【2026年6月】世界で相次ぐ大地震まとめ|被害状況と今からできる防災対策

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【2026年6月】世界で相次ぐ大地震まとめ|被害状況と今からできる防災対策
2026.06 世界の地震レポート

世界で相次ぐ大地震まとめ
被害状況と、今からできる防災対策

フィリピン・ベネズエラ・日本――2026年6月、わずか3週間でM7級の地震が世界各地で発生しました。何が起きたのか、なぜ続くのか、私たちは何を備えるべきか。やさしく整理します。

🌏 直近1〜2か月の動向 📊 被害状況まとめ 🛡 防災チェックリスト付き ❓ よくある質問
M7.8
フィリピン沖(6/8)
M7.5
ベネズエラ(6/24)
震度6強
岩手県沖(6/25)
震度6弱
山梨県東部(6/26)
!はじめにお伝えしたいこと

被害の人数などの数字は、報道や調査の進行とともに変化します。本記事は2026年6月下旬時点の公的機関・報道をもとにしています。最新かつ正確な情報は、気象庁やお住まいの自治体など公式の発表を必ずご確認ください。

2026年6月、世界で相次いだ大地震まとめ

まずは6月に起きた主な地震を時系列で振り返ります。わずか3週間ほどの間に、大陸をまたいでM7クラスの地震が複数発生したことが、「世界で地震が続いている」と話題になった大きな理由です。

発生日地域規模・震度主な特徴
6月8日フィリピン・ミンダナオ島沖M7.8津波・多数の建物倒壊。学校の始業日に直撃
6月24日ベネズエラ中北部M7.2→7.539秒間隔で連続発生。首都カラカスでも被害
6月25日日本・岩手県沖M7.2 / 震度6強青森・岩手で負傷者。津波被害はなし
6月26日日本・山梨県東部震度6弱富士五湖周辺で強い揺れ

① フィリピン・ミンダナオ島沖 M7.8(6月8日)

08JUN

フィリピン・サランガニ州マアシム沖

M7.8深さ33km津波 約1m

午前7時37分(現地)に発生。震源が海域だったため津波も発生し、沿岸で約1mの津波を観測しました。

この日はちょうど新学期の始業日と重なり、被害が拡大しました。発表は時点によって幅がありますが、少なくとも数十人が死亡、1,000人前後が負傷、30人以上が行方不明と伝えられ、住宅の損壊は8万7,000棟以上にのぼりました。多数の教室が損壊・倒壊し、本震の後も130回を超える余震が続きました。

とくに被害が大きかったのはジェネラル・サントス市やサランガニ州、南コタバト州など。ライフラインの寸断や建物の損壊により、多くの住民が避難生活を余儀なくされました。国連機関や各国の支援団体も救援に動き、「地震後の二次被害(津波・余震・建物倒壊)」への備えの重要性を改めて浮き彫りにしました。

iワンポイント解説

フィリピンは複数のプレートがぶつかる「環太平洋造山帯(火山帯)」の真上に位置し、世界でも有数の地震多発地域です。海域が震源の場合は、揺れだけでなく津波への警戒が欠かせません。

② ベネズエラ M7.2・M7.5の連続地震(6月24日)

24JUN

ベネズエラ・ヤラクイ州(中北部)

M7.2→M7.539秒間隔深さ約20km

M7.2の地震の39秒後にM7.5が連続発生。震源が浅く、揺れが広範囲に伝わりました。

首都カラカスでは複数の建物が倒壊し、近郊の国際空港も一時閉鎖されました。被害人数は調査の進行とともに変動していますが、6月下旬時点で少なくとも160人以上が死亡、1,000人以上が負傷、数千〜1万人規模の行方不明者が報告され、政府は国家非常事態を宣言しました。

この地震は1900年以来、ベネズエラを襲った最大級の揺れとされます。プレートが横方向にすれ違う「横ずれ断層型」で起きており、これは北米プレートとカリブプレートが接するこの地域の特徴で、阪神・淡路大震災に近いタイプです。USGS(米地質調査所)の被害推計「PAGER」は直後の段階で犠牲者の大幅増を示唆していました。耐震性が十分でない地域で都市直下の浅い地震が起きると被害が深刻化しやすいことを、この災害は改めて示しました。

i「前震」と「本震」とは?

大きな地震の直前の小さな地震を前震、最大の地震を本震、その後を余震と呼びます。ただし最初の揺れが前震かどうかは後にならないと分かりません。「小さかったから大丈夫」と油断せず、強い揺れの後はしばらく警戒しましょう。

③ 日本・岩手県沖 M7.2 最大震度6強(6月25日)

25JUN

日本・岩手県沖(三陸沖)

M7.2最大震度6強深さ約44km

午前7時30分ごろ発生。青森県階上町などで最大震度6強。津波被害はなし。

青森・岩手両県で11人が負傷し、各地で建物被害が報告されました。気象庁は揺れの強かった地域に「今後1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意」と呼びかけました。三陸沖は東日本大震災(2011年)でも知られるとおり、巨大地震が繰り返し発生してきた地域です。

この地震では「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は発表されませんでしたが、強い余震への警戒は続きました。海に面した地域に住む方は「強い揺れ=津波の可能性」と結びつけ、即座に避難できるよう日頃から意識しておくことが大切です。

④ 日本・山梨県東部 最大震度6弱(6月26日)

26JUN

日本・山梨県東部/富士五湖

最大震度6弱

岩手県沖の翌日に発生。短期間に国内で震度6クラスが続きました。

短期間に国内で震度6クラスの地震が続いたことで、防災への関心が改めて高まりました。なお、震源も地域も異なるため、これらの地震が直接連動しているとは限りません。

2026年前半を振り返る|年初から活発だった世界の地震

実は2026年は年明けから被害を伴う地震が続いていました。6月の大地震を「突然増えた」と感じた方もいるかもしれませんが、半年の流れを振り返ると地球の活動は通年で活発に続いていることがわかります。

時期地域規模特徴
1月日本・島根県東部M5.7 / 震度5強鳥取・島根で15人負傷、114棟損壊
1月インドネシア・タラウド諸島沖M6.4住宅や医療施設が損壊
1月メキシコ・ゲレロ州M6.5前半で被害の大きかった内陸地震
2月マレーシア・サバ州沖M7.1観測史上最大(深さ約620kmの深発地震)
2月チリ・コキンボ州M6.2山間部で落石、住宅損壊
2月バヌアツ・サンマ州沖M6.4南太平洋の地震多発域で発生

このように、2026年前半だけでも世界各地でM6〜7クラスの地震が断続的に発生していました。日本でも1月に島根県で震度5強を観測するなど、決して静かな年ではありませんでした。6月の大地震は、こうした活発な地震活動の延長線上にあるといえます。

なぜ今、世界で地震が相次いでいるのか

大きな地震が立て続けに報じられると不安になりますが、ここでは地震が起こる仕組みと、「最近多い」と感じる理由を整理します。

地震の正体は「プレートのひずみの解放」

地球の表面はプレートと呼ばれる十数枚の硬い岩盤で覆われ、年に数センチずつ動いています。境目では押し合ったり沈み込んだりして地下にひずみ(力のたまり)がたまり、岩盤が耐えきれず一気にずれ動くのが地震です。長い棒を曲げ続けてある瞬間にパキッと折れる――そのとき放たれるエネルギーが地震波となって地面を揺らします。プレートは止まらず動き続けるため、地震は地球が活動する限り避けられない自然現象です。今回大地震が起きたフィリピン・日本・南米はいずれもプレート境界付近に位置しています。

世界の地震は「同時に連動」しているのか?

結論から言うと、遠く離れた地域の地震が直接連動している科学的証拠は、現時点では確認されていません。3か国の地震はそれぞれ別のプレート境界・別の断層で起きたものです。地震は世界全体でM6以上が年100回以上、M7以上でも年に十数回発生しており、数週間に複数のM7が起こるのは統計的にしばしばあること。情報通信の発達でリアルタイムに報じられるため、「以前より増えた」ように感じやすい面もあります。

ただしごく近い場所・短い期間の地震は別で、一つの地震が引き金となって次を誘発することがあります。だからこそ大きな揺れの後しばらくは警戒が必要です。一方で地球の反対側どうしが連動するという考えには裏付けがありません。SNSで「世界同時多発」「巨大地震の前兆」といった不安をあおる情報を見ても、まずは公的機関の発表を冷静に確認する姿勢が大切です。

知っておきたい数字

マグニチュードは1上がるとエネルギーが約32倍に。M7とM8では約32倍もの差があります。「M7.5とM7.8」のわずかな違いも、被害の大きさに直結します。

「海溝型」と「直下型」――2つのタイプ

海溝型(プレート境界型)は海のプレートが陸の下に沈み込む境界で起こり、規模が大きく(M8〜9も)津波を伴うことが多いのが特徴。東日本大震災や今回のフィリピン・岩手県沖がこれにあたります。直下型(活断層型)は陸の浅い活断層がずれて起こり、規模が小さめでも震源が都市直下で浅いと局地的に非常に強い揺れに。阪神・淡路大震災や今回のベネズエラがこのタイプに近いと考えられます。

日本で警戒される「次の大地震」

海外の地震を機に、私たちが暮らす日本のリスクも確認しておきましょう。国が長期的に警戒を呼びかけている代表的な地震です。

  • 南海トラフ地震:駿河湾〜日向灘沖で繰り返してきた巨大地震。今後数十年以内に高い確率とされ、広域の強い揺れと大津波が想定。
  • 首都直下地震:首都圏直下が震源。人口・機能が集中する地域だけに甚大な被害が懸念される。
  • 日本海溝・千島海溝沿いの地震:今回の岩手県沖と同じ三陸〜北海道沖。巨大津波を伴う地震が警戒されている。

いずれも「いつか必ず」ではなく「いつ起きてもおかしくない」もの。特定の予知に頼るのではなく、日常的な備えを続けることが最も現実的で有効な対策です。

今回の地震から見える3つの教訓

2026年6月の一連の地震は、防災の観点から重要なことを教えてくれます。

  • ① 揺れの後の「次の揺れ」に備える。ベネズエラの39秒連続地震や日本での「1週間注意」が示すように、大地震の後にさらに強い揺れが来ることがあります。すぐに気を緩めないことが重要です。
  • ② 海の近くでは津波を最優先で警戒する。海岸付近で強い揺れを感じたら、警報を待たずただちに高い場所へ避難することが命を守ります。
  • ③ 「いつ・どこにいるか」で被害は変わる。地震は時間も場所も選びません。自宅だけでなく、職場や車の中にも最低限の備えを。

そしてもう一つ、「建物の耐震性が生死を分ける」という事実。ベネズエラやフィリピンの被害の背景には耐震基準が十分でない建物の倒壊がありました。日本でも1981年の新耐震基準より前の住宅は、耐震診断や補強を検討する価値があります。「住まいそのものの強さ」も、命を守る最も基本的な備えです。

今日からできる地震への備え【防災チェックリスト】

特別な道具がなくても今日から始められる備えを紹介します。完璧を目指す必要はありません。「家族の人数」「住まいの形」「地域の特性」に合わせ、できるところから一つずつ取り組みましょう。

1. 家の中の安全対策

  • 家具の固定:背の高い棚・タンス・冷蔵庫は転倒防止器具で固定。寝室の出入口をふさぐ家具は置かない。
  • ガラス飛散対策:窓や食器棚のガラスに飛散防止フィルムを貼る。
  • 就寝スペース:枕元にスリッパ・スマホ・懐中電灯を置き、割れたガラスでのケガを防ぐ。
  • 避難経路の確保:玄関や廊下に物を置かず、すぐ外に出られるように。

2. 備蓄(水・食料・生活用品)

ライフライン停止を想定し、最低3日分、できれば1週間分を目安に。

  • :1人1日3リットル(飲料+調理用)が目安。
  • 食料:レトルト・缶詰・栄養補助食品など、加熱不要で日持ちするもの。
  • 生活用品:携帯トイレ、モバイルバッテリー、乾電池、カセットコンロ、常備薬、衛生用品。
  • ローリングストック:普段の食料を少し多めに買い、古いものから消費して買い足す。
!意外と忘れがちな「トイレ」対策

断水・停電時は水洗トイレが使えません。携帯トイレは1人1日5回×日数分が目安。食料以上に切実な問題になりやすいポイントです。

備えは「家族構成」に合わせて見直しを。乳幼児なら液体ミルク・離乳食・おむつ、高齢者や持病のある方は常備薬・お薬手帳のコピー・予備の眼鏡、ペットはペットフードやケージなど、その家庭ならではの「ないと困るもの」をリスト化しましょう。

3. 情報とスマホの備え

  • 緊急地震速報をオンに:緊急速報メール(地震・津波・災害情報)を受信できる設定に。
  • 公式アプリ・SNS:気象庁・自治体・NHKの防災情報を受け取れるように。
  • 充電手段:モバイルバッテリーは満充電で保管。手回し充電ラジオもあると安心。
  • 紙の情報:停電・通信障害に備え、連絡先や避難場所を紙にも控えておく。

4. 連絡・避難の準備

  • 安否確認:災害用伝言ダイヤル「171」やメッセージアプリの使い方を事前に共有。
  • 集合場所:はぐれた場合に備え、自宅以外にも複数決めておく。
  • ハザードマップ:自宅・職場周辺の避難場所と危険箇所を確認。
  • 非常持ち出し袋:すぐ持ち出せる場所に用意し、定期的に点検。

もし大きな地震が起きたら|行動の基本

  • 揺れている最中:まず身の安全。丈夫な机の下などで頭を守る(まず低く・頭を守り・動かない)。あわてて外に飛び出すと落下物で危険な場合も。
  • 揺れが収まったら:火の元を確認し出口を確保。ガラス片に注意して靴を履く。テレビ・ラジオ・スマホで正確な情報を。
  • 海の近くにいたら:警報を待たず、強い・長い揺れを感じたらただちに高台や避難ビルへ。「ここまで来ない」という思い込みが命取りに。
  • 避難するとき:ブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉める。徒歩で、動きやすい服装・靴で。車の避難は渋滞や緊急車両の妨げになりやすく原則徒歩。
  • エレベーターの中:全階のボタンを押し、停止した階で速やかに降りる。閉じ込められたら非常用ボタンで連絡し、無理に脱出しない。
  • 運転中:急ブレーキを避け、ハザードを点けて左側に停車。避難時は鍵をつけたまま車検証を持って徒歩で。
!「正常性バイアス」に注意

人には「自分は大丈夫」と危険を過小評価する心理があり、これが避難の遅れにつながると過去の災害で指摘されてきました。「空振りでもいい」という気持ちで早めに行動することが命を守ります。

よくある質問(FAQ)

世界の地震は本当に増えているのですか?

長期的に「地震そのものが増えている」という明確な証拠はありません。観測網と情報伝達が発達し、遠方の地震まで報じられるため「増えた」と感じやすくなっています。M6以上は世界で年100回以上起き、数週間に複数のM7が発生するのも統計的には珍しくありません。

大地震は予知できるのですか?

現在の科学では「いつ・どこで・どれくらいの規模」をピンポイントで予知することはできません。緊急地震速報は初期微動をとらえて強い揺れの前に知らせる仕組みで「予知」とは異なります。確実な予知に頼らず、日頃の備えが何より重要です。

海外旅行先で地震に遭ったらどうすれば?

基本は日本と同じで、まず頭を守り、揺れが収まってから安全を確認します。海岸近くなら高台へ。滞在先の避難経路の確認、現地の緊急連絡先の把握、外務省「たびレジ」への登録など、出発前の準備が役立ちます。

まず何から備えればいいですか?

迷ったら「家具の固定」「水と携帯トイレの備蓄」「家族との連絡方法の確認」の3つから。費用も手間も少なく、効果が大きい対策です。

まとめ|海外の地震を「自分ごと」に変える

2026年6月は、フィリピン・ベネズエラ・日本で立て続けに大きな地震が発生し、地震という自然現象の脅威を改めて突きつけられました。これらは直接連動しているわけではありませんが、いずれも「プレート境界で暮らす人類の宿命」ともいえる出来事です。

地震大国・日本に住む私たちにとって、海外のニュースは他人事ではありません。大切なのは、過度に不安になることでも忘れることでもなく、ニュースを見た「今」を、わが家の備えを点検するきっかけにすること。家具を1つ固定する、水を数本買い足す、家族と集合場所を決める――小さな一歩の積み重ねが、いざというときに命を守ります。

防災は一度で終わりではありません。季節の変わり目や大地震のニュースのたびに、年に数回は備えを見直すことをおすすめします。「防災の日」(9月1日)を、わが家の防災デーにするのも良い方法です。被災地域の一日も早い復興を願うとともに、このページが、あなたとご家族の安全を見つめ直す機会になれば幸いです。

参考・出典

本記事は、以下の公的機関・報道機関などの情報をもとに作成しています(各リンクは外部サイトで開きます)。

フィリピン・ミンダナオ島沖地震(6/8)

ベネズエラ地震(6/24)

日本・岩手県沖/山梨県東部の地震(6/25・6/26)

世界の地震データ全般

※ 被害状況の数値は2026年6月下旬時点のものです。最新かつ正確な情報は、各公式機関の発表をご確認ください。

© 2026 世界の地震レポート | 本ページは防災啓発を目的とした情報まとめです。

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