社会|愛媛・西条市
西条まつり事故で副市長死亡|太鼓台はなぜ下敷きに?重さ2〜3トン
愛媛県西条市の秋祭り「西条まつり」で2026年10月17日夕方、太鼓台の担ぎ手(かき夫)として参加していた西条市の副市長(62)が太鼓台の下敷きになり、亡くなりました。警察が当時の状況を調べています。この記事では、報道で確認できた事実を整理したうえで、西条市の公式資料から祭りに出る屋台の内訳を集計し、太鼓台がだんじりやみこしとどう違うのか、なぜ担ぎ手が下敷きになる事故が起きるのかを、一次資料をもとに解説します。
この記事のポイント
- 事故は10月17日午後5時45分ごろ(共同通信は5時50分ごろ)、西条まつりの最終日を飾る飯積神社祭礼の会場、渦井川の河川敷で起きました。太鼓台11台による「かき比べ」の最中だったと報じられています。
- 愛媛新聞によると、亡くなった副市長は自身が参加していた大谷太鼓台に挟まれたとみられます。詳しい原因は警察が調べています。
- 西条市の資料で集計すると、西条まつり(4神社)に出る屋台は127台。そのうちだんじりが104台(82%)で、太鼓台は17台(13%)だけです。太鼓台を出すのは嘉母神社と飯積神社の2つの祭礼です。
- 西条の太鼓台は約2.5トン(神戸大学の調査報告)で、だんじり(600〜800キロ)の約3〜4倍。車輪がなく、約12メートルのかき棒4本で担ぎ上げます。
- 愛媛の太鼓台では、2024年・2025年の新居浜太鼓祭りでも担ぎ手が亡くなる事故があり、報道で確認できるだけで3年続けて死亡事故が起きています。いずれも複数の太鼓台が集まる「かき比べ」や「差し上げ」の場面でした。
西条まつりの太鼓台事故で何が起きた?10月17日の経緯
NHKによると、江戸時代から続く「西条まつり」で、太鼓台の担ぎ手として参加していた西条市の副市長が、倒れてきた太鼓台の下敷きになりました。各社の報道をまとめると、事故の概要は次のとおりです。
| 項目 | 報道で確認できた内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年10月17日 午後5時45分ごろ(読売新聞・あいテレビ・愛媛新聞)。共同通信は「午後5時50分ごろ、救助されているのを警備中の警察官が確認」 |
| 場所 | 西条市下島山、飯積神社の南側にある渦井川の河川敷(あいテレビ・愛媛新聞) |
| 祭礼・場面 | 西条まつりの飯積神社祭礼。太鼓台11台による「かき比べ」が行われていた(あいテレビ・愛媛新聞) |
| 亡くなった方 | 西条市の副市長(62)。就任から約3か月(あいテレビ)。大谷太鼓台の担ぎ手(かき夫)として参加(あいテレビ・共同通信) |
| 状況 | 自身が参加していた大谷太鼓台に挟まれたとみられる(西条署の話として愛媛新聞)。警備中の警察官が、祭り関係者に運び出される副市長を見つけた(あいテレビ) |
| その後 | 意識不明の状態で新居浜市内の病院に運ばれ、約1時間後に死亡が確認された(あいテレビ)。警察が当時の状況を調べている |
報道によって発生時刻に5分ほどの差があります。本文は2026年10月18日時点の報道にもとづきます。
西条市の越智三義市長は、あいテレビによると「痛恨の極み」とコメントし、市政は職員一丸となって乗り越えていくとしています。
なぜ副市長が担ぎ手として参加していたのか
西条市の案内ページは、西条まつりについて「市民の大多数が祭りに参加する」と説明しています。祭りの期間中は地元の企業や学校が休みになり、遠くに住む西条出身者も仕事を休んで帰省するほどだといいます。愛媛新聞は副市長を「近くの」と伝えており、地元の祭りに一人の担ぎ手として加わっていたとみられます。役職として祭りに関わっていたという報道は、10月18日時点では見当たりません。
原因はまだ分かっていません
太鼓台がなぜ倒れたのか、どの場面で挟まれたのかは、警察が調べている段階です。この記事の後半で説明する「差し上げ」や「寄せ」の危険は、太鼓台の構造から見た一般的な話で、今回の事故の原因を示すものではありません。
飯積神社祭礼とは?17日の運行スケジュールと「かきくらべ」
西条まつりは、嘉母(かも)神社・石岡(いわおか)神社・伊曽乃(いその)神社・飯積(いいづみ)神社の4つの神社の祭礼の総称です。日程は10月10〜11日の嘉母神社から始まり、石岡(14〜15日)、伊曽乃(15〜16日)と続いて、10月16〜17日の飯積神社祭礼で締めくくられます。石岡・伊曽乃・飯積の日程は毎年変わりません。
西条市の紹介ページによると、飯積神社祭礼には金糸・銀糸で飾った太鼓台11台が奉納され、17日は早朝の宮出しのあと、4か所で順に「かきくらべ」を行います。夕方には宮入りの前に、飯積神社の前の川原で太鼓台11台と神輿のかきくらべがあります。市は「太鼓台11台が横一線に並び、一斉にさしあげる」姿を、飯積神社祭礼でしか見られない見どころとして紹介しています。
令和8年度の時刻予定(10月17日)
- 4:00〜5:00神社前で宮出し
- 5:00〜船屋
- 9:30〜渦井川の川原
- 10:30〜八幡神社の境内
- 13:30〜室川西原の川原室川西原・渦井川の川原の会場は年ごとに変わります(市のスケジュールの注記)。
- 16:00〜下島山(飯積神社前の川原)市のスケジュールで「見所」とされる場面。市の紹介では、宮入りの前に飯積神社の前の川原で太鼓台11台と神輿のかきくらべが行われます。
- 17:30〜宮入り(予定)
- 17:45ごろ事故(報道)渦井川の河川敷で、太鼓台11台のかき比べ中に担ぎ手が下敷きに。
西条市・西条市観光物産協会「令和8年度 西条まつりスケジュール・運行コース」より。時刻はすべて予定です。最後の行(事故)は報道によるもので、スケジュールには含まれません。
報道された事故の場所(飯積神社の南側、渦井川の河川敷)と、太鼓台11台がそろっていたという状況は、このスケジュールで最後に組まれている飯積神社前の川原でのかきくらべの場面と重なります。
西条まつりの屋台127台の内訳|太鼓台は17台だけ(独自集計)
西条市は、山車のことをまとめて「屋台」と呼び、屋台にはだんじり・みこし・太鼓台の3種類があります。市は「百数十台の屋台が奉納され、その数は日本一ともいわれる」と紹介していますが、種類ごとの合計は示していません。そこで、市の令和8年度スケジュールに載っている祭礼ごとの台数を足し上げました。
| 祭礼 | 日程 | だんじり | みこし | 太鼓台 |
|---|---|---|---|---|
| 嘉母神社祭礼 | 10月10〜11日 | ― | ― | 6台 |
| 石岡神社祭礼 | 10月14〜15日 | 27台 | 2台 | ― |
| 伊曽乃神社祭礼 | 10月15〜16日 | 77台 | 4台 | ― |
| 飯積神社祭礼 | 10月16〜17日 | ― | ― | 11台 |
| 西条まつり 合計 | 10月10〜17日 | 104台 | 6台 | 17台 |
| 東予秋まつり | 例年 | 13台 | 1台 | 1台 |
| 丹原秋まつり | 例年 | 5台 | 1台 | ― |
| いよ小松まつり | 例年 | 13台 | ― | ― |
| 西条市全体 | ― | 135台 | 8台 | 18台 |
4神社は西条市・西条市観光物産協会「令和8年度 西条まつりスケジュール・運行コース」、東予・丹原・いよ小松は西条市「西条まつり よくある質問」の例年の台数(東予秋まつりは獅子舞1団体も参加)から当サイトが集計。嘉母神社の太鼓台は、スケジュールと神社祭礼の紹介ページが6台、よくある質問は「例年4台」で、ここでは令和8年度のスケジュールの6台を使いました。
西条まつりに出る屋台は合わせて127台で、市内のほかの秋祭りを加えると161台になります(市の「150台を超える」という説明と合います)。内訳を見ると、主役はだんじりで104台(82%)。太鼓台は西条まつりで17台(13%)、市全体でも18台(11%)しかありません。
太鼓台を出すのは、禎瑞(ていずい)地区の嘉母神社祭礼と、今回事故が起きた飯積神社祭礼だけです。西条まつりと聞くと伊曽乃神社の「川入り」のだんじりが知られていますが、飯積神社祭礼は西条まつりの中でも太鼓台が主役の祭礼です。
2007年と比べると台数はほぼ同じ
神戸大学の岩井正浩氏の調査報告(2008年)には、2007年の西条祭りで運行された屋台の台数が記録されています。今年の台数と並べると、祭りの規模は20年近くほとんど変わっていません。
| 祭礼 | 2007年(調査報告) | 2026年(市のスケジュール) |
|---|---|---|
| 嘉母神社祭礼 | 太鼓台6台 | 太鼓台6台 |
| 石岡神社祭礼 | だんじり27台・みこし2台 | だんじり27台・みこし2台 |
| 伊曽乃神社祭礼 | だんじり75台(予定77台)・みこし4台 | だんじり77台・みこし4台 |
| 飯積神社祭礼 | 太鼓台10台 | 太鼓台11台 |
飯積神社祭礼の太鼓台は、2007年の10台から1台増えて11台になっています。
太鼓台はなぜ下敷きになるのか?だんじり・みこしとの違い
同じ「屋台」でも、だんじり・みこし・太鼓台は大きさも運び方も違います。神戸大学の調査報告と、西条市・新居浜市の資料から主な数字を並べました。
| 種類 | 高さ | 重さ | 運び方 | 担ぎ手 |
|---|---|---|---|---|
| 西条のだんじり | 5m余り | 約600〜800kg | 担ぐ(木製・組立式の2〜3階建て) | 15〜20人 |
| 西条のみこし | 5m | 約2トン | 直径約1.8mの木車2個+かき棒2本、綱で引く | ― |
| 西条の太鼓台 | 5m超(市は5.3m前後) | 約2.5トン(市は2〜3トン) | 木車なし。約12mのかき棒4本で担ぐ | ― |
| 新居浜の太鼓台 | 5.5m | 約3トン | 長さ12m・幅3.4m。かきくらべではタイヤを外し人の力だけで支える | 150人余り+指揮者4人 |
西条のだんじり・みこし・太鼓台は岩井正浩「西条祭り・伊曽乃神社祭礼2007年」(神戸大学『表現文化研究』2008年)、カッコ内の「市は」は読売新聞が伝えた西条市の説明、新居浜の太鼓台は新居浜市の市勢要覧より。西条市の市勢要覧(2015年)は、だんじりを「1台400〜800キロ」「十数名のかき夫」で担ぐと説明しています。
まず目につくのは重さの差です。西条の太鼓台(約2.5トン)は、だんじり(600〜800キロ)の約3〜4倍あります。それを車輪なしで担ぐため、新居浜の太鼓台では150人余りの担ぎ手がつきます。
ただし、単純に割り算すると、担ぎ手1人あたりの重さは太鼓台のほうが軽くなります。新居浜の太鼓台は3トン÷150人で1人約20キロ、西条のだんじりは600〜800キロ÷15〜20人で1人約30〜53キロです。つまり危ないのは「1人あたりの重さ」ではなく、大勢で支えている2〜3トンのバランスが崩れたときの逃げ場のなさだと考えられます。

理由1:「差し上げ」で重心が高くなる
新居浜市は太鼓台の見どころを、指揮者の合図で太鼓台を肩に担ぎ上げ、さらに「差し上げ」と呼ばれる、両手を伸ばして持ち上げる技だと説明しています。高さ5メートルを超える太鼓台を頭上まで持ち上げれば、重心はさらに高くなります。持ち上げた状態で片側の力が抜けたり、足元が乱れたりすると、2〜3トンの重さが一方向に傾きやすくなります。
実際、2025年10月の新居浜太鼓祭りでは、差し上げをしていた太鼓台がバランスを崩して横倒しになり、担ぎ手がかき棒と地面の間に挟まれて亡くなりました(後述)。
理由2:「かきくらべ」では車輪を外し、何台も並ぶ
新居浜の太鼓台は、ふだんはタイヤを付けて移動し、かきくらべの会場ではタイヤを外して担ぎ手の力だけで支えます。西条の太鼓台はもともと木車がなく、かき棒で担ぐ形です。さらに飯積神社祭礼では、11台が横一線に並んで一斉に差し上げます。隣の太鼓台との間が詰まると、かき棒の外側にいる担ぎ手には逃げる空間がほとんどありません。2024年の新居浜の事故は、平行に並んだ太鼓台の2台の間に頭を挟まれたものでした。
理由3:かき棒が長く、まわりの担ぎ手を巻き込みやすい
西条の太鼓台のかき棒は約12メートルが4本(神戸大学の調査報告)。新居浜の太鼓台も長さ12メートル・幅3.4メートルです。太鼓台本体が傾けば長いかき棒も一緒に傾き、棒の下や外側にいる担ぎ手が棒と地面の間に挟まれるおそれがあります。2025年の新居浜の事故は、この形でした。
だんじりの事故との違い
大阪・泉大津市で10月10日に起きただんじりの横転事故は、車輪で曳くだんじりが右折の「やりまわし」の最中に横転し、側面にぶら下がっていた「たかり」と呼ばれる人が下敷きになったものでした。太鼓台は車輪で曳くのではなく、人が担いで持ち上げる山車なので、事故が起きやすい場面も「曲がり角」ではなく、何台も集まって担ぎ上げる「かきくらべ」や「差し上げ」になります。
愛媛の太鼓台で3年続けて死亡事故|報道で確認できた3件
太鼓台の事故は今回が初めてではありません。隣の新居浜市の「新居浜太鼓祭り」でも、2024年と2025年に担ぎ手が亡くなっています。報道の本文で確認できた3件を並べました。
| 発生 | 祭り・場所 | 何が起きたか | 出典 |
|---|---|---|---|
| 2024年10月16日 午後7時40分ごろ | 新居浜太鼓祭り(新居浜市大生院) | 11台の太鼓台が平行に並んで夜太鼓を披露する中、かき比べに参加していた61歳の担ぎ手が、距離が近くなった別の太鼓台との2台の間に頭を挟まれ重体に。その後亡くなった | ニュースLINK・愛媛新聞 |
| 2025年10月16日 午後6時半ごろ | 新居浜太鼓祭り(新居浜市の垣生小学校グラウンド) | 差し上げをしていた太鼓台1台がバランスを崩して横倒しに。62歳の担ぎ手がかき棒と地面の間に胸を挟まれ、約2時間後に死亡。現場では太鼓台4台が運行していた | ニュースLINK |
| 2026年10月17日 午後5時45分ごろ | 西条まつり・飯積神社祭礼(西条市下島山、渦井川の河川敷) | 太鼓台11台のかき比べ中、62歳の担ぎ手(西条市副市長)が、自身が参加していた太鼓台に挟まれたとみられる。約1時間後に死亡 | 愛媛新聞・あいテレビ |
「ニュースLINK」は愛媛のテレビニュースのYouTubeチャンネル「愛媛とつながる ニュースLINK」。2024年の件は、愛媛新聞が10月29日に「重体の男性死亡」と報じています。亡くなった方の氏名は掲載していません。
3件に共通するのは、いずれも複数の太鼓台が集まる「かき比べ」や「差し上げ」の場面で、担ぎ手が太鼓台やかき棒に挟まれたという点です。走行中の事故や、観客が巻き込まれた事故ではありません。また、亡くなったのは3件とも60代の担ぎ手でしたが、年齢と事故の関係は分かっていません。
祭りの事故だけをまとめた統計は見当たりません
祭礼中の事故だけを集計した国や県の統計は見当たりません。ここで挙げたのは報道の本文で確認できた事故だけで、けが人の出た事故や、報道されなかった事故は含んでいません。
新居浜の「鉢合わせ」とは違う?太鼓台の安全対策
太鼓台の危険というと、新居浜太鼓祭りの「鉢合わせ」(太鼓台同士がぶつかり合う行為)を思い浮かべる人もいるかもしれません。新居浜市の広報誌(2019年7月号)によると、鉢合わせは2018年まで一部の地区で8年続けて発生し、けが人や逮捕者も出ました。
- 新居浜市太鼓祭り推進委員会は2015年度から、事故のない運行をした太鼓台に1台5万円の褒賞金を出していましたが、鉢合わせは収まりませんでした。
- そこで2019年から褒賞金を1台10万円に増やし、川西・川東・上部・大生院の4地区で、1台でも危険行為と判定されれば地区のすべての太鼓台に褒賞金を出さない「連帯責任制度」を導入しました。
- 新居浜市議会の会議録によると、2025年7月には住友グループ4社が、川西地区の住友化学愛媛工場前でのかきくらべの中止を市と新居浜警察署に申し入れ、川西地区太鼓台運営協議会がその年の開催中止を決めました。
一方、今回の西条まつりの事故は、太鼓台11台の「かき比べ」の最中に、担ぎ手が自分の参加していた太鼓台に挟まれたとみられると報じられています。10月18日時点で、太鼓台同士の衝突やけんかがあったという報道はありません。鉢合わせのような危険行為を禁じるだけでは防げない、担ぎ上げる所作そのものの危険が改めて問われることになりそうです。
西条まつりの事故は今後どうなる?3つの焦点
1. 警察の調べで分かること
警察は、太鼓台が倒れた経緯や当時の状況を調べています。2025年の新居浜の事故では、警察が太鼓台の責任者から話を聞くなどして調べていると報じられました。今回も、当時の運行の状況などを関係者から聞き取るとみられます。
2. 副市長の不在と市政
副市長は、市長が議会の同意を得て選ぶポストです(地方自治法162条)。後任を置く場合は、市長が人選したうえで市議会の同意が必要になります。市長は「職員一丸となってこの困難を乗り越えて参ります」とコメントしています(あいテレビ)。
3. 来年以降の運行ルール
新居浜市では、事故や鉢合わせのたびに褒賞金や連帯責任制度、会場の中止といった対策がとられてきました。西条では、飯積神社祭礼の見どころである「11台が横一線に並んでの一斉差し上げ」をどう安全に続けるかが、地元の運営団体や神社、警察、市の間で話し合われることになりそうです。
見物するときに市が呼びかけていること
西条市は西条まつりについて、桟敷席はなく事前の場所取りは遠慮すること、運行コース周辺では終日ドローンなどの小型無人機を使わないこと、屋台の運行に協力することを呼びかけています。あわせて、太鼓台のかきくらべを見るときは、担ぎ手が動ける空間をあけ、太鼓台やかき棒に近づきすぎないことも大切です(当サイトからの一般的な注意です)。
西条まつりの太鼓台事故 よくある質問
Q. 西条まつりの事故はいつ、どこで起きましたか?
A. 2026年10月17日の午後5時45分ごろ(共同通信は5時50分ごろ)、西条市下島山の渦井川の河川敷で起きました。西条まつりの最後を飾る飯積神社祭礼で、太鼓台11台による「かき比べ」が行われていたと報じられています。
Q. 亡くなったのは誰ですか?
A. 西条市の副市長(62)です。就任から約3か月で、地元の大谷太鼓台の担ぎ手(かき夫)として祭りに参加していました。新居浜市内の病院に運ばれ、約1時間後に死亡が確認されました。
Q. 事故の原因は分かっていますか?
A. 10月18日時点では分かっていません。愛媛新聞は、自身が参加していた太鼓台に挟まれたとみられると伝えています。警察が当時の状況を詳しく調べています。
Q. 太鼓台の重さはどれくらいですか?
A. 読売新聞によると、西条市は太鼓台を高さ5.3メートル前後、重さ2〜3トンと説明しています。神戸大学の調査報告では、西条の太鼓台は約2.5トンで、約12メートルのかき棒4本で担ぐとされています。新居浜の太鼓台は約3トンで、150人余りの担ぎ手がつきます。
Q. だんじりと太鼓台は何が違うのですか?
A. 西条のだんじりは高さ5メートル余り・600〜800キロで、15〜20人で担ぎます。太鼓台はその3〜4倍の重さがあり、車輪のない状態で大勢の担ぎ手がかき棒を担ぎ、「差し上げ」で頭上まで持ち上げます。大阪の岸和田や泉大津のだんじりは車輪で曳く山車で、西条のだんじりとも形が違います。
Q. 西条まつりの屋台は何台出ますか?
A. 西条市の令和8年度のスケジュールで集計すると、4神社の祭礼で合わせて127台(だんじり104台・みこし6台・太鼓台17台)です。市内のほかの秋祭りを加えると161台になります。太鼓台が出るのは嘉母神社と飯積神社の祭礼です。
あわせて読みたい
出典・参考資料
- 西条市:「西条まつり」のご案内/「西条まつり」よくある質問(FAQ)/飯積神社祭礼
- 西条市・西条市観光物産協会:令和8年度 西条まつりスケジュール・運行コース(PDF)(屋台の台数・時刻予定を当サイトが集計)
- 西条市:市勢要覧「祭りのチカラ」(PDF)
- 岩井正浩「西条祭り・伊曽乃神社祭礼2007年」神戸大学『表現文化研究』7(2)、2008年:神戸大学学術成果リポジトリ
- 新居浜市:市勢要覧「はじめよう!新居浜太鼓祭り」(PDF)/広報にいはま 2019年7月号(PDF)/新居浜市議会 会議録(PDF)
- e-Gov法令検索:地方自治法
- 共同通信:祭りで太鼓台下敷き、副市長死亡 愛媛・西条市(2026年10月17日)
- 読売新聞:「西条まつり」山車の担ぎ手だった副市長、下敷きになり死亡
- あいテレビ:秋祭りの山車“太鼓台”の下敷きに 就任わずか3か月の副市長が死亡
- 愛媛新聞:太鼓台の下敷きに 西条副市長が死亡 西条まつり参加/新居浜太鼓祭りで重体の男性死亡(2024年10月29日)
- NHK:西条まつりの太鼓台の下敷きで西条市副市長が死亡 愛媛
- 愛媛とつながる ニュースLINK(YouTube):太鼓台同士に頭挟まれかき手が意識不明重体 新居浜太鼓祭り初日(2024年10月17日)/新居浜太鼓祭りでかき手死亡 差し上げ中に横転(2025年10月17日)
本文の写真・アイキャッチの背景はWikimedia Commonsのフリーライセンス画像(Dokudami、CC BY-SA 4.0)で、一部をトリミング・明るさ調整し文字を加えています。アイキャッチの背景は飯積神社の前を流れる川の河川敷(2019年撮影)です。情報は2026年10月18日時点のものです。


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