くらし|厚労省データで独自集計
誕生日が多い日・少ない日ランキング|1位1月5日、4月1日が少ない理由
自分の誕生日は、多い日なのか、レアな日なのか。厚生労働省の人口動態統計から、2015〜2024年の10年間に生まれた855万人の出生日を1日ずつ数え、2月29日を含む366日すべてを比べました。いちばん多いのは1月5日、いちばん少ないのは1月1日。そして祝日でもない4月1日が、曜日の影響を除くと1年で最も少ない日だとわかりました。
この記事の結論
- 誕生日が一番多い日は1月5日(10年間で28,199人、平均の1.20倍)。2位は5月2日、3位は9月20日で、上位30日のうち9日を9月が占めました。
- 一番少ない日は1月1日(14,752人)で、1位のほぼ半分。1月2日・12月31日・1月3日と、年末年始と祝日が下位を独占しています。
- 祝日でもない4月1日が365日中354位。曜日や祝日の影響を取り除くと1年で最も生まれる人が少ない日で、平日の4月1日はふつうの平日より約3割少なくなります。4月1日生まれは「早生まれ」の最後の日で、翌日の4月2日は一転して多い日です。
- 生まれる日の偏りの正体は曜日です。平日(祝日を除く)の出生数は土日祝の約1.5倍で、その差は2015年の1.44倍から2024年は1.68倍に広がりました。差が出るのは昼間だけで、深夜に生まれる人数は平日も休日もほぼ同じ。帝王切開や無痛分娩など、日時を決めて行う出産が平日の日中に多いためとみられます。
- 30人のクラスで同じ誕生日の人がいる確率は、365日が均等なら70.6%。実際の出生日の偏りで計算すると、同じ学年の30人なら72.3%に上がります。
誕生日が多い日ランキングTOP30|1位は1月5日
2015〜2024年の10年間に生まれた8,549,425人を、生まれた月日ごとに合計しました(2月29日は4年に1度しかないので別枠)。1日あたりの平均は23,407人で、「平均との比」はその何倍かを表します。
| 順位 | 誕生日 | 10年間の出生数 | 平均との比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 1月5日 | 28,199人 | 1.20倍 |
| 2位 | 5月2日 | 27,192人 | 1.16倍 |
| 3位 | 9月20日 | 26,766人 | 1.14倍 |
| 4位 | 8月8日 | 26,647人 | 1.14倍 |
| 5位 | 4月27日 | 26,640人 | 1.14倍 |
| 6位 | 9月28日 | 26,529人 | 1.13倍 |
| 7位 | 9月26日 | 26,488人 | 1.13倍 |
| 8位 | 9月25日 | 26,443人 | 1.13倍 |
| 9位 | 9月27日 | 26,401人 | 1.13倍 |
| 10位 | 5月1日 | 26,380人 | 1.13倍 |
| 11位 | 8月17日 | 26,287人 | 1.12倍 |
| 12位 | 11月1日 | 26,149人 | 1.12倍 |
| 13位 | 5月8日 | 26,102人 | 1.12倍 |
| 14位 | 1月6日 | 26,093人 | 1.11倍 |
| 15位 | 9月14日 | 26,050人 | 1.11倍 |
| 16位 | 5月10日 | 25,996人 | 1.11倍 |
| 17位 | 9月21日 | 25,955人 | 1.11倍 |
| 18位 | 8月3日 | 25,951人 | 1.11倍 |
| 19位 | 7月20日 | 25,928人 | 1.11倍 |
| 20位 | 9月15日 | 25,895人 | 1.11倍 |
| 21位 | 9月13日 | 25,845人 | 1.10倍 |
| 22位 | 7月7日 | 25,821人 | 1.10倍 |
| 23位 | 8月10日 | 25,817人 | 1.10倍 |
| 24位 | 7月27日 | 25,780人 | 1.10倍 |
| 25位 | 8月2日 | 25,585人 | 1.09倍 |
| 26位 | 12月26日 | 25,572人 | 1.09倍 |
| 27位 | 12月27日 | 25,447人 | 1.09倍 |
| 28位 | 8月9日 | 25,442人 | 1.09倍 |
| 29位 | 7月19日 | 25,437人 | 1.09倍 |
| 30位 | 5月9日 | 25,427人 | 1.09倍 |
1位の1月5日は、年末年始の休みが明けた直後の日です。2位の5月2日と10位の5月1日も、ゴールデンウィークの祝日にはさまれた平日にあたる年が多い日。長い休みの前後の平日に出生が集まる傾向が、ランキングの上位にはっきり出ています。9月の日付が多いのは、そもそも9月が1年で最も生まれる人が多い月だからです(後述)。
誕生日が少ない日ランキングワースト30|最下位は1月1日
| 順位 | 誕生日 | 10年間の出生数 | 平均との比 |
|---|---|---|---|
| 365位 | 1月1日 | 14,752人 | 0.63倍 |
| 364位 | 1月2日 | 14,871人 | 0.64倍 |
| 363位 | 12月31日 | 15,043人 | 0.64倍 |
| 362位 | 1月3日 | 15,973人 | 0.68倍 |
| 361位 | 11月23日 | 16,379人 | 0.70倍 |
| 360位 | 12月30日 | 16,593人 | 0.71倍 |
| 359位 | 2月11日 | 16,593人 | 0.71倍 |
| 358位 | 4月29日 | 17,057人 | 0.73倍 |
| 357位 | 11月3日 | 17,195人 | 0.73倍 |
| 356位 | 5月5日 | 17,321人 | 0.74倍 |
| 355位 | 5月4日 | 17,373人 | 0.74倍 |
| 354位 | 4月1日 | 17,942人 | 0.77倍 |
| 353位 | 5月3日 | 18,245人 | 0.78倍 |
| 352位 | 3月21日 | 18,294人 | 0.78倍 |
| 351位 | 12月29日 | 19,228人 | 0.82倍 |
| 350位 | 3月31日 | 19,841人 | 0.85倍 |
| 349位 | 3月20日 | 20,027人 | 0.86倍 |
| 348位 | 2月23日 | 20,303人 | 0.87倍 |
| 347位 | 9月23日 | 20,879人 | 0.89倍 |
| 346位 | 5月6日 | 20,928人 | 0.89倍 |
| 345位 | 12月23日 | 20,996人 | 0.90倍 |
| 344位 | 2月12日 | 21,197人 | 0.91倍 |
| 343位 | 3月11日 | 21,198人 | 0.91倍 |
| 342位 | 8月11日 | 21,479人 | 0.92倍 |
| 341位 | 10月9日 | 21,525人 | 0.92倍 |
| 340位 | 3月12日 | 21,534人 | 0.92倍 |
| 339位 | 3月29日 | 21,584人 | 0.92倍 |
| 338位 | 11月4日 | 21,605人 | 0.92倍 |
| 337位 | 3月27日 | 21,627人 | 0.92倍 |
| 336位 | 3月30日 | 21,676人 | 0.93倍 |
ワースト10は、1月1日・1月2日・12月31日・1月3日・12月30日の年末年始と、勤労感謝の日(11月23日)・建国記念の日(2月11日)・昭和の日(4月29日)・文化の日(11月3日)・こどもの日(5月5日)などの日付が固定された祝日で占められました。ハッピーマンデーで毎年日付が変わる祝日(成人の日・海の日など)は、年によって平日にもなるので下位には出てきません。
その中で異質なのが、354位の4月1日と350位の3月31日です。どちらも祝日ではないのに、祝日並みに少なくなっています。理由は後半で詳しく見ます。
2月29日は4年に1度しかなく、10年間では2016・2020・2024年の3回で計5,887人でした。1回あたり1,962人で、その年の1日平均と比べると0.86倍と、少なめの日でした。
あなたの誕生日は何位?366日の順位カレンダー
365日すべての順位です。大きい数字が日付、下の小さい数字が順位(1位が最も多い日)で、色が濃い青ほど多く、濃い赤ほど少ない日です。
2015〜2024年の10年間の出生数の合計で順位をつけています。2月29日は3回分しかないため順位から外しました。年によって曜日の並びが変わるので、同じ日付でも1年ごとに見ると順位は大きく動きます。
何月生まれが多い?9月が最多、3月が最少
月によって日数が違うので、1日あたりの生まれやすさ(その年の1日平均を1とした指数、10年平均)で比べました。バーの左端は0.9、右端は1.1です。
最も多いのは9月(1.055)で、7月・8月がそれに続き、夏から秋の初めに生まれる人が多い傾向です。最も少ないのは3月(0.954)。3月は下旬に向けて出生が目立って減っていて、これも4月1日と同じ理由とみられます。なお10年間の月別の合計人数では、日数が31日ある8月が752,931人で最多、日数の少ない2月が644,017人で最少でした。
なぜ年末年始と祝日は少ないのか|差は「昼間」にだけ出る
日付ごとの差を生んでいる最大の要因は曜日です。10年間の3,653日を曜日別に並べると、生まれやすさ(その年の1日平均=1)は次のとおりでした。
火曜日が1.17で最も多く、日曜日は0.69。祝日と年末年始(12月29日〜1月3日)を除いた平日は平均1.13、土日祝と年末年始は0.74で、平日は休日の約1.5倍生まれています。
深夜は平日も休日も同じ、差がつくのは9時〜17時
同じ統計には生まれた時刻も載っています。月×日×時刻の表を120回取り出して、平日と休日の1日あたりの出生数を時間帯別に比べました。
横軸は生まれた時刻(0時台〜23時台)、縦は1日あたりの出生数。2015〜2024年の平日2,431日と休日1,222日の平均。
深夜0時〜7時台は、平日も休日も1時間あたり60〜75人ほどでほぼ同じです。ところが9時台になると平日だけが一気に倍増し、13時台は平日239人に対して休日100人と2.4倍の差がつきました。自然に陣痛が来る出産は曜日を選べませんが、日時を決めて行う出産は平日の日中に集中するためとみられます。
帝王切開と無痛分娩は増えている
厚生労働省の医療施設調査(各年9月中)によると、分娩に占める帝王切開と、帝王切開を除く無痛分娩の割合は次のように増えています。
| 年 | 病院の帝王切開 | 病院の無痛分娩 | 診療所の帝王切開 | 診療所の無痛分娩 |
|---|---|---|---|---|
| 2011年 | 24.1% | ― | 13.6% | ― |
| 2017年 | 25.8% | ― | 14.0% | ― |
| 2020年 | 27.4% | 9.4% | 14.7% | 7.6% |
| 2023年 | 29.1% | 13.2% | 15.3% | 14.6% |
「病院」は一般病院、「診療所」は一般診療所。無痛分娩の件数は2020年から調査されています。
実際、平日と休日の差は年々広がっています。
| 年 | 平日の1日平均 | 土日祝の1日平均 | 平日÷土日祝 |
|---|---|---|---|
| 2015年 | 3,070人 | 2,136人 | 1.44倍 |
| 2016年 | 2,984人 | 2,050人 | 1.46倍 |
| 2017年 | 2,899人 | 1,958人 | 1.48倍 |
| 2018年 | 2,818人 | 1,900人 | 1.48倍 |
| 2019年 | 2,665人 | 1,805人 | 1.48倍 |
| 2020年 | 2,596人 | 1,722人 | 1.51倍 |
| 2021年 | 2,515人 | 1,643人 | 1.53倍 |
| 2022年 | 2,407人 | 1,532人 | 1.57倍 |
| 2023年 | 2,283人 | 1,401人 | 1.63倍 |
| 2024年 | 2,168人 | 1,289人 | 1.68倍 |
2015年から2024年にかけて、平日の出生は1日3,070人→2,168人(-29%)でしたが、土日祝は2,136人→1,289人(-40%)と大きく減りました。少子化の中で、休日に生まれる赤ちゃんの割合がどんどん小さくなっているのです。
4月1日生まれが少ないのはなぜ?早生まれの境目
曜日と祝日の影響を取り除いて(同じ曜日・同じ種類の日の平均で割って)、日付そのものの生まれやすさを比べると、366日の中で最も低いのが4月1日、2番目が3月31日でした。3月下旬から4月8日までを並べると、はっきりした形が見えます(1.00が平均、バーの左端は0.6)。
3月24日ごろから少しずつ下がり、4月1日で0.77と底をつけたあと、4月2日に1.09へ跳ね上がります。平日にあたった4月1日(10年中7回)に限ると0.71で、ふつうの平日より約3割少ない水準でした。土日にあたった4月1日(3回)は0.91で、減り方は小さめでした。
4月1日生まれが「早生まれ」になる理由
年齢計算ニ関スル法律で年齢は生まれた日から数え、民法の期間計算のルールにより、誕生日の前日の終わりに1歳年をとります。学校教育法17条は「満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初め」から小学校に入ると定めているので、4月1日生まれの子は3月31日に6歳になり、4月2日以降に生まれた子より1つ上の学年に入ります。4月1日は、学年で最も年下になる最後の日です。
平日の4月1日だけが大きく減っていることから、日程を調整できる出産の一部が4月2日以降に回っているとみられます。今回の計算では、10年間で約5,319人分が4月1日から前後の日に移った計算です(曜日を考えたときの期待値との差)。ただし、統計からわかるのは日付の偏りまでで、個々の理由まではわかりません。
同じ方法で見ると、祝日ではない3月11日も10年すべてで平均を下回り、平均0.90でした(366日中下から9番目)。東日本大震災が起きた日で、この日を避けて出産日を決める人がいる可能性がありますが、理由は統計からはわかりません。
赤ちゃんが生まれる時間は午後1時台が最多
10年間の出生を生まれた時刻(1時間ごと)で数えると、最も多いのは13時台(703,053人、8.2%)で、14時台(8.0%)、15時台(6.8%)が続きます。最も少ないのは22時台(2.5%)でした。9時〜16時台の8時間に、全体の51%が生まれています。
24時間が均等なら1時間あたり4.2%なので、13時台はその約2.0倍です。上のグラフのとおり、この山はほぼ平日の日中だけで作られています。
時刻が不詳の2,104人を除いて計算。
同じ誕生日の人がいる確率は?実際の偏りで計算
「23人集まれば、同じ誕生日の2人がいる確率は50%を超える」という誕生日のパラドックスは、365日が同じ確率で生まれる前提の計算です。実際の出生日の偏りを入れて計算し直しました。
| 人数 | 365日が均等 | 実際の10年分の偏り | 同じ学年(2023年度生まれ) |
|---|---|---|---|
| 10人 | 11.7% | 11.7% | 12.2% |
| 20人 | 41.1% | 41.3% | 42.7% |
| 23人 | 50.7% | 50.9% | 52.4% |
| 30人 | 70.6% | 70.8% | 72.3% |
| 35人 | 81.4% | 81.6% | 82.9% |
| 40人 | 89.1% | 89.2% | 90.2% |
| 50人 | 97.0% | 97.1% | 97.5% |
10年分を合わせた偏りでは、30人で70.6%→70.8%とほとんど変わりません。長い期間を合わせると、曜日の偏りがならされるからです。一方、同じ学年(2023年4月2日〜2024年4月1日生まれ)は同じ年の曜日の並びをそのまま受けるので、30人で72.3%と少し上がります。学校のクラスで同じ誕生日の人が見つかりやすいのは、計算上も正しいのです。
よくある質問
Q. 日本で一番多い誕生日は何月何日ですか?
A. 2015〜2024年の人口動態統計で数えると、1月5日です。10年間で28,199人が生まれ、1日平均(23,407人)の1.20倍でした。2位は5月2日(27,192人)、3位は9月20日(26,766人)です。
Q. 一番少ない誕生日はいつですか?
A. 1月1日です。10年間で14,752人と、1位の1月5日のほぼ半分でした。少ない順に1月2日・12月31日・1月3日と年末年始が続き、固定された祝日も下位に並びます。4年に1度の2月29日は、3回で計5,887人でした。
Q. 何月生まれが一番多いですか?
A. 1日あたりで比べると9月が最も多く、年の平均の1.055倍です。7月・8月も多く、最も少ないのは3月(0.954倍)でした。
Q. 4月1日生まれが少ないのはなぜですか?
A. 4月1日は、年齢の数え方と学校教育法のルールにより「早生まれ」になる最後の日です。曜日の影響を除くと366日で最も少なく、平日の4月1日はふつうの平日より約3割少ない一方、翌日の4月2日は平均より多くなっています。日程を調整できる出産の一部が4月2日以降に回っているとみられますが、個々の理由は統計からはわかりません。
Q. なぜ土日や祝日に生まれる赤ちゃんは少ないのですか?
A. 差は昼間の時間帯にだけ出ていて、深夜の出生数は平日も休日もほぼ同じです。帝王切開や無痛分娩など日時を決めて行う出産が平日の日中に多いためとみられます。平日と土日祝の差は2015年の1.44倍から2024年の1.68倍に広がりました。
Q. 赤ちゃんが生まれる時間で一番多いのは?
A. 13時台です。2015〜2024年の出生のうち8.2%が13時台に生まれ、14時台・15時台が続きます。最も少ないのは22時台でした。
Q. クラスに同じ誕生日の人がいる確率は?
A. 30人なら、365日が均等という前提で70.6%です。実際の出生日の偏りを入れて同じ学年(2023年度生まれ)で計算すると72.3%、40人なら90.2%になります。
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出典・参考資料
- 厚生労働省「人口動態統計」(e-Stat):確定数 保管統計表 出生7「出生数,出生の場所・出生月・出生日・出生時別」(2015〜2024年)
- 厚生労働省:令和5(2023)年医療施設(静態・動態)調査の概況「結果の概要」(表14 分娩件数の年次推移)
- 内閣府:「国民の祝日」について(祝日の一覧)
- e-Gov法令検索:学校教育法(17条)/年齢計算ニ関スル法律
順位・指数・確率は、人口動態統計の日別・時刻別の出生数から筆者が計算しました。「生まれやすさ」の指数は、各日の出生数をその年の1日平均で割った値です。「曜日の影響を除いた」値は、さらに同じ曜日・同じ種類(平日/土日祝・年末年始)の日の平均で割っています。休日には12月29日〜1月3日を含めています。アイキャッチ背景:Tim-desser「Birthday Cake Bloomsburg, Pennsylvania」(Wikimedia Commons、CC0)。


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