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NIKKEランチャー改ざんの確認手順|9月27日以降の起動が対象
結論
- 2026年9月27日15時41分以降にWindows版PCランチャーを一度でも起動した人は、確認と対応が必要です。モバイル版だけの人は不要です。
- いちばん簡単な確認は、Chromeなどのブラウザーをすべて閉じてから公式PCクライアントを起動する方法です。11月5日8時から、不正プログラムの検査と削除が組み込まれました。
- 削除で終わりではありません。対象PCで使ったアカウントのパスワード変更と、APIキーやアクセストークンの再発行まで案内されています。作業は別の端末か、確認を終えたPCで行います。
運営の説明を報じたGame*Sparkをもとに作成。
自分が対象かを確かめる
対象を決めるのは「ゲームを遊んだか」ではなく、PCランチャーを起動したかです。Game*SparkとAUTOMATONが伝える運営の案内を、利用環境ごとに整理しました。
| 利用環境 | 必要な対応 |
|---|---|
| Windows版ランチャーを9月27日15時41分以降に起動した | 確認と対応が必要 |
| 今はランチャーをアンインストールしている | 手動の確認手順を使う |
| モバイル版だけで遊んでいる | 確認は不要 |
10月30日より前に起動した人も対象です
不正プログラムの配布が始まったのは10月30日3時52分ですが、運営が確認を求める範囲は、スクリプトが書き換えられた9月27日からです。「10月30日以降は遊んでいない」と自分で判断せず、確認しておくのが無難です。
公式クライアントで確認する手順
- Chromeなど、起動中のブラウザーをすべて終了します。
- 公式PCクライアントを起動します。セキュリティ機能のACEが検査します。
- 検出されると、関連するログ、DLL、レジストリ情報を削除するか確認する画面が出ます。同意すると削除されます。
- 検出されなければ画面は出ず、そのままゲームが始まります。
確認画面は急いで用意したため簡素だと説明されています。ブラウザーを閉じ忘れると一部のDLLが残ることがあるものの、運営は実行されることはなく追加のリスクはないとしています。
ランチャーなしで確認する手動の手順
ランチャーをすでに消した人や、起動せずに確認したい人向けです。最初にネットワークを切断し、NIKKE、ランチャー、Chromeを完全に終了します。システムトレイにアイコンが残っていないかも確認します。
| 順番 | 作業 |
|---|---|
| 1. ログの確認 | インストール先の Launcher\intl_service\debug.log をメモ帳で開き、k2f_chan registered を検索します。見つかったら不正なプログラムが実行された可能性があり、次へ進みます。 |
| 2. レジストリ | regeditで HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID にある {E77CC89B-7401-4C04-8CED-149DB35ADD04} だけを削除します。同じ名前が別の場所にもあるため、場所を必ず確かめます。 |
| 3. 再起動 | PCを再起動します。 |
| 4. DLL | Chromeの User Data\PlatformExperienceHelper の中で、名前が64文字の16進数だけのサブフォルダーに platform_experience_helper.dll がある場合に限り、そのサブフォルダーを削除します。 |
| 5. ダウンロード物 | インストール先の Launcher\log\tinyget で、tinyget.日付-時刻.log に似た名前で205,135バイトのファイルを削除します。 |
| 6. キャッシュ | AppDataの nikke_launcher の中の tbs_cache フォルダーを削除します。 |
消してはいけないもの
PlatformExperienceHelperフォルダーにはChromeの正常なファイルが含まれる場合があります。フォルダーごと消さないでください。手順に不安があれば、運営の案内ページの原文と照らし合わせてから進めてください。
文字列が見つからなくても、リスクを完全には排除できないと運営は説明しています。ウイルス対策ソフトを最新にしたうえで、フルスキャンとMicrosoft Defenderのオフラインスキャンを行うよう推奨しています。
削除のあとに必要なアカウント保護
研究者の分析では、遠隔操作に加え、ブラウザーに保存したパスワードや暗号資産ウォレットの情報が狙われる可能性が指摘されています(KAI-YOU)。運営も、影響がゲームの外のアカウントや資産に及ぶ可能性を認めています。
| 優先度 | 対象 | 行うこと |
|---|---|---|
| 高 | メール、金融、決済、暗号資産 | パスワード変更と二段階認証の確認。ウォレットは資産の移行も検討 |
| 高 | APIキー、アクセストークン、SSH鍵 | 既存のものを破棄して新しく発行 |
| 中 | ゲーム、SNS、チャット | パスワード変更とログイン履歴の確認 |
| 必要時 | アカウントの異常や金銭被害 | ゲーム内のカスタマーサポートへ連絡 |
優先度は当サイトの整理です。パスワード変更とAPIキー等の再発行、サポートへの連絡は運営の案内、SSH鍵とウォレットの扱いはセキュリティ対策Labの解説によります。
仕事にも使うPCは会社に報告を
ゲーム用と業務用を兼ねたPCでは、影響が仕事のサービスに広がるおそれがあります。すでに不正プログラムが動いていた場合、ランチャーの更新や削除だけでは足りないという指摘もあるため、社内の担当者に早めに相談してください。
何が起きたのか、経緯の時系列
| 日時 | 出来事 |
|---|---|
| 9月27日10時59分 | ゲームサービスの一部で使っていたドメイン「insightjs.com」が第三者に乗っ取られる |
| 9月27日15時41〜42分 | ランチャーが読み込む公式CDNのスクリプト4件が改ざんされる |
| 10月30日3時52分 | スクリプトを通じて、PCへの不正プログラムの配布が始まる |
| 11月3日 | 研究者MotherSphereがGitHubで技術的な分析を公開 |
| 11月4日0時頃 | 運営が異常を確認し、調査と対応を始める |
| 11月4日2時04〜23分 | スクリプト3件を差し替え、追加の配布を遮断 |
| 11月4日12時09分 | 残る1件に関するCDNキャッシュの更新を完了 |
| 11月5日8時 | クライアントに検査と削除の機能を実装 |
公式の配信経路そのものが書き換えられたため、利用者に落ち度がなくても影響を受けます。怪しいサイトを開いていなくても感染の可能性がある点が、この件の怖さです。被害の範囲と改ざんの経路はまだ調査中で、すでに感染の兆候を確認したという利用者の報告も出ています。
NIKKEランチャー改ざんのよくある質問
Q. スマホ版のNIKKEだけなら何もしなくていいですか。
A. はい。問題はPCランチャーで起きたもので、モバイル版のみの場合、確認は不要と案内されています。
Q. ログに「k2f_chan registered」がなければ安全ですか。
A. 安全とは言い切れません。運営はリスクを完全には排除できないとして、ウイルス対策ソフトのフルスキャンとオフラインスキャンを推奨しています。
Q. パスワードの変更はどの端末で行えばいいですか。
A. 不正プログラムの影響を受けていない別の端末か、セキュリティ確認を終えたPCで行うのがすすめられています。
Q. 被害が出たらどこに連絡しますか。
A. アカウントの異常や金銭的な被害は、ゲーム内のカスタマーサポートで受け付けると案内されています。不正送金などの被害は、金融機関や警察にも早めに相談してください。
あわせて読みたい
出典・参考資料
- 勝利の女神:NIKKE 公式:PCランチャーのセキュリティに関する案内
- Game*Spark(Yahoo!ニュース配信):9月27日以降にPCランチャー起動した人は要チェック
- AUTOMATON:PCランチャー改ざん問題、公式が対処方法を案内
- KAI-YOU:起動ソフトに改ざんの疑い、研究者は感染リスクも指摘
- セキュリティ対策Lab:研究者は遠隔操作マルウェアの配信経路を指摘
公式ページの本文は当サイトの環境で読み取れなかったため、手順と経緯は公式の案内を報じたGame*SparkとAUTOMATONによります。実際の作業は公式の原文で確認してください。アイキャッチ写真:MichaelMaggs/Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)。ゲームの画面ではありません。明るさ調整・文字入れあり。


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