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宝くじの当たる確率と期待値一覧|全17種比較、1億円に近いのは?
「宝くじって、結局どれがいちばん当たりやすいの?」。宝くじ公式サイトが発表している当せん金と本数から、ジャンボ11種と数字選択式6種、あわせて17種の当たる確率と期待値を計算しました。さらにロト7とロト6は、みずほ銀行が公開している過去2,377回分の当せん結果を全部集計し、「キャリーオーバーの回は得なのか」「誕生日の数字で買うと損なのか」も確かめています。
この記事の結論
- 1等の確率は、ジャンボが1000万分の1(年末ジャンボだけ2000万分の1)、ジャンボミニが100万〜200万分の1、ロト7が約1030万分の1、ロト6が約610万分の1です。1等がいちばん当たりやすいのはナンバーズ3(ストレート1000分の1、理論値9万円)でした。
- 期待値(1枚あたり平均で戻ってくる額)は、ジャンボが購入額の43〜50%、数字選択式が約45%。法律で「発売総額の5割まで」と決まっていて、年末ジャンボとドリームジャンボはその上限ぎりぎりの50%です。
- 「1億円以上」が当たる確率で比べると、2025〜26年のラインアップで、同じ1万円分で比べて最も高いのはハロウィンジャンボ(6万607
分の1) 。1等7億円の年末ジャンボは15万1,516分の1で、バレンタインジャンボと並んでジャンボの中で最も低くなりました。 - ロト7・ロト6は、キャリーオーバー中の回の実際の還元率が48〜49%(キャリーオーバーなしの回は36〜41%)。10億円を超える大型キャリーでも52〜69%で、買った人全体で元が取れた回はロト7で696回中14回、ロト6で1,681回中3回だけでした。
- ロト6で当せん数字が6個とも31以下だった回は、4等の当せん者が理論値の1.2倍に増え、4等の平均額は6,429円。31以下が2個だけの回(11,746円)の約半分です。誕生日から数字を選ぶ人が多いためとみられ、当たる確率は同じでも、受け取る額が減ります。
宝くじの当たる確率一覧|全17種の1等を比べると
宝くじは大きく、組と番号が印刷された券を買うジャンボ宝くじと、自分で数字を選ぶ数字選択式(ロト・ナンバーズ・ビンゴ5)に分かれます。ジャンボの確率は「発売枚数」と「当せん本数」で決まり、1ユニット(年末ジャンボは2000万枚、ほかは1000万枚)ごとに1等が1本という作りです。数字選択式は、数字の組み合わせの数で決まります。
17種の1等を、当たりやすい順に並べました。
| 商品 | 1等 | 1等の確率 |
|---|---|---|
| ナンバーズ3(ストレート)1枚200円 | 約9万円理論値 | 1,000 |
| ナンバーズ4(ストレート)1枚200円 | 約90万円理論値 | 1万 |
| ミニロト1枚200円 | 約1,000万円理論値 | 16万9,911 |
| ビンゴ51枚200円 | 約555万円理論値 | 39万625 |
| 年末ジャンボミニ1枚300円 | 3,000万円 | 100万 |
| バレンタインジャンボミニ1枚300円 | 2,000万円 | 100万 |
| サマージャンボミニ1枚300円 | 3,000万円 | 100万 |
| ハロウィンジャンボミニ1枚300円 | 2,000万円 | 100万 |
| ドリームジャンボミニ1枚300円 | 5,000万円 | 200万 |
| ロト61枚200円 | 2億円理論値 | 609万6,454 |
| バレンタインジャンボ1枚300円 | 2億円 | 1,000万 |
| ドリームジャンボ1枚300円 | 3億円 | 1,000万 |
| サマージャンボプレミアム1枚500円 | 8億円 | 1,000万 |
| サマージャンボ1枚300円 | 5億円 | 1,000万 |
| ハロウィンジャンボ1枚300円 | 2億円 | 1,000万 |
| ロト71枚300円 | 7億円理論値 | 1,029万5,472 |
| 年末ジャンボ1枚300円 | 7億円 | 2,000万 |
ジャンボは2025年11月発売の年末ジャンボ(第1082回)から2026年9月発売のハロウィンジャンボ(第1126回)までの条件。数字選択式の金額は公式サイトの理論値で、実際の当せん金は売上と当せん口数で毎回変わります。ナンバーズは「ストレート」(数字と並び順が一致)の場合です。
「何かが当たる確率」はどのジャンボも約9分の1
ジャンボの末等(300円。サマージャンボプレミアムは500円)は下1ケタが一致すれば当たるので、確率はちょうど10分の1です。10枚セット(連番・バラ)には下1ケタ0〜9が1枚ずつ入っているので、10枚買えば末等が必ず1枚当たります。末等より上の等級も合わせた「何かが当たる確率」は、どのジャンボも8.8分の1〜9.1分の1でした。
ジャンボミニは1等が10倍当たりやすい
同じ300円でも、ジャンボミニは1ユニットに1等が10本(ドリームジャンボミニは5本)あり、1等の確率は100万分の1と、ふつうのジャンボの10倍です。そのかわり1等は2,000万〜5,000万円で、億には届きません。
1億円以上が当たる確率ランキング|年末ジャンボはジャンボ最下位
「1等の確率」だけを見ると、前後賞や2等の1億円が抜け落ちます。そこで1本1億円以上の当せん(1等・前後賞・2等)をまとめて数え、1枚あたりの確率と、1万円分買ったときに1本でも当たる確率を出しました。
| 商品(1億円以上の当せん) | 1枚あたり | 1万円分で |
|---|---|---|
| 1. ハロウィンジャンボ1等2億・前後賞1億×2・2等1億×2(1,000万枚に5本) | 200万 |
6万607 |
| 2. ドリームジャンボ1等3億・前後賞1億×2・2等1億(1,000万枚に4本) | 250万 |
7万5,758 |
| 3. サマージャンボプレミアム1等8億・前後賞2億×2・2等1億×2(1,000万枚に5本) | 200万 |
10万 |
| 4. サマージャンボ1等5億・前後賞1億×2(1,000万枚に3本) | 333万3,333 |
10万1,011 |
| 5. ロト61等(理論値2億円)(1口ごと) | 609万6,454 |
12万1,930 |
| 6. 年末ジャンボ1等7億・前後賞1.5億×2・2等1億(2,000万枚に4本) | 500万 |
15万1,516 |
| 6. バレンタインジャンボ1等2億・2等1億(1,000万枚に2本) | 500万 |
15万1,516 |
| 8. ロト71等(理論値7億円)(1口ごと) | 1,029万5,472 |
31万1,984 |
2026年のハロウィンジャンボは1等を2億円に抑えたかわりに、1等・前後賞・2等で1ユニットに1億円以上が5本あります。1万円分(33枚)で1億円以上が当たる確率は6万607
ロト6・ロト7は1等の理論値で計算しています。ただし1等の金額は当せん者の数で変わり、ロト6では2009年9月以降に1等が出た1,121回のうち276回(25%)は1口1億円未満でした(ロト7は339回中4回)。
宝くじ公式サイト限定の「クイックワン」第222回(2026年8月1日〜9月30日発売、1枚500円)は、1等1億円が400万枚に4本、つまり100万分の1です。1万円分(20枚)なら5万分の1で、この表のどれよりも高い確率でした。ただし回号ごとに賞金の条件が変わり、発売期間も限られるため、ランキングからは外しています。
宝くじの期待値と還元率|300円で戻るのは平均130〜150円
期待値は「当せん金×本数」の合計を発売枚数で割った、1枚あたり平均で戻ってくる額です。それを価格で割ったものが還元率。17種すべてを計算しました(バーの右端=50%が法律の上限)。
年末ジャンボの期待値は300円に対して150円、ハロウィンジャンボは142円、サマージャンボミニは130円です。数字選択式は公式の理論値で計算すると、どれも約45%に収まります。
還元率の上限は法律で「5割」
宝くじの根拠法である当せん金付証票法の第5条は、当せん金の総額は「発売総額の五割に相当する額」を超えてはならないと定めています。年末ジャンボ(第1082回)の当せん金の総額は約690億円で、発売総額1,380億円のほぼちょうど半分です。ドリームジャンボも同じく上限いっぱいでした。
残りの半分はどこへ行く?
令和6年度の宝くじの販売実績は7,598億円。宝くじ公式サイトによると、その内訳は次のとおりです。
当せん金3,529億円/収益金2,750億円(全国都道府県と20指定都市へ)/印刷経費・売りさばき手数料など1,218億円/社会貢献広報費101億円(1.3%)
収益金は発売元の都道府県・指定都市に納められ、公共事業などに使われます。当せん金が上限の50%より少ない46.5%なのは、数字選択式(約45%)や一部のジャンボ・ジャンボミニの還元率が50%を下回っているためです。
競馬・ボートレース・totoと比べると
| 種類 | 還元率 | 根拠 |
|---|---|---|
| 宝くじ | 50%以下 | 当せん金付証票法5条(発売総額の5割を超えてはならない) |
| toto・BIG | 50%以下 | スポーツ振興投票の実施等に関する法律13条(売上金額の2分の1を超えない範囲) |
| 競馬(JRA) | 70〜80% | 競馬法8条(70%以上)。JRAの設定は単勝・複勝80%、馬連・ワイド77.5%、3連単72.5%、WIN5 70% |
| ボートレース | 75%以上 | モーターボート競走法15条(売上金の100分の75以上) |
公営のギャンブルと比べると、宝くじとtotoの還元率は低めです。一方、宝くじの当せん金には所得税がかかりません(当せん金付証票法13条)。競馬の払戻金は一時所得として課税の対象になることがあるのと対照的です(競馬で150万円当たったら税金はいくら?)。
受け取られずに消える当せん金は年102億円
当せん金の支払期間は、支払開始日から1年です。令和6年度に時効となった当せん金は102億円で、令和5年度の販売総額8,088億円の約1.26%にあたります。1億円以上の当せん金も8本ありました。時効当せん金は、収益金と同じく発売元の都道府県・指定都市に納められます。
何枚買えば当たる?10枚・30枚・100枚で「元が取れる」確率
期待値は平均の話なので、実際に買う枚数で考えてみます。ジャンボを10枚セット(連番・バラ)で10枚・30枚・100枚買ったとき、当せん金の合計が購入額以上になる確率を、公式の当せん本数から計算しました。
| 商品 | 10枚 | 30枚 | 100枚 |
|---|---|---|---|
| 年末ジャンボ | 12.7%3,000円 | 8.9%9,000円 | 0.6%30,000円 |
| 年末ジャンボミニ | 13.0%3,000円 | 9.7%9,000円 | 3.5%30,000円 |
| バレンタインジャンボ | 11.5%3,000円 | 5.1%9,000円 | 6.9%30,000円 |
| バレンタインジャンボミニ | 11.4%3,000円 | 4.8%9,000円 | 5.9%30,000円 |
| ドリームジャンボ | 11.9%3,000円 | 6.3%9,000円 | 1.3%30,000円 |
| ドリームジャンボミニ | 13.0%3,000円 | 9.6%9,000円 | 3.5%30,000円 |
| サマージャンボプレミアム | 10.0%5,000円 | 0.1%15,000円 | 0.1%50,000円 |
| サマージャンボ | 10.9%3,000円 | 3.1%9,000円 | 0.2%30,000円 |
| サマージャンボミニ | 11.8%3,000円 | 6.0%9,000円 | 0.2%30,000円 |
| ハロウィンジャンボ | 11.8%3,000円 | 6.0%9,000円 | 0.3%30,000円 |
| ハロウィンジャンボミニ | 13.6%3,000円 | 11.6%9,000円 | 1.0%30,000円 |
10枚セットには末等が必ず1枚入る前提で、それ以外の等級は各セットで当たる確率=10×本数÷発売枚数として計算(組と番号の細かな重なりは無視した近似)。当せん金の合計が購入額と同じ場合も含みます。
年末ジャンボは10枚(3,000円)なら12.7%ですが、30枚では8.9%、100枚では0.6%まで下がります。たくさん買うほど「元が取れる確率」は下がるのです。10枚なら3,000円の6等が1本当たれば元が取れますが、100枚(3万円)では1万円以上の当せんが何本も要るからです。例外は5万円の当せんが多いバレンタインジャンボで、30枚より100枚のほうが元が取れる確率は高くなりました。
1等に当たるまで何枚買えばいい?
1枚ずつの確率が変わらないとして、1等が1本でも当たる確率が50%・90%になる枚数(口数)を計算しました。
| 宝くじ | 50%の確率で当てるには | 90%なら |
|---|---|---|
| 年末ジャンボ1等2,000万 |
1,386万2,943枚41.6億円 | 4,605万1,701枚138.2億円 |
| ドリーム・サマーなどのジャンボ1等1,000万 |
693万1,471枚20.8億円 | 2,302万5,850枚69.1億円 |
| ロト71等1,029万5,472 |
713万6,277口21.4億円 | 2,370万6,199口71.1億円 |
| ロト61等609万6,454 |
422万5,740口8.5億円 | 1,403万7,603口28.1億円 |
| ジャンボミニ(年末・サマーなど)1等100万 |
69万3,147枚2.1億円 | 230万2,584枚6.9億円 |
| ビンゴ51等39万625 |
27万760口5,415万円 | 89万9,446口1.8億円 |
| ミニロト1等16万9,911 |
11万7,773口2,355万円 | 39万1,233口7,825万円 |
| ナンバーズ4(ストレート)1等1万 |
6,931口139万円 | 2万3,025口460万円 |
| ナンバーズ3(ストレート)1等1,000 |
693口14万円 | 2,301口46万円 |
年末ジャンボの1等を五分五分で当てるには約1,386万枚・41.6億円が必要です。5つのジャンボ(年末・バレンタイン・ドリーム・サマー・ハロウィン)を毎回30枚ずつ、年4万5,000円買い続けた場合、1等が当たるのは平均して約7万4,074年に1回、1億円以上に広げても約2万833年に1回の計算です。
ロト7・ロト6のキャリーオーバーは得?全2,377回の実績
ロトは1等が出ないと、1等に回すはずだったお金が次の回に繰り越されます(キャリーオーバー)。つまり前の回に買った人のお金が、次の回に買った人に回る仕組みです。では、キャリーオーバー中に買うと本当に得なのか。みずほ銀行が公開している当せん番号のデータを全回取得し、各回の「支払われた当せん金の合計÷売上」を集計しました。
ロト7(第1回〜第696回、2013年4月〜2026年9月)
| 区分 | 回数 | 実際の還元率 | 1回の平均売上 | 還元率100%超 |
|---|---|---|---|---|
| 全回 | 696回 | 45.0% | 22.4億円 | 14回 |
| キャリーオーバーなしの回 | 217回 | 35.7% | 17.7億円 | 0回 |
| キャリーオーバー中の回 | 478回 | 48.0% | 24.6億円 | 14回 |
| キャリー10億円以上 | 201回 | 52.0% | 27.9億円 | 14回 |
| キャリー20億円以上 | 70回 | 56.2% | 30.5億円 | 7回 |
ロト6(第461回〜第2141回、2009年9月〜2026年9月)
| 区分 | 回数 | 実際の還元率 | 1回の平均売上 | 還元率100%超 |
|---|---|---|---|---|
| 全回 | 1,681回 | 45.0% | 18.2億円 | 3回 |
| キャリーオーバーなしの回 | 878回 | 40.7% | 17.7億円 | 0回 |
| キャリーオーバー中の回 | 802回 | 49.3% | 18.7億円 | 3回 |
| キャリー5億円以上 | 126回 | 58.7% | 19.4億円 | 3回 |
| キャリー10億円以上 | 19回 | 68.5% | 20.6億円 | 3回 |
「キャリーオーバー中」は前の回からの繰越金がある回。実際の還元率=その回に支払われた当せん金の合計÷その回の販売実績額(複数回の合計で計算)。ロト6は、みずほ銀行が当せん番号のデータを公開している第461回以降。
キャリーオーバー中の回は、還元率がロト7で35.7%→48.0%、ロト6で40.7%→49.3%に上がります。ロト6で10億円以上の繰越があった19回は68.5%でした。キャリーオーバーは確かに「損を小さくする」のです。
それでも、当せん金の合計が売上を上回った回はロト7で14回、ロト6で3回しかありません。最高はロト7の第415回(2021年4月16日)で、前の回から48.7億円が繰り越され、1等6口がそれぞれ9.16億円を受け取り、還元率は198.3%でした。ロト6の最高は第1715回(2022年8月15日)の116.1%です。
ロト7で繰越が20億円以上あった回の平均売上は30.5億円で、繰越なしの回(17.7億円)の1.7倍。同じ1等を分け合う相手が増えるぶん、繰越金の効果は薄まります。1等が出なかった回は、ロト7で696回中357回(51%)、ロト6で1,681回中560回(33%)でした。
数字の選び方で当せん金は変わる?誕生日の数字は損
ロトやナンバーズは、どの数字の組み合わせでも当たる確率は同じです。ただし1等〜4等の当せん金はその回の当せん者で山分けするので、ほかの人と同じ数字を選ぶと、当たったときの取り分が減ります。
多くの人が選ぶ数字の代表が、誕生日の1〜31です。そこでロト6の1,681回を「当せん数字(本数字6個)のうち31以下がいくつあったか」で分け、当せん口数が理論上の期待値(売上÷200円×当せん確率)の何倍だったかを調べました。
| 31以下の数字 | 回数 | 4等の当せん者(理論値比) | 4等の平均額 | 1等の当せん者(理論値比) |
|---|---|---|---|---|
| 1個 | 9回 | 0.73倍 | 11,178円 | 0.59倍 |
| 2個 | 69回 | 0.75倍 | 11,746円 | 0.49倍 |
| 3個 | 260回 | 0.86倍 | 9,740円 | 0.74倍 |
| 4個 | 597回 | 0.95倍 | 8,775円 | 0.93倍 |
| 5個 | 562回 | 1.06倍 | 7,546円 | 0.98倍 |
| 6個 | 184回 | 1.20倍 | 6,429円 | 1.44倍 |
当せん数字が6個とも31以下だった184回は、4等の当せん者が理論値の1.2倍、1等は1.44倍に増え、4等の平均額は6,429円でした。31以下が2個だけの回は11,746円で、約1.8倍の差があります。ロト7(1〜37から7個)でも同じ傾向で、7個とも31以下の回の4等平均は9,945円、31以下が3個の回は12,225円でした。
極端な例が、2016年7月25日のロト6第1091回(21・22・24・26・28・30)です。1等が理論上の約1口に対して15口も出て、1口あたりは8,046,100円。2等(54,310,800円)のほうが1等より高いという逆転が起きました。
宝くじ公式サイトの令和6年度「数字選択式宝くじ」当せん者白書によると、1,000万円以上の当せん者314人が数字を選んだ理由は「クイックピック(機械が選ぶ)」31.8%、「ひらめき」28.3%、「誕生日」18.8%、「好きな数字」13.1%でした。
ちなみに、実際の誕生日も日付によって偏りがあります。人口動態統計で数えると、最も多いのは1月5日、最も少ないのは1月1日でした(誕生日が多い日・少ない日ランキング)。
確率を上げる数字の選び方はありません。ただ、32以上の数字を混ぜる、クイックピックで偏りを避けるといった工夫で、当たったときに大勢と山分けになる事態は避けやすくなります。
宝くじの確率を例えると|1等はサイコロ9回連続
- ジャンボの1等(1000万分の1)≒ サイコロを9回振って全部「1」サイコロ9回がすべて1になる確率は1,007万7,696分の1。ドリーム・サマー・ハロウィン・バレンタインジャンボの1等とほぼ同じです。ロト7の1等(1,029万5,472分の1)もこれに近い数字です。
- 年末ジャンボの1等(2000万分の1)≒ サイコロ9回連続「1」のうえに、コインで表2,015万5,392分の1。コインを投げて24回続けて表が出る確率(1,677万7,216分の1)より、さらに低い確率です。
- ロト6の1等(約610万分の1)≒ コインで22〜23回続けて表22回連続は419万4,304分の1、23回連続は838万8,608分の1です。
- 1年間に交通事故で亡くなる確率の、さらに約580分の1厚生労働省の人口動態統計で、2024年の交通事故による死亡率は人口10万人あたり2.9人(約3万4,483人に1人)。年末ジャンボ1枚で1等が当たる確率は、その約580分の1です。
「雷に打たれる確率」もよく例えに使われますが、公的な統計で確かめられる数字が見つからなかったため、この記事では使っていません。
高額当せんした人はどう買っていた?連番・バラと売り場
宝くじ公式サイトの「宝くじ長者白書」(令和6年度)は、1年間に宝くじで1,000万円以上を当てた人のうち540人に聞いたアンケートです。当せんしたくじの購入枚数は30枚が21.3%で最も多く、10枚17.4%、20〜29枚14.3%、50〜99枚13.9%、100枚以上13.1%と続きました。宝くじを買い始めてからの年数は「10年以上」が71.9%、「今回が初めて」は3.1%でした。
「長く買い続けた人ほど当たる」ように見えますが、これは買っている人の多くが長年のファンだからです。日本宝くじ協会の令和7年度「宝くじ統計調査」(1,500人)でも、この1年に宝くじを買った人は79%、年末ジャンボを買った人は回答者の56%にのぼります。1枚あたりの確率は、何年目に買っても変わりません。
連番とバラはどっちが当たりやすい?
1枚あたりの確率はどちらも同じです。違いは当たり方で、連番(番号が続いた10枚)は1等が出れば前後の番号の前後賞も一緒に当たるので、年末ジャンボなら1等と前後賞で10億円になります。バラ(番号が散らばった10枚)は、1等と前後賞を同時に当てることはできませんが、そのほかの等級の当たりやすさは連番と変わりません。長者白書では、購入時にこだわったことの1位が「連番・バラの割合」(20.7%)でした。
「高額当せんが出た売り場」は当たりやすい?
高額当せんがよく出る売り場は、それだけたくさん売れている売り場です。売れる枚数が多ければ、当せん券が含まれる数も増えます。1枚あたりの確率は、どの売り場で買っても、ネットで買っても同じです。長者白書でも、売り場を選んだ理由は「いつも買っているから」44.8%、「出かけたついでに」32.4%で、「有名な売り場」は11.5%でした。
1億円以上の当せんは32時間に1人
令和6年度に出た1億円以上の当せんは275本(うち数字選択式・着せかえクーちゃん118本)で、宝くじ公式サイトは「1日に0.7人(32時間に1人)」と紹介しています。1,000万円以上は2,138本、100万円以上は2万8,099本でした。
よくある質問
Q. 宝くじで一番当たる確率が高いのはどれですか?
A. 1等ならナンバーズ3のストレート(1000分の1、理論値9万円)です。ジャンボ系ではジャンボミニの1等が100万分の1。1億円以上の当せんに限ると、2025〜26年のラインアップではハロウィンジャンボが1枚200万
Q. 年末ジャンボの1等が当たる確率は?
A. 2025年の年末ジャンボ(第1082回)は1ユニット2000万枚に1等が1本なので、1枚2000万分の1です。30枚買っても約66万7000分の1。1等・前後賞・2等を合わせた1億円以上は500万分の1でした。2026年の年末ジャンボの条件が発表されたら追記します。
Q. 宝くじの期待値・還元率はいくらですか?
A. 公式の当せん本数から計算すると、ジャンボは購入額の43〜50%、数字選択式は約45%です。300円のジャンボなら平均130〜150円が戻る計算になります。当せん金付証票法5条で上限は5割と決まっていて、令和6年度の実績は46.5%でした。
Q. 宝くじは何枚買えば当たりますか?
A. ジャンボは10枚セットに末等(300円)が必ず1枚入ります。1等を50%の確率で当てるには、年末ジャンボで約1,386万枚(約41.6億円)、ほかのジャンボでも約693万枚(約20.8億円)が必要です。枚数を増やすほど「購入額以上が戻る確率」は下がり、年末ジャンボは10枚で12.7%、100枚で0.6%でした。
Q. ロト7・ロト6はキャリーオーバーの時に買うと得ですか?
A. 還元率は上がりますが、100%は超えません。過去の実績では、キャリーオーバー中の回の還元率はロト7で48.0%、ロト6で49.3%(繰越なしの回は35.7%・40.7%)。10億円以上の繰越でも52.0%・68.5%で、当せん金の合計が売上を超えたのはロト7で14回、ロト6で3回だけです。
Q. 宝くじの当せん金に税金はかかりますか?
A. 所得税はかかりません。当せん金付証票法13条に「当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない」と定められています。受け取ったお金を人にあげる場合は、金額によって贈与税の対象になることがあります。
Q. 宝くじの当せん金はいつまで受け取れますか?
A. 支払開始日から1年です。これを過ぎると時効になり、受け取れなくなります。令和6年度に時効になった当せん金は102億円で、1億円以上のものも8本ありました。
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出典・参考資料
- 宝くじ公式サイト「宝ニュース」(当せん金・本数):年末ジャンボ(2025年11月)/バレンタインジャンボ(2026年2月)/ドリームジャンボ(2026年5月)/サマージャンボ3種(2026年6月)/ハロウィンジャンボ(2026年9月)/クイックワン第222回(2026年8月)
- 宝くじ公式サイト 商品紹介(当せん金額の理論値・当せん確率):ロト7/ロト6/ミニロト/ビンゴ5/ナンバーズ4/ナンバーズ3
- 宝くじ公式サイト:収益金の使い道(令和6年度の販売実績と内訳)/宝くじ当せん者レポート「購入のこだわり」(令和6年度 宝くじ長者白書)/令和6年度の時効当せん金は102億円/令和6年度「高額当せん者誕生ペース」/令和6年度「数字選択式宝くじ」当せん者白書/令和7年度「宝くじ統計調査」結果
- みずほ銀行:当せん番号案内(ロト7)/当せん番号案内(ロト6)(各回の当せん口数・当せん金・販売実績額・キャリーオーバーを全回取得して集計、2026年9月28日)
- e-Gov法令検索:当せん金付証票法(5条・13条)/スポーツ振興投票の実施等に関する法律(13条)/競馬法(8条)/モーターボート競走法(15条)
- JRA:馬券のルール(勝馬投票法ごとの払戻率)
- 厚生労働省「人口動態統計」(e-Stat):不慮の事故による死因別にみた年次別死亡数及び死亡率(2024年)
期待値・還元率・確率は、公式に発表された当せん金・本数(ジャンボ)と、当せん金額の理論値・当せん確率(数字選択式)から筆者が計算しました。「元が取れる確率」は10枚セットごとの近似計算です。ロト7・ロト6の集計は、みずほ銀行の当せん番号データ(ロト7は第1〜696回、ロト6は第461〜2141回)を筆者が集計したものです。本記事は2026年9月28日時点の公表資料にもとづく情報提供で、宝くじの購入をすすめるものではありません。アイキャッチ背景:tjabeljan「Takarakuji 2014」(Wikimedia Commons、CC BY 2.0)をトリミング・文字入れ。


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