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TomcatとNode.jsの脆弱性18件、修正版と誰が何をすべきか
PHPの重大な脆弱性で国内のサイトに緊急メンテナンスが相次いだ直後、今度はJavaで作ったWebシステムを動かす「Apache Tomcat(トムキャット)」と、JavaScriptをサーバーで動かす「Node.js(ノード・ジェイエス)」でも、まとめて脆弱性が公表されました。報道では「Tomcatで8件、Node.jsで10件」とされています。当サイトでは両者の公式ページから今回の対象を1件ずつ拾い直し、件数・深刻度・影響する版・修正版を一覧にしました。
この記事の結論
- Tomcatは8件。10月20日に公表され、11.0.27/10.1.61/9.0.123で直っています(修正版自体は10月12日に公開済み)。開発元の評価は「重要」3件・「低」5件ですが、米CISAは3件をCVSS 9.1(緊急)と評価しました。
- Node.jsは10件(高4・中3・低3)。修正版は22.23.4/24.22.1/26.12.1です。系列別では26系が10件、24系が8件、22系が7件で、サポートが終わった20系以前には修正版が出ません。
- 当サイトの集計では、Tomcatが2026年に公表した脆弱性は10月20日までに60件で、2025年の15件の4倍です。Node.jsは2026年の5回のリリースで計50件、うち「高」は今回の4件が最多でした。
- 対応が必要なのは、TomcatやNode.jsを自分で動かしているサイトやシステムの運営者です。一般の利用者がすることは基本的になく、使っているアプリやサービスの更新を止めないことが対策になります。
TomcatとNode.jsの脆弱性、何が発表された?
10月20日、Apache Tomcatの開発チームは公式のセキュリティページで8件の脆弱性を公表しました。翌21日(協定世界時)にはNode.jsの開発チームも、予告していたセキュリティリリースを出し、10件を修正しています。同じ21日には、日本のレンタルサーバー各社が緊急メンテナンスに追われたPHPの修正版も公開されており、Webサイトを支える土台のソフトで更新が重なった1週間になりました。
| 項目 | Apache Tomcat | Node.js |
|---|---|---|
| 何のソフト? | Javaで書いたWebアプリを動かすサーバーソフト。Apacheソフトウェア財団(ASF)が開発 | JavaScriptをサーバーやパソコンで動かすための実行環境。OpenJS財団のプロジェクト |
| 公表日 | 2026年10月20日(JVNは21日に掲載) | 2026年10月21日(協定世界時) |
| 件数 | 8件(重要3・低5) | 10件(高4・中3・低3) |
| 修正版 | 11.0.27/10.1.61/9.0.123(10月12日公開) | 26.12.1/24.22.1/22.23.4 |
| いちばん重いもの | 認証のすり抜け、利用者どうしの応答の取り違え | 圧縮データの展開で遠隔からプログラムを実行されるおそれ |
| 修正版が出ない版 | 8.5系(2024年3月末で終了)、7.0系など | 20系(2026年4月末で終了)以前 |
件数は、報道(窓の杜、GIGAZINEなど)の「Tomcat 8件・Node.js 10件」と、当サイトが公式ページで数え直した結果が一致しました。日本の脆弱性情報サイトJVNも「Apache Tomcatの8件の脆弱性」として10月21日に掲載しています。
「10月12日に修正版」と「10月20日に公表」の関係
Tomcatの修正版(11.0.27など)は10月12日に公開されていて、その中身が脆弱性の修正だったことが20日に明らかにされた、という順番です。公式ページにも版ごとに「2026-10-12」と公開日が書かれています。12日以降に更新していれば、今回の8件はすでに直っています。
Tomcatの脆弱性8件の一覧(CVE・影響する版)
Tomcatの公式セキュリティページ(11系・10系・9系の3ページ)から、「2026年10月20日に公表」と書かれた項目を全部拾い、重複を除いて並べました。11系に影響するのは7件、10系は6件、9系は7件です。説明は公式の英文を当サイトで要約したもので、攻撃の手順にあたる情報は省いています。
| CVE番号 | 何が起きるか | 影響する版 | 当てはまる使い方 |
|---|---|---|---|
| CVE-2026-101296JNDIRealmの認証すり抜け | 開発元評価:重要米CISA:CVSS 4.0 9.1LDAPなどで利用者を確かめる「JNDIRealm」を、GSSAPI以外のSASL方式で設定している場合、正しいパスワードなしで認証を通ってしまう | 11.0.0-M1 to 11.0.2610.1.0-M1 to 10.1.609.0.0.M1 to 9.0.122 | JNDIRealm+GSSAPI以外のSASLを設定している |
| CVE-2026-101356HTTP/2で応答の取り違え | 開発元評価:重要米CISA:CVSS 3.1 9.1HTTP/2で非同期処理の途中にエラーが起きると、内部の部品の使い回しが正しく行われず、利用者どうしでリクエストや応答が入れ替わるおそれ | 11.0.22 to 11.0.2610.1.55 to 10.1.609.0.118 to 9.0.122 | HTTP/2と非同期サーブレットを使っている |
| CVE-2026-103119AJPで応答の取り違え | 開発元評価:重要米CISA:CVSS 3.1 9.1AJP接続で大きな書き込みがあると、応答の本文が次のリクエストの応答に分かれて入り、前の人あての応答の一部が次の人に漏れるおそれ | 11.0.0-M25 to 11.0.26 | AJPコネクタを使っている(11系のみ) |
| CVE-2026-93446TLS 1.3がときどき失敗 | 開発元評価:低後片付けの不備で、TLS 1.3の接続がときどき失敗するおそれ | 11.0.0-M21 to 11.0.2610.1.25 to 10.1.609.0.90 to 9.0.122 | TLS 1.3で接続を受けている |
| CVE-2026-88041HTTP/2のトレーラー混入 | 開発元評価:低後片付けの不備で、前のリクエストの「トレーラー」と呼ばれる付加情報が次のリクエストに紛れ込む | 11.0.0-M23 to 11.0.2610.1.27 to 10.1.609.0.92 to 9.0.122 | HTTP/2を使っている |
| CVE-2026-80353ソケットの権限設定の競合 | 開発元評価:低Unixドメインソケットを作るときの競合状態で、権限のないローカル利用者がソケットに触れるおそれ(以前の修正CVE-2026-65183がAPRコネクタに及んでいなかった) | 9.0.47 to 9.0.122 | APRコネクタでUnixドメインソケットを使っている(9系のみ) |
| CVE-2026-74049JSPのリダイレクト後も処理が続く | 開発元評価:低JSPの<c:redirect>の代替実装が、転送を指示したあともページの残りを処理してしまう | 11.0.0-M1 to 11.0.2610.1.0-M1 to 10.1.609.0.0.M1 to 9.0.122 | JSTLの代替実装を使うJSPがある |
| CVE-2026-74048FIPSモードの失敗で起動が止まらない | 開発元評価:低OpenSSL(FFM)でFIPSモードを指定し、その有効化に失敗しても、ログを出すだけで非FIPSのまま起動を続ける | 11.0.0-M14 to 11.0.2610.1.22 to 10.1.609.0.92 to 9.0.122 | FIPSモードを指定している |
修正版は3件とも同じで、11系は11.0.27、10系は10.1.61、9系は9.0.123です。「M」の付く版は開発途中の版です。
「重要」なのに「9.1」とされるのはなぜ?
深刻度の物差しが2つあるためです。Tomcatの開発チームは独自の4段階(Critical/Important/Moderate/Low)で評価していて、今回の最高は「Important(重要)」でした。一方、CVEの登録情報には、米国のサイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁(CISA)が付けた共通の点数(CVSS)が加わっていて、CVE-2026-101296・101356・103119の3件が10点満点中9.1、「Critical(緊急)」とされています。窓の杜の「最大深刻度“CRITICAL”」という見出しは、このCISAの点数を指しています。
なお、Tomcatの開発チーム自身が2026年に付けた評価を数えると、60件のうち「重要」14件、「中」12件、「低」34件で、「Critical」は1件もありません。どちらの物差しを見ているかで印象が変わるので、記事やニュースを読むときは評価の出どころを確かめると安心です。
3件の重いものは、どんな使い方だと当てはまる?
- CVE-2026-101296(認証のすり抜け):社内のディレクトリサーバー(LDAPなど)でログインを確かめる「JNDIRealm」を、GSSAPI以外のSASLという方式で設定している場合。影響は11系・10系・9系のほぼすべての版に及びます。
- CVE-2026-101356(HTTP/2の応答取り違え):HTTP/2を有効にし、非同期処理のサーブレットを使っている場合。影響は11.0.22以降・10.1.55以降・9.0.118以降の比較的新しい版だけです。
- CVE-2026-103119(AJPの応答取り違え):Apache HTTP ServerなどとTomcatをAJPという方式でつないでいる場合。11系だけが対象です。
開発チームへの報告から公表までは、8件で34〜68日(平均47日)でした。修正版を先に出し、利用者が更新する時間をとってから詳細を公表する流れです。
サポートが終わった8.5系・7.0系にも影響
CVEの登録情報を見ると、認証すり抜けのCVE-2026-101296と、JSPのリダイレクトのCVE-2026-74049の2件は、サポートが終わった8.5系(8.5.0〜8.5.100)と7.0系(7.0.0〜7.0.109)も影響範囲に入っています。8.5系は2024年3月31日、7.0系は2021年3月31日でサポートが終わっており、修正版は出ません。Tomcatの8.5系終了の告知には「8.5系に対する脆弱性報告の確認もしない」と書かれています。
9系も2027年3月で終わります
Tomcatの公式サイトは、9.0系のサポートを2027年3月31日で終えると告知しています。9系は古いJava EE向けの版で、10系以降へ移るにはアプリ側の書き換えが要ります。今回の更新とあわせて、移行の計画も立てておくのが無難です。
Node.jsの脆弱性10件の一覧と修正版
Node.jsの公式ブログ「Wednesday, October 21, 2026 Security Releases」に載った10件を、深刻度の高い順に並べました。深刻度はNode.jsの開発チームの評価です(10月22日時点で、CVE.orgには今回の10件の登録内容がまだ公開されていませんでした)。
| CVE番号 | 何が起きるか | 影響する系列・修正版 |
|---|---|---|
| CVE-2026-111497 | 深刻度:高 圧縮形式Brotliの展開処理で範囲外への書き込みが起き、遠隔からプログラムを実行されるおそれ |
26系・24系・22系26.12.1 24.22.1 22.23.4 |
| CVE-2026-105482 | 深刻度:高 dns.resolveが、NUL文字を含む名前を途中で切り詰めてしまう |
26系・24系・22系26.12.1 24.22.1 22.23.4 |
| CVE-2026-105483 | 深刻度:高 全角数字で書かれたIPアドレスで、TLS証明書のホスト名確認をすり抜けられる |
26系・24系26.12.1 24.22.1 |
| CVE-2026-106069 | 深刻度:高 IPアドレスとして緩く解釈されるホスト名で、TLS証明書のホスト名確認をすり抜けられる |
26系・24系・22系26.12.1 24.22.1 22.23.4 |
| CVE-2026-105481 | 深刻度:中 Keep-aliveの接続で、リクエストを送る前に書き込まれた応答を受け取って処理してしまう |
26系・24系・22系26.12.1 24.22.1 22.23.4 |
| CVE-2026-106072 | 深刻度:中 標準でない書き方のIPv4アドレスに対し、ドメイン名用の証明書でIPアドレスの接続先を認証してしまう |
26系・24系・22系26.12.1 24.22.1 22.23.4 |
| CVE-2026-106074 | 深刻度:中 crypto.randomUUID()とrandomInt()の乱数の蓄えが起動用スナップショットやSEA(単一実行ファイル)に保存され、どのプロセスでも同じ値が出る |
26系・24系・22系26.12.1 24.22.1 22.23.4 |
| CVE-2026-106070 | 深刻度:低 ZipFileが、ZIPのヘッダー確認に失敗したあとも、攻撃者が操作できる先頭部分のデータを返す |
26系26.12.1 |
| CVE-2026-106071 | 深刻度:低 Permission Model(権限モデル)のワイルドカード指定で、ファイルへの権限を広く与えすぎる |
26系26.12.1 |
| CVE-2026-106073 | 深刻度:低 fs.realpathSyncを使うとPermission Modelの制限をすり抜けられる |
26系・24系・22系26.12.1 24.22.1 22.23.4 |
系列ごとに数えると、26系は10件すべて、24系は8件、22系は7件が当てはまります。この数え方は窓の杜の報道とも一致しました。
いちばん重いのは「圧縮データの展開」
GIGAZINEなどが大きく取り上げたのは、Brotli(ブロットリ)という圧縮形式の展開処理で範囲外にデータを書き込んでしまうCVE-2026-111497です。公式ブログの見出しには「リモートでのコード実行を許す」とあり、外から受け取った圧縮データを展開するアプリでは影響が大きくなりえます。残り3件の「高」は、DNSの名前解決と、TLS証明書でのホスト名の確認にかかわるものでした。
同時に直った部品と「eMudhra」の件
今回のリリースには、Node.jsが中に含む部品の更新も入っています。公式ブログによると、名前解決のc-ares、通信ライブラリUndici(26・24・22系)、OpenSSL(24・22系)、SQLite(22系)のほか、認証局eMudhraの中間証明書が侵害された問題への対応として、組み込みの証明書リスト(ca-cert)も3系列とも更新されました。
20系以前は直りません
Node.jsの公式ブログは「サポートが終わった版は、セキュリティリリースのたびに必ず影響を受ける」と明記しています。Node.jsの公式日程では、20系は2026年4月30日でサポートを終了しました。さらに24系は10月20日に「メンテナンス」の段階へ移り、26系は10月28日に長期サポート(LTS)になる予定です。古い系列のまま動いているシステムは、今回を機に新しい系列へ移す必要があります。
独自集計:2026年の公表件数はどれくらい?
今回の件数が多いのか少ないのかを確かめるため、両方の公式ページから2026年の公表分を数えました。
Tomcatは2026年だけで60件
Tomcatの11系・10系・9系のセキュリティページに載っている項目のうち、公表日が2026年のものを重複なしで数えると60件でした。2025年に公表されたものは15件だったので、今年はすでに4倍です。月別では9月の12件が最多で、8月以降の3か月足らずで30件が出ています。
公表日(made public)で数えたもの。1つの項目に複数のCVE番号が付く場合は別々に数えています。
Node.jsは5回のリリースで50件、「高」は今回が最多
| リリース日 | 件数 | 高 | 中 | 低 |
|---|---|---|---|---|
| 1月13日 | 8件 | 3 | 4 | 1 |
| 3月24日 | 9件 | 2 | 5 | 2 |
| 6月18日 | 12件 | 2 | 6 | 4 |
| 7月29日 | 11件 | 3 | 5 | 3 |
| 10月21日 | 10件 | 4 | 3 | 3 |
Node.jsは2026年、1月・3月・6月・7月・10月の5回、まとめてセキュリティリリースを出しています。合計50件のうち「高」は14件で、1回で「高」が4件そろったのは、2026年では今回が初めてです。件数そのものは6月の12件のほうが多く、今回が突出して多いわけではありません。
数が増えた理由は?
公式ページは件数が増えた理由を説明していないため、はっきりしたことは言えません。確かなのは、Tomcatでは8月以降ほぼ毎月、Node.jsでも2〜3か月おきに修正版が出ていることです。「毎月どこかで更新がある」前提で運用するのが現実的になっています。
PHP・Tomcat・Node.jsの違いは?
3つとも「Webサイトの裏側でプログラムを動かす土台」ですが、使う言語と使われる場所が違います。今回のPHPの件でレンタルサーバー各社が一斉にメンテナンスをしたのは、PHPをサーバー会社がまとめて管理しているからです。TomcatやNode.jsは、企業や開発者が自分のサーバーに入れて使うことが多く、更新するのは使っている側になります。
| 項目 | PHP | Apache Tomcat | Node.js |
|---|---|---|---|
| 何をするもの? | Webページを作るプログラミング言語と、その実行環境 | Javaで書いたWebアプリを動かすサーバーソフト | JavaScriptをサーバーで動かす実行環境 |
| よく使われる場所 | WordPressなどのブログ、レンタルサーバー | 企業の業務システムや会員サイトなど、Javaで作られたWebシステム | Webサービスの裏側(API)や、開発ツール |
| 更新するのは誰? | レンタルサーバーなら事業者、自前のサーバーなら運営者 | システムの運営者・開発会社 | システムの運営者・開発者 |
| 今回の修正版 | 8.5.12/8.4.27/8.3.36/8.2.35(10月21日公開) | 11.0.27/10.1.61/9.0.123 | 26.12.1/24.22.1/22.23.4 |
なお、TomcatはJavaの上で動きます。IPAは10月21日に「Oracle Java の脆弱性対策について(2026年10月)」も出しているので、Tomcatを使っているならJava本体の更新も同時に確認しておくと手戻りがありません。Tomcat 11系はJava 17以降、10系はJava 11以降、9系はJava 8以降で動きます。
誰が何をすればいい?立場別の対策
Tomcatを動かしている運営者・開発会社
- 今の版を確認する(Tomcatのbinフォルダにある version.sh/version.bat、または管理画面で表示できます)。
- 11系は11.0.27、10系は10.1.61、9系は9.0.123以上へ更新する。
- すぐ更新できない場合は、上の表の「当てはまる使い方」(JNDIRealm+SASL、HTTP/2、AJP)に自分の設定が入るかを確かめ、優先順位をつける。
- 8.5系以前を使っているなら、修正版は出ないのでサポート中の系列へ移行する。
Node.jsを使っている運営者・開発者
- 「node -v」で版を確認し、26.12.1/24.22.1/22.23.4以上へ更新する。Dockerの公式イメージなど、他の配布物を使っている場合は、その配布元の更新も確認する。
- 20系以前は修正版が出ないため、22系以降へ移行する。
- Permission Model(権限モデル)で権限を絞っている場合や、SEA(単一実行ファイル)で配布している場合は、関係する脆弱性があるので必ず更新する。
ブログやネットショップを運営している人
レンタルサーバーでWordPressを動かしているだけなら、TomcatやNode.jsを自分で入れていないことがほとんどです。そうした場合、今回の2件で自分がすることは基本的にありません。PHPの更新(サーバー会社の案内に沿った対応)を優先してください。外部の制作会社に作ってもらったシステムがある場合は、「TomcatやNode.jsを使っているか、更新済みか」を問い合わせておくと安心です。
一般の利用者
パソコンやスマホのアプリ、使っているWebサービスの更新を止めないことが対策になります。10月22日時点で、TomcatとNode.jsの公式ページに今回の脆弱性が悪用されたという記載はありません。CISAの評価でも、重い3件はいずれも「悪用の確認なし(Exploitation: none)」とされています。
TomcatとNode.jsの脆弱性のよくある質問
Q. Tomcatの脆弱性は何件ですか?
A. 2026年10月20日に公表されたのは8件です。開発元の評価は「重要」3件・「低」5件で、米CISAは3件をCVSS 9.1(緊急)と評価しています。11.0.27/10.1.61/9.0.123で修正されています。
Q. Node.jsの脆弱性は何件で、修正版はどれですか?
A. 10月21日(協定世界時)のセキュリティリリースで10件が修正されました。深刻度は高4件・中3件・低3件です。修正版は22.23.4、24.22.1、26.12.1です。
Q. Tomcatの修正版はいつ出ましたか?
A. 11.0.27、10.1.61、9.0.123はいずれも2026年10月12日に公開されています。脆弱性の詳細が公表されたのは10月20日なので、12日以降に更新していれば今回の8件は修正済みです。
Q. Tomcat 8.5やNode.js 20は大丈夫ですか?
A. どちらもサポートが終わっていて、修正版は出ません。Tomcatの認証すり抜けなど2件は、CVEの登録情報で8.5系・7.0系も影響範囲とされています。Node.jsはサポート終了版が常に影響を受けるとしています。サポート中の系列へ移行してください。
Q. レンタルサーバーでWordPressを使っています。何をすればいいですか?
A. 多くの場合、TomcatやNode.jsは使っていないので、今回の件で自分がすることはほとんどありません。同じ時期に重大な脆弱性が見つかったPHPの更新を、サーバー会社の案内に沿って優先してください。
Q. PHP・Tomcat・Node.jsは何が違うのですか?
A. PHPはWordPressなどで使われる言語と実行環境、TomcatはJavaで書いたWebアプリを動かすサーバーソフト、Node.jsはJavaScriptをサーバーで動かす実行環境です。PHPはレンタルサーバー会社が管理することが多く、TomcatとNode.jsは使っている企業や開発者が自分で更新します。
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出典・参考資料
- Apache Tomcat:Apache Tomcat 11.x vulnerabilities、10.x、9.x、Which Version Do I Want?、End of life for Apache Tomcat 8.5.x
- Node.js:Wednesday, October 21, 2026 Security Releases、Node.js Releases
- CVE.org(CVE-2026-101296ほか、CISA ADPの評価)/JVN:JVNVU#93110597 Apache Tomcatにおける複数の脆弱性
- PHP:php.net(PHP 8.5.12ほか、2026年10月21日)/IPA:PHPの脆弱性対策について(2026年10月22日)、Oracle Java の脆弱性対策について(2026年10月)
- 報道:窓の杜(Tomcat、10月22日)、窓の杜(Node.js、10月22日)、GIGAZINE(10月22日)
件数・影響する版・2026年の公表数は、上記の公式ページをもとに当サイトが集計したものです。内容は2026年10月22日時点の情報です。アイキャッチ写真:BalticServers.com(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons/明るさ調整・文字入れ加工あり)。


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