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皇室典範改正案に賛成・反対した政党と議員一覧【2026年衆院可決】

2026 7/12
ニュース 社会・くらし
2026年7月11日2026年7月12日
皇室典範改正案に賛成・反対した政党と議員一覧(2026年7月10日衆院可決)

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2026年7月10日 衆議院本会議

皇室典範改正案が可決・衆院通過

皇族数の確保に向けた皇室典範改正案が賛成多数で可決されました。このページでは「どの政党が賛成し、誰が反対・退席したのか」を、一覧表とカードで分かりやすく整理します。

賛成 5党
反対 2党
退席 4議員
自由投票 1党
目次

皇室典範改正案の賛成・反対 早わかり一覧表

まず、2026年7月10日の衆議院本会議採決における各党の対応を一覧表にまとめました。

政党・会派 賛否 備考
自民党 賛成 与党。一部議員が不満を表明
日本維新の会 賛成 与党として賛成
中道改革連合 賛成 4議員が採決前に退席
国民民主党 賛成 賛成方針を決定
参政党 賛成 党方針として賛成
共産党 反対 「女性・女系天皇の道を閉ざす」と批判
れいわ新選組 反対 生活課題の対応を優先すべきと主張
チームみらい 自由投票 党議拘束をかけず個人の判断
立憲民主党(参院) 反対方針 参院野党第1党として反対の構え

ポイント:衆議院本会議の採決は政党・会派単位の方針に沿って行われるため、議員個人ごとの賛否がすべて公表されるわけではありません。個人単位で対応が判明している議員は、後述の「退席・造反した議員」で紹介します。

そもそも皇室典範改正案とは?2つの柱を解説

今回の皇室典範改正案は、皇族数の減少に歯止めをかけることを目的とした、皇室典範の初めての本格的な改正案です。政府が2026年6月30日に閣議決定し、同日国会に提出しました。柱は次の2つです。

柱1|女性皇族の身分保持
女性皇族が一般男性と結婚しても皇族の身分を離れないようにする。現行制度では結婚と同時に皇籍離脱が必要でした。
※施行時にすでに皇族である女性は、本人の意思で皇籍を離れることも可能(経過措置)。
柱2|旧宮家からの養子縁組
1947年に皇籍離脱した旧11宮家の男系男子(15歳以上・配偶者と子がいない者)を養子として皇室に迎える。
※養子本人に皇位継承資格はないが、その子孫の男子は資格を持つ——この点が最大の論争点に。

賛成した政党とその理由

賛成自民党・日本維新の会(与党)
皇族数の確保は先送りできない課題であるとして賛成。一方、党内には異論もあり、自民党の船田元・元経済企画庁長官は、養子に迎えた旧皇族に男子が生まれた場合に皇位継承資格を持つとした規定を「国会の総意から逸脱している」と公然と批判しています。
賛成中道改革連合
2026年1月に立憲民主党と公明党の衆議院議員によって結成された中道改革連合は、党として賛成に回りました。ただし党内の意見は一枚岩ではなく、4人の議員が採決前に議場から退席。「立法府の総意をはみ出ている」との指摘が党内から出るなど、苦渋の賛成だったことがうかがえます。
賛成国民民主党
賛成方針を決定し、本会議でも賛成しました。皇族数確保の必要性を重視した判断とみられます。
賛成参政党
党の方針として賛成に回りました。衆院の審議では石川勝議員が質疑に立っています。

反対した政党とその理由

反対共産党
反対討論では、今回の改正案が「女性・女系天皇の道を閉ざそうとするものだ」と批判。女性皇族の身分保持にとどまり、女性天皇・女系天皇の可能性に踏み込まなかった点を問題視した形です。
反対れいわ新選組
反対に回りました。同党はかねてより、物価高や「裏金問題」など国民生活に直結する課題への対応が最優先であり、静かな環境で皇位継承問題を議論できる状況にないとの立場を示していました。
反対方針立憲民主党(参議院)
参議院の野党第1党である立憲民主党は、改正案への修正を求めたうえで反対する方針を示しています。衆議院では旧立憲系議員の多くが中道改革連合として賛成した一方、参議院の立憲民主党は反対に回るという「ねじれ」が生じている点は、今回の採決の大きな特徴です。

採決前に退席・造反した議員一覧

賛成方針だった中道改革連合では、以下の4人の議員が採決前に退席し、事実上の造反となりました。

退席 早稲田夕季 衆議院議員・中道改革連合副代表

改正案が「立法府の総意」を踏み越えているとして退席

退席 野間健 衆議院議員

納得できない部分が多く、国民の意識とかけ離れた改正案だと指摘

退席 神谷裕 衆議院議員

憲法の男女平等の理念との整合性を疑問視

退席 有田芳生 衆議院議員

自身の国家観として受け入れられないとSNSで表明

また、報道によれば、法案への不満を表明していた自民党や中道改革連合の一部議員に欠席・退席の動きがあったとされています。チームみらいは党議拘束をかけず、所属議員それぞれの判断に委ねる自由投票としました。

なぜ賛否が割れたのか?「立法府の総意」をめぐる対立

今回の改正案をめぐって与野党の賛否が割れた最大の理由は、衆参両院の正副議長がまとめた「立法府の総意」との関係です。

各党協議では「女性皇族の身分保持」と「旧宮家男系男子の養子縁組」の2案を軸に合意形成が進められてきました。しかし、政府提出の改正案には養子の子孫に皇位継承資格を与える規定が盛り込まれ、これが「合意の範囲を超えている」「立法府の総意から逸脱した」との批判を招きました。自民党の船田元氏や中道改革連合の一部議員が異を唱えたのも、この点が理由です。

男系維持派の不満
養子の子孫への継承資格付与は合意を超えている(船田氏・中道の一部など)
女性・女系容認派の不満
女性天皇・女系天皇への道を制度的に閉ざす内容だ(共産党など)

このように、双方の立場から不満が出るという構図のまま採決を迎えたのが今回の特徴です。

今後の見通し:参議院での審議と成立の公算

6/30政府が改正案を閣議決定、国会に提出
7/10衆議院本会議で可決・通過(賛成:自民・維新・中道・国民民主・参政/反対:共産・れいわ)
来週〜参議院の特別委員会で審議入りの予定
今国会参院でも賛成が過半数に達する見通しで成立の公算大

参議院では立憲民主党が反対方針を示しているものの、与党に加えて国民民主党や参政党が賛成する見通しです。成立すれば、1947年の現行皇室典範制定以来、皇位継承や皇族の身分に関わる初の本格改正となります。

よくある質問(FAQ)

Q. 皇室典範改正案はいつ成立しますか?

A. 改正案は2026年7月10日に衆議院を通過し、参議院に送られました。参議院でも賛成が過半数に達する見通しで、今国会中の成立が有力視されています。

Q. 議員一人ひとりの賛否は公開されていますか?

A. 衆議院本会議の採決は会派単位の方針に基づいて行われたため、全議員の個人別賛否リストは公表されていません。個人単位で判明しているのは、中道改革連合の退席4議員(早稲田夕季氏・野間健氏・神谷裕氏・有田芳生氏)などです。

Q. この改正で女性天皇は認められるのですか?

A. 認められません。今回の改正は「女性皇族が結婚後も皇室に残れる」ようにするもので、皇位継承資格は従来どおり男系男子に限られます。共産党はこの点を「女性・女系天皇の道を閉ざすもの」と批判して反対しました。

Q. 旧宮家から養子に入った人は天皇になれますか?

A. 養子となった本人は皇位継承資格を持ちません。ただし、その子孫の男子は皇位継承資格を持つと定められており、この規定が「立法府の総意を超えている」との批判を呼びました。

まとめ:賛成5党・反対2党、割れた「総意」

衆院採決の賛否まとめ

  • 賛成:自民党、日本維新の会、中道改革連合、国民民主党、参政党
  • 反対:共産党、れいわ新選組(参議院では立憲民主党も反対方針)
  • 退席(造反):中道改革連合の早稲田夕季氏、野間健氏、神谷裕氏、有田芳生氏
  • 自由投票:チームみらい

皇族数の減少という待ったなしの課題に対する一歩である一方、「立法府の総意」との整合性や女性・女系天皇の議論を積み残したままの採決となりました。参議院での審議と成立後の運用を、引き続き追いかけていきます。

参考・出典

  • 日本経済新聞「皇室典範改正案が衆院通過、中道賛成 女性皇籍保持・旧宮家から養子」
  • NHK「【詳報】皇室典範改正案 衆院本会議で可決 今国会で成立の公算」
  • 東京新聞「立法府の総意から『逸脱した』皇室典範改正案が衆院通過」
  • TBS NEWS DIG「皇室典範改正案 中道改革連合の4議員が採決前に退席」
  • 時事通信「養子の子息に皇位継承権 皇室典範、初の本格改正案」
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