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坂下真心が赤坂ミニマラソン優勝|女性は25年ぶり・歴代72レース検証
10月10日に生放送されたTBS系「オールスター感謝祭’26秋」の名物企画「赤坂5丁目ミニマラソン」で、NMB48の坂下真心(さかした・まこ)さん(21)が優勝しました。女性の優勝は2001年秋の谷川真理さん以来25年ぶりです。1993年から続く歴代優勝者72レース分を並べて、今回の優勝がどれほど珍しいのかを数字で確かめました。
この記事の結論
- 坂下真心さんは、最も早くスタートする「一般女子」の枠から1周目で先頭に立ち、一度もトップを譲らずに優勝しました。2位は陸上の佐藤圭汰選手で、差は8秒でした。
- 1993年からの72レースで女性の優勝は7回だけ。坂下さん以外の6回は、マラソンの本職ランナー4人か、女性だけで走った1997年秋のレースでした。陸上選手ではない女性が男女混合のレースで勝ったのは、坂下さんが初めてです。
- 谷川真理さんの優勝のあと、48レース続けて男性が勝っていました。
- 最近はアイドルが強く、2022年秋からの9レースのうち4回をアイドルが制しています。坂下さんは昨秋に全体8位、2月の大阪マラソンでは脱水症状で救急搬送されており、そこからの優勝でした。
坂下真心が赤坂5丁目ミニマラソンで優勝|レースの結果
サンケイスポーツ、デイリースポーツの報道から作成。
今回のコースは赤坂サカス広場からスタートし、TBS放送センター横の急坂「心臓破りの坂」を計6回上る約5キロでした。歴代優勝者9人を含む歴代最多の57人が出場しています。スタジオの解答者からも、司会の島崎和歌子さんの呼びかけで24人が「走りたい」を選びました。
| 順位 | 名前 | レースの内容 |
|---|---|---|
| 1位 | 坂下真心 | NMB48。一般女子の枠でスタートし、1周目から先頭 |
| 2位 | 佐藤圭汰 | 陸上の室内5000メートル日本記録保持者(ナイキ)。最後にスタートし、8秒差まで追い上げ |
| 3位 | 伊藤百花 | AKB48。4周目に入ったところで坂下さんに一時6秒差まで迫る |
| 4位 | 後上翔太 | 純烈 |
| 5位 | 井上咲楽 | タレント |
オリコン、モデルプレス、サンケイスポーツの報道から作成。
坂下さんは序盤から先頭を守り、4周目に入ったところでAKB48の伊藤百花さんに一時6秒差まで迫られましたが、ペースを落とさずに引き離しました。最後は、出場者の中で最後にスタートした佐藤圭汰選手が心臓破りの坂で背中をとらえるところまで追い上げましたが、8秒差で逃げ切りました。佐藤選手は「いつまで経っても見えなくて、途中で心折れてました」と話しています(サンケイスポーツ)。
優勝した坂下さんは「坂道とか使って、死ぬ気で練習してきました」と話し、「NMB48のために走ってきた」と喜びました(オリコン)。
坂下真心とは?前回8位から優勝までの1年
坂下真心さんは2005年8月2日生まれ、大阪府出身のNMB48のメンバーで、愛称は「まこち」です。2025年4月からはチームBIIのキャプテンも務めました。NMB48の公式プロフィールでは、特技にハンドボールやサッカー、野球のピッチング、走ることなどを挙げています。
- 2022年1月NMB48の8期生としてお披露目。
- 2025年2月大阪マラソンで初のフルマラソンに挑戦し、4時間9分43秒で完走。
- 2025年10月オールスター感謝祭の赤坂5丁目ミニマラソンに初出場し、女子1位・全体8位。
- 2026年2月2回目の大阪マラソンで、ゴールまで1キロ弱のところで脱水症状のため意識を失い、救急車で搬送(熱中症と肉離れ)。
- 2026年10月8日甲子園の阪神―ヤクルト戦で始球式。勢いのある投球で球場をどよめかせる。
- 2026年10月10日赤坂5丁目ミニマラソンで優勝。女性では25年ぶり。
NMB48公式プロフィール、オリコン、デイリースポーツの報道から作成。
注目したいのは、今年2月の大阪マラソンでの救急搬送から8か月で優勝したことです。当時、坂下さんは自身のXで「悔しい気持ちでいっぱいですが、今は治療に専念します」とつづっていました(オリコン)。前回の8位からの順位の上げ方を見ても、この1年で走力を大きく伸ばしたことがわかります。
女性の優勝は25年ぶり|歴代72レースで7回だけ
赤坂5丁目ミニマラソンは1993年春に始まり、今回で72レース目です(1レース目のマネージャー限定戦などは除く)。優勝者の一覧を数えると、女性が勝ったのは7回しかありません。
| 放送 | 優勝者 | どんな人か |
|---|---|---|
| 1993年春 | 増田明美 | 元マラソン選手(1984年ロサンゼルス五輪代表) |
| 1993年秋 | 増田明美 | 元マラソン選手(1984年ロサンゼルス五輪代表) |
| 1997年春 | ワレンティナ・エゴロワ | マラソン選手(1992年バルセロナ五輪金メダル) |
| 1997年秋 | 橋本志穂 | タレント。女性だけで走ったレース |
| 2000年秋 | リディア・シモン | マラソン選手(ルーマニア) |
| 2001年秋 | 谷川真理 | マラソン選手 |
| 2026年秋 | 坂下真心(NMB48) | アイドル。男女混合のレースで一般女子の枠から優勝 |
Wikipedia「赤坂5丁目ミニマラソン」の優勝者一覧をもとに筆者が集計(増田明美さんは1993年春・秋の2回)。
7回のうち5回は、増田明美さん、エゴロワさん、リディア・シモンさん、谷川真理さんというマラソンの本職ランナーです。タレントの橋本志穂さんが勝った1997年秋は、男子と女子を分けて走ったレースでした。つまり、陸上選手ではない女性が男女混合のレースで優勝したのは、坂下さんが初めてということになります。
2001年秋に谷川真理さんが勝ってからは、2026年春まで48レース続けて男性が優勝していました。一般女子の枠は最も早くスタートしますが、後ろからスタートするアスリートや男性に終盤で抜かれてきました。今回は、その一般女子の枠から最後まで逃げ切った点が「25年ぶりの快挙」と言われる理由です。
赤坂5丁目ミニマラソンの歴代優勝者|芸能人37回・陸上選手22回
72レースの優勝者を「どんな人か」で分けると、最も多いのは芸人・タレント・俳優の37回で、陸上選手は22回でした。ハンデのおかげで、走るのが本業ではない芸能人にも十分に勝つチャンスがあることがわかります。
| 優勝者の分類 | 回数 | おもな優勝者 |
|---|---|---|
| 芸人・タレント・俳優 | 37回 | 野々村真、西野亮廣、猫ひろし、森脇健児、小島よしお |
| 陸上選手 | 22回 | エリック・ワイナイナ、下田裕太、設楽悠太、赤﨑暁 |
| ほかの競技のアスリート | 6回 | 渡嘉敷勝男(ボクシング)、水内猛(サッカー)、山本優弥(キックボクシング) |
| アイドル・アーティスト | 5回 | 上田竜也(KAT-TUN)、菅田琳寧(B&ZAI)、K(&TEAM)、佐野文哉(OWV)、坂下真心(NMB48) |
| 一般の人 | 2回 | リビュー・シモン(トレーナー)、森本裕介(SASUKE完全制覇者の会社員) |
Wikipediaの優勝者一覧(2026年10月11日時点)をもとに筆者が分類。猫ひろしさんはのちにマラソンでオリンピックに出場していますが、優勝当時の立場で芸人に入れています。
アイドルの優勝は2016年から、直近9レースで4勝
| 年代 | レース数 | 陸上選手 | アイドル |
|---|---|---|---|
| 1990年代 | 19 | 3回 | 0回 |
| 2000年代 | 20 | 8回 | 0回 |
| 2010年代 | 20 | 7回 | 1回 |
| 2020年以降 | 13 | 4回 | 4回 |
アイドルの優勝は2016年春のKAT-TUN・上田竜也さんが最初で、5回すべてが2016年以降です。特に2022年秋からの9レースでは、菅田琳寧さん、&TEAMのKさん、OWVの佐野文哉さん、坂下さんの4人が勝っています。運動が得意なアイドルの出場が増え、事前に練習を積んでくる人も多くなりました。
最多優勝はエリック・ワイナイナの6回
優勝回数が最も多いのは、シドニー五輪マラソン銀メダリストのエリック・ワイナイナさんの6回です。2位は猫ひろしさんの4回、3位は野々村真さん、キングコングの西野亮廣さん、森脇健児さんの3回でした。今回もワイナイナさんや森脇さんら歴代優勝者9人が出場しましたが、上位5人には入りませんでした。
なぜ一般女子の枠から勝てた?ハンデの仕組み
赤坂5丁目ミニマラソンは、男女や運動経験に応じてスタートの時間をずらすハンデ戦です。最も早く走り出すのが「一般女子」で、そのあとに一般男子、運動自慢の男女、歴代優勝者などの常連、マラソン選手と続き、最後に招待選手がスタートします。ハンデは過去の成績などをもとに決められ、2015年秋からは瀬古利彦さんが監修しています。
ハンデ戦で「一般女子」が勝ちにくい理由
一般女子の枠は最も早くスタートできるので、練習を積んだ人が入ると有利に見えます。しかし実際には、後ろからスタートする陸上選手が終盤に一気に追い上げてきます。坂下さんは前回、同じ枠で女子1位になりながら全体8位でした。今回は約5キロを最後まで落ちないペースで走り切り、追い上げを8秒差でしのいだことが優勝につながりました。
コースも年々長くなっています。始まった1993年は2.5キロでしたが、2009年ごろからは1周約900メートルの周回コースを4周する3.4キロ前後になり、2025年春からは赤坂サカス広場をスタートする5周と3分の1、約5キロになりました。距離が長いほどスタミナが問われるため、フルマラソンを走った経験のある坂下さんには追い風だったといえます。
坂下真心の次のレースは?11月29日の淀川寛平マラソン
サンケイスポーツによると、坂下さんは11月29日に大阪・淀川河川敷で開かれる「淀川寛平マラソン2026」の駅伝に出場します。今回のミニマラソンで7位だったOWVの佐野文哉さんも出場する予定で、2人の「再戦」としても注目されています。
また、坂下さんはレース後に「来週コンサートがあるので、ぜひ見に来てください」とNMB48のコンサートもアピールしました。3位に入ったAKB48の伊藤百花さんは、AKB48の69枚目のシングルで3作続けてのセンターを務めることも決まっています。
伊藤百花さんのセンターについては伊藤百花が3作連続センター|AKB48歴代センター69作で見る快挙で詳しくまとめています。
赤坂5丁目ミニマラソンと坂下真心のよくある質問
Q. 赤坂5丁目ミニマラソン2026秋の優勝者は誰ですか?
A. NMB48の坂下真心さんです。2026年10月10日放送の「オールスター感謝祭’26秋」で、一般女子の枠から1周目で先頭に立ち、2位の佐藤圭汰選手に8秒差で逃げ切りました。3位はAKB48の伊藤百花さんでした。
Q. 女性の優勝は何年ぶりですか?
A. 2001年秋の谷川真理さん以来、25年ぶりです。歴代72レースのうち女性の優勝は7回で、陸上選手ではない女性が男女混合のレースで勝ったのは坂下さんが初めてです。
Q. 坂下真心さんはどんな人ですか?
A. 2005年生まれ、大阪府出身のNMB48メンバーです。愛称は「まこち」。スポーツが得意で、2025年の大阪マラソンを4時間9分43秒で完走し、2025年秋のミニマラソンでは女子1位・全体8位に入っていました。
Q. 赤坂5丁目ミニマラソンは何キロですか?
A. 2026年秋は赤坂サカス広場をスタートし、心臓破りの坂を6回上る約5キロのコースでした。1993年の開始時は2.5キロで、少しずつ長くなっています。
Q. 赤坂5丁目ミニマラソンで最も多く優勝したのは誰ですか?
A. エリック・ワイナイナさんの6回が最多です。猫ひろしさんが4回、野々村真さん、西野亮廣さん、森脇健児さんが3回で続きます。
Q. ミニマラソンのハンデはどう決まりますか?
A. 男女や運動経験、過去の成績に応じてカテゴリーが分けられ、一般女子が最初、招待選手が最後にスタートします。2015年秋からは瀬古利彦さんが監修しています。
あわせて読みたい
出典・参考資料
- TBS:オールスター感謝祭 番組公式サイト
- NMB48:坂下真心 メンバープロフィール
- オリコン:「赤坂5丁目ミニマラソン」25年ぶりの快挙 坂下真心が達成(2026年10月10日)
- サンケイスポーツ:佐藤圭汰、「赤坂5丁目ミニマラソン」猛追及ばず2位、坂下真心、11.29「淀川寛平マラソン」駅伝で佐野文哉と再戦(いずれも2026年10月10日)
- Wikipedia:赤坂5丁目ミニマラソン(優勝者一覧・ハンデの仕組み、2026年10月11日閲覧)
- デイリースポーツ、モデルプレス(2026年10月10日)、オリコン「NMB48メンバー、大阪マラソンで救急搬送」(2026年2月22日)
内容は2026年10月11日時点の情報にもとづきます。優勝者の分類と回数は、優勝者一覧をもとに筆者が数えました(1993年のマネージャー限定戦2レースは除く)。アイキャッチ画像は自作です。


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