女優の森川葵さんが、カップを高速で積み上げる競技「スポーツスタッキング」の大会でメダルを獲得し、大きな話題になりました。バラエティ番組の企画で始めたはずの競技で、本物の大会に出場して結果を残してしまう――まさに「ワイルド・スピード森川」の面目躍如です。この記事では、森川葵さんのスポーツスタッキング挑戦の経緯とあわせて、スポーツスタッキングとはどんな競技なのか、ルール・歴史・用具・始め方までまとめて解説します。
この記事でわかること
- 森川葵さんがスポーツスタッキングでメダルを獲得した経緯
- 「ワイルド・スピード森川」と呼ばれる理由
- スポーツスタッキングの競技種目とルール(3-3-3/3-6-3/サイクル)
- 競技の歴史と使われる用具
- 初心者がスポーツスタッキングを始める方法
森川葵がスポーツスタッキング大会でメダルを獲得

2023年11月、森川葵さんがスポーツスタッキングの国内大会に出場してメダルを獲得したことが、スタッフ公式Xで報告されました。スポーツ紙でも報じられ、「本当に大会でメダルを取ってしまうのか」と驚きの声が広がりました。
森川さんは、もともとテレビ番組の企画でスポーツスタッキングに挑戦し、経験者顔負けのスピードを披露していました。番組の収録をきっかけに競技の魅力にはまり、実際の大会に出場するまでになったという流れは、タレントの「番組チャレンジ」の枠を完全に超えています。
「ワイルド・スピード森川」とは?規格外の習得スピード
森川葵さんは、バラエティ番組「それって!?実際どうなの課」(中京テレビ・日本テレビ系)の企画で、さまざまな分野の達人技に挑戦してきました。世界レベルの達人が何年もかけて習得した技を、わずか数時間〜数日の練習で次々と成功させてしまうことから、映画のタイトルにちなんで「ワイルド・スピード森川」という異名が付けられています。
これまで番組では、スポーツスタッキングのほかにも、ハイパーヨーヨー、ラテアート、けん玉など、数多くのジャンルで達人たちを驚かせてきました。指先の器用さ、集中力、そして本番での勝負強さを兼ね備えた、まさに「持っている」タレントといえます。
スポーツスタッキングとは?
スポーツスタッキング(カップスタッキングとも呼ばれます)とは、専用のプラスチック製カップを決められた型に積み上げたり崩したりして、そのスピードを競う競技です。タイムは1/1000秒単位で計測され、年齢・性別・体力に関係なく楽しめるのが大きな特徴です。
動画を見ると分かるとおり、トップ選手の手の動きは残像しか見えないほどの速さです。単純な遊びに見えて、正確さとスピードを両立させるには高度な技術と集中力が要求されます。
競技種目とルール
スポーツスタッキングの公式競技は、大きく3つの種目に分かれています。
3-3-3スタック
9個のカップを使い、3個ずつの山を3つ、それぞれピラミッド状に積み上げてから元に戻す、最も基本的な種目です。初心者はまずこの3-3-3から練習を始めます。
3-6-3スタック
12個のカップを使い、左から3個・6個・3個のピラミッドを作って崩す種目です。中央の6個の山をいかに素早く正確に積めるかが勝負の分かれ目になります。
サイクルスタック
最も複雑で花形とされる種目です。12個のカップを「3-6-3 → 6-6 → 1-10-1 → 3-6-3」の順に積み替えていき、すべての工程を通したタイムを競います。一連の流れの中に多くの積み替えが含まれるため、ミスなくリズムよくこなす総合力が問われます。
いずれの種目も、カップを倒したり積み間違えたりした場合は、その場で直してから続行しなければなりません。トップレベルの世界では、3-3-3は1秒台、サイクルでも5秒前後という驚異的な記録が生まれています。
スポーツスタッキングの歴史
スポーツスタッキングの起源は、1980年代前半にアメリカ・南カリフォルニアの子どもたちが紙コップで遊んでいたことにあるとされています。1990年にはアメリカの人気番組「ザ・トゥナイト・ショー」で紹介され、全米に知られるようになりました。
この遊びに教育的価値を見出したのが、コロラド州の小学校教師ボブ・フォックス氏です。手先の器用さ、反射神経、集中力、そして左右の脳をバランスよく使う運動として授業に取り入れ、1998年には教職を辞して専用カップを製造するスピードスタックス社を設立。さらに競技団体である世界スポーツスタッキング協会(WSSA)の設立を主導し、世界大会が開かれる本格的なスポーツへと育て上げました。
日本では2005年にスピードスタックスジャパンが設立され、国内大会や体験イベントが行われています。学校の授業や高齢者のリハビリテーションに取り入れられる例もあり、子どもから大人まで裾野が広がり続けています。森川葵さんの活躍は、日本でこの競技の知名度を一気に押し上げる出来事になりました。
使われる用具:スピードスタックスとは
公式競技で使われるカップは「スピードスタックス(SPEED STACKS)」と呼ばれる専用設計のものです。一般的な紙コップとは異なり、次のような工夫が施されています。
- 空気穴:カップの底に穴があいており、重ねたときに空気圧でくっつかず、素早く展開できます。
- 専用の形状:直径約76mm・高さ約95mmで、握りやすく崩れにくいバランスに設計されています。
- スタックマット:タイマーと連動した専用マット。両手をセンサーから離した瞬間に計測が始まり、戻した瞬間に止まる仕組みで、1/1000秒単位の計測を可能にしています。
「スピードスタックス」はメーカーの商標で、競技そのものは「スポーツスタッキング」と呼ぶのが正式です。大会に出るなら公式カップが必須ですが、家庭で楽しむだけなら練習用のカップセットからでも十分始められます。
スポーツスタッキングの始め方と効果
スポーツスタッキングは、必要な道具がカップだけというシンプルさも魅力です。始め方はとても簡単です。
- 練習用のカップセットを用意する(12個セットが基本です)
- まず3-3-3の「アップ(積み上げ)」と「ダウン(崩し)」の型を覚える
- 正確にできるようになったら、徐々にスピードを上げる
- 3-6-3、サイクルへとステップアップする
両手を交互に使い、目と手の連携(ハンド・アイ・コーディネーション)をフル稼働させるため、反射神経・集中力・巧緻性のトレーニングとして教育現場や介護の現場でも注目されています。子どもの習い事としてはもちろん、大人の脳トレや親子の遊びとしてもおすすめです。
森川葵とスポーツスタッキングに関するよくある質問
Q. 森川葵さんはスポーツスタッキングでどんな成績を残したのですか?
2023年11月に国内大会へ出場し、メダルを獲得したことがスタッフ公式Xとスポーツ紙で報告されました。テレビ番組の企画をきっかけに始めた競技で、実際の大会で表彰されるまでになった珍しい例です。
Q. 「ワイルド・スピード森川」の由来は何ですか?
バラエティ番組「それって!?実際どうなの課」で、達人級の技を驚異的な速さで習得してしまうことから付いた異名です。ヨーヨーやラテアートなど、多くのジャンルで達人たちを驚かせてきました。
Q. スポーツスタッキングとカップスタッキングは違うものですか?
同じ競技を指します。以前はカップスタッキングと呼ばれていましたが、現在は競技名として「スポーツスタッキング」が正式に使われています。なお「スピードスタックス」は公式カップの商標名です。
Q. スポーツスタッキングのカップは普通の紙コップで代用できますか?
練習の雰囲気をつかむ程度なら紙コップでも可能ですが、紙コップは重ねるとくっついてしまうため、本格的に取り組むなら空気穴のある専用カップをおすすめします。
Q. 何歳から始められますか?
カップを持てる年齢であれば何歳からでも始められます。世界大会には幼児からシニアまで幅広い年代のクラスが用意されており、家族全員で楽しめる競技です。
Q. 日本でスポーツスタッキングの大会はありますか?
あります。スピードスタックスジャパンなどが国内大会や体験会を開催しており、レベルや年齢別のクラスに分かれて出場できます。興味のある方は公式サイトで大会情報を確認してみてください。
まとめ:カップ1セットから「ワイルド・スピード」の世界へ
森川葵さんのメダル獲得は、スポーツスタッキングという競技の面白さと奥深さを多くの人に知らせてくれました。ルールはシンプル、必要なのはカップだけ、それでいて極めれば1/1000秒を争う世界――誰でも始められて、どこまでも上を目指せるのがこの競技の魅力です。気になった方は、まずはカップ12個から「ワイルド・スピード」への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
森川葵さんの規格外エピソードをもっと知りたい方は、森川葵さんがハイパーヨーヨーの高難度トリックを披露した記事もあわせてご覧ください。


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