で、1日制で行われます。2日制で持ち時間8時間の竜王戦(七番勝負)などと比べると短い時間で決着がつく棋戦です。今期の5局は、終局時刻が18時02分(第3局)から20時46分(第5局)の間に収まりました。
広瀬章人九段の歩みと王座獲得まで【年表】
- 2005年4月四段昇段(プロ入り)北海道札幌市出身、勝浦修九段門下(連盟の棋士データベース)。
- 2010年9月第51期王位戦で初タイトル深浦康市王位に4勝2敗。第6局は秦野市の陣屋。
- 2011年度王位を失う第52期王位戦で羽生善治に3勝4敗。
- 2018年12月第31期竜王戦で竜王獲得羽生善治竜王に4勝3敗。第7局は下関市の春帆楼。
- 2019年12月竜王を失う第32期竜王戦で豊島将之名人に1勝4敗。
- 2022年度第35期竜王戦に登場藤井聡太竜王に2勝4敗。以来、タイトル戦から遠ざかる。
- 2026年8月王座戦の挑戦権を獲得8月5日の挑戦者決定戦で藤井聡太竜王・名人を破る(連盟のお知らせ・毎日新聞)。
- 2026年9月2日五番勝負が開幕第1局を99手で先勝。第2・3局は伊藤王座が連勝。
- 2026年10月14日第4局でタイに後手番で94手勝ち、2勝2敗に。
- 2026年10月27日第5局に勝ち王座獲得121手で勝利、3勝2敗。タイトル通算3期目。
日本将棋連盟(棋士データベース・各タイトル戦ページ・お知らせ・棋譜)と毎日新聞の報道による。
広瀬章人九段の王座獲得についてよくある質問
Q. 広瀬章人九段は何年ぶりのタイトル?
A. 2018年度の第31期竜王以来で、多くの報道は「8年ぶり」と伝えています。竜王を獲得した2018年12月21日からは7年10か月、竜王を失った2019年12月からは6年10か月で、スポニチアネックスは「7年ぶり」と表現しています。
Q. 広瀬九段のタイトル獲得は通算何期?
A. 王位(2010年度)・竜王(2018年度)・王座(2026年度)の各1期で、通算3期です。タイトル戦への登場は今回が9回目でした。
Q. 王座戦第5局の手数と戦型は?
A. 2026年10月27日、甲府市の常磐ホテルで指され、先手の広瀬九段が相掛かりから121手で勝ちました。双方とも持ち時間5時間を使い切り、終局は20時46分でした。
Q. 8年以上あいてタイトルを取った棋士はほかにいる?
A. 連盟の歴代記録(現行8タイトル)で数えると、二上達也九段(14年度)、郷田真隆九段(10年度)、内藤國雄九段(9年度)の例があります。広瀬九段は8年度の間隔を2回続けて乗り越えた点で珍しい記録です。
Q. 伊藤匠叡王のタイトルはどうなった?
A. 王座を失い、叡王の一冠に後退しました。王座は前期に藤井聡太王座(当時)から奪った1期のみで、今回が初めての失冠です。
Q. 今のタイトル保持者は誰?
A. 藤井聡太六冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将)、伊藤匠叡王、広瀬章人王座の3人です。竜王戦は第39期七番勝負が進行中です(10月28日時点)。
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出典・参考資料
- 日本将棋連盟「王座戦」(第74期の結果・過去の結果)、「竜王戦」「叡王戦」ほか各タイトル戦ページ
- 日本将棋連盟 お知らせ「第74期王座戦五番勝負第1局」「第2局の勝者は?」「第3局の勝者は?」「第4局の勝者は?」
- 日本将棋連盟 棋士データベース「広瀬章人」「伊藤匠」
- 日本将棋連盟「第31期竜王戦 七番勝負」「第32期竜王戦 七番勝負」「第51期王位戦 七番勝負」
- 王座戦中継サイト(日本経済新聞社・日本将棋連盟):第1〜5局の棋譜ファイル(第5局ほか)
- 朝日新聞「広瀬章人九段、8年ぶりタイトル獲得 伊藤匠王座に3勝2敗で勝利」(2026年10月27日、Yahoo!ニュース配信)
- 毎日新聞「広瀬章人九段が王座を奪取 伊藤匠叡王は1冠に後退 将棋」(2026年10月27日、Yahoo!ニュース配信)
- 読売新聞「広瀬章人九段が王座奪取、伊藤匠王座に121手勝ち」(2026年10月27日、Yahoo!ニュース配信)
- 時事通信「広瀬九段が王座奪取 伊藤二冠に3勝2敗 将棋」(2026年10月27日、Yahoo!ニュース配信)
- スポニチアネックス「広瀬章人九段が初奪取 3勝2敗で伊藤匠王座下し7年ぶり通算3期目のタイトル獲得」(2026年10月27日、Yahoo!ニュース配信)
- 日刊スポーツ「広瀬章人九段が初の王座獲得「ミスター・フルセット」伊藤匠王座から奪取」(2026年10月27日、Yahoo!ニュース配信)
- ABEMA TIMES「広瀬章人九段が王座奪取!8年ぶり通算3期目のタイトル獲得」(2026年10月27日、Yahoo!ニュース配信)
- 写真:Wikimedia Commons(常磐ホテル=Wakuwaku99、パブリックドメイン/アイキャッチの広瀬九段=nakashi、2013年撮影、CC BY-SA 2.0。トリミング・ぼかし・文字入れの加工あり)


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